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2008.01.11発売
箱根湖畔欲望殺人
講談社文庫
色と金の欲望に踊った男と女!
公金横領した銀行の美人OLが愛人の男と企んだ交換殺人
“幽霊口座”に手を出した銀行OLの郁恵は不正を嗅ぎつけた顧客の錦織に脅かされ身も心もボロボロにされる。そんな時郁恵の不倫相手朝宮は、錦織を殺し、郁恵が巨額の保険金をかけた朝宮の妻を殺す交換殺人を持ちかけた。金と色欲に溺れた愛人達を保険調査マン鷲尾が追いつめる!傑作官能サスペンス。(『箱根峠欲望殺人』改題)

2008.01.11発売
黄泉に還る
講談社X文庫ホワイトハート
姫神の目覚め……竜憲に何が起こった!?
ついに“真”シリーズ最終章。その結末や如何に!
自分が死ぬ夢に奇妙な安堵感を覚える竜憲――。月夜見によって目覚めた姫神。竜憲と大輔の行方は!?
大神が月夜見(つくよみ)として復活して以来、竜憲は自分が死ぬ夢を頻繁に見ていた。同じ頃、入院していた溝口の退院を待って、壊れた道場の修復を始めた大道寺家に、修一が血相を変えて訪ねてくる。かつて忘れられた翔吾と同じように、大神の存在を周囲の人が覚えていないのだという。そしてついに、竜憲の中の姫神が目覚めた。消えてしまった2人のように、竜憲もまた、人々の記憶から忘れ去られてしまうのか!?

2008.01.11発売
月虹が招く夜
講談社X文庫ホワイトハート
母校の異変と謎の空間が2人を翻弄する!!妖怪や魔物が跳梁跋扈する“真”シリーズ第11弾!
再び起こった母校の怪現象を片付けた竜憲と大輔。その帰りに感じた異変が2人を悪夢へと引き込む!!
竜憲と大輔の母校が、再び異変に襲われた。嘉神の代理で学校を訪れ、生徒たちとの共存不可能な霊を片づけた2人は、その帰り道で異空間に入りこんだような違和感を覚える。幸い事なきを得たが、翌日、今度は竜憲がたった1人でその場所を訪れ、厄介な事態に陥ってしまった。SOSの報を受けた大輔は、溝口とともに竜憲救出へ向かう。ところが、2人を会わせまいとする力が動く……。大輔もまた異空間に!!

2008.01.11発売
緑柱石
講談社X文庫ホワイトハート
正月早々江の島で、目玉を抉(えぐ)られた死体が発見された。同じ頃、大輔の小学校の友人が修一経由でコンタクトをとってくる。叔父と従兄がたて続けに眼球の溶ける病で亡くなり、呪われていることを心配したのだ。話を聞いた大輔は竜憲(りょうけん)と共に友人を訪ねる。しかし2人とも霊の存在を感じられなかった。ところが翌日、鴻(おおとり)が左目を抉られた仏頭を大道寺に持ち込んできた。仏頭と友人の件に奇妙な符合を覚えた竜憲と大輔は……!?

2008.01.11発売
紅い雪
講談社X文庫ホワイトハート
妖怪や魔物が跳梁跋扈する“真”シリーズ第9弾!
謎の寒村と行方不明事件の因果関係は!?
修一の依頼で、竜憲(りょうけん)と大輔の2人は、雪深いスキー場を訪れていた。修一の会社の人間が2人、そこで行方不明になったのだ。雪の中を歩きはじめて間もなく、2人は鄙(ひな)びた寒村に辿り着く。しかし、その村は、明らかに異質な雰囲気を漂わせていた。神出鬼没な謎の少年、抜け出せない村落、そして2人の存在に気づかない村人達……。この村と消えたスキーヤーとの関連は!?不可思議な村を竜憲と大輔が奔走する!!

2008.01.11発売
ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ
日本人は地球を殺すのですか!?
今ならまだ間に合います!僕たちの仲間になってください。
<本文より>
SUGIZO
「まず、六ヶ所の核燃料再処理工場を止めるために動こうと思った理由を教えてください。」
坂本龍一
「2006年3月くらいに見た、グリーンピースのサイトかな。『1日で通常の原発の1年分の放射能』という情報を見てしまって、信じられなかった。(中略)そのすぐあと、3月31日にアクティヴ試験が始まることを青森県が認可したというニュースがあった。(中略)9.11同時多発テロのときもそうでしたけれど、まず知るということが大切。知らないということ、無知ということは、死を意味するというか、死につながる。」
※この本の印税はすべて地球環境を守るための活動に使われます。

2008.01.11発売
おまんが紅・接木の台・雪女
講談社文芸文庫
片隅に生きる職人の密かな誇りと覚悟を顕彰する「冬の声」。不作のため娼妓となった女への暖かな眼差し「おまんが紅」。一葉研究史の画期的労作『一葉の日記』の著者和田芳恵の晩年の読売文学賞受賞作「接木の台」、著者の名品中の名品・川端康成賞受賞の短篇「雪女」など代表作14篇を収録。

2008.01.11発売
毛利元就(2)
尼子6万の大軍が吉田郡山城を囲む。対する毛利元就の総勢はわずか7000。長子隆元を人質としてまで頼った大内義隆からの援軍もなく、城を枕に討死覚悟の将士に元就は自信に満ちた声で告げる。「この戦、勝った!」。元就のあざやかな智略……。だが皮肉にも、その勝利が、元就をいっそうの苦難へ追いこんでいく。

2008.01.11発売
毛利元就(1)
応仁の乱から30年。世はまさに乱世。中国地方もまた、山口に大内義興(おおうちよしあき)が前将軍足利義尹(あしかがよしただ)を擁して上洛をねらい、出雲には老虎尼子経久(あまこつねひさ)が牙を光らせていた。その二大勢力の間に揺れる小国安芸の毛利家に生まれた元就。かりそめの平和は父弘元の死で終止符を打たれた。10歳のみなし児城主の運命は‥‥‥。

2008.01.11発売
月の巻 長屋の花見ほか

2007.12.14発売
出合茶屋
講談社文庫
貸本屋・町之介 色事と商売に励む!
爛熟した町人文化が花開いた、文政年間(1818~30)の大坂。元武士の町之介は貸本屋稼業に精を出す傍ら、豪商の後家・綾乃、旦那替えを頼まれた妾奉公のお菊、公家に仕える京娘・佐知ら女たちとの逢瀬を重ねてゆく。活気あふれる浪速を舞台に、男女の愛と性の営みを大胆に描く、好評『後家長屋』続編。

2007.12.14発売
けもの道に罠を張れ
講談社文庫
輪姦殺人犯を処刑せよ 孤独な男の黒い聖戦!
強姦の果ての子供という暗い出自を持つ男が、暗黒組織壊滅に挑む!
来日中のフランス人女流画家が、絞殺死体で発見された。彼女を日本に呼び寄せた画商・遊乱二郎は、それが輪姦の果ての殺人と知り、やり場のない怒りに震える。犯人の処刑を決意した彼をあざ笑うかのように、さらに画廊の女性2人が誘拐されて、むごたらしい仕打ちを受けた。エロスと暴力が支配する復讐劇!

2007.12.14発売
六本木芳熟夫人
講談社文庫
性の罠に嵌る美人妻ほとばしる悦楽の渦
隠し財産をめぐる陰謀のために弄(もてあそ)ばれながらも激しく燃える肉体
偶然の過ちで美貌の資産家夫人・春宮綸子(はるみやりんこ)は会計士・塔上(とうじょう)将一郎に抱かれてしまう。身体に潜んでいた欲望に火をつけられ、綸子は愛欲の深みにはまってゆくが、それは彼女が鍵を握る莫大な隠し財産を狙って仕掛けられた罠だった。次々と綸子を襲う性の饗宴。長編官能サスペンス!(『六本木官能夫人』改題)

2007.12.14発売
濁流 下
講談社文庫
政財界のフィクサーを自任する経済誌主幹は、たえず怒鳴る。“お籠もり”を強要する。さらには取り屋の本領まる出しの新事業を企画する。隠忍自重も限界、とうとう勇気をもって抗する男たちがあらわれた。濁流の底から“正すべきは正す”着実な動きがひろがる。企業社会の窺いしれぬ実態を活写した力作長篇。

2007.12.14発売
濁流 上
講談社文庫
企業社会の濁流に渦巻く男たちの欲望と反抗の行方は?カネのためには手段を選ばぬ経済誌主幹、虚像に脅える財界人、組織悪に挑戦する若手幹部――それぞれが思惑を胸に秘め、精いっばいの闘いを展開する。日本の濁流の実態を把らえ、そこに蠢く人々の素顔や限界状況を生き生きと描く長篇経済小説。

2007.12.14発売
あるがままに生きる
講談社+α文庫
人が生きていく限り、さまざまな不安や悩みはあって当たり前。苦しみ、悩むだけでは精神は回復しない。
自らの神経質に悩む人は、その神経質を生かした生き方がある。「あるがまま」に受け入れ、やるべきことをやることだ。
患者の症例を多数あげながら、「心の主治医」が森田療法の実践を優しく説く、現代人必読の一冊!!

2007.12.14発売
夜が囁く
講談社X文庫ホワイトハート
聞く者を死に至らしめる携帯電話の怪!妖怪や魔物が跳梁跋扈する真サイキックノベル!
携帯電話から呪いの言葉が聞こえる──。そう訴え、1人の男子高校生が大道寺に携帯電話のお祓いを依頼してきた。同じ頃、竜憲(りょうけん)は、沙弥子(さやこ)のバイク仲間が、やはり携帯電話から聞こえてくる不気味な声に悩まされていることを知る。数日後、大道寺を訪れた例の高校生が、校内で撲殺されたというニュースが流れた。慌てて事件現場を訪れた竜憲と大輔は、さらに驚くべき事実を目の当たりにるす!!

2007.12.14発売
鬼の棲む里
講談社X文庫ホワイトハート
妖怪や魔物が跳梁跋扈する真サイキックノベル!
台風のなか、大道寺家に昏睡状態の男が運びこまれた。一向に目覚めない男の裏に「咲いている梅」の存在が式占(しきうら)で表れる。やがて、捜しあてた男の家で、狂い咲きしている梅の盆景を見つけた竜憲(りょうけん)と大輔。ところが、その梅に触れた大輔は、突然その場から消えてしまった。
大輔が取りこまれたのは陰陽の異空間?子供たちがのどかに遊ぶこの世界と眠り続ける男の関係は……。

2007.12.14発売
惜櫟荘主人 一つの岩波茂雄伝
講談社文芸文庫
「低くくらし、高く思う」を精神の支柱に据え、処女出版・漱石の『こゝろ』以来、本作りの全てに最高を求め、先見の明と強い信念で多くの優れた全集・叢書等を上梓、出版事業に激しく情熱を燃やした人間味豊かな岩波茂雄。17歳で入店以来“岩波文化”の黄金時代を共に築き上げ、互いに最も信頼しつつ、強烈な個性をぶつけあった著者が肌身を通して語る、追慕の情溢れる偉大な出版人の記録。

2007.12.14発売
一条の光・天井から降る哀しい音
講談社文芸文庫
脳軟化症の妻は“私”を認識できない。──何度目かに「御主人ですよ」と言われたとき、「そうかもしれない」と低いが、はっきりした声でいった。──50年余連れ添った老夫婦の終焉間近い困窮の日常生活。その哀感極まり浄福感充ちる生命の闘いを簡明に描く所謂“命終3部作”ほか、読売文学賞受賞『一条の光』、平林賞『この世に招かれてきた客』など耕治人の清澄の頂点6篇。