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ぼくは王さま 1
1977.01.26発売
ぼくは王さま 1
著:寺村 輝夫,解説:大石 真,デザイン:亀倉 雄策,その他:和歌山 静子
講談社文庫
ミステリー傑作選(7) 意外や意外
1977.01.26発売
ミステリー傑作選(7) 意外や意外
編:日本推理作家協会,装丁:亀倉 雄策,装画:国分 正夫
講談社文庫
ミステリーのプロ中のプロが、秀抜なアイデアと想像力を駆使して創り出した珠玉の短編推理14編。意外極まる謎解きに、あなたは成功するか? <収録作家>山村正夫・陳舜臣・斎藤栄・戸川昌子・松本清張・小松左京・佐野洋・河野典生・三好徹・結城昌治・仁木悦子・笹沢左保・森村誠一・星新一
突然の明日
1977.01.25発売
突然の明日
著:笹沢 左保,解説:武蔵野 次郎,デザイン:亀倉 雄策,その他:伊牟田 経正
講談社文庫
白昼の交叉点で女が消えた、と口走った直後に、凉子の兄は殺された。消えた女とは、兄の元愛人・緋紗江。凉子は、兄の親友・瀬田の協力を得て、犯人追及を試みる。鍵をにぎる緋紗江の行動は、九州へも拡がっていた。そのアリバイを調べる凉子たちの身に、衝撃的な「突然の明日」が襲う! アリバイ崩しを主題にした、著者会心の作。
電子あり
<歴史ロマン傑作選> 剣鬼らは何処へ
1977.01.25発売
<歴史ロマン傑作選> 剣鬼らは何処へ
編:日本文芸家協会,編集委員:伊藤 桂一,編集委員:尾崎 秀樹,編集委員:武蔵野 次郎,解説:伊藤 桂一,装丁:亀倉 雄策,装画:東 啓三郎
講談社文庫
パズル数学入門 楽しみながら学ぶために
1977.01.25発売
パズル数学入門 楽しみながら学ぶために
著:田村 三郎,著:藤村 幸三郎,装画:永美 ハルオ
ブルーバックス
数学の考え方が知らず身につく ●基本的パズル――やさしいが解答の考え方が大切なもの。 ●算数のパズル――不用意に答えると、とんでもない落し穴が待っている。 ●図形のパズル――ひらめき即解答、これこそパズルのだいご味。 ●組み合わせのパズル――ケースに分類し、秩序正しく数えあげるには……。 ●確率のパズル――偶然やギャンブルの勝負を数学的に明確にする。 ●論理のパズル――数式を用いず論理的推論のみを用いて解けるパズル。 ●諸種のパズル――既成の分野に入らない最もパズルらしいパズル。
新書東洋史(1)中国の歴史1 中国社会の成立
1977.01.25発売
新書東洋史(1)中国の歴史1 中国社会の成立
著:伊藤 道治,その他:杉浦 康平,装丁:鈴木 一誌
講談社現代新書
藍田・北京原人以来、中国文明は世界に偉容を誇る。黄河流域の歴史上はじめての国家〈殷〉〈周〉。〈春秋〉〈戦国〉の動乱のなかから広大な大陸を統一した〈秦〉〈前漢〉。最近次々発掘される考古学の驚異的データをもとに、著者のとぎすまされた史眼はめまぐるしく変わる時代の意味と構造をシャープに解剖し、古代中国を現代にあざやかに甦らせた。中国史に偏することなくアジア全体の歴史を見とおす新書東洋史は本巻よりスタートする。 祭祀と甲骨文――殷文化の発見の緒口(いとぐち)をひらいた甲骨文とはいったいどういうものであろうか。新石器の竜山文化以来中国では広く大型哺乳動物である羊・鹿・牛・豚などの肩甲骨を使って卜占を行なう風習が見られる。肩甲骨の裏側に燃える細い木をおしつけ、一部分を急激に膨張させると、表面に亀裂ができる。その亀裂の具合で吉凶を判断した。ところが、殷の中期後半になると、哺乳動物の肩甲骨のほかに、亀の腹甲も使用するようになり、後期になると安陽や鄭州など――ただし鄭州ではまだ二、三例しか発見されていないが――では、肩甲骨や亀甲に何を卜(うらな)ったかをするどいナイフで刻って記録するようになる。それが甲骨文字であり、またほとんどの内容が卜占の内容であるので、卜辞ともよぶ。――本書より
柳田国男―その人間と思想
1977.01.13発売
柳田国男―その人間と思想
著:橋川 文三,解説:神島 二郎,その他:蟹江 征治,装丁:志賀 紀子,装画:江連 敏子
講談社学術文庫
資本主義の文化的矛盾(下)
1977.01.13発売
資本主義の文化的矛盾(下)
著:ダニエル・ベル,訳・解説:林 雄二郎,その他:蟹江 征治,装丁:深山 重樹
講談社学術文庫
公共家族(パブリック・ハウスホールド)という言葉が、本書で初めて日本に紹介される。それは、今までの経済学や社会学が、個人と企業を中心に考えてきて、真剣にとりくむことのなかった第三の部門である。それはまさに脱工業化社会の中心領域である。日本でも、企業エゴ、住民エゴ、地域エゴ等と呼ばれる状況が生じてきた。争い合う権利要求のため、政治は立ち往生している。この現代的な問題を解決するのが、公共家族の理念なのである。
写楽の謎の「一解決」
1977.01.10発売
写楽の謎の「一解決」
著:松本 清張,装丁:亀倉 雄策
講談社文庫
役者絵で名高い浮世絵師・写楽は、その生涯がまったく謎につつまれ、今日まで多種多様の人物像が描かれてきたが、その決着はついていない。本書は、美術に造詣の深い、日本文学界の巨匠である著者が、その鋭い分析と大胆な推理に基づいて、日本美術の点と線を明かす、興味深いひとつの試論である。
電子あり
見知らぬわが子
1976.12.21発売
見知らぬわが子
著:夏樹 静子
講談社文庫
寺町三丁目十一番地
1976.12.20発売
寺町三丁目十一番地
著:渡辺 茂男,解説:瀬田 貞二,デザイン:亀倉 雄策,装画:太田 大八
講談社文庫
仁少年をはじめ、一家16人もの大家族の心意気と、たえまないさざめきの日々、そして、大火被災の受難。昭和10年代に、地方都市で写真館をいとなむ福っつぁん一家をめぐる、日常と波乱の生活記録。児童文学のジャンルに、清新な一石を投じた話題作で、厚生大臣賞およびサンケイ児童出版文化賞の受賞作品。
電子あり
赤んぼ大将 <佐藤さとるファンタジー童話集4>
1976.12.20発売
赤んぼ大将 <佐藤さとるファンタジー童話集4>
著:佐藤 さとる
講談社文庫
動物や機械としゃべれる<赤んぼ言葉>を駆使する、赤んぼ大将・タッチュン。ある日、仲良しの目覚まし時計に起こされて、パワーショベルの中に迷いこんだキョウリュウの魂を取り出しに出かけます。でも、暴れるパワーショベルに振り落されたタッチュンは、海へ……。ファンタジー童話の名品「海へいった赤んぼ大将」「赤んぼ大将山へいく」の2編収録。
電子あり
ショートショート ぼくの砂時計
1976.12.20発売
ショートショート ぼくの砂時計
著:眉村 卓,解説:豊田 有恒,デザイン:亀倉 雄策,その他:下田 悌三郎
講談社文庫
世の中すべてが白か黒か、というわけにはいかない。ふたつの色のあいだに茫漠と拡がり、時が奇妙にたゆとう灰色の世界を、砂時計のなかで落ちつづける砂を見つめるような眼差しで、さりげなく、しかし残酷に描く、ハイブロウなショートショート66篇。現代人の孤独と倦怠。そのエッセンスをいま、あなたに……。
電子あり
魔少年 傑作短編集(三)
1976.12.20発売
魔少年 傑作短編集(三)
著:森村 誠一,解説:山村 正夫
講談社文庫
あどけない微笑の仮面の下に隠された残酷と非情を鮮烈に描き、少年の心の屈折をみごとに抉った表題作「魔少年」、幼児期の異常な体験にメスを入れ、人間の深層心理を追求した「空白の凶相」、人間の善意と悪意を、前途有為な青年と老残の身の上に配し、エンディングに効果を見せる「燃えつきた蝋燭」のほかに、「雪の絶唱」「死を運ぶ天敵」など4編を収録した傑作群。
電子あり
物理質問箱
1976.12.20発売
物理質問箱
著:都筑 卓司,著:宮本 正太郎,著:飯田 睦治郎,装画:漫画庁
ブルーバックス
読者の質問に答える本 日常、当然だと見過ごしているような事柄に対して疑問をもち、探究してゆくことから科学がはじまる。 「地球はなぜ丸いのか」 「宇宙に果てはあるのだろうか」 「ガラスはなぜ光を通すのか」 「鏡にうつる像はなぜ左右だけ反対になるのか」 「虹はどうして半円形になるのか」 素朴なだけに本質的でやっかいなこのような質問に、それぞれの専門家が回答する。
聖書の起源
1976.12.20発売
聖書の起源
著:山形 孝夫,装丁:杉浦 康平,装画:海保 透
講談社現代新書
聖書は、神話と伝承につつまれた、人間歴史の壮大なドラマである。旧約聖書や新約聖書にみられる奇跡と驚異の物語は、古代オリエント地域に生きた“神々と人間”ののぞみの結晶である。聖書の起源には、土地を求めてさまようイスラエルの民がおり、神ヤハウェとの契約を成立させる土地の祭りがある。また救い主キリストの背後には、カナン地域の死と復活の神々、病気なおしの神々の系譜がある。本書は、聖書を教典としてみるのでなく、古代オリエント地域にある多くの伝承断片が、なぜ聖書へと結実していったのか、その過程と謎を解明する。 伝承文学としての聖書――聖書には旧約聖書があり、新約聖書がある。どちらも、その内容については、別個の独立した文学の集成としかいいようがない、膨大な文書の集成なのである。旧約聖書39巻、新約聖書27巻、ページ数にして1700ページをこす。もちろん一言の説明も、あとがきもない。製作年代もマチマチ、作者も多くは不明である。というより本来が作者不詳の口承文学、あるいは伝承のたぐいに属するものが多い。こうした謎につつまれた聖書を前にして、それにもかかわらず、聖書に起源があるという事実は、何という大きな魅力であろうか。この魅力のすべては、その内容から発している。――本文より
脱ぐ
1976.12.10発売
脱ぐ
著:川上 宗薫,装丁:原 弘,装画:風間 完
講談社文庫
内外航空のパイロット・吉原は、美人で評判のママ・真田光と、自由で気ままな情事を続ける一方、勤務で外国に行くと、精力的に女性を求め、スチュワーデスや外人女性と一夜のアバンチュールを楽しむことも忘れない。愛人の光のほうも、吉原の留守中は、その豊満な体をもてあまして、客の山崎と浮気をしたり、女優の枝村昌子とレズビアンを演じたりする。こうして、吉原と光を中心とする情事の輪は、だんだんと広がってゆく……。綿密な取材にもとづいて、パイロットという特殊な職業をもつ男の、日常と愛欲生活をみごとに描いた、魅力溢れる傑作官能小説。
電子あり
日本の美を求めて
1976.12.08発売
日本の美を求めて
著:東山 魁夷
講談社学術文庫
日本画壇の第一人者であり、あくなき美の探求者である東山画伯が、日本の風景への憧憬と讃歌をこめて綴る随想と講演併せて五篇を収録する。少年の日から唐招提寺障壁画の揮毫に至る今日まで、遙かな旅の祈り祈りに心に映じた風景を語りつつ、自らの魂の遍歴とその芸術の秘密を明かす。祈りにも似た著者の語り口が髣髴とさせる山雲のたたずまい、濤声の響き。その清澄な余韻のうちに、日本美の根源へと読者をさそう詩的随想である。
目に見えないもの
1976.12.08発売
目に見えないもの
著:湯川 秀樹
講談社学術文庫
〈わが国初のノーベル賞に輝く湯川博士、生涯の記念碑的作品〉 〈1946年の初版*以来、学問に志す多くの若者達の心をとらえ続けてきた名著!〉 「中間子」を発見し素粒子物理学を大きく前進させた著者が、現代物理学の物質観を、そして同時に、今日の自然科学的なものの見方・考え方を、だれにもわかる平易な言葉で説く、不朽の科学入門。 「目に見えないものの世界」への旅立ちを伝える諸篇には、深く豊かな知性が光り、「真実」を求めてのあくなき思索が生み出した珠玉の言葉には、ひとつの確かな思想がある。 現実は痛切である。あらゆる甘さが排斥される。現実は予想できぬ豹変をする。あらゆる平衡は早晩打破せられる。現実は複雑である。あらゆる早合点は禁物である。(本書「真実」より) *本書の原本は1946年に甲文社より刊行されました。 【本書の内容】 第一部   1.理論物理学の輪郭     1 自然哲学  2 近代物理学  3 現代物理学   2.古代の物質観と現代科学     1 古代インドの自然観  2 現代の物質観との対比  3 因果と時間の問題   3.エネルギーの源泉     1 物質の構造  2 放射線の本体  3 力とエネルギー  4 原子内のエネルギー  5 太陽のエネルギー   4.物質と精神     1 二つの通路  2 物理学的世界  3 物質から精神へ  4 科学の根源 第二部   1.半生の記   2.ガラス細工   3.少年の頃   4.二人の父 第三部   1.物理学に志して   2.科学と教養   3.真実   4.未来   5.日食   6.眼の夏休み   7.読書と著作   8.話す言葉・書く言葉   9.『現代の物理学』   10.『物質の構造』   11.『ピエル・キュリー伝』   12.目と手と心   13.目に見えないもの   14.思想の結晶
電子あり
なぞとことわざ
1976.12.08発売
なぞとことわざ
著:柳田 國男
講談社学術文庫
民俗学でやっている採集の綱目をあげてみると、あなたの生活ともつながりのある綱目がいくつも見出されるでしょう。ことに、いなかで育って、お年寄や親類などに取りまかれて生活をした人には、身辺に民俗学のたねが、ごろごろしているような気がするかもしれません(中略)あなたが協力できる学問があるということ──それを知ってもらいたいこともまた、この本を編集するときの1つの希望でもあったのです。──(高藤武馬氏の解説より。)