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1980.11.12発売
白く重い血
講談社文庫
カメラマンの田代がホテルのプールでスナップ写真におさめた美貌の女性は、著名なデザイナー・前川阿里子の娘・邦子だった。なぜか阿里子は娘の写真の公開を拒み、奇怪な行動に出る。そして、その邦子が原因不明の自殺をとげ、田代の周辺は謎に包まれる。彼の追及の前に、秘密のベールに覆われたある重大な事実が……。

1980.11.12発売
なぜぼくはここにいるのか
講談社文庫
自己変革の一念で綴ったエッセイ集。 過去の自分に対する嫌悪。魂の解放を根幹にして自己変革をめざす。仕事や家庭、旅や精神宇宙など著者のライフスタイルを綴った’70年代中葉のエッセイ集。

1980.11.12発売
海に降る雪
講談社文庫
二人の愛の巣は線路ぎわ、電車が通るたびゆれる小さな部屋。大都会・東京のすみっこで結ばれて、青春をいちずに生きる、塩子と裕一のかけがえのない時間。だが、心のボタンをいつ掛け違えたのか。彼女が変ったのでも、彼がそむいたのでもないけれど、あんなにはずんでいた塩子が貝になる。……信じることの困難な現代に、愛の神話を希求する青春恋愛小説。こんな恋がめばえたら、あなたならどう育てますか?
二人の愛の巣は線路ぎわ、電車が通るたび揺れる小さな部屋。青春を一途に生きる塩子と裕一だが、心のボタンをいつ掛け違えたのか、あんなに弾んでいた塩子が貝になる。不毛の現代に希求する愛の神話。

1980.11.12発売
素顔
講談社文庫
夜になると人通りがとだえる、郊外の新興住宅街に、馬淵家がある。小説家の夫、妻、思春期にさしかかった娘たち、そして一匹のブルドッグ。彼らのさりげない日常のなかから、小さなドラマや人生の哀歓が、さざ波のように湧いては、また静まってゆく。さわやかな叙情と確かな視点にささえられた、みごとな長篇小説。

1980.11.12発売
百人一首
講談社文庫
久方の光のどけき春の日に……『百人一首』は歌ガルタとしても愛好され、日本人の行動と美意識に深い影響を及ぼしてきた。この名歌群の一首一首がわれわれの言葉で再構成され、現代詩として歌いあげられた。古典はここに新しい息吹きを帯び、華麗な美の世界を展開する。各首簡潔にして懇切な鑑賞の手引も付す。『折々の歌』の著者による、百人一首を知る必読の書!
古くから歌ガルタとしても愛好されてきた「百人一首」。なじみ深いこの名歌群が、我々の言葉で再構成され、現代詩として歌い上げられた。古典はここに新たな生命を得、華麗な美の世界を展開する。

1980.11.12発売
海の向こうで戦争が始まる
講談社文庫
海辺で出会った水着の女は、僕にこう言った。あなたの目に町が映っているわ。その町はゴミに埋もれ、基地をもち、少年たちをたくましく育てる町、そして祭りに沸く町。夏の蜃気楼のような心象風景の裏に貼りつく酷薄の真実を、ゆたかな感性と詩情でとらえた力作。『限りなく透明に近いブルー』に続く作品。

1980.11.12発売
蜻蛉日記(下)
講談社文庫
「尼に」と決意の山寺籠りも、兼家に「あまがえる」とからかわれる結果となった。兼家の訪れは、いつか夢の中にさえ、とだえた。身の衰えを嘆き、求めることを諦めた心。一方、昇進し恋をする道綱。暮れ果つる日にはなりにけり──と陽炎の、あるかなきかの心地をさすらった半生に筆をおく。時に作者・藤原道綱母は40歳、という。川瀬一馬の校注・現代語訳でお届けする、平安時代の傑作自叙伝。<上中下全3巻 下巻>

1980.11.06発売
明恵上人伝記
講談社学術文庫
華厳中興の祖といわれる明惠上人は、教団を組織せず、終身釈迦を父と仰ぎ、自ら遺子と称された。上人の法話は「悪人なお隠れたる徳あり、況や一善の人に於てをや」と差別がなく、人はただ「あるべきやうは」の7字を心懸ければ世の中に悪いことはあるはずがない、と温順な言葉で説かれている。が、この一見やさしい教えの数々が、実は華厳哲学と美しく冥合して輝かしい光を放つ。本書は、その上人の伝記を歴史の大局から見た注釈書。

1980.11.06発売
近世日本国民史 織田信長(1)
講談社学術文庫
応仁の大乱は群雄割拠の戦国乱世を現出。毛利・北條・上杉・武田・今川いずれかが天下の覇者たるか。時に尾張に織田信長あり、西上する今川軍を桶狭間に破り、名を満点下に広告。家康期せずして岡崎城主となる。信長畿内を平定、天下布武の第一着を印す。将軍義昭、浅井・朝倉らに密旨を送り、信長珠伐を画し姉川戦を惹起、信玄また中原を望み遠・参を侵掠せんとし、三方原合戦に臨み病に斃る。近世的統一国家の曙光の幕が開く。
応仁の大乱は群雄割拠の戦国乱世を現出。毛利・北條・上杉・武田・今川いずれかが天下の覇者たるか。時に尾張に織田信長あり、西上する今川軍を桶狭間に破り、名を満点下に広告。家康期せずして岡崎城主となる。信長畿内を平定、天下布武の第一着を印す。将軍義昭、浅井・朝倉らに密旨を送り、信長珠伐を画し姉川戦を惹起、信玄また中原を望み遠・参を侵掠せんとし、三方原合戦に臨み病に斃る。ここに近世的統一国家の曙光の幕が開く。

1980.10.31発売
だれも知らない小さな国 -コロボックル物語(1)-
青い鳥文庫
こぼしさまの話が伝わる小山は、ぼくのたいせつにしている、ひみつの場所だった。ある夏の日、ぼくはとうとう見た――小川を流れていく赤い運動ぐつの中で、小指ほどしかない小さな人たちが、ぼくに向かって、かわいい手をふっているのを!
日本ではじめての本格的ファンタジーの傑作。

1980.10.29発売
たのしいムーミン一家
青い鳥文庫
世界中にファンがいる、フィンランドからの贈り物「ムーミン童話」シリーズ。
全部で9冊ありますが、日本でもっとも読まれているのが、この『たのしいムーミン一家』です。
勇気があってやさしいムーミントロールや、孤独を愛するスナフキン、おくびょうなスニフ。仲よしの3人が、ふしぎな黒いぼうしを見つけたことではじまるおかしな冒険。
雲にのって空を飛んだり、すがた形をかえたり、ジャングルがあらわれたり。
どんなにはらはらしても、さいごはムーミンママのすてきなパーティーと、みんなの願いをかなえるふしぎな魔法で幸せに幕をとじます。
さあ、あなたもムーミン谷に仲間入りしてください!

1980.10.29発売
クレヨン王国の十二か月
青い鳥文庫
大みそかの夜、ユカが目をさますと、12本のクレヨンたちが会議をひらいていた。クレヨン王国の王さまが、王妃のわるいくせがなおらないうちはかえらない、といってゆくえをくらましたのだ。おどろいた王妃は、ユカといっしょに王さまをさがしもとめて、ふしぎな旅に出る。

1980.10.29発売
豆つぶほどの小さないぬ -コロボックル物語(2)-
青い鳥文庫
むかしコロボックルが飼っていたという、豆つぶほどの小さないぬ、マメイヌが、いまも生きているらしい。クリノヒコとなかまたちは、ひそかにマメイヌさがしをはじめた……。
コロボックル通信の発刊とマメイヌ発見をからめて、わかいコロボックルたちの活躍をえがく。
<A日本の名作 小学上級・中学から>

1980.10.29発売
霧のむこうのふしぎな町
青い鳥文庫
「霧の谷」の森をぬけて霧の晴れ間でリナが目にしたのは、赤やクリーム色の洋館のたちならぶ、外国のような小さな町でした。ふしぎな町でリナが出会った、ふしぎな力と魅力を秘めた人々とすごす日々を、作者が、心から楽しく語る。物語性豊かなファンタジーの名作。

1980.10.29発売
ふたりのイーダ
青い鳥文庫
不世出の児童文学作家、松谷みよ子がつづる、戦争、そして原爆と子どもたちの、今なお新しい物語。

1980.10.29発売
龍の子太郎
青い鳥文庫
不世出の児童文学作家松谷みよ子による、日本の伝説から生まれた、世界的ファンタジー作品。

1980.10.29発売
モモちゃんとプー モモちゃんとアカネちゃんの本(2)
青い鳥文庫
モモちゃんに妹ができました!

1980.10.29発売
ちいさいモモちゃん モモちゃんとアカネちゃんの本(1)
青い鳥文庫
元気でかわいくて、おしゃまな女の子モモちゃんには、子ねこのプーやコウちゃんという友だちがいます。モモちゃんは、夢の中でライオンと遊んだり、電車に乗って空を飛んだり、水ぼうそうになったりして、ママを心配させたりします。生まれてから3歳になるまでのモモちゃんの日常生活を軽妙にスケッチした成長童話。(解説 寺村輝夫) <小学初級・中級から 野間児童文芸賞受賞作品>
元気でかわいくて、おしゃまな女の子モモちゃんには、子ねこのプーやコウちゃんという友だちがいます。モモちゃんは、夢の中でライオンと遊んだり、電車に乗って空を飛んだり、水ぼうそうになったりして、ママを心配させたりします。生まれてから3歳になるまでのモモちゃんの日常生活を軽妙にスケッチした成長童話。
解説 寺村輝夫(児童文学者)
<小学初級・中級から すべての漢字にふりがなつき 野間児童文芸賞受賞作品>

1980.10.27発売
コインロッカー・ベイビーズ(下)
文芸(単行本)

1980.10.22発売
コインロッカー・ベイビーズ(上)
文芸(単行本)