新刊書籍
レーベルで絞り込む :

2012.09.28発売
純粋理性批判(2)
講談社学術文庫
カントの思考方法をもっとも忠実に日本語に置き換えた天野訳の妙味がいかんなく発揮された珠玉の名篇。本巻では「純粋悟性とはいったい何か」「純粋理性とはいったい何か」が明らかにされ、範疇としての純粋悟性概念、理念としての純粋理性概念の論理体系が、徹底的に追及される。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
カントの批判哲学の真髄を余すところなく伝える天野貞祐訳『純粋理性批判』は、わが国の哲学界にとって、まさに時代の金字塔であった。前巻に引き続き、カントの思考方法をもっとも忠実に日本語に置き換えた天野訳の妙味がいかんなく発揮された珠玉の名篇。本巻では「純粋悟性とはいったい何か」「純粋理性とはいったい何か」が明らかにされ、範疇としての純粋悟性概念、理念としての純粋理性概念の論理体系が、徹底的に追及される。※。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、iPadでの閲読を推奨します。

2012.09.28発売
純粋理性批判(1)
講談社学術文庫
カント哲学の厳密な方法と徹底性の精神を忠実に日本語に置き換え、論理的形式性においてとくに優れている点が天野訳の特徴である。第一巻には、訳者の解説と、先験的原理論のうち、先験的感性論、先験的論理学第一篇がふくまれる。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
三十年の歳月をかけて、天野貞祐が取り組んだカントの『純粋理性批判』の全訳は、長く絶版となっていたが、電子書籍となってふたたび世にでることになった。カント哲学の厳密な方法と徹底性の精神を忠実に日本語に置き換え、論理的形式性においてとくに優れている点が天野訳の特徴である。第一巻には、訳者の解説と、先験的原理論のうち、先験的感性論、先験的論理学第一篇がふくまれる。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、iPadでの閲読を推奨します。

2012.09.21発売
限定版 お父やんとオジさん 特別付録
妻の弟と両親を救うために戦時下の朝鮮半島に上陸したという、著者の父親の実話をもとにして書かれた感動巨編。『大人の流儀』の源流ともいうべき作品を、これからの時代を担う若い人たちにも読んでもらいたいという思いで、映画に舞台にTVドラマと幅広く活躍する若手俳優の小出恵介さんと対談。世代を超えて伝わるメッセージ! 本編の構想を伝える、幻の短編「上陸待ち」を収録。(講談社文庫)

2012.09.21発売
GLAMOROUS SNAP Style Book 2012-13 Autumn & Winter
女性誌『GLAMOROUS』から生まれた海外スナップブック!! 春夏も大好評だった最強海外スナップブックが、進化して登場! 最先端のおしゃれを楽しむセレブ、モデル、エディターなどの海外ファッショニスタのリアルスナップを計346スタイル掲載。定番服のアップデート術からセレブの真似っこ服まで、参考になるスタイルが盛りだくさん! この一冊で初秋~真冬まで乗り切れること確実です!
読むだけでおしゃれになれる! 女性誌『GLAMOROUS』から生まれた海外スナップブック!!
この一冊さえあれば初秋~真冬まで乗り切れる!
春夏も大好評だった最強海外スナップブックが、進化して登場! 最先端のおしゃれを楽しむセレブ、モデル、エディターなどの海外ファッショニスタのリアルスナップが計346スタイル掲載されており、あなたを満足させること必至です。
定番服のアップデート術から大人気セレブ(ミランダ・カー、ケイト・モス、アレクサ・チャン)の真似っこ服まで、参考になるスタイルが盛りだくさん! さらに本当に使える、買い足すべきアイテムもわかりやすく紹介されているので、この秋冬のお買い物計画にも役立ちます。飾っておいても可愛い、そのデザインにも注目です★
CONTENTS
第1章 定番アイテムをおしゃれに着る方法
第2章 デニムは最愛のパートナー
第3章 素敵に見えるワーキングスタイル
第4章 「エッジ」を足せば、見違える
第5章 女性が最も輝く、ワンピーススタイル
第6章 おしゃれアウターで秋冬を乗り切る
第7章 ファッションアイコンの真似をする

2012.09.21発売
蘇る屍 ~カリブの呪法~ 欧州妖異譚6
講談社X文庫ホワイトハート
謎の影におびえる、ユウリの母校セント・ラファエロの生徒。サインの途中で突然死した女性大学教授。二人に共通するのは、沈没したスペイン船の財宝の銀貨で作られた限定販売の銀の万年筆を持っていたことだった。磯の香りとともに出現する『生ける屍』の正体は? カリブの海賊の呪われた宝を巡り、ユウリは巨大な闇の力に挑む!

2012.09.21発売
NO.6〔ナンバーシックス〕♯7
講談社文庫
地下から開かずの遮断扉を突破し、矯正施設へ潜り込んだ紫苑とネズミ。高度なセキュリティシステムをくぐり、兵士に銃口を向けナイフをかざしながら最上階へ駆け上がる。最上階には《NO.6》を支配するマザーコンピューターと、沙布が捕らわれている部屋があるはず――「やっと来たか。おまえを待っていた」 (講談社文庫)
侵入成功! 要塞化した矯正施設で、いよいよ戦いが始まる。
最上階の心臓部に眠る真実――沙布、生きていてくれ!
地下から開かずの遮断扉を突破し、矯正施設へ潜り込んだ紫苑とネズミ。高度なセキュリティシステムをくぐり、兵士に銃口を向けナイフをかざしながら最上階へ駆け上がる。最上階には≪NO.6≫を支配するマザーコンピューターと、沙布が捕らわれている部屋があるはず――「やっと来たか。おまえを待っていた」

2012.09.21発売
SPEEDBOY!
講談社文庫
「孤独だからこそいいんだ。孤独だからこそ速くなれる」友人、家族、世界、愛――すべてを置き去りにして、鬣の生えた少年スプリンター・成雄は、速さの果てを追う!そこに何があった? 何が見えた??――誰がいた???疾風怒濤!! マイジョウオウタロウの世界は、限界の向こう側へ! 『山の中の師見朋成雄』『獣の樹』とリンクする、鬣の生えた少年、成雄の走りまくるストーリー。(講談社文庫)
「孤独だからこそいいんだ。孤独だからこそ速くなれる」
友人、家族、世界、愛――すべてを置き去りにして、鬣の生えた少年スプリンター・成雄は、速さの果てを追う!
そこに何があった?何が見えた??――誰がいた???
疾風怒濤!! マイジョウオウタロウの世界は、限界の向こう側へ!
『山の中の師見朋成雄』『獣の樹』とリンクする、鬣の生えた少年、成雄の走りまくるストーリー。

2012.09.21発売
猫間地獄のわらべ歌
講談社文庫
江戸の下屋敷におわす藩主の愛妾和泉ノ方(あいしょういずみのかた)。閉ざされた書物蔵で御広敷番(おひろしきばん)が絶命した。不祥事をおそれた和泉ノ方は“密室破り”を我らに命じる。一方、利権を握る銀山奉行の横暴に手を焼いている国許(くにもと)では、ぶきみなわらべ歌どおりに殺しが続くと囁かれ……!? 大胆不敵なミステリ時代小説、ここに誕生!<文庫書下ろし> (講談社文庫)
お江戸で、密室。館ものに、見立て殺人!
驚天動地の王道推理!
ミステリファンもご注目を!
時代小説の暴れん坊・幡大介、講談社文庫に初登場。
驚愕のラストに、開いた口がふさがらない!
時は天保。海の向こうのエゲレスでは、『モルグ街の殺人』とやらが書かれる五十年も前。
花のお江戸の猫間藩下屋敷は、上へ下への大騒ぎ。お書物蔵で藩士が腹切って死んだという。不祥事発覚→失脚をおそれた藩主の愛妾和泉ノ方は、外部犯による他殺をでっち上げよ、と命じる始末。留め金の掛かった蔵は、誰も入れぬ“密室”であった。
銀山で潤うのはお偉方と商人ばかり、大半は飢える寸前の猫間藩。国許(くにもと)の城下では、次々起こる惨殺事件を暗示するかのように、ぶきみなわらべ歌が流行(はや)っていた。
……頼りなげな目付役所の若侍、静馬との“推理”は、お先真っ暗のこの藩を救うのか?

2012.09.21発売
聞き耳地蔵 立ち退き長屋顛末記
講談社文庫
逃げた女房が、戻ってきた! 明かして下さい、本当のことを。おれたちには、この弥次郎兵衛(やじろべえ)長屋しかない。お上の地上げに逆らって立て籠もっていたら、源助に愛想を尽かしてたお雅が戻ってきた。気がかりは、侍・十兵衛の抱える闇のこと。書下ろし時代小説 注目シリーズ第2作!(講談社文庫)
引っ越せない事情を抱えた十一人が、お上の地上げに逆らってる――地蔵の見守る弥次郎兵衛(やじろべえ)長屋は、瓦版(かわらばん)ですっかり有名に。源助の逃げた女房お雅が戻ってきたまではよかったが、お静がやっとの思いで逃れた暴力旦那や、浪人土屋十兵衛を狙う脱藩した藩の刺客にまで長屋のことが知られてしまった。しかも仲間の中に、地上げを迫る町名主の浦部曾兵衛の内通者がいるだなんて!?

2012.09.21発売
トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所
講談社文庫
得体の知れない敵国、日本を丸裸にするため、アメリカはすさまじい執念とエネルギーを費やし極秘に捕虜尋問センターを準備した。暗号名はトレイシー。日本人の国民性、心理、戦術、思想、都市の詳細などについて捕虜たちが提供した情報が、やがて日本の命運に大きくかかわってくる。講談社ノンフィクション賞受賞作。(講談社文庫)
アメリカにとって捕虜=「情報」だった
日本兵は、なぜ尋問官にあらゆる情報をしゃべったのか
得体の知れない敵国、日本を丸裸にするため、アメリカはすさまじい執念とエネルギーを費やし極秘に捕虜尋問センターを準備した。暗号名はトレイシー。日本人の国民性、心理、戦術、思想、都市の詳細などについて捕虜たちが提供した情報が、やがて日本の命運に大きくかかわってくる。講談社ノンフィクション賞受賞作。
太平洋戦争期の日本兵は、戦陣訓の「生きて虜囚の辱(はずかしめ)を受けず」の一句に代表されるような考え方で教育される一方、捕虜に関するジュネーブ条約の内容についての教育を受けておらず、捕虜となった際の作法や対処法が身体化されていなかった。
――加藤陽子(東京大学教授)<解説より>

2012.09.21発売
カンナ 吉野の暗闘
講談社文庫
諒司(りょうじ)捜索のため、甲斐(かい)と巫女(みこ)の貴湖(たかこ)らは奈良・吉野へ。その山中で、一行は山岳ガイドの光昭(みつあき)に助けられるが、同じ頃、光昭の母がさらわれるという事件が発生。その裏には、吉野の黄金伝説をめぐる争いがあった。吉野の山は、なぜ桜だらけなのか? 役小角も金鉱脈を探していたのか? すべての解が、ここに! (講談社文庫)
修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)と忍びの関係は? 吉野の黄金伝説の真偽は?
どうして吉野は、桜の木だらけなのか? なぜ山は、女人禁制だったのか?
深秘(じんぴ)が、いま、ここに、明かされる!
シリーズ第3弾
諒司(りょうじ)捜索のため、甲斐(かい)と巫女(みこ)の貴湖(たかこ)らは奈良・吉野へ。その山中で、一行は山岳ガイドの光昭(みつあき)に助けられるが、同じ頃、光昭の母がさらわれるという事件が発生。その裏には、吉野の黄金伝説をめぐる争いがあった。吉野の山は、なぜ桜だらけなのか? 役小角も金鉱脈を探していたのか? すべての解が、ここに!

2012.09.21発売
逃亡戦犯
講談社文庫
昭和二十年八月十五日、大江山捕虜収容所から、日系二世の通訳・木島が逃走した。米軍による戦犯逮捕を恐れたからだ。GHQの先兵として彼を追跡するのは、やはり日系二世のマイク・ミヤタケ軍曹。逮捕容疑は「国家反逆罪」である--。乱歩賞作家が史実をもとに描く傑作サスペンス。『祖国なき忠誠』を改題、文庫化。(講談社文庫)
八月十五日、大江山捕虜収容所から日系二世の通訳が逃走した。彼を追うのは同じ日系二世の米軍兵。逮捕容疑は国家反逆罪だ--。乱歩賞作家が史実をもとに描く傑作小説。『祖国なき忠誠』を改題。

2012.09.21発売
宿屋めぐり
講談社文庫
「主よ。主よ。教えてください。俺は正しい航路を進んでいるのですか」主の命で大刀奉納の旅道中の鋤名彦名は、謎のくにゅくにゅの皮に飲み込まれ贋の世界にはまりこむ。真実を求めながらも嘘にまみれ、あらぬ濡れ衣の数々を着せられ凶状持ちとなった彦名。その壮絶な道中の果ては。(講談社文庫)
生きているだけ。ただ、生きているだけで負い切れぬ罪障が積み重なっていく。冥府魔道。
「主よ。主よ。教えてください。俺は正しい航路を進んでいるのですか」主の命で大刀奉納の旅道中の鋤名彦名は、謎のくにゅくにゅの皮に飲み込まれ贋の世界へはまりこむ。真実を求めながらも嘘にまみれ、あらぬ濡れ衣の数々を着せられて凶状持ちとなった彦名。その壮絶な道中の果ては。<野間文芸賞受賞作>

2012.09.21発売
カスティリオーネの庭
講談社文庫
清朝最盛期の乾隆帝に宮廷画家として仕えたイタリア人宣教師ジュゼッペ・カスティリオーネ。現地名「郎世寧」として中国絵画史にも大きな足跡を残した彼は、離宮の狭い一画に十二支をかたどった噴水と西洋式の宮殿を造るよう命じられ、仲間の宣教師と心血を注ぐ……。西洋の目が見た皇帝一族の光と影。(講談社文庫)
現在でも高い人気を誇る清朝・乾隆(けんりゅう)帝が、宣教師らに命じて築き上げた西洋庭園をめぐる歴史の光芒。
当代きっての中国文学者による異色の歴史小説
清朝最盛期の乾隆帝に宮廷画家として仕えたイタリア人宣教師ジュゼッペ・カスティリオーネ。現地名「郎世寧(ろうせいねい)」として中国絵画史上にも大きな足跡を残した彼は、離宮の狭い一画に十二支をかたどった噴水と西洋式の宮殿を造るよう命じられ、仲間の宣教師らと心血を注ぐ……。西洋の目が見た皇帝一族の光と影。
※本書は、1997年9月に文藝春秋より刊行されたものです。

2012.09.21発売
天国の郵便ポスト
講談社文庫
愛する妻を亡くした悲しみから立ち直れぬまま、幼い子供と二人、ひっそりと毎日を送る真人。ある日、愛犬の死に落ち込む女の子が書いた手紙へ、ふとした思いつきから返信を書くことに。それがいつしか「天国に届く郵便ポスト」の噂となって逗子の街に流れ始める。しかし、差出人不明の手紙をきっかけに、不思議な文通が始まり……。喪失感を抱えながらも、真人本人にも起こる奇跡。誰もが温かい涙を流す愛の物語。(講談社文庫)
愛する妻を亡くした悲しみから立ち直れぬまま、幼い子供と二人、ひっそりと毎日を送る真人。ある日、愛犬の死に落ち込む女の子が書いた手紙へ、ふとした思いつきから返信を書くことに。それがいつしか「天国に届く郵便ポスト」の噂となって逗子の街に流れ始める。しかし、差出人不明の手紙をきっかけに、不思議な文通が始まり……。
逗子が生んだ二人組ユニット、キマグレンの名曲『天国の郵便ポスト』を聞いて、「これを小説にしたい」と感じた著者が描き出した、奇跡の愛の物語。
キマグレンの二人からも応援メッセージが!
KUREI「本当にすごく映像が浮かぶ、本当に景色が見えるストーリーになっているので、みなさん是非是非読んでください!」
IISEKI「すごく当たり前のことなんだけど、等身大というか自分たちが生まれた場所に帰れるような小説だと思います。小説『天国の郵便ポスト』を読んでもらって、少しでも辛いことが忘れられるよう気持ちになってもらえたらな、と思います!」
KUREI&ISEKI「ぼくらの『天国の郵便ポスト』の曲を聴きながら、是非小説を読んでみてください。よろしくお願いします!」
喪失感を抱えながらも、真人本人にも起こる奇跡に、誰もが温かい涙を流すはず。人は一人ではない。命は一人で生まれてくるのではない。そういうことが、改めてわかります。

2012.09.21発売
浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理
講談社文庫
数学好きの人間だけが集まる奇妙なリゾートホテル“ホテル・ド・フェルマー”。一ヵ月前に起きた密室殺人事件に挑むことになった浜村渚と武藤刑事らはホテルに隠されたもう一つの謎に出会う。それは前オーナーの莫大な遺産のかかった不可思議な「なぞなぞ」だった。シリーズ初の長編が、文庫書下ろしで登場! (講談社文庫)
渚、ついに「フェルマーの最終定理」に挑む!
数学好きの人間だけが集まった奇妙なリゾートホテル。そこには、莫大な遺産のかかった“謎”が隠されていた。
数学好きの人間だけが集まる奇妙なリゾートホテル“ホテル・ド・フェルマー”。一ヵ月前に起きた密室殺人事件に挑むことになった浜村渚と武藤刑事らはホテルに隠されたもう一つの謎に出会う。それは前オーナーの莫大な遺産のかかった不可思議な「なぞなぞ」だった。シリーズ初の長編が、文庫書下ろしで登場!

2012.09.21発売
残火
講談社文庫
議員会館から、闇献金の一億円を強奪した犯人は、かつて”人斬り秀”と言われた元ヤクザの花田。花田のかつての弟分、花田を追い続けてきた元警官、暴力団とつながっている現職警官――花田の行方を捜し、追い続ける彼らと、残りの命が長くない花田。『地の底のヤマ』で炭鉱の町・大牟田を舞台に見事に男の世界を描いた西村健が男を描ききる!講談社100周年書下ろし作品にして、日本冒険小説協会大賞受賞作。(講談社文庫)
議員会館から、闇献金の一億円を強奪した犯人は、かつて”人斬り秀”と言われた元ヤクザの花田。足を洗って豆腐屋稼業をつとめていた花田の目的は何なのか?闇献金の存在を隠滅したい国会議員、献金の間に入っていた花田のかつての弟分、花田を追い続けてきた元警官、裏で暴力団とつながっている現職警官――花田の行方を捜し、追い続ける彼らと、残りの命が長くない花田。
欲望とはなにか、ヤクザとはなにか、男とはなにか。
『地の底のヤマ』で炭鉱の町・大牟田を舞台に見事に男の世界を描ききった西村健が「なぜここまで」とも思える男の信念を燃やし尽くす!
講談社100周年書下ろし作品にして、日本冒険小説協会大賞受賞作!

2012.09.21発売
時輪の轍 千里伝
講談社文庫
『僕僕先生』著者の中華ファンタジーシリーズ第二弾!弓の奥義を窮(きわ)めた仙女・麻姑(まこ)のもとで修行を始めた千里。ある日、山から姿を消したばかりの弟分が、老人の姿になって戻ってくる。同じ頃、世界各地で奇妙に時間が歪み始め、千里は突如現れた謎の少女に惹かれていく。千里と仲間たちは狂った時を元に戻すべく、再び旅に出るが――。白熱のシリーズ第二弾。(講談社文庫)
少年・千里は、空の翼に恋をした――。千里が修行する武宮・丹霞洞麻姑山(たんかどうまこさん)に、1人の少女が姿を現した。名は空翼(くうよく)。得体の知れない少女をかくまううちに、世界に異変が起き始める。共に修行した弟子は老い、かつての仲間は青年になっていた。狂い始めた時間の謎を解き明かすため、千里は再び旅に出る!

2012.09.21発売
ホトガラ彦馬 写真探偵開化帳
講談社文庫
維新後の混乱を極める東京市で、女装した浪士が惨殺される。警視庁大警視川路良利は、捜査の切り札として日本初のカメラマン上野彦馬を長崎から招聘する。彦馬が撮った現場写真は、新政府内の闇をも暴く重大な布石となるのか!? 写真技術で鮮やかに謎を解き明かす、明治版科学捜査官を描く待望の新シリーズ<文庫書下ろし>。(講談社文庫)
明治版科学捜査官 上野彦馬シリーズ 待望のスタート!
坂本龍馬の肖像を撮った男が、維新の闇に鮮やかに斬り込む!
フロックコートに山高帽、洒落モノで女好き・上野彦馬と、昔気質の堅物・富重利平の名コンビが追うのは、“消えた西郷隆盛”の謎!?
維新後の混乱を極める東京府で、女装した浪士が惨殺される。警視庁大警視・川路利良は、捜査の切り札として日本初のカメラマン上野彦馬を長崎から招聘する。彦馬が撮った現場写真は、新政府内の闇をも暴く重大な布石となるのか!? 写真技術で鮮やかに謎を解き明かす、明治版科学捜査官を描く。<文庫書下ろし>

2012.09.21発売
カンナ 天草の神兵
講談社文庫
出賀茂(いずかも)神社の跡取りで忍者の血を引く甲斐は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦(そがのおおおみうまこでんりゃく)』を追って、巫女の貴湖(たかこ)らと九州・天草へ。そこでは、児童養護施設「ロザリオ園」のシスターが撲殺されるという事件が起こっていた。犯人は神父が匿っている、と睨む甲斐だが、その前に、“神の子”天草四郎出生の謎が立ちはだかる。(講談社文庫)
日本史の常識を覆す、新シリーズ第2弾!
神懸かりの美少年「天草四郎」は、実は男装の美少女だったのか? 果たして、その父は誰なのか?
出賀茂(いずかも)神社の跡取りで忍者の血を引く甲斐は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦(そがのおおおみうまこでんりゃく)』を追って、巫女の貴湖(たかこ)らと九州・天草へ。そこでは、児童養護施設「ロザリオ園」のシスターが撲殺されるという事件が起こっていた。犯人は神父が匿っている、と睨む甲斐だが、その前に、“神の子”天草四郎出生の謎が立ちはだかる。
でも……。貴湖は首を捻った。やはり最後の幕府の仕打ち。“どうして、原城の人々を皆殺しにしなくてはならなかったのだろう……”これは単なる「キリシタン殲滅」とは考えられない。何しろ、女子供も一人残らず殺害して、なおかつ城を破壊し、完全に埋めたのだ。それは、一体どういう理由だったのか?――<本文より>