創文社オンデマンド叢書作品一覧

藩法史料叢書3:仙台藩(上)
藩法史料叢書3:仙台藩(上)
編:藩法史料叢書刊行会,その他:吉田 正志
創文社オンデマンド叢書
『藩法史料叢書』は、「藩法研究の進展の基礎条件」形成、さらには幕府法を中心とする近世法制史料充実の一助になるシリーズである。本巻は、仙台藩 上として、同藩(伊達家)の「評定所格式帳」以下九点の史料を収録した。 【目次】 序言 凡例 解題 第一節 仙台藩概説 I 仙台藩政の推移 II 仙台藩法の特質 (イ) 幕府との関連 (ロ) 家臣団との関連 (ハ) 領民との関連 第二節 所収史料解説 I 刑事法関係史料 1 評定所格式帳 2 諸令聚要 3 御法令違犯之部 4 仙台藩御仕置留書 II 武家関係史料 5 大番組勤方留 6 覚書 III 村方関係史料 7 万御定格留 8 続郡例鑑 IV 町方関係史料 9 万扣録 評定所格式帳目録 評定所格式帳 諸令聚要目録 諸令聚要 御法令違犯之部目録 御法令違犯之部 仙台藩御仕置留書目録 仙台藩御仕置留書 大番組勤方留目録 大番組勤方留 覚書目録 覚書 万御定格留目録 万御定格留 続郡例鑑目録 続郡例鑑 万扣録目録 万扣録
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藩法史料叢書2:金澤藩
藩法史料叢書2:金澤藩
編:藩法史料叢書刊行会,その他:服藤 弘司
創文社オンデマンド叢書
この叢書は、「藩法研究の進展の基礎条件」形成、さらには幕府法を中心とする近世法制史料充実の一助になることを目指している。本巻には、金沢藩の「北藩秘鑑」と「江戸表聞合書類」の二書を収録した。「北藩秘鑑」は、前田家の家譜および制度、典礼を集約的、簡潔に記録したもの、「江戸表聞合書類」は、五代綱吉治世の元禄中期における金沢藩の聞番、御用頼の動向を伺い得る編纂物であり、何れも貴重な史料である。 【目次】 序言 凡例 解題 I 『北藩秘鑑』解題 一 編者と序撰者 二 内容と意図 II 『江戸表聞合書類』解題 一 内容と成立時期 二 情報提供者 三 御用頼の概観 四 意義に代えて 若干の注目すべき事項 北藩秘鑑総目 北藩秘鑑 叙 凡例 巻之一 巻之二 巻之三 巻之四 巻之五 巻之六 巻之七 巻之八 巻之九 巻之十 巻之十一 巻之十二 巻之十三 巻之十四 巻之十五 巻之十六 巻之十七 巻之十八 巻之十九 巻之二十 跋 江戸表聞合書類目録 江戸表聞合書類 第一本 第二本 第三本 第四本 第五本 第六本 第七本 第八本
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藩法史料叢書1:佐野藩
藩法史料叢書1:佐野藩
編:藩法史料叢書刊行会,その他:坂本 忠久
創文社オンデマンド叢書
本書は、「藩法研究の進展の基礎条件」形成、幕府法を中心とする近世法制史料充実の一助として、藩法史料を翻刻刊行したものである。第1巻には、主として下野国安蘇郡佐野周辺を領有した譜代極小藩である佐野藩(堀田家)の「大成有司心得」を収録した。 【目次】 序言 凡例 解題 佐野藩「大成有司心得」解題 佐野藩概観 大成有司心得 首 一巻 二巻 三巻 四巻 五巻 七巻 八巻 十巻 十一巻 十二巻 十三巻 十五巻 十六巻 十七巻 十八巻
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仏教思想の求道的研究(続)
仏教思想の求道的研究(続)
著:増田 英男
創文社オンデマンド叢書
「『仏教思想の求道的研究』は、禅に或いは広く宗教一般というものに、真面目な関心を持っている人達の注意をひき、高い評価を得られた。「求道学」という立場を掲げられた理由は、前著に詳しく説明されている。その説明の内容についてここで一々述べるわけにもいかないが、重要な点を二三挙げれば、「実践」(practice)の強調である。如何に立派なことが頭で考えられても、それが実行されなければ無意味である。昔から偉い禅師たちの言葉などを現代の禅学者が如何に研究しても、それでは禅の本当のところはわからない。座禅の実践のみが真の禅である。そこで現在の禅のお寺ではお坊さんたちは実践・実修をもっぱらにして座禅の生活をおくって居られる。・・・この書物で求道という学的立場が唱道されたのは、現代の禅宗寺院に於いて求道的精神を再び活性化するためであったろう。・・・「実践」と、求道的研究という「学問的研究」、著者はこの両者が一つにならなければ、本当の禅でも本当の研究の立場でもないということを綿密に説いておられる。」(西谷啓治「序」より) 【目次】 序  (西谷啓治) 緒論 第一部 般若空観  二 鈴木大拙先生と般若 三 金剛般若経と即非の論理 四 老荘の無と仏教の空 五 真空俗有と真空妙有 六 縁起空の解釈をめぐって 上田博士の批判に答う 七 空と縁起 八 縁起無自性の意味 第二部 華厳無礙  九 華厳経における空観の一考察 とくに般若経との関連において 十 華厳経における大悲方便 十一 華厳無礙と弁証法 十二 華厳教学における「無礙」の解釈の問題点 十三 華厳教学における無礙と空 十四 華厳教学における三昧について 十五 華厳教学における無礙と真空観 第三部 現代世界と仏教  十六 現代世界と般若 十七 現代思潮と禅 十八 文化不均衡の問題 とくに物質文明と精神文化の跛行について 十九 東洋文化の底にあるもの 二十 アキレスと亀 二十一 今日の在家禅にとって一番大事なこと 二十二 上求菩提・下化衆生 二十三 信と疑 著作論文目録
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仏教思想の求道的研究
仏教思想の求道的研究
著:増田 英男
創文社オンデマンド叢書
「仏教思想を単に過去に過ぎ去った昔の思想として対象的にとらえ、その文献的な考証とか歴史的な変遷とかを研究するものではなく、そのような客観的資料基盤を踏まえつつ、仏教思想の中から現在の我々自身の究極の拠り所(道)ともなり得る活きた宗教的真実を見出そうとするものである。およそ宗教とか道徳とか或いは哲学とかいうような、人間存在の根本にかかわる問題に関しては、その純客観的学術的な研究が今後ますます発達することはもちろん結構なことだが、しかし同時に主体的求道的な研究も学問として公然と本格的に推進されることが、今日のような思想的混迷の時代においては是非必要であると思う。・・・ そして仏教思想の求道的研究を通して、この「求道学」という立場を打ち出すことが本書発刊の素志のひとつでもある。・・・ 著者が、はなはだ荒削りながら、ともかくも仏教思想の中から見出した最も根本的な宗教的真実は、般若の開顕ないし善の見性における実践的契機としての「透脱」の原理にほかならぬ。」 (「序」より) 【目次】 序 凡例 緒論 現代における宗教  一 宗教の領域 二 現代における人間の主体性喪失と宗教 第一部 般若空観の展開 三 仏教における「空」思想の検討(般若経・竜樹を中心として) 四 無我と主体性 五 中論における一疑問 六 般若経における否定辞の二様の意味 七 般若経における「如幻」の意味について 八 般若経における「方便」の意味について 九 空観と大悲 十 仏教を虚無思想とする批判の一考察(とくに儒教からの批判を中心として) 第二部 禅の実践と華厳の世界観  十一 在家仏教論(現代における大悲の実践) 十二 禅体験の一考察 十三 身体論と坐禅 十四 現代世界と仏教(華厳を中心として) 結語 求道学の理念
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キリスト教古典叢書7:日々の賛歌・霊魂をめぐる戦い
キリスト教古典叢書7:日々の賛歌・霊魂をめぐる戦い
著:プルデンティウス,訳:家入 敏光
創文社オンデマンド叢書
皇帝の側近にまで上り詰めたプルデンティウスは、晩年厳格な禁欲生活を入り、宗教詩、教訓詩、論争詩、賛美歌集、抒情詩を多く遺した。 初期キリスト教最大のラテン詩人プルデンティウスは、聖アウグスティヌスのように青年時代を放縦な生活を過ごしたが、50代になって神の御前に無益だった生活を後悔し、それによって、異教と戦い、信仰・道徳を擁護し、昼夜神を賛美し、偶像の祭壇を粉砕し、殉教者・使徒を讃えた。この詩作品を粗末な土器にたとえ、このような土器でも神の家の片隅に置いてくださるようにといってささげた。 (古代・中世教父の伝記・書館を集めた「ミーニュ教父全集」より編集した。) 【目次】 カテメリノン「日々の賛歌」 序論 内容 意義 本文 序(プルデンティウスの詩全体の) 第一歌 鶏鳴時の賛歌 第二歌 早朝の賛歌 第三歌 食前の賛歌 第四歌 食後の賛歌 第五歌 点燈の賛歌 第六歌 就寝前の賛歌 第七歌 断食の賛歌 第八歌 断食後の賛歌 第九歌 毎時の賛歌 第十歌 死者埋葬の賛歌 第十一歌 ご降誕の賛歌 第十二歌 ご公現の賛歌 注 プシコマキア「霊魂をめぐる戦い」 序論 内容 序 本文梗概 本文 序 一 信仰と偶像崇拝の戦い 二 純潔と情欲の戦い 三 忍耐と憤怒の戦い 四 謙遜と傲慢の戦い 五 節制と快楽の戦い 六 慈善と貧欲の戦い 七 和合と不和との戦い 注(本文中*印を附したものに行数を示して注をつけてある) 解説 プルデンティウスの生涯 プルデンティウスの著作 プルデンティウスの著作年代 プルデンティウスのテキスト むすび
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信仰の伴侶
信仰の伴侶
著・編:久山 康,著:斎藤 勇,著:福田 正俊,著:小塩 力,著:関根 正雄,著:北森 嘉蔵,著:佐古 純一郎
創文社オンデマンド叢書
ドストエフスキーはかつて、自分は現代の産物であり、したがって無信仰と懐疑の子だ、しかしそれゆえにまた信仰への渇望に苦しめられると告白した。 この書は転換期の激浪のなかで、この世的なるものに寄る辺を失いつつある魂に対しての最後の希望となる信仰を考えるために書かれた。 哲学者、神学者、文芸評論家が、「信仰」と「魂」について、さまざまな光をあてる。 【目次】 第一部 信仰への道  明治時代における信仰への遍歴 明治の青春としてのキリスト教 西洋文化の代表としてのキリスト教の受容 私の學生時代 齋藤勇氏 高山樗牛・徳富蘆花・綱島梁川 スピノザ「エテイカ」、トルストイ「懺悔」 植村正久 島崎藤村と有島武郎 日本文學とキリスト教 明治の文學者のキリスト教離脱への反省 芥川龍之介及び太宰治とキリスト教 椎名麟三の受洗 【略】 キリスト教的世界よりギリシャ的世界へ 聖書の世界への還帰 晩年の内村鑑三 信仰への巡禮 佐古純一郎氏 死の不安 「歎異抄」 一燈園 太宰治への傾倒 田邊元「歴史的現実」と応召 新約聖書 椎名麟三とドストイエフスキイの影響 小林秀雄のドストイエフスキイ研究 椎名麟三とキリスト教 第二部 信仰書の勧め 高倉徳太郎の著作 パスカルに関する書物 【略】 アンセルムスとエックハルト ドストイエフスキイとキェルケゴール バルト、カルヴィン、ルター、フォーアサイス 内村鑑三 【略】 説教集と辭典 戰後の諸作 イエス伝 イエス伝の歴史的変遷 第三部 聖書の読み方 聖書の読み方 一般的な読書と異る聖書の読み方/聖書を読むときの態度/青年のもつ宗教性/聖書による人生觀の変化/ヒューマニズムの高揚と破壊/聖書の読み方の常道/青年の読み方と老人の読み方【略】 興味を覚えた聖書の箇所 齋藤氏 聖書の飜訳について 私の聖書への接し方 佐古氏、小塩氏 詩人と教授/キェルケゴールの父の聖書の教え方 私の聖書への接し方 関根氏 どこから聖書を読むべきか/ルカ伝とロマ書/福音書の特色/使徒行伝の意義/使徒の書翰の意義/ペテロ書翰とパウロ書翰/默示録【略】
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近代イギリス政治外交史IV 人間・イメージ・政治
近代イギリス政治外交史IV 人間・イメージ・政治
著:坂井 秀夫
創文社オンデマンド叢書
宥和政策をとらざるを得なかった当時の諸条件を、チェンバレンがいかに認識し、それを政策に反省させたのかの問題を、彼の性格と。政治外交の分野で抱いていた「均衡のイメージ」から解明する労作。 アーサー・ネヴィル・チェンバレン(1869~1940)は、1937年にボールドウィンの後をついて、保守党党首として首相となる。1918年に、首相に就く前には、蔵相として世界恐慌からの財政再建に手腕を発揮した。また、首相時代には、ナチスとの宥和的な政策をとったことでも知られる人物である。 全四巻の完結。 【目次】 まえがき 第一章 イギリス本国体制像 第一節 パーソナリティ 第二節 「自由統一主義」 第三節 財政と防衛 第二章 ヨーロッパ体制像 第一節 ロカルノ体制像とヴェルサイユ体制像 第二節 「均衡」のヨーロッパ体制像の創出 第三節 ヒトラーのイギリス像とイギリス労働運動のイギリス像 一 ヒトラーのイメージ 二 イギリス労働運動のイメージ 第四節 威嚇による「均衡」のイギリス像とその投影 一 「独墺合併」の影響 二 「五月危機」 第三章 威嚇と保障による「均衡」のイギリス像とその投影 第一節 ミュンヘン会談 一 背景 二 ベルヒテスガーデン会談 三 ゴーデスベルク「最後通牒」 四 ミュンヘン会談 第二節 ミュンヘンの余波 第四章 同盟による「均衡」のイギリス像とその投影 第一節 英伊関係 第二節 ドイツによるチェコスロヴァキアの解体 一 チェンバレン内閣の反応 二 イギリス労働運動の反応 三 ヒトラーの「敵意」のイギリス像 第五章 「均衡」のヨーロッパ体制像の崩壊 第一節 英仏ソ交渉 第二節 第二次世界戦争の勃発 あとがき 参考文献 人名索引・事項索引
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近代イギリス政治外交史III スタンリ・ボールドウインを中心として
近代イギリス政治外交史III スタンリ・ボールドウインを中心として
著:坂井 秀夫
創文社オンデマンド叢書
スタンリ・ボールドウィンは、1923~1937年まで三期にわたって、保守党党首として、イギリスの首相を務めた。1924年には、イギリスの内政で100万人の失業者が出る危機的状況になり、労働党のマクドナルド内閣に政権を奪われた。しかし同年11月に労働党とソ連との関係を暴き、第二次ボールドウィン内閣を組閣した。 「イメージ論的行動論」という政治学的手法を用いて、1917年から1937年までの間、イギリスで支持指導を行い、従来「不可思議な人物」「怠惰な無為無策の政治家」といわれた首相スタンリ・ボールドウィンを再評価し、そのイメージのと行動の連関を通して、イギリスの内政と外交の動向を描く。 【目次】 プロローグ ボールドウィンの保守主義体制像 第一部 対内政策 第一章 保守党の独立 一 「カールトン・クラブ」での叛乱の背景 二 叛乱 第二章 失業対策 一 ボールドウィンのパーソナリティ 二 関税改革選挙 第三章 対労働党政策 一 労働党のイメージ 二 一九二四年の総選挙 第四章 対労働組合政策 一 二つの労働組合員像 二 一九二六年のゼネストの背景 三 ゼネストの勃発 四 TUCの把握 第五章 保守主義体制像の動揺 一 一九二九年の総選挙 二 恐慌の襲来 三 マクドナルド挙国内閣の成立 四 保守主義体制像の一部修正 第二部 対外政策 第六章 帝国政策 一 帝国内特恵関税制度の樹立 二 余波 第七章 インド政策 一 インド像の修正 二 「インド法」の成立 第八章 防衛問題 一 軍縮から軍事力均衡 二 満州事変と上海事変 三 イースト・フラムの補欠選挙 第九章 対日政策 一 英米会談 二 日英会談 第十章 対独政策 一 空軍力の均衡 二 ヒトラー、サイモン、イーデン会談 第十一章 対伊政策 一 エティオピア戦争の勃発 二 集団安全保障と再軍備 三 一九三五年の総選挙 四 「ホー・ラヴァル案」 第十二章 対独宥和政策 一 ナチス・ドイツによるラインラント占領 二 ヒトラー像 エピローグ エドワード八世の退位 あとがき 事項索引 人名索引
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近代イギリス政治外交史II 近代イギリスを中心として
近代イギリス政治外交史II 近代イギリスを中心として
著:坂井 秀夫
創文社オンデマンド叢書
独立労働党の役割、内政指導を中心に読み解く。 1893年に成立した独立労働党が社会主義的規約・目的を採用したにもかかわらず、同党のイニシャティヴによって1900年に母体ができ、1906年に成立した労働党の規約目的にすることができなかった理由を探る。労働との設立当初の歴史を洗い出す。 また、キャンベル・バナマン内閣とアスキス内閣の政治指導を問う。前者は。いわゆる「福祉国家」を指向する急進主義をその政治方針として、政治的対抗勢力と社会の各層を把握しようとする。しかし、当時、ドイツが海軍力を急速に増大したことを受けて、情勢は「イギリス帝国主義」を求め、国内状況は流動的になる。 その後をうけたアスキス内閣は、イギリスの「安全」を訴え、「自由帝国主義」をその政治方針とせざるをえなくなる。 当時の政治状況を丁寧に跡づける労作である。 【目次】 まえがき 第一部 独立労働党の政治指導 第一章 労働者大衆の困窮 第二章 独立労働党の性格 第三章 「労働同盟」の実現 終章 独立労働党と労働党との関係 第二部 キャンベル・バナマン内閣とアスキス内閣の政治指導  第一章 急進主義と一九〇六年の総選挙 第一節 基本方針 第二節 一九〇六年の総選挙における自由党の勝利 第二章 急進主義による政治的労働者運動の操作 第一節 政治的労働者運動の「先取り」戦術 第二節 労働党政策の「骨抜き」戦術 第三章 急進主義と帝国主義との交錯 第一節 急進主義の動揺 第二節 急進主義の建て直しとそれによる封建勢力の操作 第三節 自由帝国主義とそれによる封建勢力の把握 第四章 自由帝国主義と反政府運動 第一節 反政府運動の噴出 第二節 アイルランド統合の失敗 むすび 事項索引・人名索引
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近代イギリス政治外交史I 近代イギリスを中心として
近代イギリス政治外交史I 近代イギリスを中心として
著:坂井 秀夫
創文社オンデマンド叢書
19世紀中期から20世紀初頭にかけてイギリス政治に登場した4人の政治家、ディズレーリ、グラッドストーン、チェンバリンおよびソールズベリの政治指導を解明し、これを通してこの期間のイギリスの政治外交の動向を描く。 【目次】 まえがき 第一章 ディズレーリの帝国主義とその史的背景 帝国と民衆 はしがき 第一節 帝国観と体制観 第二節 帝国主義政策の形成 第三節 帝国主義政策の実施と政治指導 第四節 帝国主義による体制の攪乱 むすび 第二章 グラッドストーンの外交政策とその崩壊 はしがき 第一節 基本方針 第二節 後進地域における民族主義の圧力による基本方針の動揺 第三節 後進資本主義諸国の衝撃 第四節 悲劇的エピローグ むすび 第三章 チェンバリンの帝国政策 帝国と体制 はしがき 第一節 新急進主義と帝国構想 第二節 帝国構想の二側面 第三節 帝国主義による民衆操作 第四節 「社会帝国主義」 むすび 第四章 ソールズベリの極東政策の展開過程 政治家の像と政策 はしがき 第一節 日清戦争前におけるソールズベリの清国像 第二節 状況の変化による清国像の崩壊 第三節 象徴的清国像の創造とそれに基づく政策 第四節 価値の清国地域像の形成とその修正過程 第五節 象徴的清国像の再生とそれに基づく政策 エピローグ 事項索引・人名索引
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イギリス外交の源流 小ピットの体制像
イギリス外交の源流 小ピットの体制像
著:坂井 秀夫
創文社オンデマンド叢書
小ピット(ウィリアム・ピット 1759-1806)は、1783年に弱冠24歳で首相となり、没する1806年まで(除く1801ー1804)その座にあった。その間、外交的な大問題が多数噴出した。 アメリカの独立(1783)、フランスとの戦争、フランス革命、アイルランドとの確執、奴隷制度の廃止、などである。 この時の小ピットの対外戦略に近代イギリス外交の淵源を読み取る外交史の貴重な書である。 【目次】 第一章 体制の安定 第一節 二つの体制像 第二節 改革 一 議会改革 二 インド改革 第三節 緊縮および財政の安定 第四節 自由貿易 一 「アイルランド提議」 二 英仏航海通商条約 第二章 安全の創出 第一節 対オランダ政策 第二節 三国同盟の成立 第三章 安全の追求 第一節 対外政策 一 対仏不干渉政策 二 対スペイン政策 三 対ロシア政策 第二節 対仏戦争の勃発 一 対内政策 二 対仏交渉 第四章 安全の模索 第一節 第一次対仏平和提案 第二節 第二次対仏平和提案 第三節 第三次対仏平和提案 終章 イギリス・ヨーロッパの安全保障 第一節 第二次大同盟 第二節 アイルランド合同 第三節 幕間 第四節 第三次大同盟 エピロゴ 参考文献 事項索引・人名索引
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有賀鐡太郎著作集5:信仰・歴史・実践
有賀鐡太郎著作集5:信仰・歴史・実践
著:有賀 鐡太郎
創文社オンデマンド叢書
プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。 第五巻は、キリスト教の信仰、キリスト教とキリスト教学の歴史を扱う。 【目次】 I 邦文  一 論文(歴史・エキュメニズム・諸宗教との対話) 近世におけるキリスト教本質論の沿革と問題  トレルチにおけるキリスト教本質論 ブルンナーの立場について 歴史神学の成立根拠 使徒教父 教父哲学 神学と非神学 神学的原理としてのトノーシス 存在 聖書論を中心としたプロテスタンチズムとカトリシズムの対比 キリスト教と他宗教との関係について 二 説教・講話 一 悦びの教え(ヨハネ伝) 二 内心の渇仰(詩篇) 三 人間の芸術的使命(ヨハネ伝) 四 道徳から宗教へ(ロマ書) 五 神秘と宗教(ロマ書) 六 現実と非現実 クリスマスを祝いて(マタイ伝) 七 心の渇き(詩篇) 八 智慧(創世記) 九 人間の文化(創世記) 一〇 創造信仰と世界観(詩篇) 一一 闘いとしての人生(ヨブ記) 一二 ゲーテの宗教観(列王紀) 一三 真実に、ただ真実を(第二コリント書) 一四 愛に根ざす知(第一コリント) 一五 教会の本質(エレミヤ書、第一コリント書) 一六 時と終末(エペソ書) 一七 地の上を歩く(第一ヨハネ書、出エジプト記) 一八 キリスト教信仰の要諦(出エジプト記三章、ヨハネ伝) 一九 問われている教育 二〇 創造 二一 教育 二二 教会 II 英文(歴史・エキュメニズム・諸宗教との対話) The Meeting of East and West on the Japanese Scene A Christian - Buddhist Encounter From Confucius to Christ - A Feature of Early Protestantism in Japan To the Shintoist: Makoto Further Thoughts on Indigenization The Problem of Indigenization A Rethinking of Christianity 【略】 有賀鐵太郎略歴 有賀鐵太郎業績 解題(歴史) 佐藤吉昭 解題(エキュメニズム・諸宗教との対話) 土肥昭夫 解題(説教・講話) 原田博充
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有賀鐡太郎著作集4:キリスト教思想における存在論の問題
有賀鐡太郎著作集4:キリスト教思想における存在論の問題
著:有賀 鐡太郎
創文社オンデマンド叢書
プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。 第四巻は、「存在論」をキリスト教の観点から読み解く。 「存在」そのものの意味や根本規定を対象にする哲学の根本ジャンルである。形而上学であり、認識論とならんで哲学の最重要分野である。 本書は、欧州文明の底流であるヘレニズムとヘブライズム、そしてハヤトロギアとは何かを問う。 【内容】 序論 キリスト教思想の二重構造について 第一部 ヘブライ思想における特殊性と普遍性 第一章 モーセと預言者 第二章 箴言とヨブ記 第三章 コーヘレト哲学 第四章 ソフィアとデュナミス 第五章 神の無名性について―特にフィロンにおける― 第六章 有とハーヤー―ハヤトロギアについて― 第二部 キリスト教における信仰と思想 第一章 論理の中断 第二章 聖霊体験の分析 第三章 教義史における発足点の問題 第四章 知るということについて 第五章 無と創造 第六章 クレメンス・アレクサンドリヌスにおける信仰と認識 第七章 啓示信仰と神秘思想 第三部 存在論と神学 第一章 パルメニデスとプラトン 第二章 カントとアンセルムス 第三章 エックハルトにおけるesseについて 第四章 現代神学における存在論的一断面
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有賀鐡太郎著作集3:象徴的神学
有賀鐡太郎著作集3:象徴的神学
著:有賀 鐡太郎
創文社オンデマンド叢書
プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。 第三巻は、神学(テオロギア)をめぐる考察の書。 【目次】 前編 象徴的神学    神学的解釈学への道    神学的解釈学の課題と方法 中編 方法に関する断想    現代基督教私見    神学における教会史の位置と任務    Motivkurskuning その他    象徴的神学序説    信と知と行と 後編 創世記に於ける基督教思想    近代教会の羅馬観    
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有賀鐡太郎著作集2:ヘブル書註解
有賀鐡太郎著作集2:ヘブル書註解
著:有賀 鐡太郎
創文社オンデマンド叢書
プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。 本書は、新約聖書中の『ヘブライ人への手紙』(『ヘブル書』)の註解が中心となる。 『ヘブル書』の手紙は、流麗なギリシア語で書かれている。著者は不詳。成立年は、西暦95年以前と推測されている。『ヘブル書』は、神学・教義に関するものと倫理・道徳に関するもので構成されている。 【目次】 序 ヘブル書総論 一 今の時 二 初代信徒の歴史的立場 三 ヘブル書の意図 四 ヘブル書の受信者 五 ヘブル書の著者 六 ヘブル書の年代 七 ヘブル書の思想関係 八 ヘブル書の構造及び参考文献 註解 第一部 序論(一・一―四・一三) 第二部 本論、大祭司イエス(四・一四―一〇・一八) 第三部 実践的帰結(一〇・一九―一二・二九) 結尾 種々の訓戒と挨拶(一三・一―二五) 新訳「ヘブル人への手紙」 解題 遠藤 彰 索引
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有賀鐡太郎著作集1:オリゲネス研究
有賀鐡太郎著作集1:オリゲネス研究
著:有賀 鐡太郎
創文社オンデマンド叢書
プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。 第一巻は、2~3世紀の最大のキリスト教学者オリゲネスとギリシア教父、アレクサンドリア学派についての研究を収録する。オリゲネスはキリスト教の教義学を確立し、西欧思想史の源流の一つとなっている。 【目次】 はしがき 序論 一 課題と方法 二 オリゲネス略伝 第一章 祈祷の問題 第二章 殉教者の道 第三章 文化の問題 一 学問の理念と方法 二 福音と哲学 第四章 神と摂理 一 神論 二 人間論 第五章 完全への進程 一 単信者と完全者 二 二つの福音 三 覚智の意義 結論 キリスト者としてのオリゲネス 補論 アレクサンドリア追放の事由について 一 オリゲネスとデメトリオスとの関係についての一考察 二 閹人の受按資格について 三 異端の問題 四 結論 資料 一 民数紀略第二七講(梗概)イスラエルの子等の宿営について 二 グレゴリオス・サウマツルゴスの謝辞 附録 一 年表 二 著書 三 オリゲネスの年代について 四 文献 五 略語解 解題   水垣渉 索引
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A Bibliography of Christianity in Japan
A Bibliography of Christianity in Japan
編:井門 富二夫,編:ジェームズ・R・マクガヴァン
創文社オンデマンド叢書
日本におけるキリスト教関連(プロテスタント系)の書籍にどのようなものがあるのかを、網羅した貴重な資料集。 【目次】 Foreword Nobushige Ukai Preface Kiyoko T. Cho Editors' Preface Contents Explanatory Notes Books and Pamphlets(Alphabetical Order by Author) Supplement Articles and Studies Dissertations Index I Title II Author IIISubject
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現代詩論
現代詩論
著:セシル・デイ・ルーイス,訳:深瀬 基寛
創文社オンデマンド叢書
1925年に詩人としてのデビューを果たし、1967年には英国最高位の桂冠詩人となった。一方で、推理小説作家(ナイジェル・ストンレジウェイズ名義も多数)でもあったルーイスによる、現代詩をめぐる論考は今なお新しい。 「この本は戦後の或る一派の詩を検討したものである。その一派のために特に弁解しているのでもなければ、これを弁護しているのでもない。真こそは唯だ一つの弁護なのであり、真の詩はそれ自体でみづからの弁護となりうるものである。読者は詩のこの自己弁護を詩そのものに期待すべきであり、他のいかなるところにもそれをもとめてはならない。この本のねらいは或る一つの方向へ読者の目をむけてもらおうー或いは改めてむけなおしてもらいたいーというところにある。つまりそれは次のふたつの確信を土台にしているのである。戦後作家の或る人々、とりわけW・H・オーデンやスティーヴン・スペンダーが単なる同時代性というもの以上の或る共有なるものをもっているほんものの詩人であるという確信と、いまひとつ、この詩人たちの社会的、文学的なさまざまな影響や彼等のねらいどころ、ならびに彼等の技法を論ずるならば、読者はおのづから第一の確信の誤りでないことを自分でたしかめてくれるだろうという確信。・・・」(「はしがき」より) 【目次】 はしがき 詩への希望 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章 補遺  あとがき
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他界観念の原始形態(東南アジア研究叢書)
他界観念の原始形態(東南アジア研究叢書)
著:棚瀬 襄爾
創文社オンデマンド叢書
現世とは異なり、精霊・神などの超自然的存在、死者・祖霊などの人格的霊魂が、他の世界に存在するという観念は普遍的なものである。葬送などの儀礼で、死者や祖先などの場合は、他界への通路が開き、精霊や神にたいしては、祭司や呪術師・シャーマンが媒介となる。オセアニアの原住民たちが保有している他界観念を検証する。 【目次】 まえがき  岩村忍 凡例 序論 前篇 第1章 オーストラリアの他界観念 1 オーストラリアの民族と資料 2 オーストラリアの他界観念資料 3 オーストラリアの他界観念の検討 4 オーストラリアの弔葬儀礼資料 5 オーストラリアの弔葬儀礼の検討 など 第2章 メラネジアの他界観念 1 メラネジアの島と民族および研究資料 2 メラネジアの他界観念資料 3 メラネジアの他界観念の検討 4 メラネジアの弔葬儀礼資料 5 メラネジアの弔葬儀礼の検討 など 第3章 ニューギニアの他界観念 1 ニューギニアの民族と資料 2 ニューギニアの他界観念資料 3 ニューギニアの他界観念の検討 4 ニューギニアの弔葬儀礼資料 など 第4章 ポリネジアの他界観念 1 ポリネジアの島と民族 2 ポリネジアの他界観念の資料 3 ポリネジアの他界観念の検討 4 ポリネジアの弔葬儀礼資料 など 第5章 東インド諸島の他界観念 1 東インド諸島の民族と資料 2 ネグリト諸族の他界観念 3 ヴェッダ系諸族の他界観念 4 マライ系諸族の他界観念資料 5 マライ系諸族の他界観念の検討 など 後篇 第1章 他界観念の起源と天の他界 1 オセアニアにおける他界観念の最原始形態 2 アフリカの最原始民族における他界観念および弔葬儀礼 3 ブッシュマンの他界観念 4 最原始他界観念の一様性に対する疑問 5 ヴェッダ族の他界観念と弔葬儀礼 第2章 地上の他界 1 地上の他界の種々相 2 地上の他界と首狩の分布 3 地上の他界の性質 第3章 地下の他界 第4章 西方の他界 1 セマン族,サカイ族の西方の他界 2 民族移動と西方の他界 3 民族移動の批判と超感覚的西方他界 4 西方他界観念の成立 5 西方他界観念の文化史学的考察 第5章 天の階層と天上地下の対置 1 天の階層 2 天上と地下との対置 第6章 死者の霊魂 1 死霊観念の整理 2 最原始の非埋葬民族と霊魂観念 3 最原始民族の形像霊 4 樹上葬民族の霊魂観念 5 地下の他界に伴う霊魂観念 など 結語 参考引用文献目録 英文要約 棚瀬襄爾博士略歴・著作目録抄 あとがき 校了にあたって 人名索引
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