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祖国へ、熱き心を 東京にオリンピックを呼んだ男
1992.05.06発売
祖国へ、熱き心を 東京にオリンピックを呼んだ男
著:高杉 良
講談社文庫
“フジヤマのトビウオ”古橋の活躍の陰に、フレッド・和田がいた。敗戦後の日本の奮闘をアメリカに印象づけ、熱き心で祖国を励ます日系実業家。オリンピックを東京で開催するために奔走し実現させた男。さらに日米の経済・文化交流を発展させた、知られざる日本の恩人を描く、異色のドキュメント・ノベル。 日米の経済・文化交流を支えた日系人の半生。フジヤマのトビウオ古橋の活躍の陰に、フレッド和田がいた。敗戦後の日本をアメリカに印象づけ、東京オリンピック開催に全力をあげ、熱き心で日本を励ます凄い男。
電子あり
生死長夜
1992.05.06発売
生死長夜
著:瀬戸内 寂聴,装丁:山岸 義明
講談社文庫
心ならずも傷つけあう夫と妻、身を捨てて恋に滅んだ男……迷いぬく様々な人生。不思議な透明感で、男女の愛憎と切実な生を描く、名作短編集ーー長い人生の迷いを、夜の闇にたとえて、生死長夜(しょうじじょうや)という。心ならずも男たちを不幸にし、その倍くらい不幸になった女。漂泊の涯てに行き倒れの死を願う女。偶然の再会にも、妻の顔を思い出せない老残の男。大僧都の身を捨てて恋に滅んだ因縁の男。……愛憎の迷いの中で生きてゆく人間を描く、心にしみる傑作短編集。
電子あり
就職戦線異状なし
1992.05.06発売
就職戦線異状なし
著:杉元 伶一,装丁:山下 勇三,解説:群 ようこ
講談社文庫
若者の就職をめぐる混沌青春グラフィティ。人気女優の熱演で日本映画の救世主といわれた秀作の原作。講談社、新潮社、文春、TBSなどマスコミ総ナメ就職活動を純情な恋愛と人生の競争の極点で描く秀作。
ファウスト殺人事件
1992.05.06発売
ファウスト殺人事件
著:斎藤 栄,解説:影山 荘一,装丁:菊地 信義,装画:フレット,装画:加藤 孝雄
講談社文庫
死体の傍にあったゲーテの詩は、犯人を告発するダイイング・メッセージなのか? タロット占いをしていた二階堂日美子は、彼女自身が死者になって驚く。身辺に何か不吉な犯罪を予感したとたん、今度は親友・門田京子が自宅密室で殺されたとの報せが……。ゲーテの詩「ファウスト」が事件の鍵をにぎる、本格長編ミステリー。タロット占いの名手、名探偵・日美子に推理が冴える! 死体の傍の詩はなにを告げる?本格推理傑作二階堂日美子がタロットで占うと、なんと彼女自身が死者。身辺に犯罪を予感したとたん、親友門田京子が密室で殺されたとの報せ。ゲ-テの詩が鍵をにぎる本格長編
電子あり
日付変更線
1992.05.06発売
日付変更線
著:北方 謙三,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
港町の路地裏、場末のキャバレー、バリケード内部の格闘、結核、友人と恋人の突然の死、ストリップ劇場の踊り子……記憶の底に潜む原風景。自分がダイヤモンドではない、と苦く自覚し、なおかつ書き続けた過程を裸にして共感を呼ぶ“男の闘いを描く闘い”から逃げない作家の、第1エッセイ集。
ビル街の裸族
1992.05.06発売
ビル街の裸族
著:阿部 牧郎,装丁:岸 顯樹郎,装画:中村 成二,解説:茶木 則雄
講談社文庫
コンビニ業界の内幕を描く官能ミステリ-。激しい競争を繰り広げる深夜ス-パ-戦争の意外な実態を背景に、社長殺しの謎をめぐって美人店長と本社のエリ-ト社員が繰り広げる性愛と推理の現代サスペンス。
電子あり
男と女のレストラン
1992.05.06発売
男と女のレストラン
著:玉村 豊男,装丁:河合 良之,装画:玉村 豊男
講談社文庫
至福の時間を二人で共有するために! 小説仕立てで描いたグルメ読本。本気でディナーを楽しむためのテクニックとマナーを、食のプロフェッショナル・玉村豊男が指南する。フランス料理、イタリア料理から中華、和食まで、どういう種類の店では、どういうふうに食事が進行するか。厳選24店の図解メニュー付き。
電子あり
十字路に立つ女
1992.05.06発売
十字路に立つ女
著:逢坂 剛
講談社文庫
慢性腎不全を患うみずえに不審な生体腎移植手術の話が持ちあがった。時を同じくして起きた、みずえの実家、神田の古書店に対する地上げ攻勢、婦女暴行魔の脱獄、そして何者かの影に怯える美しいスペイン研究者・理絵……。神田界隈を背景に私立探偵・岡坂神策が錯綜する謎に挑む。大人のミステリー!
電子あり
眠れる森の美女 完訳ペロー昔話集
1992.05.06発売
眠れる森の美女 完訳ペロー昔話集
著:シヤルル・ペロ-,訳:巖谷 國士,絵:G・ドレ,装丁:ヒロ工房,装画:G・ドレ
講談社文庫
不可思議な魅力に満ちた大人の童話ーーヨーロッパに広く流していたお噺(はなし)のなかから、表題作をはじめ「青ひげ」「長靴をはいた猫」「サンドリヨン」などを、著者・ペローの文学観で編みなおした「昔話集」は、当時の社会に大きな影響を与え、現在も読みつがれている。本書はドレの画とともに、散文8編だけでなく韻文3編も加えて、そのすべてを紹介。
電子あり
お父さんからきみたちへ 明日を信じて
1992.05.06発売
お父さんからきみたちへ 明日を信じて
著:衣笠 祥雄,装丁:岸 顕樹郎
講談社文庫
今、自分ができることを百パ-セント全力で行うこと。自分になにができるか考えてみよう。国民栄誉賞に輝く著者が心をこめて贈る愛のことばーー目に見える物は、消えてなくなってしまう。だとしたら、お父さんのほんとうの気持ちを残せるものは、何なんだろう。ふと思ったら、きみたちが少年と少女でいるうちに、伝えたいことがあることに、お父さんは気づいた。そして、この本を書くことにした……。国民栄誉賞に輝く著者が、子供たちに愛をこめて贈る言葉!!
電子あり
ライフサイクルの心理学(上)
1992.05.06発売
ライフサイクルの心理学(上)
著:ダニエル・レビンソン,訳:南 博
講談社学術文庫
人は不安定な幼・少・青年期を経て成人するが、一旦大人になってしまえばもう安心だろうか。そうでもない。大人にもライフステージごとに特有の問題が発生し、職業・家庭・精神生活の各局面で様々の難問がふりかかる。仕事上の悩み・転職=退職の危機・妻との関係・子供の教育問題……等々が《心》を脅やかす。人々は人生のピンチをどうしのいでいるか。40人の個人史を詳細に面接比較した画期的研究。
ミクロコスモス 松尾芭蕉に向って
1992.05.06発売
ミクロコスモス 松尾芭蕉に向って
著:高橋 英夫,解説:松本 徹,その他:蟹江 征治,装丁:辻村 益朗
講談社学術文庫
俳諧は最小の詩型の中にこの世、この宇宙の森羅万象を映し出し、封じ込める秘法に他ならない。最小の宇宙の中に最大の宇宙をつかみ取るのである。それが達成された時、最小と最大は対応しあう……。芭蕉の言語空間と精神世界の究極を探るキーワードを、大宇宙に対応するミクロコスモス(小宇宙)に求め、「おくのほそ道」「七部集」等の諸作の深部にクリティカルに迫り、新しい芭蕉像を創造した力作評論。
民主主義の展望
1992.05.06発売
民主主義の展望
著:ウォ-ルト・ホイットマン,訳:佐渡谷 重信,装丁:島田 拓史,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
詩集『草の葉』をはじめ、民主主義の神髄を高らかに歌い上げた詩人ホイットマン。19世紀中葉、すでに民主国家であったアメリカに、なお存在する著しい社会の不公正や不平等を鋭く指摘し、民衆の力を信じつつ民主主義精神の重要さを説いた。世界情勢が激動し、民主主義の本質が問われている今日、本書は真の民主主義が単に制度や理論では実現し得ぬ、永遠のテーマであることを我々に教えてくれる。
斑鳩の白い道のうえに 聖徳太子論
1992.05.06発売
斑鳩の白い道のうえに 聖徳太子論
著:上原 和,解説:梅原 猛,その他:蟹江 征治,装丁:志賀 紀子
講談社学術文庫
豊かな幻想と実証で描いた聖徳太子論の名著黒駒を駆って戦さにのぞむ聖徳太子。深く仏教に帰依した太子の法隆寺創建。東アジア未曽有の歴史の転換期を生きた、ひとりの古代知識人の華麗にして哀切な運命。
民族藝術 VOL.8 1992
1992.04.30発売
民族藝術 VOL.8 1992
編:民族藝術学会
シリ-ズ第8弾。漆芸・漆器の伝統を特集。日本をはじめアジア諸国に根強く残る漆芸。日本での伝統・変遷は勿論、技法も含めた諸国間の相互関連も充実した論考で紹介。その他に民族藝術学の諸相も考察する
セカンド・ヴァージン症候群
1992.04.30発売
セカンド・ヴァージン症候群
著:水野 麻里,装丁:箭内 早苗,装画:松岡 芽ぶき
現代女性の生態を解明する画期的キ-ワ-ド体だけは大人になったけど心とのバランスが何だかおかしい……今、巷にはそんな子がイッパイ。彼女達の等身大の姿をレポ-トする中で見えてきた新たな症候群とは
矢柳剛 版画集 地球…そして今は
1992.04.30発売
矢柳剛 版画集 地球…そして今は
その他:矢柳 剛,解説:瀬木 真一,装丁:秋田 寛
写真集・画集
版画家矢柳剛の全版画集1965-1992南米、パリに研鑽した矢柳剛は、独自の色彩感覚、視点をもち、現代版画界に数多の問題提起をしてきました。オリジナル・シルクスクリーン3枚付。
英語と英国と英国人
1992.04.28発売
英語と英国と英国人
著:吉田 健一
講談社文芸文庫
幼少期を英国で過ごした“神秘の文士”吉田健一。日本語が母語でありながら夢は英語で見たという伝説の英国を知り尽した文芸評論家の滋味溢れる随筆。「英語上達法」「読むことと話すこと」「英語と英会話」「旅の印象」「ロンドンの公園めぐり」「英国の四季」等その自然と風土のかもす独特の英国的思考と感性の底の普遍的なる人間真実を楽しく綴るエッセイ42篇。
画にもかけない
1992.04.28発売
画にもかけない
著:中川 一政
講談社文芸文庫
横溢する生命力、高い精神性を示す文人画家、その融通自在、常に真の美を追求する中川一政が、「墨蹟」「私の遍歴」「鉄斎尺牘」ほか『随筆八十八』以降のエッセイ群に、「画を習うという事」等の書下ろし12篇、藤枝静男との対談、カラー口絵・書画8点等々を加え、独自の芸術観を熱く主張する。――百尺竿頭一歩を進む91歳、瑞々しい“独学の精神”!
三匹の蟹
1992.04.28発売
三匹の蟹
著:大庭 みな子,解説:リービ 英雄
講談社文芸文庫
『大型新人」として登場以来25年、文学的成熟を深めて来た大庭みな子の、あらためてその先駆性を刻印する初期世界。群像新人賞・芥川賞両賞を圧倒的支持で獲得した衝撃作「三匹の蟹」をはじめ、「火草」「幽霊達の復活祭」「桟橋にて」「首のない鹿」「青い狐」など、初期作品を新編成した7作品群。 “大型新人”として登場以来25年、文学的成熟を深めて来た大庭みな子の、あらためてその先駆性を刻印する初期世界。群像新人賞・芥川賞両賞を圧倒的支持で獲得した衝撃作「三匹の蟹」をはじめ、「火草」「幽霊達の復活祭」「桟橋にて」「首のない鹿」「青い狐」など初期作品を新編成した作品群。
電子あり