ブルーバックス作品一覧

マンガ 一晩でわかる中学数学 実社会で役立つ数学力を身につける
ブルーバックス
すべての”数学の苦手意識”は「計算の初歩理論」の習得で解決する!?
中学数学には、実社会で必要な数学のエッセンスがすべて揃っている
ーープロ漫画家でありながら約20年間、個人指導で数多くの生徒の「数学苦手」を克服させてきた作者が、
中学3年間の数学を“一目でわかる”マンガで活写! “他人に教えられるようになる”ほど丁寧かつ分かりやすいコマ描写で、方程式や関数などの基礎はもちろん、苦手分野になりやすいマイナスや小数点、分数の扱いや不等式、割合、平方根、因数分解などもカバーし徹底講義!
(目次)
はじめに
第1章 家庭教師がやってきた “数学大嫌い、どうすれば?”
第2章 マイナスの計算 “マイナスは「反対へ進め」というサイン”
第3章 苦手になりやすい計算 “「数学はミスを発見する訓練」と考える”
第4章 1次方程式と式変形 “計算はとにかくシンプルに”
第5章 不等式とマイナス “マイナスで不等号も反対向きに”
第6章 連立方程式 “未知数が2つなら式も2つ必要”
第7章 1次関数とグラフと方程式 “方程式を図にする方法”
第8章 割合・歩合・百分率 “実社会で一番使う数学とは”
第9章 式の展開と因数分解 “パズル100問解けば絶対マスター!”
第10 章 平方根 “三平方の定理、建築や測量で必ず登場”
第11章 2次方程式 “因数分解、平方根、式変形の総決算”
第12章 2次関数とグラフ “2次方程式を図にしてみる”
さくいん

図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
ブルーバックス
地球温暖化で強靭化する台風など異常気象現象が日本でも増えている今、生活や財産、生命を守るために重要である天気予報の重要性も高まっています。従来の天気図からわかる気象情報から、最新のコンピューターによる数理予報の技術まで、気象予報の話を中心に進めながら、気象現象の原理に迫ります。
本書では、社会活動および産業にとって必要かつ不可欠の情報となっている天気予報が、日々、テレビ、新聞、ネットなどのメディアを通じて報道・提供されているものの、実際の天気予報がどのような手段や手続きによって、作成され提供されているかについては意外に知られていないことから、その部分に踏み込んでわかりやすく解説します。さらに本書は、天気予測技術全般について、図やイラスト、写真を豊富に使って、理解しやすい工夫をしています。読者にとっては、天気予報を含む「気象予測技術」の全体像の話を読みながら、気象のあらゆる現象の原理への理解も深まることにつながります。また、適切な防災活動につながることも期待されます。著者の経験やエピソードも織り交ぜられ、気象のさまざまなことが理解できる1冊です。
前半では主に、広くなじみがある天気図により、気象のしくみを解説します。天気図の解析により予報官が予報する時代はほぼ終わりましたが、一般向けには気圧配置型による解説などまだまだ天気図を使った技術が使われています。
第1章は地球温暖化により強靭化した台風について、最近の例について詳しく解説し、第2章では、日本の天気予報の歴史を追います。平安時代・鎌倉時代の「野分」、江戸時代の「大風」(「颱風」とも)といった、気象レーダーも気象衛星も天気図もない時代の、台風による災害の実態にふれていきます。また、明治、昭和の頃の天気図や世界初の天気図なども紹介します。第3章では、アメダスなど、現在のさまざまな気象観測システムを取り上げます。第4章では、特徴的な天気図を例に気象現象を解説していきます。「移動性高気圧」「寒冷前線の通過」「西高東低」「帯状高気圧」……。聞き慣れているけど深くは理解していない言葉の意味が、わかるようになると思います。
後半では、現在天気予報の中心となっている、コンピューターによる「数値予報」について解説していきます。
第5章で数値予報とはなにかを物理法則を交えて、第6章では数値予報から利用しやすい言葉に置き換える「ガイダンス」について、第7章では最近用いられている手法「アンサンブル」について解説します。

インド洋 日本の気候を支配する謎の大海
ブルーバックス
インド洋を抜きにして、地球を語ることはできない!
大陸移動から気候変動、生命の起源まで──。
世界第3位の巨海から、この惑星のダイナミズムが見えてくる!
海洋と大気と大陸が連動するおどろきのメカニズム!
日本に過酷な異常気象をもたらす、インド洋独自の大気海洋現象「ダイポールモード」とは何か?
ソマリア海賊も怖じ気づく季節風「ヒッパロスの風」はなぜ生じる?
三つの海底山脈が交差する「ロドリゲス三重点」特有の生き物とは?
巨大火山と地震の巣をもつ「日本列島のふたご」が存在していた!
驚きと謎に満ちた「第三の大洋」の全貌を解き明かす。
ロングセラー『日本海 その深層で起こっていること』『太平洋 その深層で起こっていること』著者による、海洋科学ミステリー第3弾。
【もくじ】
第1章 インド洋とはどのような海か──二つの巨眼と一本槍をもつ特異なその「かたち」
第2章 「ロドリゲス三重点」を狙え!──インド洋初の熱水噴出口の発見
第3章 「ヒッパロスの風」を読む──大気と海洋のダイナミズム
第4章 インド洋に存在する「日本のふたご」──巨大地震と火山噴火
第5章 インド洋を彩るふしぎな生きものたち──磁石に吸いつく巻き貝からシーラカンスまで
第6章 「海のシルクロード」を科学する──その直下にひそむ謎の海底火山とは?

数学とはどんな学問か? 数学嫌いのための数学入門
ブルーバックス
数学が苦手?
それは「錯覚」です。
――カオス理論の権威が説く、「本当は誰もが好きになれる数学の世界」!
【数学の「本質」を知れば、新しい世界が見えてくる】
多くの人は、数学という学問を誤解しています。
難しい、とっつきにくい、役に立たない……
数学に対するこうしたイメージは、すべて「錯覚」です。
人々の「素朴な思い」から生まれた学問なので、
段階を踏んでいけば、誰にでも理解できるはずなのです。
本書では、「測定」「計算」「論理」という基本から
数学が持つ本質的な構造と役割を問い直していきます。
"数学の階段"を登っていくと、あなたの想像を超える広い世界が見えてくるでしょう。
数学が嫌いな人は、数学がちょっと好きになるはずです。
もともと数学が好きな人は、
これまでとは違う視点から、新しい数学の魅力を感じてもらえるはずです。
◆本書の内容
プロローグ 「数学嫌い」は錯覚である ~「数学とはどんな学問か」を考える前に
ステップ1 「数学のはじまり」を知ってみる ~数学は人間の想念そのものである
ステップ2 「数学の本質」に触れてみる ~数学はもっとも誠実な学問である
ステップ3 「数学の最初のつまずき」を解消する ~苦手意識はここから始まる?
ステップ4 「数学のおもしろさ」を感じてみる ~"意味"が分かれば見える世界が変わってくる
エピローグ 数学とはどんな学問か? ~数学の"階段"を登ると見えてくるもの
私にとって心安らげる場である数学が、多くの人々に「とっつきにくい」と思われていると聞くと、
寂しいような、ちょっと不思議な気持ちになります。
なぜなら、数学は誰にでも理解できる、誰にでも好きになれる学問だと思っているからです。
数学は、誰に対しても平等で、誠実な存在なのです。 ―――「はじめに」より

食べる時間でこんなに変わる 時間栄養学入門 体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病
ブルーバックス
朝たくさん食べるより夜たくさん食べるほうが太りやすいなど、同じものでも食べるタイミングによって、身体への影響が違うことを、私たちはなんとなく感じています。夜の締めのラーメンは、魅力的ですが、罪悪感が伴ったりもします。そのなんとなく感じている、食べる時間による身体へ影響が、科学的に解明されつつあります。つまり、生物学的に言えば、食行動は、生体に朝・昼・夜など時間軸で起こっている種々の生化学的・分子生物学的変化との関係で説明できるということがわかってきたのです。
食事が体調にどう左右するかは、種々の要因が絡みあっていますが、その一つで大きな要因であるのが、体内時計の働きです。「腹時計」がすぐ思い浮かぶかもしれませんが、体内時計にもいくつかの種類があります。さらに時計遺伝子というものが次々に発見されて、体内時計のさまざまな役割などを担っていることも研究されています。
本書では、これらの体内時計や時計遺伝子のしくみをわかりやすく解説します。また、実際の食材や食品が、摂取する時間帯によって、どのように体への影響を及ぼす可能性があるか、いろいろな実験を元に紹介します。食べ物とそれを摂る時間などによって、血糖値や腸内細菌、脳への影響と、さらに肥満や睡眠、病気などとの関連も解明されてきているのです。たとえばカテキンを多く含むお茶は、朝摂る場合と夜摂る場合で血糖値の上昇に差が出たり、トリプトファンを多く含む大豆製品や乳製品、バナナや卵などを朝食に摂ると、夜の睡眠に効果的だったり、ということがわかってきています。また、子供の場合、シニアの場合で、当然「時間栄養学」が違ってきます。そのような多くのケースをそれぞれ詳しく解説します。
時間に影響を受けるのは、食事だけではなく薬の効果や、運動の効果などもあります。時間栄養学と関連して紹介しながら、さらに体内時計の不調である時差ボケや、時間栄養学をより健康に役立てていく方法の可能性などにも触れます。
第1章 体内時計とはなにか
第2章 時間栄養学――「いつ」「何を」「どう」食べるかで体が変わる
第3章 食物繊維を摂るタイミングで、血糖値や腸内細菌はどう変わるか
第4章 体内時計と代謝――間食は摂ったほうが体にいい?
第5章 時間調理学――時間によって調理を変えると体も変わる
第6章 ライフステージ別の体内時計――胎児から高齢者まで
第7章 時間薬理学――なぜのむ時間が決まっているのか
第8章 時間運動学――朝の運動と夕の運動で脂肪の燃え方が違う!?
第9章 体内時計の不調による、さまざまな「時差ボケ」
付録章 AIと時間栄養学

宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう
ブルーバックス
「あなたはどこから来ましたか?」
さまざまな惑星の宇宙人が集う社交の場で、もしそう尋ねられたら、あなたならどう答えますか?
「地球から来ました」など論外で、失笑を買うこと確実です。ではなんと答えればよいのでしょう?
私たち地球人は「ある理由」により、宇宙人の平均より科学の発達が遅れている可能性があります。
いつか宇宙人と出会ったとき、恥をかかずに交流できるようになるには、地球の常識にとらわれず、
宇宙のすべてにおいて通用する普遍的な教養を身につけておく必要があるのです。
本書は、惑星際宇宙ステーションに地球チームの一員として乗り込んだあなたが、そこで遭遇する
宇宙人が繰り出すさまざまな突拍子もない質問に答えていくうちに、宇宙で本当に必要な科学知識
とは何か、宇宙的思考法とはどういうものかが、自然とわかってくるように構成されています。
読み通したあと宇宙教養がどれだけ身についたかは「宇宙偏差値」を算出してチェックできます。
宇宙人と意思疎通するための「三種の神器」、連星太陽をもつ惑星の異様なカレンダーなど奇抜な
アイデアも満載でお贈りする「ちゃんとした宇宙人になるためのガイドブック」、その日が来ても、
来なくても、読めば世界の見え方が一変するはずです!
【目次】
プロローグ 宇宙のとあるカフェにて
第1章 あなたはどこから来たのですか?
第2章 あなたは何でできていますか?
第3章 あなたたちの太陽はいくつですか?
第4章 あなたは力をいくつ知っていますか?
第5章 宇宙の破壊者を知っていますか?
第6章 宇宙の創造者を知っていますか?
第7章 宇宙最古の文書を知っていますか?
第8章 あなたは左右対称ですか?
第9章 数のなりたちを知っていますか?
第10章 宇宙人の孤独を知っていますか?
第11章 エネルギーは何を使っていますか?

はじめての機械学習 中学数学でわかるAIのエッセンス
ブルーバックス
飛躍的な進歩を遂げている機械学習を、難解な数式・プログラミングなしで解説する画期的入門書!
中学数学の知識だけでAIのエッセンスがわかる。
近年、著しい進歩を続ける機械学習。センター入試の英語の試験では機械学習を使うことで、200満点中185点をとることに成功し、将棋や囲碁ではもはや人間が太刀打ちできないレベルの能力を獲得。画像処理にいたっては、フェイク画像はもちろんのこと、オリジナルのキャラクターを造形できるところまで到達している。今後のビジネスや研究を続けていくうえでもはや無視できない存在になりつつある「機械学習」だが、言葉ばかりが先走りして、その本質を理解している人はごくわずかだ。「機械学習」とはいかなるものか、なぜ、近年飛躍的な進歩を遂げることができたのか。機械学習の専門家であり、科学出版賞を受賞した書き手として知られる田口善弘氏が、難解な数式やプログラミングをいっさい使うことなく、機械学習の本質を丁寧に解説する。
本書が取り扱う機械学習の手法
・k近傍法
・主成分分析
・多次元尺度構成法
・線形回帰
・線形判別
・ロジスティック回帰
・マルコフ過程
・決定木
・ベイジアンネットワーク
・カーネルトリック
・ニューラルネットワーク
・深層学習(ディープラーニング)
・CNN
・モンテカルロツリーサーチ
・GAN
・BERT
・量子暗号
・量子アニーリング

多様体とは何か 空間と次元から学ぶ現代科学の基礎概念
ブルーバックス
現代物理、現代数学における重要な概念=「多様体」の超入門書。球面などの基本的な話題から、物理で現れる具体例まで。

爆発する宇宙 138億年の宇宙進化
ブルーバックス
宇宙にとって「爆発」とはなにか?
インフレーション、ビッグバン、超新星爆発、ガンマ線バースト……宇宙に起こるさまざまな爆発現象。
これらは、けっして自明な現象ではありません。超新星爆発は、なぜ起こるのか? 実は、その過程にはまだまだ解明されていない謎が多く存在するのです。
本書では、この宇宙の始まりでもある「インフレーション」「ビッグバン」、さらにハッブルによって発見された「宇宙膨張」、「超新星爆発」や宇宙最大の爆発現象「ガンマ線バースト」などの爆発現象を取り上げながら、最新の天文学で考えられているそのメカニズムを起点に、赤色巨星、白色矮星、ブラックホール、中性子星、さらにはダークマターについてなど、さまざまな天体・物質についても詳細に解説していきます。
このなかで特筆すべきは、まだ観測されたばかりの謎の爆発現象「高速電波バースト:FRB」を、その観測実例をもとにさまざまな仮説・研究を紹介してる点です!
そのそも、この宇宙もインフレーション、ビッグバンという爆発から始まりました。
私たちがふだん日常の中で使っているさまざまな元素も、宇宙の爆発現象によって作られたものです。
そして我々、生命もまた爆発によって作られたものだと考えられています。
さまざまな爆発を理解しながら、宇宙とはなにか? 重元素が作られるには? そして、生命とは? という根源的な問いへと向かっていく、知的興奮を体感する科学書です。

論理パズル100 世界の名作から現代の良問まで
ブルーバックス
偉人たちをも唸らせた難題に挑戦!
〈クレタ人のエピメニデスが言いました。「クレタ人はみなウソつきだ」〉
論理パズルは紀元前600年頃、このエピメニデスのパラドクスから始まりました。
その後、解析問題が登場し、
数学の巨人・オイラーやルイス・キャロルといった数々の偉人たちも、
論理パズルを楽しみ、数々の名問を生み出したのです。
論理パズルの歴史を追いながら、「論理力」を鍛えよう!
「本書は、論理パズルの歴史をページ順にながめていく形式になっています――あたかも,タイムマシーンに乗ってずっと過去にさかのぼり、論理パズル誕生の瞬間から現代に向かって進んでいくような形です。」(本書より)
◆本書の内容
第 1 章[古代]論理パズル誕生 !
第 2 章[中世]解析問題が登場 !
第 3 章[中世]論理の発展 ――数学の体系に矛盾がないことは証明できない
第 4 章[中世から19世紀まで]オイラーやルイス・キャロルの問題
第 5 章[20世紀]さまざまな論理パズル登場
第 6 章[現代]凝った設定のウソつき問題、登場

円周率πの世界 数学を進化させた「魅惑の数」のすべて
ブルーバックス
オイラーの等式にも登場!
πはなぜ、重要な定数なのか?
桁数の追求だけが、πの魅力じゃない!
「円の直径に対する円周の長さの比」──かんたんな定義にもかかわらず、有理数であるか無理数であるかさえ、長く判別できなかった謎多き数=π。
その精密な値を探求する過程で、数学者たちは無限への理解を深め、微分・積分などの重要な数学的手法を発展させてきた。
アルキメデスやオイラーから、独自の成果を生み出した中国の数学者たちまで、数千年にわたって人類の関心を惹きつづけるπの魅力に迫る。

アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えた ガチンコ相対性理論
ブルーバックス
オレだって数式が読めるかっこいい男になりたい! 微積分も知らずに、男(50代・文系)は数式世界の
最高峰「アインシュタイン方程式」をめざし旅立った。「捜さないでください」と書き置きを遺して。
予定調和なしの決死行を見守りながら相対性理論の「真髄」を体感できる、(おそらく)世界初の数式
ドキュメンタリーここに誕生! 理論物理学のトップランナー、大栗博司氏、村山斉氏も熱く推薦!
★大栗博司(カブリ数物連携宇宙研究機構機構長)
物理学の最高峰「一般相対性理論」に徒手空拳で挑んだ冒険譚を読み、私の学生時代の勉強を思い
出した。数式の吹雪の中で遭難しそうになりながらも登り続けるところにリアリティがある。
★村山 斉(カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長)
バカボンのパパから岡本太郎、峰不二子までが出てくる物理学の本はまずない。数学嫌いによる、
宇宙の言葉=数式への果敢な挑戦。山登りのような達成感を、読者も実感だ!
【この無謀な願望が、すべてのはじまりだった】
嗚呼、わかりたい。ちょっとでいいから、数式で宇宙がどう書かれているのかをわかってみたい──そう思うのが人情だろう。だって、彼らは自分と同じ人間なのだ。しかも間違いなく、ものすごく面白いことを研究している。ならば、交流したいじゃないか。カタコトでいいから、同じ言葉でお喋りしてみたいじゃないか。それはもう、外国旅行から帰国するやいなや「やっぱり英語できるようになりたい!」と駅前留学しちゃうような気分である。(プロローグより)
【著者の苦闘を見物するうちに相対性理論の真髄が見えてくる】
・数式だからわかる、時間と空間に代わる「不変なもの」 ・こうすれば「時間の延び」が計算できる
・E=mc2はどのように導けるのか ・アインシュタインはグニャグニャな空間といかに戦ったか
・時間と空間が「混じる」とはどういうことか ・「行列のお化け」テンソルとは何者か
・ブラックホールの解はいかに導けるか ・ここだけの話、数式は飛ばして文章と絵だけでも楽しめます
【目次】
プロローグ 宇宙が「数学の言葉」で書かれているのなら
(準備の部)
第1章 ガリレオの相対性原理
第2章 時間の延びとローレンツ変換
第3章 距離と時間と不変間隔
第4章 4元ベクトルとE=mc2
(登山の部)
第5章 一般座標変換と共変微分
第6章 リーマン曲率テンソルとメトリック
第7章 測地線方程式とエネルギー・運動量テンソル
第8章 アインシュタイン方程式
エピローグ 方程式を「読む」「解く」ということ

スペース・コロニー 宇宙で暮らす方法
ブルーバックス
NASA,JAXA、ESA(欧州宇宙機関)、さらにSpaceX社やブルーオリジン社などの民間企業との連携のもと、現在、月軌道上の滞在施設「ゲートウェイ」の建設が進められています。アルテミス計画と名付けられたこの計画では、さらには火星探査の前哨基地となる月面基地建設もはじめられているのです。
日本でも2020年秋から野口聡一宇宙飛行士が、2021年4月から星出彰彦宇宙飛行士が、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在しています。さらに2021年秋には、JAXAによる新たな宇宙飛行士の募集も始まる予定です!
宇宙で人が暮らす時代が、もはやSFのものではなく始まっているのです!
「宇宙で人が暮らすためには?」
水・食料・エネルギーの確保は? 心身の健康や環境維持は?……極限の閉鎖環境の中で人が暮らすためには、さまざまな技術が高いレベルで要求されます。
この人類史に残る計画に向けて設立された「東京理科大学 スペース・コロニー研究センター」。
この研究所の研究・開発をもとに、実際にスペースシャトルでのミッションを行った向井千秋宇宙飛行士がその詳細を徹底解説。
人類の「宇宙生活」のために進められている技術開発の最前線を、それぞれのtopixごとに詳細な図版とともに紹介します!

四角形の七不思議 いちばん身近な図形の深遠な世界
ブルーバックス
シンプルで身近な四角形の不思議を徹底的に解説。
私たちの日常には、一見数学的に見えないが、四角形がらみのものや話題が溢れています。
普段は、それらの数学的な様相に気がつかなくても、ちょっとしたヒントで途端に面白くなる話題を集めました。四角形の不思議にひたってください。
第1章 四角形の基本的性質
第2章 正方形の意外な性質
第3章 いろいろな長方形
第4章 曲者四角形の不思議
第5章 四角く並べた数の不思議
第6章 四角形をふくらませる
第7章 専門家を悩ませる四角形の不思議
第8章 硬くなった頭を四角でほぐそう

理系女性の人生設計ガイド 自分を生かす仕事と生き方
ブルーバックス
理系の学部出身の女性は増えているとはいえ、理系であることを生かして活躍する女性はまだ少数派で、その実態はあまり知られていないことも。そんな理系女性は、どんな場所でどのような仕事をして、どのようなプライベートライフを送っているのか、先輩リケジョ達の体験や彼女たちを取り巻く環境がどうなっているかを、レポートします。
第1部では、憧れの先輩たちが今までの理系女性人生を語ります。語ってくれるのは、東北大学の副学長で、生命科学分野の研究第一人者である大隅典子さん、東京大学教授で、今注目の流体工学を研究している大島まりさん、理系の大学出身で大学や企業の事情に詳しい、日刊工業新聞社の山本佳世子さん。
研究者や企業人として大切だと感じること、そして女性ならではの苦労話、これからの時代を見すえたアドバイスなど、これから理系を目指す女性、迷っている女性、理系の道を歩み始めた女性、理系女性と一緒に働く人などに参考になることが満載の内容です。
また、第2部ではさまざまな分野の研究者や、企業で活躍する理系女性のリアルな姿を紹介します。仕事や理系の能力の活かし方、気持ちの持っていき方など、経験ある理系女性の事例を多く取り上げています。
また、理系女性が中学、高校時代から大学、社会人へと進むなかでの実態を追っていくと共に、時代の変化によって変わってきたことや、逆に変わらないことなどを分野や状況別に解説。女性だからと肩肘張る必要はないとしても、女性だからこそぶつかりがちな壁を知っておくと、慌てず対処できたり、ライフプランを立てやすくなるかもしれません。
大学での研究職、国立研究開発法人などの公的研究機関、企業としては化粧品会社やライフサイエンス系のベンチャー企業などいろいろな業種での実例を、幅広く紹介しながら、結婚や子育て、海外での経験などと絡めて、理系女子としての生き方をイメージする一助となる1冊です。
第3部では、大隅さんと大島さんが現在と未来の理系女性のビジョンを語っています。元気がもらえる言葉も満載です。

大学入試数学 不朽の名問100 大人のための“数学腕試し”
ブルーバックス
(1)「一般角θに対してsinθ,cosθの定義を述べよ」
(2)「(1)の定義に基づきsin,cosの加法定理を証明せよ」
これは1999年に出題された東京大学の入試問題です。たんに加法定理を暗記しているだけでは答えることができない名出題として、いまなお語り継がれる問題です。
このように、大学入試の数学の問題には、解答者への「数学の本質的理解」を問う問題が多く、また解にたどり着いた瞬間に気づく、出題者の遊び心も満載されています。
数学出題の中でも人気の高い「整数」をはじめに、「整式の剰余」「記数法・N進法」「場合の数・確率
」「指数・対数」「微分積分」「不等式・絶対値」「複素数」「数列・漸化式」「三角関数」「図形融合問題」「グラフでの考察」と高校数学の分野別に問題を厳選、さらに最後には「数学オリンピック予選問題」を収録しています。
著者はyoutubeでの数学解説でしられる鈴木貫太郎。講義形式の動画では、日本で最初に1本での100万回再生された記録を樹立。
1問1問楽しく腕試しをしながら、数学のおもしろさ、そして本質を理解できる1冊です!

カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学
ブルーバックス
MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書! シリーズ累計30万部を突破したベストセラーの完全改訂版が、11年ぶりに登場。
第1巻 細胞生物学 2021年2月刊行
第2巻 分子遺伝学 2021年3月刊行
第3巻 生化学・分子生物学 2021年4月刊行
『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(11 edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全58章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。

寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか
ブルーバックス
1988年、米国・カリフォルニア大学のとある研究室で、体長1ミリの「線虫」の寿命が、たった一つの遺伝子の変異によって大幅に延びた。世界初の寿命遺伝子「エイジ1」発見の瞬間だった。人類の究極の夢「不老長寿」は、遺伝子によってかなえられるのか? 世界の研究機関で「遺伝子ハンター」たちによる熾烈な遺伝子獲得競争が始まった。次々に見つかる寿命遺伝子たちによって明かされる「長寿のメカニズム」と、そこから見えてくる「老化」と「寿命」の驚くべき本質に迫る!
●「インスリン」を受容する遺伝子が欠損すると、線虫もヒトも長寿になる
●脳の「インスリン受容」を抑えたマウスは「認知症」になりにくく長寿化
●「老化脳」を守護する遺伝子が多く発現すると長寿になる
●ヒトではおよそ70歳のときに遺伝子の発現に逆転現象がみられる
●エネルギーの産生を「ゆっくり」にしたマウスは長寿化した
●たった一つの遺伝子の変異で急速な老化を引き起こす「プロジェリア」
●「赤ワインを飲むと長寿になる」説はどうなったのか
●イースター島の土からとれた薬剤は「夢の長寿薬」となるか
●百寿者の遺伝子はどうなっているのか
●酵母からヒトまでに共通する、寿命をコントロールする基盤がみえてきた

三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題
ブルーバックス
宇宙に浮かぶ3つの天体――「3体」 ニュートンの万有引力の法則によって「2体」の運動が明らかにされた17世紀初頭。科学者達は「3体」の運動を解明しようとさまざま試みでアプローチした。
オイラー、ラグランジュ、ポアンカレ……科学史にその名を残す天才数学者・天文学者たちをもってしても、この「3体の運動」の「一般解」を見つけることはできなかった!?
なぜ解けないのか? 「解ける」とはなにか?
「三体問題」をめぐる400年にわたる解明へのアプローチを通して、人類が辿り着いたものとは?
「オイラーの直線解」、「ラグランジュの正三角形解」など、不思議な軌道を取る「特殊解」の存在。
万有引力の法則からアインシュタインの一般相対性理論、アインシュタイン方程式、そして重力波へ。
さらに一般解への研究は「カオス理論」へと発展し、コンピュータによる数値解析手法も進化させた。
天文学では、星の位置を知るための「位置天文学」や軌道計算などさまざまな分野へとつながり、実際、20世紀の初頭には、ラグランジュの見つけた特殊解を太陽系にあてはめたときに、その解の位置から「トロヤ群」という小惑星群も発見されている!
「三体問題」をめぐる400年の歴史の背景にある奥深い科学世界を、数学史・科学史ととも語り尽くす、2021年、最高にスリリングな科学書!

カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学
ブルーバックス
MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書! シリーズ累計30万部を突破したベストセラーの完全改訂版が、11年ぶりに登場。
第1巻 細胞生物学 2021年2月刊行
第2巻 分子遺伝学 2021年3月刊行
第3巻 生化学・分子生物学 2021年4月刊行
『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(11 edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全58章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。
本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。
【第2巻 分子遺伝学】第8章 細胞周期と細胞分裂/第9章 遺伝、遺伝子と染色体/第10章 DNAと遺伝におけるその役割/第11章 DNAからタンパク質へ:遺伝子発現/第12章 遺伝子変異と分子医学/第13章 遺伝子発現の制御
【第1巻 細胞生物学】 第1章 生命を学ぶ/第2章 生命を作る低分子とその化学/第3章 タンパク質、糖質、脂質/第4章 核酸と生命の起源/第5章 細胞:生命の機能単位/第6章 細胞膜/第7章 細胞の情報伝達と多細胞性
【第3巻 生化学・分子生物学】 第14章 エネルギー、酵素、代謝/ 第15章 化学エネルギーを獲得する経路/第16章 光合成:日光からのエネルギー/第17章 ゲノム/第18章 組換えDNAとバイオテクノロジー /第19章 遺伝子、発生、進化