反文学論

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反文学論

ハンブンガクロン

講談社学術文庫

柄谷行人の唯一の文芸時評集『反文学論』は、氏の70年代後半の独創的かつ先駆的仕事である。この『反文学論』の真の固有性、掛け替えのない特異な性格とは、いったい何なのだろうか。ほどなく〈探究〉の批評家として、文字どおり余人の追随を許さぬ領野を切り拓くことになる希有な人物が、言わばその前夜の姿態を垣間見せてくれる〈感想〉の数々こそそれだ、と思われてならない。(「解説」より)


目次

1 方法をめぐって
2 同一性と差異性について
3 歴史的感覚について
4 文学の活性化をめぐって
5 現実について
6 神話と文学をめぐって
7 「外国文学」と「日本文学」について
8 価値について
9 異言としての文学
10 老いについて
11 言葉について
12 凡庸さと愚鈍さ
13 文字と文学
14 党派性をめぐって
15 “新しさ”について
16 法について
17 文学の荒廃について
18 女について
19 自己について
20 演技について
21 経験について
22 理論について――あとがきにかえて

書誌情報

紙版

発売日

1991年11月05日

ISBN

9784061590014

判型

A6

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

1001

ページ数

234ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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