講談社文庫作品一覧

風のように 不況にきく薬
風のように 不況にきく薬
著:渡辺 淳一
講談社文庫
感性と理性が光る珠玉のエッセイ 大いなる恋愛、とくに不倫は、平成不況の特効薬!?人間を食べる怪獣がいたら、今の日本人を旨いと思ってくれるのか!?──ユニークな視点から現代社会とそこに生きる人々を、男と女のいろいろを鋭く捉えた傑作エッセイ集。豊かな感性がキラリと光り、常識を斬る!〈シリーズ単行本に未収録のオリジナル文庫〉
トヨタ経営の源流
トヨタ経営の源流
著:佐藤 義信,解説:守 誠
講談社文庫
幾多の大不況を乗り越えた極意とは 人も在庫も殺さない合理的運営(ジャスト・イン・タイム)。現代(いま)こそ必要なカリスマ経営理念。 トヨタ式──生産システムのグローバルスタンダード(世界標準)は、豊田喜一郎が戦前に編みだしていた。外国車勢の圧力や戦時の混乱のなかでも躍進を続けた原動力は何か。喜一郎の進取精神と危機感、それが絶えず企業革新を促したのだ。創業者(カリスマ)の熱い生涯と経営理念から、不況を生きぬく極意がみえてくる。
銀行マンの掟
銀行マンの掟
著:荒 和雄,解説:山田 智彦
講談社文庫
銀行の理不尽さに腹が立ちませんか。“銀行の常識は世間の非常識”と言いきる元支店長が、自省の念をこめ銀行マンの生態を洗いざらい暴露する。なぜこんな時代遅れの掟がまかり通るのか。危ない銀行チェックにも最適。〈本書は和気義一の筆名で刊行された作品ですが、文庫化にあたり、著者名を本名に改めました〉
秘命課長 獣たちの野望
秘命課長 獣たちの野望
著:南里 征典
講談社文庫
“極上名器3段締めの女”を探せ──何者かに射殺された建設業界のドン兵堂が残したダイイング・メッセージ。犯人の狙いは1千億円の隠し財産か。犯人捜しと財産争奪の秘命を受けた戦略情報課長・日高竜介は、美女から美女へ日夜“秘技”を挑む。性の罠と野望が渦巻く官能サスペンス。(『秘命野望事情』改題)
電子あり
倒錯の死角
倒錯の死角
著:折原 一
講談社文庫
電子あり
忍法関ヶ原 山田風太郎忍法帖(14)
忍法関ヶ原 山田風太郎忍法帖(14)
著:山田 風太郎
講談社文庫
麻耶藩国家老の娘・お婉は、相手を眠らせる術を使う忍者3兄弟と共に、父の敵討ちに向う。対するは江戸家老が傭(やと)う剣客3人。眠りの術に、眠りつつ勝つ剣法を編みだされたが……。“極意”とは何かを見せる「忍法甲州路」他、表題作の「忍法関ヶ原」「忍法瞳録」など9短編を収録。〈山田風太郎忍法帖全14巻完結〉
電子あり
閉じられた環(下)
閉じられた環(下)
著:ロバート・ゴダード,訳:幸田 敦子,解説:関口 苑生
講談社文庫
二転、三転、四転!待ちうける、罠また罠 美女ダイアナの父に隠されていた恐るべき秘密。人生のめくるめく環(わ)をめぐるミステリー・ロマン! ダイアナの父、辣腕で鳴らすチャーンウッドは、我々の企みをすべてお見通しだった。破格の手切れ金を提示されたガイは、マックスの許可も得ず頷いてしまう。それが、思いもかけぬ殺人劇の発端となろうとは!やがて、船上の恋の結末は周囲の人々の運命を翻弄してゆく。名匠ゴダードが放つミステリー・ロマン!
余燼(下)
余燼(下)
著:北方 謙三,解説:吉野 仁
講談社文庫
影井誠一郎は剣技で、沢井小平太は口説(くぜつ)で、火消の常吉は男だてで大規模な江戸擾乱(じょうらん)を仕組む。幕閣の弱点は庶民の恨みだ。恨みの力で打ちこわせ!!目論見通り松平定信は老中に就任。天下は動いた。が、共に戦った友は次々に抹殺されてゆく。無明の時代、世直しに命を賭けた男達の青春を、熱い思いで描く力作時代長編。
余燼(上)
余燼(上)
著:北方 謙三
講談社文庫
天明6年、田沼意次(おきつぐ)が失脚、将軍家治(いえはる)も没し、飢饉と政権の空白に、江戸は一触即発の危険を孕んでいた。馬庭念流の遣手、影井誠一郎は、心ならずも幕閣派のかつての友をひと太刀で倒した。その時から、誠一郎は次期政権をめぐる暗闘の渦中へ引き込まれ、松平定信を推す沢井小平太を守るため、剛剣を振るう!
はやぶさ新八御用帳(七) 寒椿の寺
はやぶさ新八御用帳(七) 寒椿の寺
著:平岩 弓枝
講談社文庫
旗本、本庄新兵衛が殺された。蔵前の札差、板倉屋の離れで、左胸に出刃包丁を突き立てられ、こと切れていたのだ。板倉屋の娘お栄は、本庄との祝言を目前に控えていた……。町奉行根岸肥前守の懐刀、ご存じ隼新八郎が鮮やかにさばく怪事件。表題作はじめ、珠玉の江戸捕物7編を収めた大人気シリーズ第7集。(講談社文庫) 旗本、本庄新兵衛が殺された。蔵前の札差、板倉屋の離れで、左胸に出刃包丁を突き立てられ、こと切れていたのだ。板倉屋の娘お栄は、本庄との祝言を目前に控えていた……。町奉行根岸肥前守の懐刀、ご存じ隼新八郎が鮮やかにさばく怪事件。表題作はじめ、珠玉の江戸捕物7編を収めた大人気シリーズ第7集。
花櫓
花櫓
著:皆川 博子,解説:宇江佐 真理
講談社文庫
江戸芝居町・中村座。8代目・中村勘三郎には、二人の娘があった。妾の子・お菊。正妻の子・お珊。気性も、抱く夢も違う二人の、娘から女への成長と葛藤。市川団十郎、松本幸四郎、尾上菊五郎ら、きら星のごとき名優たちの息づかいの中に描かれる、凛々しくも、真珠のように輝く、恋物語。櫓が上がり、柝(ひょうしぎ)が鳴る。恋の舞台の幕が開く。
電子あり
江戸川乱歩賞全集(7)伯林-一八八八年 高層の死角
江戸川乱歩賞全集(7)伯林-一八八八年 高層の死角
編:日本推理作家協会,著:海渡 英祐,著:森村 誠一
講談社文庫
ドイツ娘との恋に煩悶する留学中の医学生・森鴎外が伯爵殺害事件に遭遇、究明に乗り出す。事件の背後には鉄血宰相ビスマルクが!?『伯林――1888年』 東京――福岡。ワンマン社長と美人秘書の連続殺人を繋ぐ鍵は?巨大ホテルを舞台に展開する密室トリックとアリバイ崩しに挑む本格推理。『高層の死角』
江戸川乱歩賞全集(8)殺意の演奏 仮面法廷
江戸川乱歩賞全集(8)殺意の演奏 仮面法廷
編:日本推理作家協会,著:大谷 羊太郎,著:和久 峻三
講談社文庫
芸能ショーの人気司会者が自室で死体となって発見された。残された暗号日記は遺書なのか、それとも?芸能界の陰影と密室の謎に挑む。『殺意の演奏』 10億円の土地売買をめぐり不動産屋と弁護士が殺される。事件の陰に暗躍する謎の女、利権に群がる地面師。民事裁判の虚実を抉る法廷推理。『仮面法廷』
蘭と狗 長英破牢
蘭と狗 長英破牢
著:中村 勝行,解説:菊池 仁
講談社文庫
蘭学者・高野長英が、火を放ち牢を破って、逃亡した! 岡っ引の瓢六は、「地獄まで追ってやる」と獰猛に吼えた。密偵役の女房が、巻き添えをくって焼死したからだ。世直しの信念に燃える長英は、瓢六の執念の深さが掴めぬまま、必死に逃亡する。逃げる長英、追う瓢六。サスペンス溢れる12年の闘いを描く、時代小説大賞受賞作。
電子あり
閉じられた環(上)
閉じられた環(上)
著:ロバート・ゴダード,訳:幸田 敦子
講談社文庫
騙すつもりが騙されて船上の恋に落ちた詐欺師 1931年、豪華客船-女王陛下号-(エンプレス・オブ・ブリテン)に乗りこんだ詐欺師コンビ、ガイとマックスの目にとまった絶世の美女ダイアナ。父親は有名な投資家、まさに絶好のカモだった。恋する男を装って罠を仕掛けるマックス。だが大いなる誤算、ふたりは本当の恋に落ちてしまう。歴史と人生の変転を見事に描くゴダードの最高作登場。
野ざらし忍法帖 山田風太郎忍法帖(13)
野ざらし忍法帖 山田風太郎忍法帖(13)
著:山田 風太郎
講談社文庫
駆落ちした美男・隼人は、出世のため、美人妻お圭を、醜男の忍者枯葉塔九郎に売ってしまう。3年後、2人を偶然見た隼人は、お圭に欲望するが、彼女の股間には……。人の心のありようを描いた「忍者枯葉塔九郎」他、立場が人を変えるさまを活写した「忍者服部半蔵」など、生と死を見据えた異色9短編を収録。
電子あり
海将(下)
海将(下)
著:白石 一郎
講談社文庫
海を知り船を自在に操る小西行長は、豊臣秀吉の西国征服で重要な役割を果たす。だがその心のうちは、宇喜多家に仕えながら小西家の繁栄を願い、悩みに揺れていた。才智の男として歴史に名を残した行長の表と裏を丹念に描いた感動の歴史大作。吉川英治文学賞に輝いた海洋歴史小説の第一人者の筆が冴える(講談社文庫)。 海を知り船を自在に操る小西行長は、豊臣秀吉の西国征服で重要な役割を果たす。だがその心のうちは、宇喜多家に仕えながら小西家の繁栄を願い、悩みに揺れていた。才智の男として歴史に名を残した行長の表と裏を丹念に描いた感動の歴史大作。吉川英治文学賞に輝いた海洋歴史小説の第一人者の筆が冴える!
電子あり
海将(上)
海将(上)
著:白石 一郎
講談社文庫
堺の薬問屋・小西隆佐は、まだ信長の家臣の1人にすぎない羽柴秀吉に己と一族の将来を賭ける。時は天正、西国の毛利家に対抗するための要となる備前・宇喜多家へ、隆佐は手塩にかけて育て跡継ぎと考えていた18歳の弥九郎を送り込む。わずか10数年後に24万石大名となる小西行長の若かりし日を描いた傑作長編(講談社文庫)。 堺の薬問屋・小西隆佐は、まだ信長の家臣の1人にすぎない羽柴秀吉に己と一族の将来を賭ける。時は天正、西国の毛利家に対抗するための要となる備前・宇喜多家へ、隆佐は手塩にかけて育て跡継ぎと考えていた18歳の弥九郎を送り込む。わずか10数年後に24万石大名となる小西行長の若かりし日を描いた傑作長編。
電子あり
家族シネマ
家族シネマ
著:柳 美里
講談社文庫
失われた家を求め、映画出演を決めた家族を描いた「家族シネマ」、同棲中の部屋を飛び出した登校拒否の過去を持つ女を描いた「真夏」、転校生といじめを題材にした「潮合い」──心に傷を負った人間が強く生きようとする姿を描き、家族が価値あるものかを現代に問う名作。芥川賞に輝く表題作を含むベストセラー。
手跡指南 神山慎吾
手跡指南 神山慎吾
著:佐藤 雅美
講談社文庫
公金横領の罪で父が切腹、失意のうちに故郷を捨て、江戸で手習師匠となった神山慎吾。だが幽閉された当主の丹波守から遣わされた使者・加奈の言により、心ならずも暴政吹き荒れる修羅場へ舞い戻る羽目に。奸計、嫉妬の渦巻く中、奮闘する慎吾の前に明らかになった父の死の意外な真相とは!? 痛快時代長編。(講談社文庫) 公金横領の罪で父が切腹、失意のうちに故郷を捨て、江戸で手習師匠となった神山慎吾。だが幽閉された当主の丹波守から遣わされた使者・加奈の言により、心ならずも暴政吹き荒れる修羅場へ舞い戻る羽目に。奸計、嫉妬の渦巻く中、奮闘する慎吾の前に明らかになった父の死の意外な真相とは!? 痛快時代長編。
電子あり