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2024.09.30発売
農地立法史研究(上)
創文社オンデマンド叢書
農地は、国家の食糧供給のための社会資本でもある。農地をめぐる法律に、農地法、農業経営基盤強化促進法などがある。本書では、日本における農地をめぐる法律がどのように成立してきたのかを歴史的に辿る。
【目次】
はしがき
凡例
表目録
第一編 大正期における小作立法事業の推移
第一章 小作法立案の作業
第一節 序 大正中期の小作事情と小作制度調査委員会の設置
第二節 『小作法案研究資料』の出現まで
第三節 大正一〇年中における『小作法案研究資料』の審議
附表 『小作法案研究資料』第一次・第二次・第三次対照表
第二章 小作立法事業の方向の転換
第一節 朝日新聞の『小作法案研究資料』掲載とその波紋
第二節 小作争議対策としての小作法制定を不急のものと意識させるにいたった諸要因 特に小作争議に対処する警察の態勢の整備について
第三節 大正一一年二月の『小作法案研究資料』審議とその結末
第三章 小作制度調査委員会の小作調停法立案
第一節 『小作法案研究資料』の棚上げ 小作調停法の立案へ
第二節 小作調停法幹事私案の審議
第三節 小作制度調査委員会の小作調停法案答申
附表 小作調停法幹事私案・特別委員会案・答申案対照表
第四章 大正一二年から同一四年にかけての状況
第一節 小作調停法の制定
附表 第四六回帝国議会提出小作調停法案以降各案対照表
第二節 自作農創設維持方策に関する小作制度調査会の答申
第三節 小作法の問題をめぐる各方面の動き
附表 初期小作法諸案対照表

2024.09.30発売
ドイツ中世農村史の研究
創文社オンデマンド叢書
20世紀後半に大きな飛躍を遂げた研究ジャンルである中世史のなかでも、「定住史」と呼ばれるものは特筆すべきものがある。地理学、地名学、考古学の緊密な連携によって、農村・耕作地の実態を明らかにした。その研究成果は、国制史や社会史、経済史にも影響を与えた。
目次
序
I ゲルマン古代社会の構造 ドイツ農村社会の原像
一 ゲルマン古代社会構造論の再検討
1 問題の在り方 2 共同体説とその批判 3 領主制説とその批判 4 ゲルマン古代社会の構造 5 結語
二 ゲルマン古代の集落形態・社会経済構造とその変貌
1 はじめに 2 集落形態と社会経済の特性 3 フェダーゼン=ヴィールデの考古学的研究 4 過渡期の研究の展望
II ドイツ中世前期の農村構造 ドイツ農村社会の形成
三 ドイツ中世初期の村落形態と農業
1 はじめに 2 エッシュ村落論 3 原初村落論 4 反論と総括
四 ドイツ中世農村の形成
1 緒論 2 人口増加と分割相続制 3 農業技術の革新とフランク支配 4 教会・修道院の創建と総括
五 ドイツ中世初期の農業技術の革新 いわゆる「中世初期農業革命」
1 リン・ホワイトの農業変革論 2 鉄資源の開発と犂の発達 3 人口の増加 4 三圃制・ゲヴァン制の発展と集村化 5 ホワイト説の評価
六 ドイツ中世農村の発展と人口変動
1 はじめに 2 中世初期の集落人口の増加 3 人口増加の推移 4 人口変動と中世農村
III 中世初期ザクセンの貴族と民衆 ドイツ農村社会の比較地域史への序章
七 中世初期ザクセンの貴族と民衆
1 問題の所在 2 ザクセンの諸身分 3 身分構成の社会経済的基礎 4 結語
八 ステリンガの叛乱の特質
1 はじめに 2 叛乱の概要 3 叛乱の社会経済的基盤
九 中世初期のザクセン社会とステリンガの叛乱
1 問題の所在 2 古ザクセン社会の特質と変動 3 フランクの政治的状況と叛乱
IV 補論 研究動向 ドイツ中世農村史研究の方法と課題
一 中世考古学の課題と展望
1 中世考古学の発展 2 中世考古学の分野と課題 3 中世考古学の課題と展望
二 ゲルマンのジッペに関する研究動向
1 緒論 2 F・ゲンツマーの説 3 K・ハフの説 4 K・クレッシェルの説 5 W・シュレージンガーの批判
三 中世前期ドイツ農村史研究の動向
1 研究方法の変革 2 定住史研究の方法の確立と問題点 3 フランクの軍事的植民と開墾集落 4 集村化現象と経済発展 5 定住考古学の課題と展望
四 ドイツ封建国家成立期の諸問題
1 はじめに 2 古典荘園の発達 3 集村化と都市

2024.09.30発売
中國史上の民族移動期(東洋学叢書)
創文社オンデマンド叢書
304年に漢(前趙)が起こり、439年に北魏が華北統一した。その間、五胡は華北で多くの民族が国家を立てた。五胡とは匈奴、鮮卑、羯、羌などをさす。ちなみに「胡」は、周辺民への差別的な呼称でもある。
匈奴は前趙、夏、北涼を、鮮卑は前燕・後燕・南燕・南涼・西秦を、羯は後趙を、〓は成漢・前秦・後涼を、羌は後秦を、漢族が前涼・冉魏・西涼・北燕をそれぞれ起こした。しかしそれぞれの国は、実際には多民族国家であった。 また、匈奴によって建てられた前趙、鮮卑慕容部によって建てられた前燕といった説明がされるが、鮮卑はあくまでその中心となった民族であり、その国家の中には複数の民族が混在していた。 古代中国の群雄割拠の時代を解明する。
【目次】
目次
序にかえて
五胡篇
第一章 東西における民族大移動の起因
第一節 匈奴王国の分裂と南・北匈奴部 第二節 南匈奴部の華北潜住
第二章 華北における五胡族の諸政権
第一節 匈奴族の政権 第二節 鮮卑族の政権 第三節 チベット族の政権 第四節 五胡族諸政権の性格
第三章 五胡時代の華北の社会 とくに五胡政権と漢人との関係
第一節 華北における胡・漢の人口問題 第二節 五胡族政権と漢人流民 第三節 五胡族政権と士人・漢文化
第四章 慕容王国の成立とその性格
はじめに 第一節 鮮卑王国の形成と分裂 第二節 慕容王国成立の過程 第三節 慕容王国の性格 おわりに
第五章 五胡時代の佛教 とくに五胡族の君主と西域渡来僧との関係
はじめに 第一節 佛図澄と後趙政権 第二節 釈道安と前秦政権 第三節 鳩摩羅什と後秦政権 おわりに 五胡族君主の佛教への対応のありかた
五胡篇についての総括
北魏篇
第一章 拓跋族の歴史的発展 開国から代国成立まで
第一節 拓跋族開国伝説の歴史的背景 第二節 代国時代の拓跋政権
第二章 北魏建国期の政治と社会 太祖・太宗・世祖の時代
第一節 太祖道武帝の創業(三八六―四〇九) 第二節 太宗明元帝の治世(四〇九―二三) 第三節 世祖太武帝の華北統一(四二三―五二)
第三章 北魏盛世期の政治と社会 孝文帝期を中心に
第一節 高宗文成帝と顕祖献文帝の治世 第二節 高祖孝文帝の治世(前期) 献文帝の院政期と馮太后の簾政期 第三節 高祖孝文帝の治世(後期) 孝文帝の親政期
補章 北魏均田法の考察 均田法と計口受田制との関係を中心として
附録 歴史学ノート
索引

2024.09.30発売
国語学五つの発見再発見(東京女子大学学会研究叢書)
創文社オンデマンド叢書
日本語を科学的に研究する国語学は、音韻、文法、語彙、方言、文字、文体などをその研究対象としている。本書は、上代の特殊仮名遣い、係り結びの法則、江戸時代の活用、時枝文法などについて、詳述する。
【目次】
序文
第一章 上代特殊仮名遣
1.1.石塚龍麿の『仮字遣奥山路』
1.2.発見の経路
1.3.上代特殊仮名遣と同値類
1.4.橋本進吉の再発見
1.5.成果の影響
文献
第二章 係結法則と《徒》の係り
2.1.宣長に至る係結研究
2.1.1.宣長の直前の研究水準
2.1.2.宣長の研究の性格
2.2.『ひも鏡』中の行の係結
2.2.1.中の行の不備
2.2.2.不備の改正
2.3.『ひも鏡』右の行の係結
2.3.1.誤解された《徒》
2.3.2.山田孝雄の係助詞論
2.4.係結に残る問題
文献
第三章 江戸の活用論とその現代版
1.宣長までの研究
1.1.活用論前史
1.2.成章の装図
1.3.宣長周辺の活用研究
2.本居門の活用論原理
2.1.『活語断続譜』の原理
2.2.『やちまた』の原理
2.3.朖・春庭の後
3.3.数理文法論の見地から
3.1.朖・春庭の活用論の準備的考察
3.2.活用形の枠
3.3.活用型
3.4.有限状態アクセプタによる春庭理論再構成
3.5.パラメタ付き2型文法による朖理論再構成
文献
第四章 入子構文と右回帰性
1.時枝に先行する二つの構文研究
1.1.構文解析の原型としての春庭の研究
1.2.文節的構文論
2.時枝の入子型構造の発見
2.1.《入子型構造形式》概観
2.2.発見の経路
2.3.入子型構造形式の提唱
3.入子と回帰性
3.1.入子構造の認識
3.2.国語構文の右回帰性
4.4.時枝式入子構造の問題点
4.1.時枝式入子構造批判
4.2.右枝出し構造
4.3.一つの試み
文献
第五章 計量語彙論の或公式
1.延べ語数と異なり語数との関係
2.n-k法則の発見
2.1.計量語彙論への道
2.2.我が国における計量語彙論の出発
2.3.水谷の再発見経過
2.4.安本美典の水谷批判
3.語彙量推定問題
3.1.THOMSONらの方法
3.2.水谷の方法
5.4.使用率分布函数
4.1.徒前の研究
4.2.水谷の近似式
4.3.反省
文献
参考年表
索引

2024.09.30発売
野の百合・空の鳥(兄弟選書)
創文社オンデマンド叢書
実存主義哲学者の著者による、キリスト教的な講話を集めたものが本書である。実存主義者である以前に、その土台にある著者の宗教観がよく現れている。書名は、『マタイ福音書』の一節にちなむ。
【目次】
第一部
一 空の鳥を見よ、野の百合を観よ
二 人は二人の主に兼ね事うること能わず、或はこれを憎み彼を愛し、或はこれに親しみ彼を軽しむべければなり
三 「空の鳥を見よ。播かず、刈らず、倉に収めず」 明日のことを思い煩うな。……「今日ある野の草を観よ」
第二部
一 人間であることに満足せよ
二 人間であるということの素晴らしさ
三 何という浄福が人間に約束されていることであろう
註
あとがき

2024.09.30発売
キェルケゴール
創文社オンデマンド叢書
実存主義哲学者キェルケゴールの思想にとって、キリスト教信仰はいかなる意味を持っていたのかを宗教哲学者でキェルケゴールを専門とする著者が、解き明かす。
【目次】
第一部
I キェルケゴール小論
II キェルケゴールにおける実存と現実
III キェルケゴールにおける「同時性」の問題
IV 神と実存 コウルリッジとキェルケゴールのことなど
V キェルケゴールに関するノート
1 「選択」について
2 「教会観」について
3 「苦難の神秘主義」について
4 「ニヒリズム」について
5 信仰と実践
6 キェルケゴールとブルトマン
第二部
I いわゆる「史的イエス」の問題とキェルケゴール
II 宗教と道徳の間
III 孤独と信仰
IV ニヒリズムとその克服
V 随想ノート
1 キリストにある生活
2 病気と信仰
3 ブルトマンの「創造神の信仰」に関連して
4 「ふさわしく」の倫理
5 キリスト教的内面性について
6 自覚の自己超越性
7 驚きと信仰
8 西田・田辺哲学とキリスト教
9 「非神話化」の問題に因んで

2024.09.30発売
オッカム『大論理学』の研究
創文社オンデマンド叢書
中世最大のスコラ哲学者であり神学者であるオッカム(1285~1348)の代表的著作『大論理学』を詳細に検討し、その根源へと迫る。「ある事を説明するために、必要不可欠以上の仮定をするべきでない」とする指針は、「オッカムの剃刀」として知られている。
【目次】
第1章 オッカムの概念論 フィクトゥム説からインテレクチオ説への変換
序 オッカムの概念論の基本的なテーゼ
1 第一問題 後期のオッカムはフィクトゥムを全面的に否定したのか
2 第二問題 なぜオッカムはフィクトゥム説からインテレクチオ説へと考えを変換したのか
3 第三問題 インテレクチオ説は,何か哲学的に新しい視点を与えてくれるのか
4 第四問題 インテレクチオ理論のみで,我々の認識全体を充分に説明できるか
5 第五問題 インテレクチオ説を反駁する有力な議論に対する私の反論
第2章 スコトゥスの個体化の理論に対するオッカムの批判
序 スコトゥスの個体化の理論
1 オッカムの批判(I)形相的区別に対するオッカムの批判
2 オッカムの批判(II)スコトゥスの個体化の理論の内部の矛盾
3 オッカムの批判(III)スコトゥスの理論は哲学の基本的ルールに反する
4 「スコトゥスの存在論」対「オッカムの存在論」
5 コペルニクス的転回 多くの個物に内在する共通本性の否定
第3章 代示の理論の歴史的発展過程におけるオッカムの位置
1 はじめに
2 オッカム以前の代示の理論
3 オッカムの改革
4 オッカムの改革の理由
補遺 倉持氏の質問に答えて
第4章 オッカムの個体代示についての解釈
序 オッカムの個体代示の理論に対する相反する解釈
1 プリーストとリード達の解釈と,コルコランとスウィニアルスキー達の解釈のどちらが適切であるか
2 プリーストとリードの自己弁護は正当であるか(I)
3 プリーストとリードの自己弁護は正当であるか(II)
補遺 特称否定命題の述語が,周延的不特定代示を持つことに伴う難点の解決に関する清水氏の提案
関連テキスト:翻訳と註解
第1章
第11章
第12章
第16章
第17章
第63章
第64章
第66章
第70章
第71章
第73章
第74章
訳者註解
あとがき
参考文献

2024.09.30発売
ウェーバーと近代
創文社オンデマンド叢書
官僚制、カリスマ的支配、理念型、合理化。卓越した分析力で、近代社会を読み解くキーターム群を生みだし、社会科学に圧倒的な影響を与えたウェーバー。
人間精神から社会システムまで、古代から近代、ヨーロッパからアジアにまたがる広大な知の領域を精査し政治・経済・法・社会学から歴史・宗教学におよぶ壮大な業績を残した巨人が創始した社会科学への格好の入門書。
【目次】
目次
第一部 近代的精神構造
一 学問とは何か
一 はじめに 学問と人間
二 リッカートのヨーロッパ精神構造論
三 主知主義
四 ウェーバーの学問論
五 むすび 学問の意味
二 禁欲と自然主義
一 問題の限定
二 “禁欲”へのアプローチ 晩年の二つの講演
三 禁欲と自然主義
四 結び ウェーバーの思想的状況
三 学問と政治
一 はじめに
二 ウェーバー的主体
三 主体の対象化
第二部 近代市民社会 一つの歴史像
四 近代化
一 まえおき
二 マルクスと商品
三 ウェーバーと品位
四 近代化のパースペクティヴ
五 ウェーバー的主体
五 近代と古代 ヨーロッパの形成
一 はじめに
二 近代化という言葉について
三 ウェーバーにおける“近代”のモメント
四 ウェーバー・シンポジウム
五 近代観の由来
六 ウェーバーにおける近代と古代 『古代農業事情』をめぐって
後記

2024.09.30発売
アウグスティヌスの探求構造
創文社オンデマンド叢書
4~5世紀の哲学者・神学者であり、ラテン教父の一人アウグスティヌスの『告白』と『独白』を主要な典拠として、アウグスティヌスの探求構造に関する新しい分析と解釈の可能性を示そうとするものである。
【目次】
まえがき
序章 人称存在論的な自己認識論・他者認識論の試み
第一章 『告白』冒頭の構造と「呼びかけ」
第二章 「私が言い表せるようにあわれみたまえ」Miserere ut loquar 『告白』冒頭の構造に照らして
第三章 アウグスティヌスにおける場所的表現の意味
第四章 泣くことはなぜ甘美であるのか
第五章 『告白』の記憶論における場所的空間的探求の意味
第六章 『告白』における時間論の構造
第七章 『独白』冒頭の構造と「呼びかけ」
第八章 『独白』における他者認識と自己認識と神の認識との相関性
第九章 私はあなたへと信じる 『ヨハネ福音書講解』二九・六における信論の展開
第一〇章 呼ぶ・呼びかける・呼び求める
第一一章 アウグスティヌスにおける叫びの構造
あとがき
索引
英文要旨

2024.09.30発売
フィヒテ討究
創文社オンデマンド叢書
知識の根本原理を解明しようとする形而上学である「知識学」を提唱したフィヒテの思想の全貌を詳細に解明しようとするものである。
【目次】
序章
第一章 フィヒテの言語哲学
第二章 根源的実在性と知
第三章 現象としての主体性とその射程
第四章 フィヒテの神と闇
附論 自己存在の探究と知の地平
第一節 己事究明としての「知識学」
第二節 キリスト教と仏教とにおける自己の根底
第三節 超越者と解釈
註
あとがき
引用および参考文献
索引(人名・事項)

2024.09.30発売
近世日朝通交貿易史の研究
創文社オンデマンド叢書
徳川時代、朝鮮国からの外交使節団である、通信使が12回来日した。第1回目の来日は1607年で、徳川家康(1543-1616)が江戸に幕府を開いた4年後のことである。総員504人で編成されたこの通信使は、先の戦役によって破綻した両国の関係を修復し、家康が望む「善隣友好」の時代を象徴する平和の使節団として重要な意味をもっていた。 しかし朝鮮との講和交渉から通信使来日に至るまでの様々な交渉を行ったのは、 幕府ではなく、中世から日朝間の通交貿易を独占してきた対馬宗氏である。
徳川時代(1603-1867)における日本と朝鮮の外交・貿易について、 常に主導的立場から両国の関係維持につとめた対馬藩、あるいはその領主である大名宗氏の動向に焦点をあててみていく。
【目次:】
序論
第一部 近世日朝通交貿易体制の確立
第一章 日朝関係の再開と対馬
第二章 近世初頭の貿易仕法と取引品目
第三章 渡航船増加工作とその種類
第四章 使船乗員の実態
第五章 日朝外交体制の確立
第六章 「兼帯の制」成立と貿易仕法の改変
第七章 草梁倭館の設置と機能
第八章 館守『毎日記』からみた朝鮮渡航船 宝永四・五・六年の航行実態
第二部 対馬藩の貿易経営
第九章 元方役の設置と私貿易の藩営化
第十章 貿易帳簿からみた私貿易の数量的考察
第十一章 輸出銀をめぐる諸問題
第一 貨幣改鋳と日朝交易銀の変遷
第二 銀輸出高の動向と幕府の貿易政策
第十二章 輸出銅の調達
第十三章 人参の国内販売
第十四章 対馬藩京都藩邸における白糸・絹織物の販売
補論一 貿易商人「六十人」について
補論二 「鎖国」成立期日朝貿易に関する一史料
結語
あとがき
索引(人名・事項・史料)
表図目録

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書12:キリスト教についての対話
創文社オンデマンド叢書
16世紀ドイツの二人のキリスト教神秘主義者による。「聴聞者」「説教者」「死」の三者による対話形式で、真のキリスト教とはを問う。
【目次】
凡例
ヴァレンティン・ヴァイゲル「キリスト教についての対話」(全訳)
登場人物一覧/詳細標題
序章 この世における三人の最も主要な人物についての説明。
第一章 聴聞者は、キリストにより神と本質的に合一されていることを喜ぶが、説教者はこれを迷誤と認め、非難した。
第二章 聴聞者は説教者と、義の帰負の正しい意味について、またいかにしてすべて説教することは、塗油すなわち内的な言葉ないし聴受なしでは無駄であるかについて討論するが、説教者は、それも狂信、と手厳しく批判する。
第三章 キリストの死はわれわれの生である故、われわれにおけるキリストの死によって肉を殺すことが、不可欠であること。説教者はしかし、帰された義によることなく、外からのキリストの死に甘んじる。
第四章 ここに死が、聴聞者の見解と教説を正しいと保証する。それによって説教者は、内的な言葉ないし聴受の否定から生じる甚大な損害を、納得させられる。
第五章 ここでは今一度、死、説教者および聴聞者が語り合い、そして神の人間における必然的な本質的内住は、異端的でも、オジアンダー的でもなく、使徒的であり、預言者的であることが、証明される。
第六章 いかにして、十字架ないしキリストの受難と死が、すべての人びとにおいて空虚にされ否定されるかということ、および十字架につけられた方・キリストを誰一人として説教壇から説教していないということ。その原因となっているのは、外から帰された義である。
第七章 説教者は懺悔告白して亡くなる。聴聞者の弟たち、すなわちヨハネスとパウルスは、説教者が、その自分の純粋な教説を固守しているが無駄であったということと、死に往く者は誰でも、三つのことを放棄しなければならないことを、認める。
第八章 聴聞者は、牧師も立ち会わず、懴悔告白も罪の赦しも礼典もなく死去し、野原に埋葬されるが、彼の弟たち、ヨハネスとパウルスはそのことを大変ひどく悲しむ。死は彼らを慰める。
第九章 説教者が野原で、この弟たちに姿を現わし、死と並んで、自分は暗闇のなかにいるが、聴聞者の方は光のなかにいる、と証言する。また、あの世がこの世のなかにいかにしてあるか、あの世についての報告もなされる。
付録 「対話の著者から読者へ」 「すべての生けるものの結末である死より、すべてのものへ」「師父たちの伝記から 死は甘美な眠りであること」
原・編者註
訳者註(本文に関する/原・編者註に関する)
ヨハン・アルント「真のキリスト教について」(抄訳)
〔一部割愛〕

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書10:ドイツ神学
創文社オンデマンド叢書
アダムとキリストとは何者であり、またいかにしてアダムが、われわれにおいて死に、そしてキリストがわれわれにおいて生きるべきか、についての正しい理解を示す高貴な小冊子。
【目次】
『ドイツ神学』扉(一五九七年・アルント版)/凡例/ルター「序文」(一五一六年)/ルター「序文」(一五一八年) アルント「序文」/「序詞」
第一章 完全なものとは何であり、部分的なものとは何であるか、そして完全なものが来る時、人はいかにして部分的なものを捨てるか。
第二章 罪とは何か、またいかなる善も真の善だけに属するものである故に、人はいかにして善を我がものとしてはならないか。
〔中略〕
第十章 いかにして完全な人間は、自分たちが永遠なる善にとって、人間にとっての手であるようにありたい、ということ以外何も求めないか。またいかにして彼らが地獄に対する恐怖と天国への欲求を失ったか。
第十一章 いかにして義なる人がこの世において地獄へ入れられ、そしてそこにおいて慰められ得ないか、またいかにして義なる人が地獄から出されて天国へ移され、そしてそこにおいて悲しまされ得ないか。
〔中略〕
第二十章 いかにして神の霊が時に一人の人間に取り憑いて、この人を支配することがあるか、またいかにして時に悪霊もそうすることがあるか。
第二十一章 神を受け容れるべきでありそして神に従順でありたいと思う者は、すべてのものを、すなわち神、自分自身、そしてあらゆる被造物を受け容れなければならず、また受動的にそして時には能動的に、すべてにおいて従順でなければならない。
〔中略〕
第三十章 いかにして神が真の、純一な、完全な善でいられるか、またいかにして神が光でいられ、そして知性や一切の徳でいられるか。またいかにして人はこの最高で最善の善を最も愛すべきであるか。
〔中略〕
第四十章 人は神を認識することが出来ても愛することが出来ないかどうかという問題。またいかにして真のものと偽りのものという二種類の光と愛があるか。
第四十一章 人は何によって真の神化した人間を見分けることが出来るか、また何が真の神化した人間に属するか。また何が偽りの光あるいは偽りの自由な霊にも属するか。
〔中略〕
第五十章 我意は人間を安息のないものにする。
第五十一章 天国には我がものは何もない、あるいはいかなる人も我がものを持ってはいない。
〔中略〕
第五十六章 神のみを愛し、また敬うこと
原註/訳註/解説/後記/文献目録/索引

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書9:ベーメ小論集
創文社オンデマンド叢書
汎智学の神秘、神智学の六つのポイントなどの諸論攷を収録。ヤーコプ・ベーメの全著述の中から、思想的に重要かつ特徴的と思われる比較的小さな部分を選び出し、彼の思想の輪郭と特質を浮かび上がらせた。
【目次】
凡例
I
汎智学の神秘
第一のテクスト
第二のテクスト
第三のテクスト
第四のテクスト
第五のテクスト
第六のテクスト
第七のテクスト
第八のテクスト
第九のテクスト
神智学の六つのポイント
読者に向けての著者の序文
第一のポイント
第二のポイント
第三のポイント
第四のポイント
第五のポイント
第六のポイント
神秘学の六つのポイント、ないしその短い説明
序言
第一のポイント
第二のポイント
第三のポイント
第四のポイント
第五のポイント
第六のポイント
II
恩寵の選び〔部分訳〕
読者への著者の序言
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
キリストへの道〔抄訳〕
第三の書 不動心、あるいは真の放下について
第五の書 精神的生、あるいは超感性的な生について
第六の書 神の観照、あるいは神的観照の高貴なる門
訳註
解説
後記
文献目録
索引(用語・原語)

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書8:アウローラ
創文社オンデマンド叢書
アダムの原罪によって「楽園」を追われた人間はどうすれば、神の世界である「天」へと立ち戻ることが可能なのか。キリストの受難によって、罪はあがなわれ、キリストへの「ゆだね」によってこそ、それが可能とする。神学教育をうけたわけではない靴職人によって書かれた本書は、ドイツ神秘主義思想の始まりの書でもある。
【目次】
序言 本書について好意ある読者に寄せる著者の序言
第一章 自然における神的本質の探求について
第二章 いかに神と自然の本質は考察されるべきかについての指針
第三章 きわめて祝福され、勝利に充ちた、聖にして聖なる三重性、父、子、聖霊なる神、そして唯一なる神について
第四章 聖なる天使の創造について。一つの指針あるいは開かれた天上の門
第五章 天使の体的実体、本質および固有性について
第六章 いかに天使と人間は、神の似姿および像であるか
第七章 天使の外廷、場所、居住および統轄について。創造ののち、それらは始めにいかに成立し、またいかにしてそのようになったか
第八章 天使の王国のまったき体について。大いなる秘義
第九章 優雅にして親愛なる、また慈愛深き神の愛について
第一〇章 神的な力における第六の根源=霊について
第一一章 神的な力における第七の根源=霊について
第一二章 聖天使の誕生と到来、および統轄、秩序、そして天上の歓喜の生について
第一三章 ルチフェルの王国の、恐るべき、嘆かわしい、悲惨な堕落について
第一四章 いかにして天上の最も美しい天使ルチフェルが最も忌わしい悪魔になったか
第一五章 ルチフェルにおける罪の始源の、第三の相あるいは形姿について
第一六章 ルチフェルとその天使たちにおける罪の始原の、第七の相あるいは形姿について
第一七章 潰敗せる自然の嘆かわしい惨めな状態、そして聖なる神の統治に代わる四元素の起源について
第一八章 天と地、そして第一日の創造について
第一九章 創造された天、地と水の形姿、そして光と闇について
第二〇章 第二日について
第二一章 第三日について
第二二章 星々の誕生と第四日の創造について
第二三章 地の上方の深みについて
第二四章 星の合=体化について
第二五章 星々の誕生の全身体すなわち全占星学、あるいはこの世界の全身体について
第二六章 土星について
著者の結語。書簡一〇・三八
訳註
後記

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書6:永遠の知恵の書・真理の書・小書簡集
創文社オンデマンド叢書
『永遠の知恵の書』『真理の書』はともに対話形式。ゾイゼのキリストとその受難への思いと思想が説かれる。11のショア間を収めた『小書簡集』は、神を求める友人宛ての形式で書かれている。
【目次】
凡例
永遠の知恵の書
前書き
第一部
第一章 人は、知らずに神の導きを受ける
第二章 磔刑前の有様
第三章 十字架にかけられた主の、人間としての有様
第四章 誠実な心に満たされた主の受難
第五章 十字架の下、魂は心から懺悔し、慈しみの赦しを得る
第六章 この世の愛には真なく、しかし神は愛すべきものである
第七章 神はいかに慈しみ深いか
第八章 神を愛する心に、最も不可解と思える、三つのことについての説明。その一、神は酷く怒っているようで、しかも、そんなにも愛情深くありうるのか
第九章 その二、なぜ神は、心の赴くままに、その友から離れ去るのか、また、何によって、神の、偽らざる現在が見分けられるのか
第十章 なぜ神は、現世では(時に)、その友をきわめて悪しき状況に置かれるのか
第十一章 絶え間ない、地獄の苦しみ
第十二章 天国の測り知れぬ喜び
〔中略〕
第十九章 キリストの降架
第二十章 悲しみの中、墓を去る
第二部
第二十一章 死に習熟する手立て、並びに覚悟のできていない死の有様
第二十二章 内的生活をいかに送るべきか
第二十三章 神は、愛を込めて迎えられねばならない
第二十四章 神には常に限りない賛美が寄せられるべきである
第三部
真理の書
前書き
第一章 放下の境界にある人は、単一性に始まり、単一性に終わる
第二章 最高の単一性の中では、異相はありえないか
第三章 人間とあらゆる被造物は、劫初より神に在り、そこから流出した
第四章 放下の人が、神の独り子を通して行うべき、真の帰還について
第五章 放下の人のあるべき姿について、真理が弟子に答えた、高度で、有益な問いについて
第六章 偽りの自由に生きる人たちに欠けているもの
第七章 真の放下に達した人の振舞いは、万事においていかに高貴であるか
小書簡集
前書き
第一の手紙(修道生活を……) 第二の手紙(信仰篤い人の……) 第三の手紙(キリストに倣って……) 第四の手紙(霊的生活に……) 第五の手紙(一人の罪人が……) 第六の手紙(死の時が来れば……) 第七の手紙(指導的立場に……) 第八の手紙(神に在る喜び……) 第九の手紙(神に在って……) 第十の手紙(完全な境界に……) 第十一の手紙(神の御名……)
訳註/解説/文献目録/索引(人名/用語・事項/聖句引用)

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書5:ゾイゼの生涯
創文社オンデマンド叢書
13-14世紀のドイツの神秘主義者で、正しい信仰の道を説いた。中世の代表的な宗教書『知恵の時計』の著者の生涯。
【目次】
凡例
ドイツ語著作集『範典』序文
ゾイゼの生涯
第一部 ゾイゼと名乗るドミニコ会修道士の伝記の第一部がここに始まる
前書き
第一章 初心者をおとずれた最初の試練
第二章 不可思議な脱我の現象
第三章 永遠の知恵との聖なる合体
第四章 イエスの愛する御名を胸に刻んで
第五章 初心者を誘う神の慰めの兆し
第六章 幻像
第七章 食事の手はず
第八章 新年の祝い方
第九章 ”Sursum corda“という言葉
第十章 聖母マリア清めの祝日
第十一章 謝肉祭の祝い
第十二章 五月祭の祝い
第十三章 キリストと共に歩いた痛ましき十字架への道
第十四章 沈黙の徳
第十五章 苦行
第十六章 釘の十字架を背負って
第十七章 臥床
第十八章 飲み物の抑制
第十九章 正しい放下を学ぶ叡知
第二十章 痛ましき没落
第二十一章 内なる苦しみ
第二十二章 隣人に救いをもたらす司牧の道
第二十三章 種々の苦難
第二十四章 妹による大いなる苦悩
第二十五章 朋輩による酷しい苦難
第二十六章 人殺し
第二十七章 水難
第二十八章 ささやかな安らぎの時
第二十九章 神との愛の対決
第三十章 苦悩のあまり死に瀕す
第三十一章 受難を犠牲として捧げる褒むべき仕方
第三十二章 受難の現世における報償
第二部 ここに伝記の第二部が始まる
〔以下割愛〕

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書4:タウラー説教集
創文社オンデマンド叢書
14世紀のドイツの神秘思想家。ケルン大学に学び、エックハルトとゾイゼの影響を受ける。トマス・アクィナスの神学に依拠するが、キリスト者としての内面的形成を重視した。修道女たちに行った説教を集めたもの。
【目次より】
凡例
「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれ、ひとりの男の子がわたしたちに与えられた」(降誕祭)〔フェター版説教一〕
「子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい」(三王礼拝の前日の晩)〔フェター版説教二〕
「永遠の真理であるわれわれの主イエス・キリストは語った。『わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽い』」(七旬節前の主日)〔フェター版説教六〕
「ユダヤ人の祭りがあった」(四旬節第一主日の後の金曜日)〔フェター版説教八〕
「喉が渇いている人は、来て飲みなさい」(枝の主日前の月曜日)〔フェター版説教十一〕
「初めに言があった」(枝の主日の前日の晩)〔フェター版説教十五(後半)〕
「これはあなたがたから取り去られて、天に上げられたイエスである」(キリスト昇天祭)〔フェター版説教二十一〕
「思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい」(キリスト昇天祭の後の主日)〔フェター版説教二十三〕
「わたしたちは知っていることを語り、見たことを証ししている」(三位一体の祝日)〔フェター版説教二十八〕
〔中略〕
「わたしはすべての中に安息を求めた」(マリアの祝日)〔フェター版説教四十六〕
「主なるあなたの神を愛しなさい」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教五十四〕
「一同は聖霊に満たされて、話し始めた」(聖霊降臨祭)〔フェター版説教六十e〕
「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしの内にとどまり、わたしもその人の内にとどまる」(聖体の祝日)〔フェター版説教六十f〕
「この人は光について証しをするために来た」(洗礼者ヨハネの誕生の祝日、六月二十四日)〔フェター版説教六十一〕
「あなたがたの見ているものを見る目は幸いである」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教六十四〕
「彼らの天使たちはいつも天にいるわたしの父の顔を仰いでいる」(大天使ミカエルの祝日、九月二十九日)〔フェター版説教六十八〕
「わたしはあなたの家に泊まらなければならない」(ケルン大聖堂献堂祭の日、九月二十七日)〔フェター版説教六十九〕
訳註
解説
後記
文献目録
索引

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書3:エックハルト論述集
創文社オンデマンド叢書
中世ドイツの神秘主義思想家であるエックハルトによる、聖書の解説書。「説教集」とならぶ重要著作で「神の慰めの書」をふくむ
【目次】
目次
凡例
論述 I 「祝福さるべき哉」の書
(一)神の慰めの書
(二)高貴なる人間について
論述 II 教導講話
論述 III 離脱について
註 論述I 「祝福さるべき哉」の書 (一)神の慰めの書
(二)高貴なる人間について
論述II 教導講和
論述III 離脱について
解説
後記
文献目録
索引(用語人名/聖書引用)

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書2:ドイツ語説教集
創文社オンデマンド叢書
神秘思想家が説く「離脱」とは何か? 被造物たる人間が、苦しみや悲しみのなかにあって、どのように高貴で自由であるべきかについての説教集。聖書の記述に基づきながら、語る。
【目次】
凡例
神の御心に従うこと(箴言第二二章第二節についての説教)
脱却して自由な魂(マタイによる福音書第二一章第一二節についての説教)
魂のなかの或る一つの力(ルカによる福音書第一〇章第三八節についての説教)
何故なしに生きること(ヨハネの手紙一第四章第九節についての説教)
神の働き(マタイによる福音書第一〇章第二八節についての説教)
知性と意志(シラ書〔集会の書〕第五〇章第六―七節についての説教)
永遠の現在(シラ書〔集会の書〕第四四章第一六―一七節についての説教)
純粋な一(エフェソの信徒への手紙第四章第六節についての説教)
真の祈り(ヨハネによる福音書第四章第二三節についての説教)
愛について(ヨハネによる福音書第一五章第一六節についての説教)
神のもとに立ち返ること(使徒言行録第一章第四節についての説教)
魂の高貴な力(ルカによる福音書第七章第一四節についての説教)
神との合一
魂の三つの貧しさ(マタイによる福音書第五章第三節についての説教)
神を見ること(ヨハネによる福音書第一六章第一六節についての説教)
無である神を捉えること(使徒言行録第九章第八節についての説教)
神と魂の同等性(ルカによる福音書第一章第六六節についての説教)
神を認識する能力(エフェソの信徒への手紙第四章第二三節についての説教)
魂における神の子の誕生(ルカによる福音書第一章第二八節についての説教)
神を放下すること(シラ書〔集会の書〕第二四章第三〇節について説教)
観照的生と活動的生(ルカによる福音書第一〇章第三八節以下についての説教)
訳註(香田芳樹)
解説1 エックハルトが出会った人々(香田芳樹)
解説2 エックハルトの銀河系(香田芳樹)
解説3 世界的世界への連峰(上田閑照)
後記(上田閑照)
文献目録(香田芳樹)
用語・人名索引(上田閑照)