新刊書籍
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1995.10.17発売
人情馬鹿物語
憧れの女性に着せたい一心で華麗な振抽を精魂こめて縫い上げた職人、自分のために公金を横領した若者の釈放に奔走する遊女、逢瀬の翌日は必ず負ける力士の出世を願って身を引く芸者……ここに描かれるのは、私利を顧みず人間の情に生きた悲しく優しい「人情馬鹿」たちだ。美しい風俗と江戸っ子気質(かたぎ)が色濃く残る大正期の東京下町を舞台に、人生の達人が共感と愛惜の想いをこめて綴った名作12話。

1995.10.17発売
美男狩(下)
妖しの釣り天井に奇怪な密室。役人さえ手を出せぬこのお化け屋敷の主は高貴な美女。美男コレクターの彼女のために、妖術使いの女道士・雪江は2人の美男剣士をも邸に誘いこんだ。そして、女主人の前で何が始められるのか?波乱万丈、息もつがせぬ物語は、さらに意表をつく結末で、読む者を驚倒させずにはおかない。わが国屈指のストーリーテラーが描き上げた構想卓抜な大長編伝奇快作。

1995.10.17発売
美男狩(上)
銭屋五兵衛の財宝をめぐる暗闘で、壮大な物語の幕は開く。五兵衝の遺児・お京、異人を装う元手代・多三郎、宿敵同士の美男剣士・篠原求馬と横山新太郎、さらには水茶屋の女、軽業の少女、兇賊……。多彩な人間模様が絡みあい江戸の闇を奔(はし)る。謎が呼ぶ謎の果てに登場するのは、美男を招く妖異の邸。奸計、怨念、邪慾、そして悲恋。千変万化の展開で読者を魅惑の迷路に誘う、これぞロマンの白眉!

1995.10.17発売
ひざの痛い人が読む本
ブルーバックス
●太ももをきたえれば、驚くほど痛みが消える
本書は、長年ひざの痛みに苦しんできたジャーナリストが、“ドクターショッピング”の末にたどりついたひざの名医と共同で執筆したものです。高齢化やスポーツ障害による深刻なひざの痛みはどうすれば止められるのか、専門医でも難しい初期の診断から最新の治療法まで、患者さんの立場にたって解説します。
さらに、ほとんどのひざの病気に有効なひざの体操「セッティング法」を紹介します。太ももの筋肉を強化するだけの簡単な体操ですが、これだけで驚くほど痛みが解消するはずです。お医者さんと相談の上、ぜひ続けてみてください。

1995.10.17発売
ハイテク・ダイヤモンド
ブルーバックス
夢のスーパーマテリアル!ダイヤモンドが、超優良半導体として産業界で注目されている。他の物質をしのぐ優れた導電性、熱伝導性で、次世代半導体に要求される高集積化、高機能化が実現できると期待されているのだ。そしてその応用分野はますます広がりを見せ、実用化に不可欠の薄膜ダイヤモンドの人工生成技術も発達してきている。このダイヤモンドを筆頭に、同じ炭素からなる物質が、新材料として続々登場している。カーボン・ファミリーと称されるこれらの新物質が、エレクトロニクスの新時代を切り拓く──。

1995.10.17発売
現代の犯罪心理
ブルーバックス
彼らを凶悪な犯罪に走らせたものは何か?
「なぜ、こんなひどいことを……」とゾッとするような凶悪事件が、このところ日本では多発している。人を巧みにだましても命までは奪わないのが仁義とされたサギ師が恐ろしい連続殺人を起こすかと思えば、自分の悪口を言っていると妄想を抱いた男に出張帰りの乗客が新幹線の車内で突然刺殺された。また、わが国では比較的少ないとされていたバラバラ事件でさえ、最近は珍しいものではない――。
サリン事件など世間を騒がせた近年の大犯罪を紹介しながら、被害妄想という現代人がとらわれやすい心理を軸に、犯人たちの性格や動機、社会的状況など事件を起こした要因を探る。

1995.10.17発売
ここまできた光技術
ブルーバックス
光工学が新たな展開を見せている。
超小型のマイクロマシンが話題になっています。その実用化に不可欠なのは、電線のない遠隔操作の駆動装置やエネルギー源。太陽電池、光熱作用、光ひずみ作用、光圧などの技術の中で、光の力作用が最近注目を浴びています。この技術は、マイクロマシニングと結合し、マイクロオプトメカトロニクスとして、産業のすみずみにまで浸透しようとしています。また、将来の人工物と人間の共存を夢みて、新たなサイエンスの森、新たなテクノロジーの森に、ロマンを追求する若人がいます。本書は、そうした最新の光工学の世界へ読者を招待します。

1995.10.17発売
男は女より頭がいいか
ブルーバックス
性の違いと役割を科学する
男と女はどちらが頭がいいか――長い間この問いは問題にならなかった。自明だったからだ。もちろん男の方が頭がよかった。地球が平らだったのと同じだ。知的機能をつかさどるのは脳の前頭葉だと信じられていた1870年代、神経解剖学者は男の方が前頭葉が大きく、女は頭頂葉が大きいと主張していた。その後、知的機能をつかさどるのは前頭葉ではなく頭頂葉だと考えられるようになると、突然魔法のように、学者は男の方が頭頂葉が大きいことを発見した……。本書は、男と女の心や体、行動の真の違いはどこに、なぜあるのかを、生物学や心理学のみならず広く多方面から検討し、多くの社会における男性優位がなぜ生じてきたかを考える。

1995.10.17発売
新版 日本をダメにした九人の政治家
講談社+α文庫
日本の政治を操る永田町と国会の真の姿を白日の下に晒す衝撃の書。自民党、社会党のみせかけの2党対立時代から私利党略で野合を繰り返す連立時代へ――しかし、政治家たちの根底の「論理と体質」は変化せず、日本の政治は「実力者たち」に私物化されている。誰も語らなかった「腐敗の構造」の驚くべき実態を知らずして日本の政治は語れない!!

1995.10.17発売
明恵 夢を生きる
講談社+α文庫
夢で生き方が変わる! 夢で人の心のあり方を知る!!――生涯にわたって自分の夢を記録しつづけた名僧・明恵の『夢記』を手がかりに、夢の読み方、夢と自己実現の関係、ひいては人間がいまを生きるうえで大切なことなどをユング心理学の第一人者、夢分析の大家が実証的に説く。第1回新潮学芸賞を受賞した、人間の深層に迫る名著。

1995.10.17発売
大相撲なんでも七傑事典
講談社+α文庫
古今の名勝負・大勝負。強豪対決の勝敗。大番狂わせ。世紀の誤審。相撲史に残る長身・重量力士。60歳の最高齢現役と夭折(ようせつ)した力士。語り草となっている力自慢、個性派力士の実際。伝説の大食漢力士。しこ名にみる“もう1つの文化”――相撲記者45年の著者による雷電、谷風の錦絵時代、そして戦後の栃若、柏鵬、輪湖、千代の富士、貴曙時代までの800力士丸ごと面白相撲全史。

1995.10.17発売
スヌーピーのもっと気楽に(2)
講談社+α文庫
晴れの日もある。雨の日もある。いい知らせが届く日も、悪いニュースがとびこむ日も……いろいろあるのが人生。だから、何があっても、めげない、くたびれない。あわてず、急がず、自分を失わずに生きる法を、スヌーピーと仲間たちが教えてくれる!
きょうはきょう、明日は明日の風に吹かれて……。
PEANUTS(C)United Feature Syndicate Inc.

1995.10.17発売
だいじょうぶ だいじょうぶ
講談社の絵本
おじいちゃんと散歩しながらわかったこと。道ばたの小さなものにも声をかけるおじいちゃん。楽しい散歩をしながら不安なことや怖いものも知ったぼく。ぼくはこのままちゃんと大きくなれるんだろうか? 生きていくためのしなやかな強さを育む、心にしみる絵本です。
小さなぼくが不安な気持ちになると、いつもおまじないの言葉で助けてくれたおじいちゃん。生きていくためのしなやかな強さを育む、心にしみる絵本です。
どくしゃのみなさんへ
おじいちゃん、おばあちゃんをさそって、みんなで、さんぽにでかけよう。ゆっくり、のんびり、あるいていけば、ほら、ぼくらのまわりは、こんなにも、たのしいことがあふれてる。――いとうひろし
日本図書館協会選定図書/講談社出版文化賞絵本賞

1995.10.17発売
いつか行きたい日本列島天然純朴の温泉
旅好き、“海・山”大好き人間に贈る決定版温泉紀行 北は北海道知床半島から南は鹿児島県屋久島まで日本一の名湯秘湯70選 男も女も同じ湯にジャブジャブと一緒につかって、とろとろとした温度感のなかに身を浸していれば、生きているヨロコビがふつふつと湧いてくる。そして湯上がりに、好きな文庫本を読めば、これ以上の楽しみはなく、この極上の時間が人間をよみがえらせるのである。さあ、みなさん、温泉に行きましょう。

1995.10.17発売
嵐ヶ熱血ポンちゃん!
文芸(単行本)
暴風波浪ポン警報半径3.5m以内は、とってもクールとなるでしょう。
人生の快楽を追求してやまないポンちゃんが贈る極上の20章。
●ポンちゃんに似合う言葉
(1)ずぼら、(2)怠惰、(3)無駄づかい、(4)倣慢
●ポンちゃんに似合わない言葉
(1)倹約、(2)ストイシズム、(3)謙遜
どんなことでも楽しんじゃう、ポンちゃん流生き方の決定版!!

1995.10.17発売
シルクロ-ドをゆく
講談社ARTピース
炎熱の地に展開する自然と文化の跡をたどる。
一木一草もない砂漠に暮らす人々。彼らの祖先によって築かれ、今、朽ちていく文明の残骸。それらに注がれた画家のあたたかい視線にあふれた作品集。
1995.10.17発売
淀君
文芸(単行本)
太閤秀吉の側室・淀君(お茶々)波瀾の生涯信長の妹、お市ノ方を母に持ち、浅井長政を父としたお茶々。戦乱に翻弄された後、秀吉の子、秀頼を生む。並びなき権勢を揮うが大坂・夏の陣で自刃。長編歴史小説

1995.10.17発売
シティ・オブ・グラス
文芸(単行本)
ポール・オースター原作
手に汗握るこの戦慄
傑作を読む。コミックで読む。凄い!目からウロコのおもしろさ。
ミステリーの新しい形が、この、ポール・オースター作『シティ・オブ・グラス』のコミック版で始まりを告げる。ネオン・リット:ノアール・イラストレイティッド(邦題:グラフィック・フィクション)、と命名されたこのシリーズでは、モダニズム、そして、ポスト・モダニズムのミステリーの名作の数々が、世界でもトップクラスのイラストレーターと作家の手によって、コミックに生まれ変わってゆく。
作品とアーティストを選択するのは、サンフランシスコで活躍する作家で編集者、『だれがJFKを撃ったのか』を書いたボブ・キャラハンと『マウス』でピューリッツア賞を獲得したアート・スピーゲルマン。キャラハンが原作からコミックへの編集を担当し、全体の基本的なデザインはスピーゲルマンが受け持っている。
このシリーズの作品に見られる言葉と形式は、その歴史をたどると、1920年代のすぐれたハードボイルドの小説に、そして、白と黒の鋭いイメージは、ひと世代あとのノワール・フィルムにたどりつく。それら2つの伝統を取り入れ、現代の味付けをしたのが、この、知的で粋な新しいフィクション・コミック・シリーズである。
第1巻に続いて、目下、デビッド・リンチ監督で映画化もされた『ワイルド・アット・ハート』に続くバリー・ギフォードの作品、『ペルディタ・デュランゴ』、ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの名作カーニバル小説『悪夢の裏道』を準備中である。『ペルディタ・デュランゴ』担当は、キャラハンとスコット・ギリス、『悪夢の裏道』には小説家トム・デハヴェンとマーク・ズィンガレリが取り組んでいる。――ボブ・キャラハン

1995.10.17発売
夫の始末
文芸(単行本)
第35回女流文学賞
第6回紫式部文学賞
夫婦のあり方を問う話題の本。野の花と山を愛する妻87歳、劇作家の夫90歳
敬い援けあって共に歩んだ60年
男と女は、夫と妻というかたちをとりながら、その生ける日の限り、愛しさと憎らしさの間をゆききするものなのであろうか。――本文より
1995.10.17発売
うちのおかずをもっとおいしく
講談社の実用書
第一人者が紹介する和風家庭料理の精選集。長年、和風料理の研究・指導に携ってきた著者の、これまでの成果を、料理が生み出された過程、思い入れ、思い出などと共に、作り方を紹介。読むだけでも楽しい。