新刊書籍
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1997.08.07発売
闇の旅人 ブルー・マン3
講談社文庫
美しき殺人鬼が悟った宿命! 災いを起こす神を内に宿した、美男殺人鬼・八千草飛鳥。出雲と並ぶ古代の聖地・熊野で、妖しい色香漂う尼僧・秋芳尼に出会う。ヤクザと争う尼僧を助けるうち、飛鳥は体内に、神の指命が浮かび出るのを悟った。天津神の使い・八咫烏(ヤタガラス)が不吉に舞い、武闘家・竜宮が妨害するが、すべての謎を解きあかすため、東を目指す! ハイパー伝奇巨編。

1997.08.07発売
新宿爛蕩夫人
講談社文庫
「あっ、先生もういきそう……」和装学院の講師伏見悠介は狼火(のろしび)型のヘアの女を探していた。父親の理事長泰輔が浮気中に腹上死。遺された手帖にその日「狼火のヘアの女に会う」とあったからだ。父の浮気相手と情事を重ねるうち、泰輔の変死に絡む学院運営を巡る陰謀の存在が浮かび上がる。狼火の女の正体は? 『新宿不倫夫人』改題

1997.08.07発売
見学ノススメ
講談社文庫
世の中なかなか侮れん! 未体験ゾーン48カ所、原田見学隊が行く! 「ノーパンしゃぶしゃぶ」を堪能し、「恐竜」から「百円ショップ」と……。爆笑ルポ・エッセイーー行きます! 見ます! 楽しみます! 原田見学隊ご一行が見聞した数、なんと48ヵ所。「占い喫茶」「ノーパンしゃぶしゃぶ」「Tバックカジノ」と風俗に挑み、「国会議事堂」「新宿未広亭」に独自の観察眼をふるう。体当りだけど、腰が引けてるオヤジ1年生の爆笑ルポエッセイ! まだまだあるけど、後は中を見ちくり~。

1997.08.07発売
孔明の艦隊(3)
講談社文庫
軍師・諸葛亮孔明こと山本五十六長官の指揮により再建なった「八陣航空艦隊」は「現代魏=アメリカ大艦隊」と決戦のときを迎えた。馬超、魏延、徐庶。孔明に仕える猛将・知将の魂魄が続々とわが艦隊司令官に降臨する。米軍の将には典韋、許ちょらが乗り移り、雌雄を争う。傑作戦略歴史小説、いよいよ大団円へ。(講談社文庫)
軍師・諸葛亮孔明こと山本五十六長官の指揮により再建なった「八陣航空艦隊」は「現代魏=アメリカ大艦隊」と決戦のときを迎えた。馬超、魏延、徐庶。孔明に仕える猛将・知将の魂魄が続々とわが艦隊司令官に降臨する。米軍の将には典韋、許ちょらが乗り移り、雌雄を争う。傑作戦略歴史小説、いよいよ大団円へ。

1997.08.07発売
淫夜
講談社文庫
夜ごと夢枕にたち体を重ねてくる亡き夫。生前には1度もなかった大胆な愛撫に我を忘れ性の悦楽に浸る未亡人は全ての束縛から解き放たれて、最上級のエクスタシーに導かれる。あれは夢、それとも……。めくるめく官能の細密な描写によって描き出される性愛の真実。性の深淵をさぐる問題作。 『艶夢十二夜』改題

1997.08.07発売
死刑囚 永山則夫
講談社文庫
昭和43年10月11日、東京プリンスホテルでガードマン射殺──。次いで京都、函館、名古屋と、日本列島を震撼させた連続射殺魔・永山則夫。獄中で執筆した『無知の涙』、獄中結婚、そして死刑確定。これらを通して、永山則夫の、“人間”と事件の全貌を鮮烈に描いた、ノンフィクション・ノベルの話題作!

1997.08.07発売
竹馬男の犯罪
講談社文庫
犯人の足跡は、壁の中に消えていた!?養老院「天幕荘」を舞台とした恐るべき事件は、奇妙な密室殺人から始まった。かつては超人的な芸を誇ったサーカスのスターばかりが余生を過ごすなか、次々起こる奇っ怪な出来事。彼らにとって完全な「密室」など存在しうるのだろうか……。新本格ホラーミステリの傑作。

1997.08.07発売
横浜・修善寺0の交差 「修善寺物語」殺人事件
講談社文庫
修善寺に住む市倉画伯が描いた服部教授の肖像画には“死相”が現れていた!?服部が絵を手にした翌日、服部の秘書が死体で発見され、続いて助手の佐久田がホームから転落して重傷、さらには服部の娘真紀が修善寺の宿で密室の中で殺された。岡本綺堂の名作『修禅寺物語』そのままに繰り展げられる殺人劇。

1997.08.07発売
広域指定127号事件
講談社文庫
同じ時刻に発生した3件の殺人事件。東京、埼玉、栃木の3ヵ所で車ごと焼き殺された3人の男は何者なのか。何故、同じ時刻に殺されたのか。各県警と合同調査を開始した警視庁捜査一課強行犯担当第六係長南部平蔵の前にいくつもの謎が立ちはだかる。ルーキー刑事友木を加えあの南平班が事件の真相に迫る。

1997.08.07発売
被害者の刻印
講談社文庫
猟奇的な犯罪を誇示するかのごとく、太股に鋭利な刃物で“H”と刻まれた若い女性の惨殺死体が、国立市内で発見された。そして釣部もよく行くスナック「美奈」の常連客たちが、南紀串本、忍野八海(おしのはっかい)でHと刻印され殺された。自然の中で起こる惨劇の真相に迫ろうとする釣部にも脅追電話が……渓流ミステリー。

1997.08.07発売
「創竜伝」公式ガイドブック
講談社文庫
おなじみの竜堂4兄弟が大活躍する、超人気シリーズ『創竜伝』。そのおもしろさとストーリーを集約した、ファン待望の公式ガイドブック!まだ読んだことのない人から全て知っているという熱狂的な人まで楽しめる1冊。大人気・CLAMPの描く4兄弟のシール付き。これを読まずに『創竜伝』は語れない!

1997.08.07発売
サハリン脱走列車
文芸(単行本)
昭和20年8月。戦乱の樺太(サハリン)。運命に翻弄されながらも勁(つよ)く生きる人々の、破天荒な脱出行! 痛快冒険小説。 オォオォと陳メはウメく。イィイィと陳メは唸る。 なぜこの冒険小説がかくも激しく美しいのか。 終戦寸前の一方的なソ連の侵略による樺太と日本を舞台に、時代に翻弄された男と女の冒険行。物語も見せ場読ませ場山また山場、危機また死地の大脱走!だが、だがただオモシロの冒険小説である訳ないのが我らが辻真先。一読二読、背景に情感のスジがビシッと一本通っているのだ。 特筆は役者陣(キャラクタータチ)。一寸の虫にも五分の魂、それぞれひとりはちっぽけな人間でも、意地と気位を通す切ない愛が陳メの目頭を熱くする。 そう、この語り口の歯切れの良いサスペンスフルな物語は〈愛〉。 辻さんの優しさと情感に充ち溢れているのですぞ。──内藤陳

1997.08.07発売
虚構地獄 寺山修司
文芸(単行本)
挑発し続ける「永遠の前衛」の軌跡!
「歴史なんか信じない」と自らの過去も書きかえ、“母殺し”に妄執した時代の旗手の生涯を活写する!
寺山はなぜ、実の母を神聖冒涜し、犯し、果ては“殺した”のか。
寺山はなぜ、競馬で「不運な血統」に惹かれるのか。
寺山はなぜ、『家出のすすめ』を書いたのか。
寺山はなぜ、石原慎太郎や大江健三郎に嫉妬したのか。
寺山はなぜ、三島由紀夫をライバル視したのか。
寺山はなぜ、60年安保のとき、「デモに行く奴は豚だ」と軽蔑したのか。
寺山はなぜ、ヒットラーを崇拝したのか。
寺山はなぜ、演劇実験室「天井桟敷」を旗揚げしたのか。
寺山はなぜ、「あしたのジョー」の力石徹の葬儀を喪主として行ったのか。
寺山はなぜ、映画「田園に死す」で「私の解体」をやったのか。
寺山はなぜ、なぜ、なぜ……。──「あとがき」より

1997.08.07発売
敗戦後論
文芸(単行本)
「戦後」とは何か?いま生きられる場所の深部で「われわれの戦後」と出会い、真にラディカルな思考の回路を拓く力作評論集。
ここで辿られているのは、もしわたしが戦後の問題を考えるとしたら、どういう順序になるか、ということではないかと思っている。……オレは知らないヨ、という無関心を起点に、戦後と戦後責任について考えるとしたら、その順序はこうなる。そういうことをわたしは、ここに、政治と文学と、2つの方向から、2つの論の形で、書いてみたつもりである。(「逆行の弁――『敗戦後論』前史」『本』8月号)

1997.08.06発売
ざわざわ森のがんこちゃん いじわるバンバン
NHK教育テレビで放送中。
あやまりたいのにあやまれない!そんなとき、きみならどうする?
となりのせきになったわにのバンバンは、いつも、がんこちゃんにいじわるばかり。でも、バンバンって、ほんとうはね……。

1997.08.03発売
<ドラキュラ>殺人事件
講談社ノベルス
世紀末ロンドン――墓場が荒らされ、空き地には血液を喪った娼婦の全裸死体が遺棄されていた。深夜、人気のない路地を疾駆する黒い馬車、後には霊安室から盗まれた病死者や若い女性の屍が。「吸血鬼の殺人!」連続猟奇殺人が街を百鬼夜行の地獄にかえた!該博な知識で構築したゴシックロマン風本格推理の傑作。

1997.08.03発売
十四年目の復讐
講談社ノベルス
中学校時代の“事件”に係わったメンバーたちに突然送りつけられた脅迫状。すべての事件の加担者に死の制裁を予告するものだった。そして次々と不可能状況による殺人がくり返された。密室、アリバイ、不可解なメッセージ――ちりばめられた犯人の狡智なトリックに2組の探偵が挑む。中町ミステリの最高峰!

1997.08.03発売
紅天蛾 新宿少年探偵団
講談社ノベルス
怪異と幻想の都市へと変貌しつつある新宿に、無垢なる悪意と不可思議な怪能力を持つ謎の美少女が舞い降りた。その名は紅天蛾(べにすずめ)。「七つの影」を操り、都庁舎さえも自らの犯罪の舞台とする彼女が、蘇芳(すおう)たち探偵団の面々に挑戦状を叩きつけてきた!熾烈な闘いの末に、彼らが見たものは!?大好評シリーズ第4弾。
1997.08.02発売
ビ-ロボ カブタック(3)
講談社の絵本

1997.08.01発売
あとは野となれ
文芸(単行本)
芥川賞作家待望の野心的最新作。 古今東西の「野」を遊行する、野ざらし思考小説。 あらゆるコウインシデンス(偶然の一致)を書き留めた、略称「デンス手帳」を小脇に抱え、『ジェイムズ・ジェイス伝』と『ねこまた、よや』という2冊の本を読み進めながら、言語遊戯の“言海灘”を横断しつつ、「野」にわたる風のように人間の哀しみに触れる“私”の傑作長編。