新刊書籍

レーベルで絞り込む

雨の中に消えて
1981.01.12発売
雨の中に消えて
著:石坂 洋次郎,解説:森 英一,装丁:亀倉 雄策,装画:鈴木 義治
講談社文庫
高校時代の親友だった北国の乙女たちが上京して共同生活を営む。一人は大学生、一人は洋裁学校生、そしてもう一人は雑誌記者となる。三人はそれぞれの相手と自由に、恋愛や結婚や性の問題について論じあい、都会の激しい渦の中で成長していくのだが……。若い娘たちの青春の情熱と夢を、みずみずしく描いた巨匠の長篇小説。
電子あり
おんなみち(上)
1981.01.12発売
おんなみち(上)
著:平岩 弓枝
講談社文庫
格式高い茶師の跡取り娘世津と出入りの茶園の息子信吉。白い茶の花が揺れる茶畑で生まれた可憐な恋は、「家」の重みに抗して燃えあがる。情熱のままに、世津は東京へ出奔するが、約束の宿に信吉はついに現れなかった……。文明開化の静岡を舞台に、恋人たちが辿る人生模様を、哀切に描く長編ロマン。〈全3巻〉
十三人の修羅
1981.01.12発売
十三人の修羅
著:古川 薫,解説:尾崎 秀樹,装丁:亀倉 雄策,装画:原田 維夫
講談社文庫
明治維新を間近かにした文久2年12月、攘夷の激情をおさえかねた長州の若手藩士13人が、横浜の英国公使館を焼打ちする。20歳の瓜生愼蔵もその中のひとりだった。彼は激変する歴史の流れに順応することを拒み、独自の道に入る。それは或る娘との出会いで宿命づけられた人生……。歴史小説の俊英による野心作。
電子あり
浜田廣介童話集
1981.01.09発売
浜田廣介童話集
著:浜田 廣介,解説:村松 定孝,装丁:亀倉 雄策,装画:三国 よしお
講談社文庫
浜田廣介は、小川未明とともに、大正・昭和の日本の童話文学を代表する作家である。廣介の真心こもる数多くの作品は、「ひろすけ童話」の名で、大人から子供までの幅広い層に親しまれ、今日もなお読みつがれている。本巻は、代表作である「よぶこ鳥」「むく鳥のゆめ」「花びらのたび」「りゅうの目のなみだ」「泣いた赤おに」など、28編を収録。
電子あり
ヨーロッパ無宿
1981.01.09発売
ヨーロッパ無宿
著:中薗 英助,解説:進藤 純孝,装丁:亀倉 雄策,装画:谷口 茂
講談社文庫
遠旗健士、29歳、元ヨーロッパ駐在の商社マン。経済大国・日本の尖兵として、ビジネスの前線に派遣されたエリート社員であったのだが、最愛の恋人を無惨な事故で失ってからは、あてどもないヨーロッパ無宿の旅へ……。彼の護身用の唯一の武器は、パイプのハロードニェフ。恋人への追憶を胸に秘めながら、さすらう男の孤独の冒険行を活写する、ハードボイルドの傑作!
電子あり
真夜中の男
1981.01.09発売
真夜中の男
著:結城 昌治,解説:清水 信,装丁:亀倉 雄策,装画:谷口 茂
講談社文庫
古川柳おちぼひろい
1981.01.09発売
古川柳おちぼひろい
著:田辺 聖子
講談社文庫
川柳は座右におき、いつも眺めているのがいい。年を重ねるほどに、今までわからなかった句がわかるようになる。こうして面白い句を拾いあげ、掌にためるのがおちぼひろいの楽しみである。ユーモアの達人である著者が、先達の作品から秀句を拾いあげ、掌上で男心や女心の微妙な味わいを楽しんでみる、卓抜エッセイ。
電子あり
男の市場(下)
1981.01.09発売
男の市場(下)
著:黒岩 重吾,解説:尾崎 秀樹,装丁:亀倉 雄策,装画:箕村 禧男
講談社文庫
園子と晶子の確執にまきこまれる一方、古城は、背徳的な性関係をもった義母・高江と再会。自分への彼女の色欲を操り、店の資金を出させようと計る。そして籠絡に成功し、大願成就の日、彼を見舞った決定的な破局……。ホストクラブの生態を描き、人間の深部にうごめく色と金のゆがんだ欲望をえぐり出した、長編異色作。<上下巻>
電子あり
男の市場(上)
1981.01.09発売
男の市場(上)
著:黒岩 重吾,装丁:亀倉 雄策,装画:箕村 禧男
講談社文庫
洋装店を開く金を稼ぐため、ホストクラブに勤める古城の前に、謎めいた上客の園子とその義理の娘でレスビアンに耽ける晶子が現われる。客から受ける屈辱も金のためと割り切る古城だが、憎みあう二人に挾まれ、園子への征服欲、晶子への屈折した愛に心は揺ぎ、彼の将来に向けた精緻な計算も、少しずつ狂い始める。<上下巻>
電子あり
南方熊楠 地球志向の比較学
1981.01.07発売
南方熊楠 地球志向の比較学
著:鶴見 和子
講談社学術文庫
南方熊楠は、柳田国男とともに、日本の民俗学の草創者である。この二人は、その学問の方法においても、その思想的出自と経歴においても、いたく対照的なのである。日本の学問のこれからの創造可能性を考えるために、この二つの巨峰を、わたしたちはおのれの力倆において、登り比べてみることは役に立つであろう。そうした意味で、微力ながら、これはわたしの南方登攀記の発端である。(著者まえがきより)〈昭和54年度毎日出版文化賞受賞作〉
西国立志編
1981.01.07発売
西国立志編
著:サミュエル・スマイルズ,訳:中村 正直
講談社学術文庫
原著『自助論(セルフ・ヘルプ)』は、世界10数ヵ国語に訳されたベストセラーの書。日本では明治4年、『西国立志編』として中村正直により翻訳刊行された。「天は自ら助くる者を助く」という独立独行の精神を思想的根幹とした、欧米史上有名な300余人の成功立志談である。この自助精神は、近代国家と資本主義の形成期にあって、新しい日本と自分の前途に不安を抱いていた多くの青少年に希望の光明を与えた。福沢諭吉の『学問のすゝめ』と共に、明治の2大啓蒙書。
近世日本国民史 織田信長(3)
1981.01.07発売
近世日本国民史 織田信長(3)
著:徳富 蘇峰
講談社学術文庫
天生十五年五月、光秀、愛宕山西坊にて連歌興行。「ときは今あめが下知る五月哉」の発句を神前に籠置き、謀反を決意、六月朔日、信長を本能寺に弑す。―すでに勝頼は武田譜代の面々に見捨てられ、天目山に自刃。家康は安士に参礼の後、大坂、堺に遊ぶ。中国征伐に出陣中の秀吉は鳥取城を抜き、高松城を眼前にして毛利の大軍と対峙―今や信長の勢威漸く四方に及び、天下統一の正に成る寸前の変。時に信長五十歳炎の生涯を遂ぐ。 天生十五年五月二十八日、光秀、愛宕山西坊にて連歌興行。「ときは今あめが下知る五月哉」の発句を神前に籠置き、謀反を決意、六月朔日、信長を本能寺に弑す。―すでに勝頼は武田譜代の面々に見捨てられ、天目山に自刃。家康は安士に参礼の後、大坂、堺に遊ぶ。中国征伐に出陣中の秀吉は鳥取城を抜き、高松城を眼前にして毛利の大軍と対峙―今や信長の勢威漸く四方に及び、天下統一の正に成る寸前の変。時に信長五十歳炎の生涯を遂ぐ。
電子あり
大鏡 全現代語訳
1981.01.07発売
大鏡 全現代語訳
著:保坂 弘司
講談社学術文庫
平安朝期、藤原氏栄華の世界の男の生きざまを、男の手によって内部告発的に描き出した異色の歴史文学作品。叙述は紀伝体であるがそれが却って登場人物の性格を特徴的に捉え、あざやかな人物像を照し出し、四人の話者の語り口と相まって、歴史の見方のとかく片寄りがちな弊を巧みに避け得て、謀略的事件の真相を伝えている。歴史の鏡に写る当代一七六年間の登場者にあびせる真実と讃美と批判のはざまに、和泉式部紫式部も顔を出す。
三国志(六)
1981.01.06発売
三国志(六)
著:吉川 英治,装丁:亀倉 雄策,装画:原田 維夫
講談社文庫
赤壁の大敗は曹操に痛撃を与えた。呉は拾いものの天下を手中にし、玄徳にも三城の主となる幸せが訪れた。だが、平穏も束の間、呉の智将周ゆと玄徳軍の孔明との間には新たな謀略戦が始まる。一方、失意の曹操は失地の回復を窺い虎視眈々の眼を光らす。――中国大陸を揺るがす波乱万丈の大ドラマ!〈全8巻〉
ゆきのひ
1980.12.17発売
ゆきのひ
文・絵:佐々木 潔
講談社の絵本
いなかの小さな駅に、きょうも雪が降りつもります。町に行く人々、貨物列車から降ろされる荷物……。駅の1日を、たんたんと描きます。 第2回講談社絵本新人賞受賞。 第18回ボローニア国際児童図書展エルバ賞受賞。
青春の門 第六部 再起篇(下)
1980.12.16発売
青春の門 第六部 再起篇(下)
著:五木 寛之
トレーニングの科学 パワー・アップの理論と方法
1980.12.15発売
トレーニングの科学 パワー・アップの理論と方法
著:宮下 充正,装画:野中 昇
ブルーバックス
科学的で合理的なトレーニングを行うために!! 〈パワ-〉ハイ、ミドル、ローをそれぞれのパワーをアップする法は? 〈筋肉〉速筋線維と遅筋線維の違いは? その鍛練法は? 〈肺と心臓〉最大酸素摂取量を増すためのトレーニングは? 〈食事〉各種のトレーニングに見合った正しい食事の摂り方は? 〈男と女〉性差とスポーツの記録にはどんな関係があるか? 〈年齢〉どんな年齢に何を主眼にトレーニングをしたらよいか?
新しい気象学入門 明日の天気を知るために
1980.12.15発売
新しい気象学入門 明日の天気を知るために
著:飯田 睦治郎,装画:鈴木 吉男
ブルーバックス
地上最強の風は音速に近い! それはアメリカでトルネードと呼ばれる竜巻の風である。 といって観測器械のすべてが破壊されてしまうため、 実際に観測された記録はない。しかし、被害状況から推定する限り、 平均風速でも毎秒150メートルを越え、 最大風速となると、その2倍もしくは3倍くらいと推測されている。 まさに竜が嵐を呼び、天に翔け昇っているような迫力である。 いったいこのような竜巻はどうやって起こるのだろう?
ぼくは王さま(3)
1980.12.11発売
ぼくは王さま(3)
著:寺村 輝夫,装丁:亀倉 雄策,装画:和歌山 静子
講談社文庫
紅の幻影(勝海舟の殺人)
1980.12.11発売
紅の幻影(勝海舟の殺人)
著:斉藤 栄,解説:影山 荘一,装丁:亀倉 雄策,装画:南 正雄
講談社文庫
浴槽の中に浮いていた水野昇の遺体は、解剖の結果、事故死として処理された。だが、事件を予感したひとりの捜査官は、この作家志望の男の遺稿に目を通し、完璧に仕組まれた犯罪の痕跡を嗅ぎつける。美貌の作家夫人殺害の犯人を推理する、遺稿に隠された重大な事実とは? 遺稿を第一部として完結させながら、第二部につなぐ異色の構成をとる長編推理。
電子あり