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2020.07.15発売
文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点
講談社現代新書
ラテン文字圏、ギリシア・キリル文字圏、アラビア文字圏、梵字圏、漢字圏--
五つの文字圏を比べてみると、世界の見方が変わる!
・科挙はなぜ中国社会内部の凝集力を高めたのか?
・日本は長子相続、イスラム世界では?
・箸、フォークとナイフ、右手指食、なぜ違う?
・洋装はいかに非西欧世界に受容されたか?
・なぜ音楽は国境、民族を越えるようになったのか?
・古代ローマと現代アメリカの同化力の限界とは?
・「異才」を育てるための条件とは?
・モンゴル帝国などの開放空間型集団が瓦解した理由
・文明成熟のためのキーワード「フィードバック」とは?
楽しみながら世界史のツボがわかる!

2020.07.15発売
忘れる女、忘れられる女
講談社文庫
なかったことに、して欲しい。
オフショルおばさんの露出、SNSの自意識管理、
首相夫人のフットワーク、衰え知らずの不倫祭りーー。
忘れっぽさは新たな世界への入り口
ロングランエッセイ最新文庫!
子ナシ独身女性知事誕生に感慨を覚え、眞子さま婚約に「コムる」男の増加を予感。衰え知らずのスキャンダル市場では「録られる」恐怖に慄いて――。政治、芸能、SNS、一度犯したしくじりが消えにくい時代、忘れることはむしろ幸福をよび新しい世界を連れてくる? 今を切り取るロングランエッセイ第12弾。

2020.07.15発売
竜と流木
講談社文庫
人間は、自然を管理できているはずだったーー。
細菌を媒介する黒い悪魔の暴走
複層的な問いを投げかけるバイオミステリー
水の守り神とも称される愛くるしい両生類ウアブに魅せられ、太平洋の小島ミクロ・タタに通う若き研究者ジョージ。だが、インフラ開発で高級リゾートの人工池に棲息の場を移されたウアブに、大量死が起こる。それは悪夢の幕開けだったーー。禁忌に触れた人類を生態系の暴走が襲う!

2020.07.15発売
歴史劇画 大宰相 第九巻 鈴木善幸の苦悩
講談社文庫
史上初の衆参同日選挙は大平正芳の急死で「弔い選挙」となり、自民党が圧勝した。中曽根康弘、河本敏夫、宮沢喜一が大平後継候補として名前があがるが、ダークホース・鈴木善幸が急浮上。田中六助は田中角栄ら各派実力者に鈴木支持を取り付け、鈴木政権が誕生した。だが、「和の政治」を掲げる鈴木善幸は、相次ぐ失策で次第に政権担当能力のなさを露呈する。行政改革に活路を求める鈴木。一方、田中は自派寄りの内閣改造を行い、福田は鈴木批判を強める。傑作戦後日本史第9弾!
解説:鈴木俊一(自民党総務会長)

2020.07.15発売
5分後に意外な結末 ベスト・セレクション 白の巻
講談社文庫
累計270万部の突破の超人気シリーズの粋を集めたベスト集。
第二弾は二冊同時発売。
書き下ろしを含む20編とさらに短く切れ味鋭い19編のスケッチで構成。
恐怖、感動、笑い、涙……そして最後にやってくるだまされる快感!
たった5分の中で起こるドラマが、日常をリフレッシュさせる。
ティーンから大人まで、どこから読んでも楽しめるショート・ショート集。
朝読にも最適。親子で楽しめるアンソロジー。

2020.07.15発売
5分後に意外な結末 ベスト・セレクション 黒の巻
講談社文庫
累計270万部の突破の超人気シリーズの粋を集めたベスト集。
第二弾は二冊同時発売。
書き下ろしを含む20編とさらに短く切れ味鋭い19編のスケッチで構成。
恐怖、感動、笑い、涙……そして最後にやってくるだまされる快感!
たった5分の中で起こるドラマが、日常をリフレッシュさせる。
ティーンから大人まで、どこから読んでも楽しめるショート・ショート集。
朝読にも最適。親子で楽しめるアンソロジー。

2020.07.15発売
クオリアと人工意識
講談社現代新書
「意識」は「コピー」できるか?
人工知能に「意識」は生まれるか?
茂木健一郎が、自身のメインテーマである「意識」と「クオリア」について、
16年の沈黙を破って書き下ろした、新たな代表作にして問題作!
人工知能の研究の進展が目覚ましい。
だが、人間は、なぜ人工知能を生み出すのだろうか?
その根底にあるのは、自分の「似姿」をつくろうとする本能である気がしてならない。
人間は、その知性を通して、「万物の霊長」たる地位を確立してきた。
そのような人間の知性の一つの究極の応用として、人工知能の研究、開発がある。人工知能の研究には、もちろん、実用的な意義も大きいが、それに加えて人間が自分自身の成り立ちを理解するという意義もある。
人工知能は、私たちの「鏡」なのだ。
その「鏡」の中には、果たして、「クオリア」に満ちた私たちの「意識」もまた、映っているのだろうか?
人工知能をつくることは、「人工意識」を生み出すことにつながっていくのだろうか。
<本文より>
☆本書で考察するテーマの一部
〇眠る前の「私」と、目覚めた後の「私」はなぜ同じなのか?
〇私たちは、「ホモサピエンス」(知性を持つ人間)である以上に「ホモコンシャス」(意識を持つ人間)である。
〇物質に過ぎない脳から、「意識」や「クオリア」が生まれてくる不思議。
〇「意識」は「コピー」できるか?
〇「人工意識」をつくることは可能か?
〇人工知能が生成した文章は、「どこにもたどり着かない」?
〇統計的アプローチでは、「意識の謎」の解明はできない。
〇人工知能をめぐる議論に、ときに驚くほど終末感が漂うのはどうしてなのか?
〇記憶を「外套」だとすると、脳は、その外套を引っ掛けておくための壁に打たれた「釘」に過ぎないという考え方。
〇「私」という「意識」は、この宇宙の全歴史の中で一回だけのものであり、一度死んでしまえば二度と戻らないという「セントラルドグマ」は正しいのか?

2020.07.15発売
身分帳
講談社文庫
映画監督西川美和が惚れ込んで映画化権を取得した、
『復讐するは我にあり』で知られる佐木隆三渾身の人間ドラマ!
映画『すばらしき世界』(2021年2月公開)原案。
復刊にあたって、西川美和監督が書き下ろした解説を収録。
人生の大半を獄中で過ごした前科10犯の男が、極寒の刑務所から満期で出所した。
身寄りのない無骨者が、人生を再スタートしようと東京に出て、職探しを始めるが、
世間のルールに従うことができず、衝突と挫折の連続に戸惑う。
刑務所から出て歩き始めた自由な世界は、地獄か、あるいは。
伊藤整賞を受賞した傑作ノンフィクション・ノベル。

2020.07.15発売
水壁 アテルイを継ぐ男
講談社文庫
著者のライフワークとも言える東北の大河小説シリーズ「最新刊」がついに完成!
東北の英雄・アテルイの血をひく若者、天日子。朝廷の容赦ない仕打ちに苦しめられ続ける民を救おうと立ち上がった彼のもとに、その志に共感する、力ある者たちが集まってくる。朝廷との圧倒的な数の差を知略で制し、不利な状況にも臆せず力を尽くして立ち向かう、蝦夷たちの気高い姿に心揺さぶられる歴史大河小説。
解説・田口幹人(書店人)
こんなにも故郷を思い、
私心を捨てて闘った者たちが
岩手という地には多くいたのだと知った時、
感謝の念と共に鳥肌が止まらなかった。
―― 菊池雄星(シアトル・マリナーズ)
(岩手日報「雄星の愛読書」より)

2020.07.15発売
七月に流れる花/八月は冷たい城
講談社文庫
呼ばれた子どもは必ず行かなければならない──。
「夏のお城」への林間学校へ招待された少年少女たち。
全身緑色をした不気味な「みどりおとこ」の引率のもと、古城での共同生活がはじまった。彼らはなぜ城に招かれたのか?
同じひと夏を少女の視点で描く「七月」と少年側から描く「八月」を一冊に収録。

2020.07.15発売
スピンクの笑顔
講談社文庫
生後四ヵ月で保護されたプードルのスピンクが、小説家の主人・ポチの家にやってきて十年。別れは突然に訪れた。ポチとスピンクの楽しく幸福な時間を描きつづけた大人気シリーズ最終巻。

2020.07.15発売
雪の王 光の剣
講談社文庫
天下四国は冬の季節に入っていた。
元徐国王の風来坊・飛牙(ひが)は、最北の駕(が)国へ。
鎖国して三十年、国王は宰相・汀柳簡の傀儡(かいらい)と化し、天令の思思(しし)は監禁さ
れていた。
同胞を救うために天令・那兪(なゆ)は王城へ忍び込む。宰相の野望に巻き込まれた飛牙と那兪は、北端の街で命がけの一発逆転勝負に挑む。シリーズ第四弾。

2020.07.15発売
魔女と花火と100万円
長根中学の文化祭が来年から中止になることが決まった。生徒たちは不満をもらすが、中2の杏は先生たちが決めたことだから、しかたがないと思っている。そんなとき、ある出来事をきっかけに、生徒会役員で美術部の成田賢人と知り合う。賢人は中止になった文化祭を復活させるために、なかまたちと秘密の作戦をすすめていた。そして、杏も強引にその作戦に巻き込まれることになるのだが……。
大人たちへの反抗か? それとも、大人を説得する努力か? 自分たちの夢を実現するために奮闘する中学生の姿をさわやかに描いた、第60回講談社児童文学新人賞佳作受賞作!

2020.07.15発売
お庭番デイズ 逢沢学園女子寮日記 下
女子寮入り口前の石碑の彫り文字はピープル・ヘルプ・ザ・ピープル。つまり人助けという逢沢学園女子寮のモットー実現の為、代々受け継がれた役職、「お庭番」に任命された3人が大活躍!下巻。
もくじ
3章 ババアにインタビュー
4章 真冬の怪談
「あーこのブラウスかわいー、もーなんでこんな高いかな!」
ナル先輩が広げてた雑誌のページに顔をうずめて嘆いた。
「本皮なんじゃないすか」
イライザ先輩がソファーのひじ掛けに頬杖をついたまま、うわの空で素っ気ない返事して、
「ブラウスが皮ってありえねえだろ! そんなおざなりな相づちならいらぬわ!」
ってナル先輩がキレるっていう、めずらしい組み合わせ。
まず、この時間にイライザ先輩が談話室にいるのが超めずらしいし。
今日は土曜日だけど、四、五年生は校外学力テストで六年生は模試だったから、夕食前の寮内は、テストが終わって帰って来た普段は留守がちのレアな人たちで人口密度が高い。
──本文より。

2020.07.15発売
あおいの世界
小学五年生のあおいは、父親の仕事の都合で、カナダに引っ越すことになった。
あおいには空想癖があり、ストレスを感じた時に空想すると、ストレスが緩和されるのだ。しかし、空想している様子が気持ち悪いと、クラスで浮いた存在になってしまった過去があるので、新天地のカナダでは、なるべく空想はしないで、普通にしていようと決めていた。ところが、カナダの普通は、日本の普通とは全く違う。学校は先住民の歴史を記念してみんなでオレンジを着る「オレンジシャツデー」やヒーローのコスプレをする「スーパーヒーローデー」など不思議な行事だらけで、あおいは戸惑うことばかり。隣の家に住むゲイカップルや、クラスメイトのアディソンの影響もあり、あおいは、普通でいようとする努力をやめることに・・・・・・。
九月最初の火曜日なのに、こんなに寒いなんてさすがはカナダだ。今にも雪がふり出しそうな白い空を見上げて、日本はまだ夏なんだろうなあと思った。うんざりしていた暑さが、なんだか恋しい。暑さが恋しいんじゃなくて、日本が恋しいのかな。あんなに居心地が悪かったのに、変なの。
空に向かって両手を広げて、全身に冷たい風を受けてみた。寒くて体がカチカチになる。冷とうイカになったみたい。本当にイカになれたらいいのになあ。そうしたら、カナダの学校なんかに行かなくていいもん。
「あおい。なにやってるの。早く車に乗りなさい」
お母さんが、カギをかけながら言った。
「あ、はーい」
こんなことやってたから、居心地が悪くなったんだった。ふつうにしてないと、ここでも居心地が悪くなっちゃう。──本文より。

2020.07.15発売
アスリートの科学 能力を極限まで引き出す秘密
ブルーバックス
スポーツにおける最高峰の戦いは、スポーツ科学、医学、情報、そしてテクノロジ―を駆使したものへと大きく変化を遂げています。ナショナルチームの育成やサポートなどの中心にいる、国立スポーツ科学センターのセンター長である著者が、スポーツに欠かせない科学の力とは何か、さまざまな面から、スポーツ科学の最前線を解説します。スポーツ競技の側面を知ることで、オリンピックをはじめとする、ハイレベルのスポーツ観戦をより深く楽しめます。、また、アスリートでなくても、体づくりや健康のため、またスポーツ上達のために参考になる内容も。
第1章 記録はなぜ伸びるのか。競技はなぜ進化するのか
(スポーツの高速化と高度化、なぜ日本は陸上100m×4リレーで勝てるのか、水泳競技の高速化、スピードスケートの科学、体操競技は50年でウルトラCからウルトラIへ、サッカーも分析力の差がチーム力の差に)
第2章 アスリートを支えるサイエンス・テクノロジー
(車いす競技と義肢競技の進化、義足のほうが速く走れるのか、なぜパラリンピアンは8m跳べるのか、判定に大活躍のハイスピードカメラ、テニスのチャレンジは軍事技術!? ゴルフ上達ツールに迎撃ミサイル技術、もはやGPSなしでは語れないスポーツ)
第3章 アスリートはいかに効率的に身体を作っているか
(運動、栄養、休養の科学的セオリー、食事のタイミングでパフォーマンスは劇的に変わる、アスリートにとって休養とはなにか、リカバリーが勝負を決める)
第4章 ウェイトコントロールの科学
(アスリートと一般人の減量の違い、水分を減らすかと脂肪を減らすか、世界初のMRI画像で見える減量プロセス、なぜ吉田沙保里と伊調馨は勝ち続けられたのか、アスリート研究から見た一般人のダイエット)
第5章 アスリートと水分補給
(水分補給もスポーツの一部、競技で異なるアスリートが競技中に飲んでいるもの、箱根駅伝ではオリジナルドリンクを飲めない!?、個人差が大きい汗の成分、スポーツドリンクの進化)
第6章 環境とパフォーマンスの科学
(暑さのなかで記録はのびるのか、暑熱順化と寒冷順化とは、高地トレーニングが日本のスポーツを強くした、低酸素トレーニングの可能性)
第7章 コーチングの科学――スポーツ心理学最前線
(オランダの最前線の取り組みとは、選手の人生全体を見るコーチング、究極のコーチングとはなにか、映像技術の進化とコーチング、コーチのいらない未来のコーチング)

2020.07.15発売
お庭番デイズ 逢沢学園女子寮日記 上
女子寮入り口の石碑に彫ってある文字は『ピープル・ヘルプ・ザ・ピープル』。人が人を助ける。人生ギブアンドテイク。それが逢沢学園女子寮のモットー!
「三バカとは世を忍ぶ仮の姿、彼女たちには重要な任務が・・・中略・・・人助けは寮生みんなでやりますが、問題解決にはまず、情報収集が大事です。偵察隊ですね。逢沢学園女子寮では代々、この役目は、お庭番と呼ばれてます。」
『アナザー修学旅行』で講談社児童文学新人賞、『かさねちゃんできいてみな』で椋鳩十児童文学賞、日本児童文学者協会新人賞をダブル受賞した、有沢佳映氏、7年ぶり待望の第3作目は上下巻、計680ページ!登場人物70人超!
もくじ
1章 悪あがきの二学期デビュー
2章 恋に落ちたら
逢沢学園女子寮の朝は、鉄琴のチャイムと(BGMとしての)ラジオ体操から始まる。
六時半まで、あと十秒。
恭緒が寮内放送のスイッチに指を置いてうなずいたのを合図に、わたしは足元で体育座りのまま寝てる侑名のお尻をスリッパで押しのけて、鉄琴のバチをかまえた。
『キンコンカンコーン』
コーンの余韻のとこで息を吸いこんで、マイクに向かう。
『おはようございます。起床の時間になりました。みなさん担当の掃除場所へ向かってください。今日も一日元気に頑張りましょう』
よっし、噛まないで言えた!──本文より。

2020.07.15発売
潔癖刑事 仮面の哄笑
講談社文庫
潔癖の田島と天然の毛利。水と油の捜査一課の刑事コンビが「相棒」となり挑む、不可解な狙撃事件。真犯人は警察内部に? 人気警察シリーズ第二弾。

2020.07.15発売
日本人と山の宗教
講談社現代新書
日本各地には「霊山」と呼ばれる、信仰の対象になっている山が数多くあります。そしてその山を信仰の対象とする、仏教とも神道ともつかない独特の宗教体系が、それぞれの地域で発展してきました。その形態は世界の宗教史においても非常にユニークな位置を占めています。近年「山ガール」という新語まで誕生したように、日本人の山への愛着には非常に深いものがあります。しかしなぜ、日本人はこんなにも山が好きなのでしょうか、そのルーツはどこにあるのでしょうか? 本書は、日本人と山の「つきあい」の歴史をこれまでにない視点から辿る、ユニークな「山と人との宗教誌」です。

2020.07.14発売
森メトリィの日々
文芸(単行本)
小説家・森博嗣は日々何を思い、考えているのか? 2019年7月1日から半年間の毎日の仕事、遊び、思考の詳細。森博嗣堂浮遊書店ブログ「店主の雑駁」から5冊目の書籍化。
・なにかのニュースを見たとき、「え、本当なの?」と少し疑って、そのニュースの出元がどこかを確認する必要があります。
・では、何が面白いのかというと、それは現実が一番面白い、と確信しています。
・自分と異なる価値観の存在を認めることが、真の知性だと思います。
・「天下御免」というのも、子供のときに、「世間に謝りつづける」謙虚さの意味かと勘違いしました。
・経済は今のことですが、環境は未来のことです。
・解雇されることを「首が飛ぶ」といいます。飛ぶのは頭ですよね。
・迷うことがある状況というのは、わりと楽しいものです。悩んだり、迷ったりするのは、それだけ選択肢がある自由な条件だからです。