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1994.11.04発売
卑劣な耳(下)
講談社文庫
なぜ!? 今度は平凡なOL冴子の部屋から盗聴機が発見された。いったい、誰が何の目的で仕掛けたのか? 新聞記者、警察OB、現職の刑事……脅迫電話の謎を探るうちに知りあった人々の中に、真犯人はいるのか? 事件の背後にちらつく、ある組織の陰謀……。他人の声を盗む「卑劣な耳」の正体とは? 現実の警察官による盗聴事件とフィクションを巧みに交錯させた、権力犯罪の暗部に迫る、著者渾身の傑作長編ミステリー。
なぜ!?今度は冴子の部屋から盗聴機が発見された。一体、誰が何の目的で仕掛けたのか。新聞記者、警察OB、現職の刑事……脅迫電話の謎を探る中で知りあった人々の中に真犯人はいるのか。他人の声を盗む“卑劣な耳”の正体とは?現実の警察官による盗聴事件とフィクションを巧みに交錯させた著者渾身の長編推理。

1994.11.04発売
卑劣な耳(上)
講談社文庫
電話のべルが再び鳴った。「新聞の投書を読んだよ。ずいぶん偉そうなことを言ってるじゃないか」と見知らぬ男は言った。私は投書なんかしていない! なのに投書欄には私の名前が……。いったい、誰の仕業なのか? 平凡な一人暮らしのOL冴子を襲う不気味な電話、その正体を追う。ミステリーの名匠が、実際にあった盗聴事件を基に描く、迫真の長編サスペンス!
電話のベルが再び鳴った。「新聞の投書を読んだよ。ずいぶん偉そうなことを言ってるじゃないか」と見知らぬ男は言った。私は投書なんかしていない!なのに投書欄には私の名前が……。平凡な1人暮らしのOL冴子を襲う不気味な電話。ミステリーの名匠が、実際にあった盗聴事件を基に描く長編サスペンス!

1994.11.04発売
アンジェリク(24)希望への道(下)
講談社文庫
大河を遡る、カナダの旅の出会いと別れ
再びケベックを訪れたアンジェリクに、警察の執拗な追及の手が!
清教徒の都市セーラムで、アンジェリクはふた子を出産し、高熱のため死の淵をさまよう。その命を救ったのは、魔女と呼ばれる2人のクエーカー教徒の女たちだったが、この奇蹟に沸く町に突然、黒衣のイエズス会士が姿を現し、アンジェリクへの憎悪もあらわに、恐ろしい事実を告げるのだった。(全26巻)

1994.11.04発売
アンジェリク(23)希望への道(上)
講談社文庫
清教徒の都市セーラムのふたりの魔女。
早産、大病、死の淵のアンジェリクが悪夢の中で見たものは……。
カナダを訪れたアンジェリクは、30年ぶりに長兄ジョスランと再会することができたが、喜びも束の間、ケベック警察の執拗な追及の手が迫り、不安に脅かされる。しかもその背後には、3年前アカディアの森で殺されたはずの魔女モードリブール夫人が今も生きているという恐ろしい疑惑が……。(全26巻)
1994.11.04発売
空飛ぶマグロ
講談社文庫
マグロはわれわれの口に入らなくなるのか?世界を股にかけるバイヤ-、専門仲買人、遠洋漁業の漁労長、航空会社貨物担当者、商社マン、冷凍食品業者などマグロに関わるすべての人のヒュ-マンドキュメント

1994.11.04発売
旨い地酒が飲みたい
講談社文庫
ひたすら伝説の酒・幻の銘酒を求めて一人旅各地の酒蔵に足を運び、杜氏の秘伝に耳を傾ける。土地の酒呑童子たちと旨い地酒を酌み交わす。旅にしあれば名酒に出会う喜びが、ずしりと伝わる感動のエッセイ。
1994.11.04発売
白夜の国のヴァイオリン弾き
講談社文庫
異国での音楽生活を通して描く人生の冒険!美しい北欧の自然の中で異邦人の楽師として生きた日々。そこで織りなされる人間模様。人生の喜びと生きる実感を謳歌した至福の時間を綴るヒュ-マンファンタジ-

1994.11.04発売
東京サイテー生活
講談社文庫
バブル崩壊後のライフスタイル提言。「何か」にチャレンジする心を失わず、風の吹くママ、気の向くママに生きる。「住めば都」の精神が、未来を開く! ーー日本の首都・東京で、家賃2万円以下でも、楽しく暮らす痛快な人々。時間に追われず、モノに縛られず、金に執着しない。風の吹くまま、気の向くまま。自分の中の「何か」にかけ、その感触を大切にしている若者。それは、何年か前のあなたの姿、何年か後のあなたの姿、あるいは、現在のあなたの姿なのかもしれない。
1994.11.04発売
女が再婚するとき
講談社文庫
新しい幸福追求のチャンスを選びとった女達結婚生活60年時代を迎えて、変貌する夫婦と家族の実態をさぐる。著者みずからの出生を語りつつ、再婚の道を選んだ女と男のいい関係を描く感動のルポルタ-ジュ

1994.11.04発売
鐘
講談社文庫
諸行無常の理(ことわり)を表わすという鐘の音。浅見家代々の菩提寺、聖林寺の梵鐘から血が滴るという怪事件があってまもなく、顔にその鐘の模様痕をつけた男の変死体が隅田川に浮かんだ。四国高松、越中高岡と、被害者の美しい妹とともに鐘の謎を追いかける浅見光彦の旅が始まる。(講談社文庫)
鐘に隠された殺人事件を追う浅見光彦名推理。浅見家の菩提寺・聖林寺の鐘に血が滴り、後日その鐘の模様痕をつけた男の変死体が隅田川に浮んだ。被害者の美しい妹と、鐘の謎を追いかける浅見光彦の旅が始まる。

1994.11.04発売
危険な夕暮
講談社文庫
男の官能を揺さぶる愛と性の極限!
リスボンの酒場で出会った病院長夫人との禁断の愛に情事の炎が燃えさかる。
官能の昂ぶりは若い愛人との情事では得られないものだった。大晦日のリスボンで知り合った病院長夫人は病の影に怯えながらも真摯に愛に生きようとしていた。設計事務所を経営する中津にとって、夫人との禁断の愛は若い肉体にまさる貴重なものとなる。人生の秋を迎え極限を求めるように燃えあがる愛と性。

1994.11.04発売
玲子さんの私の好きなもの
講談社文庫
ニューヨークのバーニーズで買ったヴァン・クリフのアンティーク・チャイム。昔、ドーヴィルのアガタの店で見つけたヘアアクセサリー。プラダのナイロンバッグ、ジアンの食器、ソニアのさくらんぼ……。みんな憧れと想い出がいっぱい! 可愛い、欲しいで集めたもの、玲子さんの絵とエッセイで一緒に楽しみませんか? シックなおしゃれの魅力をご一緒に! いいものはやっぱりいいね!<『玲子さんのブランドシック』改題作品>

1994.11.04発売
文庫ギャラリ- ロ-ランサン:夢みる人
写真集・画集
ポケットに入るあなただけの美術館
エコールドパリの華M・ローランサンの波乱に富んだ生涯と代表作のすべて!
パステルカラーの花やドレスで飾られた女性像をとおして、夢幻の世界を描き続けた画家マリー・ローランサン。今世紀初頭の美の都パリで、詩人アポリネールをはじめとする多くの芸術家たちに霊感を与えた美神(ミューズ)の、波乱に富んだ生涯と代表作のすべてがこの1冊に!ポケットに入るあなただけの美術館です。

1994.11.02発売
生命の起原論争
講談社選書メチエ
パスツールによって、生物の「自然発生」は否定された。しかし、46億年の地球史のなかで、一度だけ、「無機」から「有機」への変化、「生命の発生」が起こったと考えられている。いつ、どこで、どのように? いま生物学はこの困難な課題に答えようとしている。数々の論争を通し、生命の本質を鮮やかなタッチで描きです思想史外伝。
【目次】
序章
第一章 多数世界観
第二章 生命力偏在の時代
第三章 自然発生の最終否定
第四章 進化論と生命起源
第五章 飛来する生命
第六章 地球上での生命発生
終章
参考文献・引用文献
あとがき
人名索引

1994.11.02発売
身体の零度
講談社選書メチエ
纏足(てんそく)やコルセットのような不自然な風習を、なぜ私たちは続けてきたのだろうか。〈私〉をつくりだす源に、何があるのだろうか。謎はみなひとつのところから流れでている――。本書は、東西の豊富な文献を駆使して、泣きかた・笑いかた・行進・舞踊など人間の表情や動作に立ちむかう。そして、身体へのまなざしの変容こそが、近代の起点であることをあざやかに検証する。社会史・思想史のなかに、身体を位置づけた力作。
1994.11.02発売
復刻版 芽むしり子撃ち
文芸(単行本)

1994.11.02発売
辰雄・朔太郎・犀星
講談社文芸文庫
作家としての福永武彦が、現代にふさわしい小説を書こうと意図したとき、たくまずその脳裏に浮かんだ先達ともいうべき作家たち――彼らへの「感謝の現れ」、オマージュとして捧げたのが『意中の文士たち』である。本書はその下巻であり、福永が最も親炙し敬愛した堀辰雄、その魂の内面の表現に深く共感を寄せた萩原朔太郎・室生犀星についての、こよなく優れたエッセイを収めた。
作家としての福永武彦が、現代にふさわしい小説を書こうと意図したとき、たくまずその脳裏に浮かんだ先達ともいうべき作家たち──彼らへの「感謝の現れ」、オマージュとして捧げたのが「意中の文人たち」である。本書にはその下巻──福永が最も親炙し敬愛した堀辰雄、その魂の内面の表現に深く共感を寄せた萩原朔太郎・室生犀星についてのこよなく優れたエッセイを収めた。

1994.11.02発売
石蕗の花網野菊さんと私
講談社文芸文庫
祖父広津柳浪、父和郎、そして桃子。1人きりの兄が病没し、嫁がず、孕まず、“家”が消滅する宿命を担う湘南での日々。名作『一期一会』を残し、孤独な老齢を靭く生きる網野菊へのひとかたならぬ親愛と深い交響の中で生まれる静謐な感動。文学者3代の末、広津桃子の女流文学賞受賞の名品。

1994.11.02発売
古典の細道
講談社文芸文庫
記紀の記述の相違から倭建命に深くかかわる精神、能「大原御幸」の演者の一瞬の間に隠れた真実を感得する魂。芸術・文学に造詣深い著者が、誘われるごとく、業平、小町、世阿弥、蝉丸、継体天皇、惟喬親王等、12人の縁りの地を訪ね歩き、正史に載らぬもう一つの姿を鮮やかに描き出す。伝承・伝説を語り継いだ名もない人々“語り部”、その心に、共鳴し、慈しむ、白洲正子の独創的古典へのエッセイ。

1994.11.02発売
ゆれる葦
講談社文芸文庫
6歳で実母と生き別れ、16歳で女子大に仮入学する旅立ちまでの精神の遍歴をたどった自伝的長篇。終生志賀直哉を文学の師と仰ぎ精進した女流作家が、3代にわたる一族と、自己の人間形成を冷静に見据える。他に短篇「教母」「イワーノワさん」等6作を収録し、網野菊の感銘深い文学世界の精髄を凝縮する。