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掟上今日子の裏表紙
2024.04.12発売
掟上今日子の裏表紙
著:西尾 維新
講談社文庫
今日子さんが、逮捕!? 名探偵の潔白を証明すべく、 『忘却探偵の専門家』厄介が奔走する! 最速の名探偵・掟上今日子が逮捕された。 だが忘却探偵ゆえに、まったく身に覚えがないという。 取り調べを担当するのは、ベテラン刑事・日怠井。 今日子さんとは因縁の再会だ。 手がかりを得るべく、かつて誤認逮捕した青年・隠舘厄介に助言を求めると、 意外な見解を示され……。 大人気ミステリー第9巻!
電子あり
人でなしの櫻
2024.04.12発売
人でなしの櫻
著:遠田 潤子
講談社文庫
************** 村山由佳氏 絶賛 ラストの情景はぴたりと見事に着地が決まって、これしかないという美しさだ。 ひとは、こういうカタルシスを覚えたくて物語を読むのだろう。 ************** 凄絶な愛の物語。 父が壊した女。それでも俺は、あの女が描きたい――。 【内容紹介】 若き日本画家・竹井清秀は、病で死が迫っていた。 ある晩、緊急事態が起きたと連絡を受け、 絶縁していた天才料理人の父・康則のマンションへ向かう。 目の当たりにしたのは、父の死体。 そして、全裸の少女。 彼女は、康則によって十一年間ここに閉じ込められていた――。 芸術と愛、その極限に迫る圧巻の衝撃作。
電子あり
虎のたましい人魚の涙
2024.04.12発売
虎のたましい人魚の涙
著:くどう れいん
講談社文庫
****************** 花束よりも 眩しくて鮮やかな言葉を胸に 私たちも、今日という日へ祝祭を。 ――杉咲 花 ****************** 発売即重版! 『うたうおばけ』『桃を煮るひと』 最注目の著者による、名エッセイ集。 八月の木曜日、朝八時半すぎ。 わたしは通勤中に、琥珀のピアスを衝動買いした――。 いま、いまが、いまじゃなくなるなら、 いまのわたしが、いまのわたしで、いまを書く。 会社員と作家の両立。 書くこと、働くこと。 そして、独立。 へとへとの夜にじんわり心にしみる23編のエッセイ集。 【文庫版あとがき収録】
電子あり
ギャビー1st写真集 「FAITH」
2024.04.12発売
ギャビー1st写真集 「FAITH」
著:ギャビー
写真集・画集
JJモデルとして活躍中で、Netflix『オオカミちゃんには騙されない』で大きく話題となったモデル・ギャビーの1st写真集。プリッと上がったヒップ、167cmの身長、79cmの股下、圧巻の小顔が織りなす唯一無二の“彫刻ボディ”をついに解禁!  コンセプト、ロケ場所、衣装を自らプロデュースし、水着&ランジェリーのグラビアに初挑戦。海辺、プール、ベッド、バスルーム、牧場など、さまざまなシーンで、モデルとしての確固たる“覚悟”を見せた一冊に。クリエイティブスタッフは全員女性で、「女性も見たいエロ」を追求し、ギャビーらしいアプローチで表現しました。 【見どころ1】 <本人も自信あり!プリッと鍛え上げたモデル尻> 数多のグラビア企画で活躍するフォトグラファーやスタイリストからも「過去に見たお尻で一番キレイ!」と絶賛の声多数! ストイックに追い込んで仕上げたお尻は、プリッと上がっていて、ほんのりエロス漂うグラマラスなボリューム感に。フォトグラファーも「撮っていて楽しい!」と唸るような、海外セレブ顔負けの美しいヒップラインが完成しました。 【見どころ2】 <圧巻!10頭身の彫刻ボディ> 「167cmの高身長」×「79cmの股下」×「圧巻の小顔」が生み出す10頭身の美ボディスタイルは必見! どんな衣装を纏っても、撮影現場からは「足長っ!」と絶賛の嵐に。細すぎず、程よい肉感を帯びたそのボディは、まさに“モグラ”界でもトップクラスの逸材。モデルの仕事で培った高い表現力を生かし、グラビア撮影でもあらゆるポージングや豊かな表情をお見せします。 【ギャビー】 1996年10月20日生まれ。モデル。アメリカで育った日本人の父と、アメリカ人の母との間に生まれ、4歳で日本・福岡県に移住。幼少期に言葉の壁や貧困、家庭での居場所のなさ、学校でのいじめなどを経験。夢だったモデルになるために16歳で単身上京。現在は『JJ』(光文社)専属モデルを中心に、『with』(講談社)でSDGsに関する「無知ってほんとに自己責任?」連載中。その他にもテレビや広告などで活躍の場を広げている。Netflixリアリティシリーズ「オオカミちゃんには騙されない」に出演し、大きな反響を呼ぶ。
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〈世界史〉の哲学4 イスラーム篇
2024.04.12発売
〈世界史〉の哲学4 イスラーム篇
著:大澤 真幸
講談社文芸文庫
神自身が信仰を投資に例えるイスラーム教のもとで、どうして逸早く資本主義が発達しなかったのか?クリスチャンの息子達を集めて皇帝の忠実な親衛隊に育て上げたオスマン帝国の「デヴシルメ」はなぜ実現可能だったのか?法を重視し、法に徹底した情熱を注ぎこんだはずのイスラム圏で、「法の支配」がなぜ崩壊したのか。など、イスラーム帝国の社会構造の本質に迫る。 世界史の謎を新たに読み解く壮大なシリーズ、「古代篇」「中世篇」「東洋篇」に続く第四弾、待望のイスラーム篇。 第1章 贖罪の論理 第2章 純粋な一神教 第3章 〈投資を勧める神〉のもとで 第4章 「法の支配」をめぐる奇妙なねじれ 第5章 「法の支配」のアンチノミー 第6章  人間に似た神のあいまいな確信 第7章  預言者と哲学者 第8章  奴隷の軍人 第9章  信仰の外注 第10章 涜神と商品 第11章 イスラームと反資本主義
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悪魔には悪魔を
2024.04.12発売
悪魔には悪魔を
著:大沢 在昌
講談社文庫
麻薬密売組織に潜入していた麻薬取締官(マトリ)の加納良と連絡がつかなくなった。 アメリカ陸軍の歩兵としてアフガニスタンに派兵されたあと除隊して、 約20年ぶりに日本に帰国した双子の弟の将は、良の上司である、菅下から捜査協力を求められる。 容姿がそっくりな双子のため、兄の良に将がなりすまして潜入捜査を続けることに。 警視庁組対五課長の女性刑事・大仏とともに、あやしき関係先を探るが……。 行方不明の良の安否は? ベトナムの怪しき密売組織《クィー》の中枢に食い込めるのか。 震撼驚愕のクライムアクションエンターテインメント!
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不機嫌な姫とブルックナー団
2024.04.12発売
不機嫌な姫とブルックナー団
著:高原 英理
講談社文庫
図書館の非正規職員をしているゆたきが出会ったのは、「ブルックナー団」を名乗るオタク3人組、ユキ・タケ・ポン。オタサーの姫のような扱いを邪険にあしらうゆたきだったが、タケが自筆する「ブルックナー伝(未完)」の意外な面白さに引き込まれていく。ブルックナーは19世紀ウィーンを代表する作曲家でありながら、元祖非モテの変人だった! ダサいオタクの生き様が、夢を諦めた中年女に勇気を与える、サクサク読めるクラシック音楽オタ小説。
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黒仏 警視庁異能処理班ミカヅチ
2024.04.12発売
黒仏 警視庁異能処理班ミカヅチ
著:内藤 了
講談社タイガ
銀座で惨劇! 犯人は、被害者の耳を食べていた。 異常な事件を処理する大人気警察シリーズ第5弾! ☆☆☆ 東京銀座白昼に無差別殺傷あり。男は被害者の耳を食していた。 警視庁の秘された部署・異能処理班に、レベル4の「移動する怪異」が持ち込まれる。 霊視の青年・安田怜は犯人が所有していた石仏を追うが、 警官による上司射殺事件が起こり――。 地霊により怪異が活発化を見せ、怜は自らの能力を自覚する。 ミカヅチ班もまた変わらずにはいられない。 警察×怪異ミステリー第五弾!
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2021 ザ・ベストミステリーズ
2024.04.12発売
2021 ザ・ベストミステリーズ
編:日本推理作家協会
講談社文庫
ミステリーの最前線、ここにあり! どれを読んでも面白い。他では得られない高揚感とスリルをあなたに! 第74回日本推理作家協会賞短編部門受賞作、結城真一郎「#拡散希望」も収録! 2020年に発表された短編推理小説の中から、プロの読み手たちが熟練の目で選び抜いた8作品を収録。 長年の愛好者に向けたコレクションとしても、ミステリーの入門書としてもぴったりの一冊。 新鋭からベテランまでキャリアに関係なく、「とにかく面白くて優れた」短篇のみを集めました。 ミステリーファンには必読必携。「食わず嫌い」な初心者も、絶品ミステリーを「つまみ食い」!
じんかん
2024.04.12発売
じんかん
著:今村 翔吾
講談社文庫
悪人か。英雄か。 戦国武将・松永久秀が挑んだ、壮大な夢――。 歴史小説のトップランナーが放つ、 圧倒的熱量の山田風太郎賞受賞作! 【解説 北方謙三】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ Apple Booksが選ぶ 10年間のベスト 【歴史フィクション部門】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 主家を乗っ取り、将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き払う。 悪名高き武将・松永久秀は、織田信長に二度目の謀叛を起こしていた。 だが信長は、「降伏すれば赦す」と言う。 驚愕する小姓・狩野又九郎を相手に信長は、 世人は知らぬ久秀の壮絶な半生を語り始める――。 魂を震わす歴史巨編! 〈第11回山田風太郎受賞作〉
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ロミオとジュリエットと三人の魔女
2024.04.12発売
ロミオとジュリエットと三人の魔女
著:門井 慶喜
講談社文庫
ロミオとジュリエットとフォルスタッフとイアーゴーとヴァイオラとシャイロック……さらにはシェイクスピアまでが一堂に会して、どたばたを繰り広げる。あの世界的名作群の誕生秘話が、今明かされる!?
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みとりねこ
2024.04.12発売
みとりねこ
著:有川 ひろ
講談社文庫
猫の時間と人の時間。 進み方は違うけれど、 一緒にいる、今がいちばんの宝物。 猫の浩太は、桜庭家の次男坊・浩美とずっと一緒に過ごしてきた。三男猫扱いには不満だけれど、たったひとつの願いは浩美より一日だけ長く生きること。だから肉球はんこの練習にも日々余念がない。なんのためにって? それはーー。 表題作「みとりねこ」、『旅猫リポート』外伝2編を含む、7編、7匹の猫物語。 世界が夢中!『旅猫リポート』『みとりねこ』、海外30カ国以上で100万部突破!
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白医
2024.04.12発売
白医
著:下村 敦史
講談社文庫
ホスピスで起きた3件の不審死。沈黙を貫く医師が抱える真相とは? 救うべきは、患者か、命か――。 『闇に香る嘘』『同姓同名』の著者渾身、“命の尊厳”に切り込む傑作医療ミステリー! 「先生は、患者を救ったんです――」 末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎秀輝。「神崎先生は私から……愛する夫を奪っていったんです…!」証人席から雅隆の妻・多香子が悲痛な声をあげるも一向に口を開こうとはしない。そんな神崎には他にも2件、安楽死の疑惑がかかっていた。患者思いで評判だった医師がなぜ――? 悲鳴をあげる“命”を前に、懊悩(おうのう)する医師がたどり着いた「答え」とは? “安楽死”をテーマに描く、乱歩賞作家渾身の医療ミステリー!
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何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak?
2024.04.12発売
何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak?
著:森 博嗣
講談社タイガ
 「エリーズ・ギャロワ博士が会いたがっている」人工知能たちがグアトにそんな噂を教えてくれた。面談を求められるような理由に心当たりはなかった。ほどなくして彼女は行方不明になってしまう。  ギャロワ博士は、ヴァーチャル世界に資する研究を続け、ついに「究極の恵み」とまで賞される成果をあげたという。博士は自らの意志で姿を消したのか、それとも事件に巻き込まれてしまったのか。 
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旅のない
2024.04.12発売
旅のない
著:上田 岳弘
講談社文庫
コロナ禍中の日々を映す4つのストーリー。 芥川賞作家・上田岳弘、初めての短篇集。川端康成文学賞受賞作「旅のない」収録! 【収録作品】 「悪口」 恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。 「つくつく法師」 朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す。 「ボーイズ」 10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏。 「旅のない」 「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。
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古代エジプト動物誌
2024.04.11発売
古代エジプト動物誌
著:酒井 傳六,解説:河合 望
講談社学術文庫
「あの世の闇」すら光り照らす猫の眼を敬い、蛇の脱皮する姿に「復活」を想起し、糞玉を押す黄金虫に太陽を運ぶ神を想う……。ナイルの恵みで農業国として繁栄したエジプト中王国ー新王国時代。時に神と崇め、時に恐れ敵対した動物たちとエジプト人との関係や、動物ミイラの作り方、当時の社会や宗教観まで活写した、異色歴史書! 内容一部紹介 ◎古代エジプト人と猫の暮らし◎ *夢に大きな猫が出たら吉兆。大豊作になる。 *猫女神バステトは出産の神。新婚夫婦は欲しい子供の数だけ、護符に猫の絵を描く。 *火事になったら火を消すよりも猫を助けよ。 *飼い猫が死んだら家族全員、眉を剃って喪に服す…等 序 文  第一章 猫 世界最古の家猫図/オシリス神話/女神バステト/猫の聖地ベニ・ハッサン/パケト信仰/猫のミイラと棺/闇を退治する眼/ネフルよ、ネフルよ/ブバスチスの「猫王」/バステトの祭り/猫の墓/エジプト人の愛猫心 第二章 犬 アヌビス信仰/西方の者/絵画と彫像/『二人の兄弟の物語』/エジプト犬のミイラ 第三章 蛇 二つのエジプト/『難破船水夫の物語』/悪蛇アポピス/翼ある蛇 第四章 ライオン 大スフィンクス/王たちとライオン/ライオン狩り 第五章 黄金虫 スカラベと太陽神/『死者の書』の図像/記念スカラベと印章スカラベ/護符スカラベ 第六章 鰐 ナイルの暴れん坊/ソベク神殿/オシリスを救う神 第七章 ハゲワシ 白い女神ネクベト/王冠飾りと棺の飾り/ハヤブサとトキ 第八章 牛 雄牛の神/雌牛の神 第九章 驢馬、馬、駱駝 砂漠と不毛の神/夷狄のもたらしたもの/戦場の主役/奉仕のみの動物 学術文庫版解説 河合 望(金沢大学古代文明・文化資源学研究所所長 金沢大学新学術創成研究機構教授) 古代エジプト略年表  本書は『古代エジプト動物記』(文藝春秋 1984年刊)を改題したものです。 現在では差別的とされる表現が含まれていますが、本書が執筆された時代環境を考え、また著者が故人であることから、そのままにしてあります。差別の助長を意図するものではありません。
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ライブ講義 大学1年生のための力学入門 物理学の考え方を学ぶために
2024.04.11発売
ライブ講義 大学1年生のための力学入門 物理学の考え方を学ぶために
著:奈佐原 顕郎
若者の科学の目を養う名講義。 物理学による“学びのアップデート”! 《この本の特長》 ・情熱的で語りかける記述を通して、物理的なものの見方が身につく! ・「物理学のための物理学」にとどまらず、学び方・世界観を大学仕様に変革! ・熱力学や量子力学など、発展的なトピックも収録。本質的な理解への一歩! 物理的・科学的な考え方の最初の一歩、力学は面白くて役に立つ! 我々を取り巻く世界の法則は、大学1年生のうちに身につけたい基礎リテラシーだ。筑波大学の人気講義を味わいながら、世界の見方をアップデートしよう! 【おもな目次】 第1章 物理学とは 第2章 力の基本 第3章 様々な力 第4章 仕事とエネルギー 第5章 運動の三法則 第6章 様々な運動 第7章 慣性系と慣性力 第8章 力学的エネルギー保存則(1) 第9章 運動量保存則 第10章 力学的エネルギー保存則(2) 第11章 角運動量保存則 第12章 慣性モーメント 第13章 熱力学入門 第14章(発展)量子力学入門
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宇宙の哲学
2024.04.11発売
宇宙の哲学
著:伊藤 邦武,解説:野村 泰紀
講談社学術文庫
宇宙の歴史は有限か無限か? 「この宇宙」はどのように生まれたのか? 時間以前には何があったのか? …… 宇宙の謎をめぐる人類の探究の歴史を、ケプラーのSF的宇宙探索物語、パスカルの無限空間への恐怖、ニュートンの普遍力学、カントのコペルニクス的転回、ラプラスの魔、パースの進化論的宇宙論といった魅力的なトピックとともに、コンパクトかつ深く辿る! ビッグバン宇宙論や多宇宙論など、物理学の最新成果を踏まえた、哲学の泰斗による「新しい自然哲学」構築の試み。 解説は、『なぜ宇宙は存在するのか』の野村泰紀氏(理論物理学/カリフォルニア大学バークレー校教授)。 [目次] ■講義 自然哲学の行方 第一講 コスモロジーの自立 (われわれの生きる宇宙/…新しい自然哲学の時代のとばぐち/…) 第二講 ケプラーの夢 (伝統的思考法からの独立/…世界初のサイエンス・フィクション/…) 第三講 無限宇宙の永遠の沈黙 (…沈黙する宇宙と人間の孤独/…パスカルの根源性と先駆性) 第四講 時空をめぐる論争 (ニュートン力学が切りひらいた問い/カントによる時空論の総合/…) 第五講 レヴォリューションーー回転か革命か (世界観の転換/…時空やカテゴリーは固定的か) 第六講 決定論の崩壊 (ラプラスの魔/…非決定論の方へ) 第七講 ビッグバンの方へ (「人類の偉大な一歩」/…哲学に役割は残されているか/…) ■補講 宇宙の時間、有限か無限か 補講一 有限説と無限説 (カントの「誤り」を超えて/…宇宙の歴史は無限か/…) 補講二 カントのアンチノミー (アンチノミーが暴くもの/…ゼノンのパラドクスから一九世紀の数学・論理学へ) 補講三 パースの宇宙論 (進化論的宇宙論ーーカオスからコスモスへ/…現実の「外」へと目を向ける方法) ■解説 新しい自然哲学は未解決問題に挑めるか 野村泰紀 ■人名索引 
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地中海世界の歴史2 沈黙する神々の帝国 アッシリアとペルシア
2024.04.11発売
地中海世界の歴史2 沈黙する神々の帝国 アッシリアとペルシア
著:本村 凌二
講談社選書メチエ
メソポタミアからローマ帝国まで、「地中海世界」4000年の歴史を、古代ローマ史研究の第一人者が描きつくす全8巻シリーズ。講談社選書メチエ創刊30周年特別企画。 第1巻と同時発売の第2巻は、ローマ帝国に先立つふたつの大帝国、アッシリアとペルシアの興亡を、大胆な仮説と人類史の大きな構想のなかで描く。 第1巻で語られた「人間が神々の声を聞いていた時代」は、紀元前1000年前後を境に大きく変容する。神々の声が人々に届かなくなっていくのである。それには、アルファベットと貨幣の発明が関係あるのだろうか――。この頃、ヘブライ人の唯一神への信仰も深まっていく。そしてこの後、「世界帝国」と呼ばれる大覇権が形成され、地中海世界の秩序は大きく変動する。 周辺地域の騎馬遊牧民や、東地中海の「海の民」の影響を受けて台頭した軍事国家アッシリアは、「強圧の世界帝国」として他を圧倒。一方、アッシリアの後にさらに大領域を治めたペルシアは、征服した諸民族の文化と信仰を尊重して貢納関係を結び、「寛容の世界帝国」をなした。これら世界帝国は西の辺境ギリシアに新たな都市国家を生み、後のローマには学ぶべき広域帝国の前例を残したのだった。 目次 はじめに 第一章 人類最大の発明 1 初期アルファベットの誕生 2 ヘブライ人の唯一神 3 貨幣の出現 第二章 強圧の世界帝国アッシリア 1 軍事国家の台頭 2 最初の「世界帝国」へ 3 帝国の分裂と文明の終焉 第三章 寛容の世界帝国ペルシア 1 キュロス王からダレイオス大王へ 2 パクス・ペルシアーナ 3 ギリシアとの戦争 第四章 神々の沈黙と「枢軸時代」 1 預言者たちとユダヤ教 2 イラン高原の宗教運動――ゾロアスター教 3 汝自身を知れ――人間の魂の発見 4 インド・中国の覚醒者たち おわりに
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地中海世界の歴史1 神々のささやく世界 オリエントの文明
2024.04.11発売
地中海世界の歴史1 神々のささやく世界 オリエントの文明
著:本村 凌二
講談社選書メチエ
地中海を中心に興亡を繰り返したさまざまな古代文明の世界、すなわち「地中海世界」の歴史を、古代ローマ史研究の第一人者、本村凌二氏が描きつくす。講談社選書メチエ創刊30周年を記念して堂々刊行する、全8巻。第1回配本は、1・2巻の同時発売。 「地中海世界」といえば、従来は「古代ギリシア・ローマ世界」のことと思われてきたが、近年の研究ではもっと広く、古い時代からとらえられるようになってきた。それは、文明の発祥地メソポタミア、エジプトから、ペルシア帝国、ギリシアの都市国家を経て、ローマ帝国の誕生と崩壊にいたる、約4000年の歴史世界である。文字・貨幣・一神教の誕生、独裁制と民主主義、哲学と科学による真理の探究など、現代に続く人類の営みは、この「地中海世界」で始まっている。 第1巻は、地中海世界が共有する神話の世界から説き起こす。メソポタミアに文明を興したシュメール人の神々は、人間に何を語りかけたのか。古代エジプトの異形の王が断行した宗教改革とは。弱小勢力が興亡するパレスティナに起こった人類史的変動とは何か――。 1000年に一度の「文明の転換期」とも言われる現在、「1000年単位の歴史の変動」とはどんなものなのか、人類の歴史と現在を考える全ての読者にお送りする必読のシリーズ。 目次 序章  地中海世界とは何か 第一章 愛の女神イナンナに始まる 1 文字と都市の出現 2 シュメールの王、ギルガメシュ 3 「戦争」と「平和」の風景 4 アッカドからバビロニアへ 第二章 神々の河は地中海にそそぐ 1 聖なるナイルの王権 2 時はピラミッドを怖れる 3 古王国・中王国時代 4 新王国時代 第三章 両翼の狭間で 1 シリア・パレスティナの馬と群雄 2 ヘブライ人の登場 3 海の民とフェニキア人     第四章 神々の声が聞こえる 1 叙事詩のなかの神 2 神の声を聞く人々 3 自然信仰とマアト 4 心性の考古学
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