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新数学勉強法 時代が数学を要求している
1963.12.10発売
新数学勉強法 時代が数学を要求している
著:遠山 啓,装丁:芦立 ゆうし,装丁:小林 孔
ブルーバックス
この宇宙時代、オートメーション時代になると、数学は、理科や技術系の人たちだけに、まかしておけばよいと言っていられなくなる。職業や専門科目の如何にかかわらず、数学的な考え方や発想法の基礎を身につけていることは、社会人として最少限の要求になってきた。この本は、とかく数学を敬遠したがる人でも、いったん読み出せば、今まで自分が数学に対して持っていた劣等感や違和感を、忘れて読み続けさせる、ふしぎな魅力を持っている。それは、数学教育の大家である著者が、すべての人を、数学と仲よくさせる工夫の一切を、ここに注ぎこんでいるからであろう。
わんぱく公子
1963.05.15発売
わんぱく公子
著:山手 樹一郎
講談社文庫
わんぱく公子とは、浜町に棄て扶持・五千石の気儘な生活をしている、松平鶴七郎のことである。江川坦庵について西洋流の砲術を、小野派一刀流の浅利又七郎に剣をまなんで、滅法強いが、将軍家御連枝だけに世上の事にはうとい。泥棒のかくし金を探し出す名人が、それを助けて活躍する。わんぱく公子・鶴七郎と忍者とのやりとりなど、これが家斉将軍の子かと思うほどだが、尾州家の駄々姫にはコロリとまいる。金子調達を依頼する棚倉屋の娘誘拐を解決したり、大衆文芸の独擅場ともいうべきお家騒動を中心に展開する道中記のおもしろさは、この作者ならではの時代明朗小説。
電子あり
紅顔夜叉
1963.01.15発売
紅顔夜叉
著:山手 樹一郎
講談社文庫
拝領物の短刀を持ち出し、主君を脅迫する国老・鬼頭。この鬼頭一派に挑戦して国許へ赴く、当主の妹君・百合姫の旅姿。美少年・新宮百合太郎が東海道に一歩踏み出したとたん、その後を追う小悪党・彫虎、不気味な浪人・のら旦那、つきまとう美人道中師・御守殿お兼。そして早くも、高輪大木戸に、百合姫を待伏せていた国老・鬼頭一味……。東海道から笹山へ、繰り展げられる虚々実々の戦い。
電子あり
江戸の朝風
1962.09.10発売
江戸の朝風
著:山手 樹一郎
講談社文庫
難破して無人島で死んだ7人の仲間に頼まれて、7人の人間を探すために、大枚の金子を懐中に江戸へ出て来た海の男・黒潮太郎は、第一の尋ね人・お弓に会うため浅草へ出たが、そこで不思議な女占師・天明堂白蘭に会い、第一の尋ね人の手がかりを掴んだ。白蘭と、浅草で知り合ったおとぼけ仙太との助けで、数々の危難をくぐりぬけてゆく黒潮太郎。長編時代小説。
電子あり
孤剣二十六万石
1961.12.20発売
孤剣二十六万石
著:南條 範夫
講談社文庫
孤剣腰間にあれば天下怖るるものなし――美濃高須館・松平義行の次男・雪丸は、高田二十六万石の養嗣子への縁組と美姫を蹴って、武者修業に立つ。雪丸は、柳生新陰流の達人である。高田藩では後継ぎ争いの家内紛争が続き、江戸表では酒井大老の対藩政策で政情波瀾に満ち、市中には旗本奴町奴が走り、道場には各派の名人達がはびこっていた。男性的な若い剣士を描く大剣豪小説。
電子あり
元禄いろは硯
1959.11.12発売
元禄いろは硯
著:山手 樹一郎
講談社文庫
誰もがご存じ、殿中、松の廊下での刃傷事件。江戸屋敷は引き渡しとなり、赤穂でも大変な事態が起きていた。そして時は過ぎ、吉良邸への討ち入り……。時代小説の第一人者が描く、赤穂浪士の物語。
電子あり
浪人横丁
1958.01.15発売
浪人横丁
著:山手 樹一郎
講談社文庫
幕末の世、壬生藩の家老の家に生まれた青江京介は、神田の浪人横丁で暮らしている。江戸を一時離れ、人助けをして帰ってきた京介だったが、若き主君の蟄居と父親の切腹に……。しかも遺書には……。
電子あり
和蘭囃子
1957.02.10発売
和蘭囃子
著:山手 樹一郎
講談社文庫
文政の世、オランダ人医師のシーボルトを長崎・出島に幽閉した幕府は、その疑いの眼を門下生にも向け始めた。その一人の青年医師・柳小路蘭平は、東海道の三島近くで、お万という艶女に仮病を装い狙われたたが、そのことで……。映画化もされた傑作。
電子あり
青空剣法
1956.02.05発売
青空剣法
著:山手 樹一郎
講談社文庫
曽我平九郎は、たとえ貧乏でも浪人暮らしが性に合うという。しかし、剣の腕も立つし、情にも厚い。長屋の隣人に紹介されて質屋の深夜番に雇われたことで……。時代小説の名手による名作。続編『曽我平九郎』とともに。
電子あり
巷説荒木又右衛門
1955.07.26発売
巷説荒木又右衛門
著:山手 樹一郎
講談社文庫
鍵屋の辻の決闘で名高い、新陰流の剣豪・荒木又右衛門。江戸から、剣術師範を務める大和郡山藩への道中で、悪をくじき、弱きを助け、武名ますますあげていく。その荒木又右衛門の旅日記。
電子あり