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1996.01.10発売
やわらかな心
講談社文芸文庫
彼(か)の世より呼び立つるにやこの世にて引き留むるにや熊蝉の声。昭和歌檀に大きな足跡を残した歌人吉野秀雄が、この本の1ヵ所でもいいから、読者の心にひびくもののあるようにと念じつつ、苦しい病床生活のなかで書きつづった感動の随筆集。第1回釈迢空賞受賞。

1996.01.10発売
日本文化私観
講談社文芸文庫
戦前・戦中・戦後、昭和22年はじめまでの安吾全エッセイから坂口安吾の文学、人生観を最も深く、強く語ったもの、例えば「FARCEに就て」「牧野さんの死」「茶番に寄せて」「日本文化私観」「青春論」「堕落論」「恋愛論」等々、22篇収録。“精神の巨人”坂口安吾の反骨精神横溢する選エッセイ集。

1996.01.10発売
たんぽぽ
講談社文芸文庫
たんぽぽの花が咲いた、のどかな生田川沿いの町の病院。眼前の身体が突然見えなくなる奇病に冒された娘稲子を入院させて帰る母と、娘の恋人久野の口から語られたのどかさとは対極的な狂気と不思議な愛のかたち。『眠れる美女』『片腕』の後に執筆、その死で中断された川端康成最後の連載小説。文庫版初収録。

1996.01.10発売
時代の精神
講談社学術文庫
近代イギリスにおいて肖像画家として、また美術や文学の批評家として活躍したヘイズリット。彼は18世紀から19世紀初頭にかけてのイギリスを代表する詩人バイロンやワーズワースを初め、学者、政治家ら超人物25人を、過激な表現と独断で鋭く批判した。広い教養と深い学識に支えられた反骨精神をもとに歯に衣着せず裁断する姿勢は、注目に値する。批評の方法の原点を示す時代を超えた名著。

1996.01.10発売
近代化の理論
講談社学術文庫
資本主義的市場経済と民主主義の実現、家父長制家族から核家族への移行など、多面的に「近代化」をとりあげ、その起源を小封建領主割拠の中世から国民国家に統合された西洋の歴史に求めた。また日本と中国など非西洋の近代化も考察、中国は日本と異なり封建制をもたず、秦漢帝国から清朝まで統一専制が続いたために近代化が遅れたと指摘した。近代化の多様性と西洋と非西洋の相違を説く必読の力作。

1996.01.10発売
源氏物語入門
講談社学術文庫
平安中期に成立した、日本古典文学の不滅の金字塔『源氏物語』。著者は、〈神話〉の古代から〈物語〉の中世への文学史の流れを見きわめ、平安貴族が愛読した『漢書』の李夫人伝や白居易『長恨歌』が『源氏物語』にどのような影響を与えたのかを具体的に指摘。『源氏物語』三部五十四巻の豊饒な世界の隅々にまで分け入り、その重層的な物語の構造を的確に解説した。最新最良の入門書、待望の文庫オリジナル。

1996.01.10発売
ニーチェ
講談社学術文庫
近代の精神状況についての鋭い分析や、徹底した文明批判を通じて、現代思想全般にわたり強い影響をあたえた知の巨人ニーチェ。「知的誠実」さを根底にすえつつ人間の究極の拠りどころを求め苦闘し、根源の生を「ディオニュソス的」なものとして提示した哲学者ニーチェの思索と、狂を発して歿するまでの生の軌跡をあざやかに描出。多様な側面からニーチェの人と思想の全容を解明してみせた意欲的労作。

1996.01.08発売
謎ジパング
文芸(単行本)
古代から江戸時代まで
奇想天外、歴史推理の楽しみ!
《本書の内容》
●桃太郎の正体
●どこからやって来たのか日本のお茶
●オムスビの不思議
●「皿屋敷」の謎を探る
●邪馬台国に謎はない
●日本最古の将棋駒
●金閣寺の伝説 ほか

1996.01.08発売
新訂版バス・トラック100点
講談社の絵本
最新のバス・トラックを集めたカタログ絵本。子供に大人気のはたらく自動車。なかでも街でよく目にするバスやトラックは、あこがれの的です。今一番新しい車輌を集めたこの本で、お子さんは1日夢中です。

1996.01.08発売
講談社ハウディ英和・和英辞典
きょうから英語は友だちだ!
中身の濃さNo.1で中学生にぴったり
すべての英語教科書21冊を取りこんだ内容/例文色刷りなど画期的!
初めて英語の辞典を引く人のために――「見やすい」「分かりやすい」「使いやすい」の三拍子をとことん追求した、学習性No.1の辞典です。

1996.01.08発売
講談社ハウディ和英辞典
初めて習う英語だから「いい辞典」を使おう。見やすい・分かりやすい・おもしろい!決定版「中学和英」
楽しいイラストと解説コラム(囲み記事)がいっぱい!
訳語に[発音記号+カナ発音]付きで便利!
「例文が中学生に最適で、こんな辞典がほしかった!」と、読者・先生方から熱い声援。

1996.01.05発売
風来忍法帖
講談社ノベルス
豊臣秀吉麾下(きか)2万余の軍勢に対し、わずか数百人の手勢を率いた北条方の小城・忍城を守るは美貌の麻也姫。それを助けるは、怪しげな技をもち麻也姫の貞操を狙っている7人の香具師(やし)。迫りくる風摩(ふうま)の忍者に対し、いかなる戦いを挑むのか!?

1996.01.05発売
アトポス
講談社ノベルス
血で爛(ただ)れた顔、その上を縦横に走る不可解な亀裂。凄絶怪異「怪物」が虚栄の都・ハリウッドに出没。あらゆる生物を拒絶する水の砂漠・死海に浮かぶ「塩の宮殿」で、そのほとりに屹立する尖塔で繰り返される惨事――。御手洗潔の託宣がミステリの新たな地平を開く。島田荘司が圧倒的な筆力で描ききった傑作!

1996.01.05発売
鉄鼠の檻
講談社ノベルス
待望の書下ろし第4作いよいよ発売!!
'94年9月の初登場以来、その衝撃はミステリ界を越え小説界全体に及んだ。次作にも読者からの問い合わせが殺到。内容を明かす事はできないが期待は裏切らない。

1996.01.05発売
ネヌウェンラ-の密室
講談社ノベルス
エジプトは「王家の谷」へと向かった考古学研究室の一行を待ち受けていたのは、閉ざされた王墓の中での惨劇だった! 4000年前の密室殺人と古代エジプト史上の王位継承の謎が解かれた瞬間、明らかにされる驚嘆の真相と、緊迫感溢れる脱出劇! 小説のおもしろさを徹底的に詰め込んだ、本格ミステリの大傑作!

1995.12.27発売
くじらの降る森
講談社文庫
「初めてお手紙さしあげます。個人的なことで、お話したいことがございます」。始まりは、亡父に宛てた差出人不明の手紙だった。「毎週土曜日の午後6時ごろ、レストランでお待ちしております。」彼女の目印は、テーブルの上の黄色いくじら……。心を癒してくれる現代の神話。気鋭が描く感動長編、文庫化第1弾。

1995.12.27発売
板散華
講談社文芸文庫
原始美術の力強さを示し、民芸的特質を持ち日本美の原点を探る独特の〈板画〉世界を展いた、棟方志功。強烈なエネルギー漲る初期エッセイ集『板散華』を中心に、『板画の肌』を抄録。「板画の持つ真性は、東洋の美意識に真実を重ねる」とする「板血脈」をはじめ、「河井寛次郎先生」「板画道」「万暦赤絵」「富岡鉄斎」「麻蒸風物」「哀母記」「串もち」のほか「哀父記」を加えた三35篇。
原始美術の力強さを示し、民芸的特質を持ち日本美の原点を探る独特の〈板画〉世界を展いた棟方志功。強烈なエネルギー漲る初期エッセイ集『板散華』を中心に『板画の肌』を抄録。「板画の持つ真性は、東洋の美意識に真実を重ねる」とする「板血脈」をはじめ、「河井寛次郎先生」「板画道」「万暦赤絵」「富岡鉄斎」「麻蒸風物」「哀母記」「串もち」のほか「哀父記」を加えた35篇。

1995.12.18発売
妖かしの紅い華
講談社X文庫ホワイトハート
本格的に霊能師の仕事を始めて2年あまり。竜憲(りょうけん)のもとに、修一の知人から依頼が転がりこんだ。勤務先の高校で起こった幽霊騒動と生徒の蒸発について、調べてほしいと言う。大輔と沙弥子を伴った竜憲は、事の真相を確かめるべく、さっそく問題の高校へと急ぐ。そこで出会ったのは、独特の精神力を持つ美術部部長の美少女・水木雅美だった。「彼女をリョウちゃんに近づけてはならない」沙弥子の第六感に警告が鳴り響くが……!?

1995.12.18発売
鬼啖―KITAN―鬼の風水(4)
講談社X文庫ホワイトハート
栃木県日光周辺で、14、5歳の美少女たちの失踪事件が相次いでいた。時を同じくして卓也(たくや)と薫(かおる)も、別々に日光の地を踏む。卓也は〈鬼使い〉の力を制御する修行のため、薫は日光に潜伏する妹・透子(とうこ)を守ることと第4の鬼孔(きこう)破壊が目的だったが、偶然にも、同じホテルで出くわしてしまう。そんな折も折、透子が、鬼に襲われて──!?霊能力コンビが繰り広げる、妖しの世界のオカルト・ファンタジー第4幕!!
1995.12.18発売
あなたの病院の薬1996年最新版
この一冊で病院からもらう薬の全てがわかる薬の名前がわからない。こんなに飲んでも大丈夫なのか。副作用や飲み合わせの心配はないのか――こんなときに役立つ「読むホ-ム・ドクタ-」を家庭に一冊!