講談社現代新書作品一覧

がん医療の選び方
講談社現代新書
手術か抗がん剤か、代替療法の効果とは
後悔しないための患者学!
病院・医者選びのコツとは?主治医に訊くべき質問項目は?
診断・治療の手順から費用まで、最良の医療を見つける患者学。
最良の治療法を見つける!
早期の胃がんや大腸がん、乳がん、子宮がんの治癒率は90パーセントを軽く超え、10人中9人が治る。
逆説的に言うなら、「運が悪ければがんで死ぬ」。
反対に、手遅れの膵臓がんや胆管がん、肺がんなどは「運がよければがんで死なない」。
それくらい、がんにも天と地の違いがある――本書より

年金はどう変わるか
講談社現代新書
複雑すぎる!破綻するのか?
誰もが知りたい年金のすべて
若い世代は年金を受け取れないのか? 大改革で何が変わるのか?
国民からの不信を拭い去り、安心できる制度に向けた画期的提言。
本書でもいくつかの改革案を提示し、年金に対する不信と不安を解消する道筋を筆者なりに考え、示してみました。時の経過とともに、若い世代も必ず年金を受け取る世代になります。
他人事ではありません。問題を先送りせず、責任を転嫁せず、将来世代のために勇気ある一歩を踏み出しましょう。――本文より

鉄道ひとつばなし
講談社現代新書
鉄道から日本社会の本質が見えてくる! 明治以降くり返された天皇の御幸は、鉄道なしにはありえなかった。日本人の時間意識と時刻表の関係、駅名に関する考察など、いま話題の名コラムがついに新書化!

プロ家庭教師の技
講談社現代新書
学力のアップは勉強法を変えることから始まる!
プロの家庭教師はこんな教え方をしている!
受験直前・駆け込み寺的な合格請負人から落ちこぼれ生徒の立て直し、ひきこもりの人生相談まで。
生徒の数だけ教え方もある。彼らのノウハウの秘密に迫る。

大学生のためのレポート・論文術 インターネット完全活用編
講談社現代新書
インターネット時代の大基本マニュアル登場。パソコンでインターネットだけを使ってレポート・論文がどこまで書けるのか。ネット検索、図版とり込み等必須テクニックを親切に解説。大ヒットの第二弾!

新聞記事が「わかる」技術
講談社現代新書
「政府首脳」とは首相、閣僚、内閣官房長官のうち、誰を指す用語か知っていますか?
読み方のコツを知れば、新聞は「宝の山」!
日本の新聞はどれも同じ?
――新聞特有の表現・語句・構成を知れば、真実と記者の本音を推理することができる。
現場記者が「情報の達人」になる方法を一挙公開。

子どもに教えたくなる算数
講談社現代新書
難しくなる一方の受験算数もこれでわかる!
数学へ発展する本当の実力をつけるための良問を厳選。
対話形式で問題を解きながら、お父さんの算数力がめきめきアップ。
教え方のツボもわかって、子どもも伸びる
『必勝の時間攻略法』(講談社現代新書)の吉田たかよし氏絶賛!
算数の本質と面白さのド真ん中を見事に射抜いている。
子どもだけでなく、大人の脳も進化させる名著だ。

アメリカのグローバル化戦略
講談社現代新書
反米国家には先制攻撃を仕掛けて政権を交代させる
この論理を認めていいのか!
アメリカは中東を改造しようとしている!
圧倒的な軍事力と強大な経済力で21世紀の世界に君臨するアメリカ。建国思想と外交史を踏まえながら、独善国家の本質とグローバル化戦略の真の狙いを解き明かす

万里の長城 攻防三千年史
講談社現代新書
建設が始まったのはいつ?国防費は?
敵の来襲にどう備えた?
悠久の謎がいま解ける!
果たしてあの長大な建造物は役に立ったのか。
城をめぐる攻防にはどんな戦闘があり、国防の経費はどの程度だったのか?
3000年にわたり、さまざまな政権とともに歴史を刻んできた万里の長城の素顔に迫る。

日本語は年速一キロで動く
講談社現代新書
<ことばの乱れ>の正体を見つけた!
日本語は年速1キロで移動する!驚愕の新説
「うざったい」「違かった」も方言だった。
「誤用」や若者ことばの多くは方言が東京に流入したもの――
漂流しうつろう言葉の姿を方言学の第一人者が明快に説く。

ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951
講談社現代新書
遠大な思考の果てに浮かびあがる「哲学」の姿!
これこそ真のウィトゲンシュタイン
ウィトゲンシュタイン哲学のすべてがわかる
すべてのテキストを詳細に読み直し、ウィトゲンシュタインの思考に即して再構築すると、
従来の難解な断篇の集積が、1つの大きな哲学的ドラマとして蘇ってくる。

神聖ローマ帝国
講談社現代新書
中欧に存在した不思議な「帝国」の一千年史。ドイツはじめ中欧諸国の母胎となったこの帝国は、教皇や周辺諸国、諸候と合従連衡と抗争を繰り返しながら、中世史の一極をなし続けた。その実体を解き明かす。(講談社現代新書)
中欧に存在した不思議な「帝国」に一千年史。ドイツはじめ中欧諸国の母胎となったこの帝国は、教皇や周辺諸国、諸候と合従連衡と抗争を繰り返しながら、中世史の一極をなし続けた。その実体を解き明かす。

謎とき日本経済50の真相 俗説・タテマエ一刀両断
講談社現代新書
スクープ情報も満載
そうだったのか!日本経済
インフレ目標は無謀な賭け? デフレ退治の必要はない!?
一見もっともらしい情報も、一皮めくれば間違いだらけ。これが本当の本当だ。
福井日銀総裁誕生のウラに「密約」あり!
実は、日銀が政府との間で福井氏の総裁就任とインフレ目標導入を取引する事実上の「密約」を結んでいたことが、この本を書く取材の過程で明らかになった(中略)。
これは一部で噂されていたが、これまで確認できないでいた。今回、複数の関係者に取材した結果、次のような福井総裁誕生のいきさつが浮かび上がった。――本文より

FIFO式英語「速読速解」法 あなたもできる画期的メソッド
講談社現代新書
これなら必ず身につく
英語「丸わかり」術!
「和訳を作る」のではなく英語を英語のまま理解できるようになる
同時通訳式の極意!

原理主義とは何か アメリカ、中東から日本まで
講談社現代新書
なぜ彼らは「他者」を憎悪するのか?
原理主義はイスラーム教だけの現象ではない。キリスト教的価値観から胚胎したアメリカなど、各国の現状を明かし、世界を読み解く新しい視座を提供する。

脳を活かす!必勝の時間攻略法
講談社現代新書
これが吉田メソッドだ!!
あらゆる試験に打ち勝ってきた
「奇跡のマルチ人間」が秘策を大公開
医師で元NHKアナウンサーで衆議院議員第一秘書も務めた
“奇跡のマルチ人間”が伝授する鉄則30!
私は日本で初めて、NHKアナウンサー出身の医師となりました。さらに、元自由民主党幹事長・加藤紘一衆議院議員の公設第一秘書として科学技術政策の立案にも携わることができました。というと、私がなんだか特別な才能の持ち主だと思われたかもしれません。
しかし、それはまったくの間違いです。私は生まれつき不器用で、おまけにどん臭く、決してなんでも要領よくこなせるタイプではありません。にもかかわらず、こうしたまったく異なる3つの職業を1人で経験できたのは、時間の使い方に秘密があったからです。
私は、1日が48時間になるように心がけています。――本書より

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論
講談社現代新書
男を惑わす<危険な女>の秘術
男を破滅させずにはおかない運命の女femme fatale――魔性の魅力の秘密は何か。宿命の恋の条件とは。フランス文学から読み解く恋愛の本質、小説の悦楽。

野球とアンパン 日本野球の謎カウント・コール
講談社現代新書
ストライクが先か、ボールが先か!?
ベースボールと野球はまだまだ違う!
日本とアメリカでは、なぜストライクとボールのコール順が逆なのだろうか。野球が国民的スポーツに成長する過程を、パンの受容と日本オリジナルの誕生と対比して描く。
日本野球最大の謎――ご存じのとおり、大リーグなどアメリカの野球では、カウント・コールはボールが先。ストライクはあとである。「ツー・エンド・ワン」といえば「2ボール、1ストライク」の意味である。「ツー・ナッシング」といえば、「2ボール、0ストライク」を意味する。ところが、日本ではそうではない。「ワン・ツー」とは「1ストライク、2ボール」のこと。「ツー・ナッシング」なら、「2ストライク、0ボール」のことになってしまう。日本式のコールのやり方が、国際式から見れば逆であることを知りながら、どうして私たちはそれを続けてきたのか。実際、不思議ではないか。知らないならいざしらず、私たちは自分たちが世界で孤立していることを十分に知っていて、そうし続けているのである。日本式カウント・コールは、単に一時の「思い違い」から発していたのかもしれなかったが、それを持続するには長い間の「意思」がなければならなかった。――(本書より)

教えること、裏切られること――師弟関係の本質
講談社現代新書
法然・親鸞・道元、子規と虚子、漱石と和辻……
「師と弟子」こそ日本の教育の原点だ
いかに学び、いかに師を乗りこえるか。柳田・折口の確執、棟方志功の師殺し、親鸞・道元等の情知渦巻く世界
人間関係第一というスローガン――私は長いあいだ、師などいらぬもの、と思っていた。戦後の長いあいだ、そう思っていた。考えてみれば、私にとっての「師はいらぬもの」の時代は、「人間関係」という言葉の流行した時代と重なっていた。しかしこのごろ、その「人間関係」主義がいつのまにかぐらつきはじめているのではないか。戦後50年を通観すればただちにわかることだが、その人間関係主義の大合唱の中から師弟関係という人生軸が、はじめから徹底的に排除されていたのだ。師弟関係という垂直軸を無視し否定することによって、人間関係という横並びの水平軸がいつも不安定に揺れつづけることになったのである。――(本書より)
教えること、裏切られること――目次より
●孤高の僧、藤井日達と私
●弟子を持つの不幸――内村鑑三と斉藤宗次郎
●父なるものへの回帰――夏目漱石と和辻哲郎
●宿命のライヴァル――柳田国男と折口信夫
●究極の「師殺し」――棟方志功と柳宗悦
●師資不相承、ここに極まれり――正岡子規と高浜虚子
●親鸞、弟子捨ての真意
●師の人格をいかに相続するか
●『歎異抄』にこだまする唯円の叫び声

新書ヨーロッパ史 中世篇
講談社現代新書
<中世>とは何か?
政治と宗教、都市と国家、歴史と文明……
「対立と連帯」のヨーロッパ史を読み直す
中世人の眼を通して――1991年の「マーストリヒト協定」によって「ヨーロッパ連合」が始動した。おもしろいことに、マーストリヒトのすぐ北のマース左岸にメールセンという小さな町がある。870年、この町で、「フランク王国」の分解を決定づける協定が結ばれた。(中略)以後、ヨーロッパは「個別国家」の集合体としての歴史を歩み、一千年を経て、いまふたたび「フランク王国」へ回帰しようとしているという理解がある。(中略)もちろん「メールセン協定」によって成立したとされる「西フランク王国」がそのまま「フランス王国」に、ましてや「東フランク王国」が「ドイツ王国」に接続したわけではなく、そういう説明の仕方はたぶんに大づかみにものをいってのことだが、しかし、その大づかみのものをいう、そのいわばつかみ方にやはり問題があると思う。わたしがいうのは、そこにいう「個別国家」というのは、ほぼ16世紀のころから形を整え始める「近代国家」を念頭に置いているのではないか。――(本書より)