反文学論

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電子あり

反文学論

ハンブンガクロン

講談社文芸文庫

抜群におもしろい文芸時評の白眉ーー1977年から78年にわたり、初期代表作となる『マルクスその可能性の中心』、『日本近代文学の起源』と並行して書かれた、著者唯一の文芸時評集。100人近い現役作家を俎上に載せた短い<時評>と<感想>に、この類稀な批評家のエッセンスが凝縮し、横溢する。転換期に立つ「近代文学」の終焉を明瞭化した記念碑にして、これから文学にかかわる者の、必読の書。
◎「……この『反文学論』は、著者の批評活動すべてが圧縮されたものだと言える。読者は、本書に対して、まるで「柄谷行人」という映画の予告編をみているような印象をもつであろう。そのことを可能としているのは、ひとえに本書が「文芸時評」という制約を受けていることによるのだ。」<池田雄一「解説」より>
※本書は、1991年11月『反文学論』(講談社学術文庫)を底本としました。


ⒸKojin Karatani

書誌情報

紙版

発売日

2012年05月11日

ISBN

9784062901611

判型

A6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2020年11月20日

JDCN

06A0000000000131174U

初出

1991年11月「反文学論」(講談社学術文庫)を底本とし、多少ふりがなを加えたもの。本文中明らかな誤記、誤植と思われる箇所は正したが、原則として底本に従った。

収録作品

  • 作品名

    方法をめぐって

    初出

    1977年3月

  • 作品名

    同一性と差異性について

    初出

    1977年4月

  • 作品名

    歴史的感覚について

    初出

    1977年5月

  • 作品名

    文学の活性化をめぐって

    初出

    1977年6月

  • 作品名

    現実について

    初出

    1977年7月

  • 作品名

    神話と文学をめぐって

    初出

    1977年8月

  • 作品名

    「外国文学」と「日本文学」について

    初出

    1977年9月

  • 作品名

    価値について

    初出

    1977年10月

  • 作品名

    異言としての文学

    初出

    1977年11月

  • 作品名

    老いについて

    初出

    1977年12月

  • 作品名

    言葉について

    初出

    1978年1月

  • 作品名

    凡庸さと愚鈍さ

    初出

    1978年2月

  • 作品名

    文字と文学

    初出

    1978年3月

  • 作品名

    党派性をめぐって

    初出

    1978年4月

  • 作品名

    “新しさ”について

    初出

    1978年5月

  • 作品名

    法について

    初出

    1978年6月

  • 作品名

    文学の荒廃について

    初出

    1978年7月

  • 作品名

    女について

    初出

    1978年8月

  • 作品名

    自己について

    初出

    1978年9月

  • 作品名

    演技について

    初出

    1978年10月

  • 作品名

    経験について

    初出

    1978年11月

  • 作品名

    理論について-あとがきにかえて

    初出

    『時評家の感想』1979年文芸1・2月合併号より一部抜粋

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