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1995.12.18発売
環境微生物図鑑
環境中の微生物とその役割を述べた総論と、環境上の重要な微生物を個別に扱った各論で編成。各論で扱った微生物は、細菌・菌類が62種、微細藻類が434種、原生動物が271種、微小後生動物が108種で、出現環境、形態・分類、生理・生態、培養、毒性、浄化、指標などの項目ごとに解説。各々の種は、原則として、写真(光顕、電顕)と線画を同時に収載するようにした。環境と関連した人々に必携の一冊。

1995.12.15発売
新地橋―深川澪通り木戸番小屋―
文芸(単行本)
江戸・深川の木戸番小屋にともる悲しみ、愁いをいやす燈。心温まる連作時代小説集

1995.12.15発売
人体内放射能の除去技術―挙動と除染のメカニズム
未曾有の原発事故! 飛散する放射性物質!
からだについた放射性物質は十分洗い流せば落とせる。
では、空気、飲み水、食べ物を通してからだの中に入ってしまった放射性物質はどうすれば取り除けるのか。
本書は、放射性物質が体内に入るとどのように動いてゆくか,どこに蓄積され、排出されるまでどのくらいかかるか、また、取り除くためにはどのような方法があるか、具体的にはどうするのかなどについて、多くの放射性元素を対象にわかりやすくまとめています。わかりやすい用語解説も付いています。
執筆は、放射線と人々の健康に関わる総合的な研究開発に取り組む国内で唯一の研究機関として,放射線被ばく対策の研究と治療、広報指導を目的に設立された(独)放射線医学総合研究所の監修により、同研究所の多数の研究者によるもので、最も信頼できる執筆陣と言えます。
被ばく者の治療にあたる医師,看護士など医療関係者、放射性物質を扱う研究者・技術者、自治体関係者に現在必読の書と言えます。
【目次】
1 放射性核種の生体内挙動
1.1 放射性ヨウ素
1.2 放射性セシウム
1.3 放射性ストロンチウム
1.4 放射性ルテニウム
1.5 放射性マンガン・亜鉛・コバルト
1.6 プルトニウム
2 生体内放射性核種除去のメカニズム
2.1 希釈による除去
2.2 錯体の生成による除去
2.3 吸着による除去
2.4 代謝の攪乱による除去
2.5 天然物質による除去
3 除去方法の実際
3.1 放射性核種の人体内への侵入
3.2 放射性核種の除去方法
3.3 除去剤の使用要領
4 参考資料
4.1 おもな人体内摂取事故例
4.2 人体実験例
用語解説
付表
参考図書

1995.12.15発売
戦うハプスブルク家
講談社現代新書
中世的秩序をゆるがし、新たな国家間システムを生み出す契機となった、ハプスブルク家(旧教)・新教諸勢力間の悲惨な長期抗争の推移をたどる。
白山の戦い――晩秋の霧がたちこめていた1620年11月8日、プラハ近郊のわずか標高38メートルの小高い丘、白山で戦闘が起きた。……戦闘は2時間と続かなかった。……文句なくカトリック連合軍の圧勝であった。……注目すべき点は、勝利者フェルディナント2世の明確な意志が余すところなく貫かれたその戦後処理である。このことがやがて全ドイツを、そして全ヨーロッパを以後30年近くにわたって恐ろしい戦争に引きずり込んだのだから。――本書より

1995.12.15発売
捨聖・一遍上人
講談社現代新書
南無阿弥陀仏とただ一度(=一遍)唱えるだけで、極楽に往生すると説いた鎌倉仏教最後の祖師。族縁はすべて捨て去り、おどり念仏で全国をまわり、女人非人をも救済した希代の生涯を描く。
遊行と賦算――一遍は全国を旅した。ただ1人で念仏を勧めることを念仏勧進という。また、この仏法を説いて旅をすることを遊行という。念仏勧進に当たって「南無阿弥陀仏決定往生六十万人」と印刷した大人の人指し指大の紙のお札を配った。これを賦算と言っている。念仏勧進に必要な仏法の所持物以外は一物も持たなかったので、捨聖と言われるようになったのである。こうして、南は九州の大隅から北は奥州江刺に至るまで念仏札を配って歩いた。それは多く下駄ばきの遊行であった。人は胸に吸い込んだ空気を大きく吐き出すと、次はまた空気を吸い込む。一遍は一切を捨てることで、その空となった部分を念仏勧進で満たそうとしたのである。――本書より

1995.12.15発売
ヒトはなぜ子育てに悩むのか
講談社現代新書
「母親語」の力、父親の役割、ことばの発達。赤ちゃん研究の意外な知見から、育児の常識を読みかえる。
母親語という現象――実際に、母親語という現象を頭のかたすみに残して、日常の私たちの会話に耳をすますと、意外なほどいろいろなものが見えてくる。まず乳幼児が学習を成立させるうえで、母親語は大切な機能をはたしている。そもそも「母親語」と命名されたのは、母親による高く抑揚の激しい口調が、子どもにとって重要な意味を持つという事実によっている。けれども母親ばかりが、母親語を語るのではない。父親も子どもに向かって用いる。この「父親語」は母親語とまた、違った作用をするらしい――本書より

1995.12.15発売
「大東亜共栄圏」の思想
講談社現代新書
「侵略」を「解放」と呼んだ「聖戦イデオロギー」を支え、拡めたのは誰か。当時の人々の心性を綿密な資料考証から描く。
「聖戦」のイデオロギー――そもそもこのような問題発言が、なぜ繰り返しなされるのであろうか。もしそれが、戦争中盛んに宣伝された「聖戦」論の一面を率直に表現したもので、しかも当時の国民に広く浸透していた常識に近い見解であったとするならば、問題の根は深く、そして重いとみなければならない。太平洋戦争は、全国民の自主的・積極的な参加・協力を不可欠な前提条件とする総力戦であった。いわゆる上からのファシズム化と総力戦を可能にした社会的要因の1つは、国策に賛同・協力せざるをえないような非常時の社会的風潮の全国的な高まりだったように思われる。――本書より

1995.12.15発売
COMPILER FESTA 講談社版
人気コミックスのアニメ-ション作品。 原作者・麻宮騎亜が自ら脚本・絵コンテを手掛け、コミックスの人気者が総出演する抱腹絶倒のビデオ。アニメ-ションに新境地を開く村山靖監督の意欲作です。

1995.12.14発売
医者に上手にかかる法
ブルーバックス
医者を知り、病院を知れば、患者となっても百戦危うからず。
ひとくちに「痛み」といっても千差万別。ではどうやって痛みを伝えるのが正しい診断への早道なのでしょう? こんな素朴な疑問への答えから、今後ますます身近になってくるインフォームド・コンセントの実際、ちょっと恐い手術の話、上手な病院の使い分け方、さらに近年クローズアップされてきた高齢者医療の実態まで、現役の医師が患者の側に立ってお話しします。誰でも病気になることはある、そんなときに役立つ知恵と情報がまとまっています。

1995.12.14発売
検証・ヒトが招いた地球の危機
ブルーバックス
身に迫る、地球環境汚染の最新レポート
日夜、環境問題に取り組む科学者たちが、まず彼らの身近な自然をじっくり観察し、その現状を分析するところから本書は始まる。その結果、見えてくるものは、東京や大阪に暮らす人間から見ると、山紫水明と思われる最上川や蔵王の自然も、もはや看過できないほど汚染されているという現実である。
地球環境問題は、想像以上に深刻だ。本書は、飲料水汚染・オゾン層破壊・酸性雨・産業廃棄物・砂漠化などなど、このままでは、もうまもなく人類の生活環境としての地球を滅ぼしてしまう環境破壊の現実の姿を、データに基づいて報告するものである。

1995.12.14発売
生物をまねた新素材
ブルーバックス
高機能でクリーンという魔法のような新素材のヒントは生物にある!
たとえば丈夫な竹は、タケノコのときは一様に分布している繊維を、成長するにつれて表面に近いところは密に内部は粗く分布するように組織の「最適化」を自動的に行う。こうして、同一の材料から物理的な強度・密度が連続して変化する最新の「傾斜機能材料」の優れた目標となっているのである。この竹に限らず、生物は限られた種類の材料から常温・常圧で優れた機能をもつ無公害の素材をつくり出す。その生物をまねた新素材を人工的につくるバイオミメティックスの最新理論と技術を平易に解説する。

1995.12.14発売
発表の技法
ブルーバックス
日本人は人前で発表するのが下手だという。苦手だともいう。原因ははっきりしていて、トレーニング不足にある。上手な発表には、訓練とコツが欠かせない。演技力も話術も必要だ。本書では、〈発表大好き〉な著者が、発表の基本にある考え方と計画の立て方、時間の配分、効率的な訓練法、パソコンを徹底利用するビジュアル要素の作製や、その選択のテクニックを科学的に伝授する。英語を含むやや高度な発表までをやさしく解説。
発表のソフトウェア・ハードウェアを考える
日本人は人前で発表するのが下手だという。苦手だともいう。原因ははっきりしていて、トレーニング不足にある。上手な発表には、訓練とコツが欠かせない。演技力も話術も必要だ。本書では、〈発表大好き〉な著者が、発表の基本にある考え方と計画の立て方、時間の配分、効率的な訓練法、パソコンを徹底利用するビジュアル要素の作製や、その選択のテクニックを科学的に伝授する。英語を含むやや高度な発表までをやさしく解説。

1995.12.14発売
もう一つの宇宙
ブルーバックス
それは確かに存在し、接触可能だという
私たちとまったく瓜2つの人間がいる別の宇宙――並行宇宙――があり、技術さえ進歩すれば接触可能だなどと、そう簡単に信じられるものではない。しかし、並行宇宙がある、いや、なければならないとする考え方は、量子力学と相対論の双方から、まったく違ったかたちで、必然的に導かれるものなのだという。そして著者は、どちらの理論が導く並行宇宙も、じつは同じものだと考えている。本書は並行宇宙の考え方を中心にすえ、量子力学と相対論を結びつけた新しい宇宙像を、豊富なたとえ話を駆使して平易明快に描き切る。

1995.12.13発売
成吉思汗の後宮
ジンギスカンの秘宝が、中国北辺に流れついた男たちの暗い野望をあおる! 新伝奇の名作として知られる表題作、天明期、シベリア探険を試みた日本人の異常凄絶な最期、中国紅軍に参加したドイツ人の酸鼻を極めた体験奇譚など、虚実ないまぜ、異境での人間の孤独な夢と暗い情熱を描く7編は、妖しいまでの魔力で読者を異次元世界へ誘う。幻想と幽闇の彼方に燦然と屹立する、小栗伝奇ワールドの巨峰!
ジンギスカンの秘宝が、中国北辺に流れついた男たちの暗い野望を煽る!新伝奇の名作として知られる表題作、天明期、シベリア探険を試みた日本人の異常凄絶な最期、中国紅軍に参加したドイツ人の酸鼻を極めた体験奇譚など、虚実ないまぜ、異境での人間の孤独な夢と暗い情熱を描く7編は、妖しいまでの魔力で読者を異次元世界へ誘う。幻想と幽闇の彼方に燦然と屹立する小栗伝奇ワールドの巨峰!

1995.12.13発売
夢介千両みやげ(下)
講談社文庫
朴訥ヒーローを描く山手文学の傑作! ーー夫婦の約束をして、お銀と江戸暮らしを始めた夢介だが、道楽修業どころか、待っていたのは、剣難色難ばかり。夢介の天性のおおらかさと怪力、お銀のけなげな活躍で、それを振り払った二人は、父親の許しを得るために小田原へ向かう。だが、事はそう簡単には運ばない。ふたたび波乱の道行きが始まった。山手文学を象徴する快作に、幻の続編『夢介めおと旅』を併録して贈る、待望の〈夢介シリーズ〉完全版! <上下巻>

1995.12.13発売
夢介千両みやげ(上)
講談社文庫
大枚千両を使い、江戸で道楽してこい! 小田原の豪農である父親から途方もない宿題を与えられ、青年・夢介は旅立った。図体は大きいが、底抜けのお人好し。懐中を狙った名うての美女道中師・お銀も、そのとぼけた温かさには、いつしかベタ惚れ。前非を悔い、よき女房たらんと、ともに江戸に入ったのはいいが……。明朗朴訥なスーパーマンの、善意あふれる言動を描き、敗戦日本の心を潤した、大衆小説の代表的傑作。道楽勉強の若者が大江戸で大活躍! <上下巻>

1995.12.13発売
直樹とゆう子の物語 全1冊
戦争の悲惨さを子どもたちに訴える長編連作
原爆・公害・アウシュビッツ・731部隊・朝鮮……。「ふたりのイーダ」から「死の国からのバトン」まで、著者の平和への想いをこらした名作5編を一挙収録。

1995.12.13発売
水の伝説
東京の学校ではうまくやれなかった6年生の光太郎。逃げだすように山村留学してきた白水村は、川の上流のそのまたずっと奥にあるちいさな山村。ヤマメがガバガバつれる川はあるし、寄宿先の家の子龍雄という友だちもできて毎日がすごく楽しかった、が――。大雨で水かさの増した川で、カッパ(らしきもの!)を助けたその夜、原因不明の高熱におそわれた光太郎の夢に、ふしぎなメッセージがとどけられて……。――『ぼくの・稲荷山戦記』『夜の神話』につづく、たつみや章の待望のファンタジー第3作。

1995.12.12発売
死因を辿る
講談社+α文庫
美食に溺れ、脳卒中に倒れたバッハ、飲みすぎから肝硬変になったベートーヴェン、大人の女性が愛せなかったブルックナー……。才能あふれるがゆえに抱えなければならなかった天才たちの心と肉体の病に、芸術家の精神状態と作品の関係を精神医学的立場から研究する病跡学(パトグラフィー)の視点から迫る!全40人の病跡・死因一覧表つきで、大作曲家の人間くさい横顔とおなじみの名曲に隠された秘密が見えてくる。

1995.12.12発売
いい日本語、ちょっとうまい使い方
講談社+α文庫
成句、慣用句、諺など、日本語には豊かで奥が深いことば・表現がたくさんある。それらのことばの意味や由来ばかりでなく、現代の日常会話に生かして使える実例を豊富に収録し、丁寧に解説した。本文中に◎印・×印をつけひと目でわかるようにし、巻末には五十音索引、出典解説が付いて、調べやすく、読んで面白い日本語の本。さらりと知的に使ってみたいことばの極意集。