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パズル数学入門 楽しみながら学ぶために
1977.01.25発売
パズル数学入門 楽しみながら学ぶために
著:田村 三郎,著:藤村 幸三郎,装画:永美 ハルオ
ブルーバックス
数学の考え方が知らず身につく ●基本的パズル――やさしいが解答の考え方が大切なもの。 ●算数のパズル――不用意に答えると、とんでもない落し穴が待っている。 ●図形のパズル――ひらめき即解答、これこそパズルのだいご味。 ●組み合わせのパズル――ケースに分類し、秩序正しく数えあげるには……。 ●確率のパズル――偶然やギャンブルの勝負を数学的に明確にする。 ●論理のパズル――数式を用いず論理的推論のみを用いて解けるパズル。 ●諸種のパズル――既成の分野に入らない最もパズルらしいパズル。
新書東洋史(1)中国の歴史1 中国社会の成立
1977.01.25発売
新書東洋史(1)中国の歴史1 中国社会の成立
著:伊藤 道治,その他:杉浦 康平,装丁:鈴木 一誌
講談社現代新書
藍田・北京原人以来、中国文明は世界に偉容を誇る。黄河流域の歴史上はじめての国家〈殷〉〈周〉。〈春秋〉〈戦国〉の動乱のなかから広大な大陸を統一した〈秦〉〈前漢〉。最近次々発掘される考古学の驚異的データをもとに、著者のとぎすまされた史眼はめまぐるしく変わる時代の意味と構造をシャープに解剖し、古代中国を現代にあざやかに甦らせた。中国史に偏することなくアジア全体の歴史を見とおす新書東洋史は本巻よりスタートする。 祭祀と甲骨文――殷文化の発見の緒口(いとぐち)をひらいた甲骨文とはいったいどういうものであろうか。新石器の竜山文化以来中国では広く大型哺乳動物である羊・鹿・牛・豚などの肩甲骨を使って卜占を行なう風習が見られる。肩甲骨の裏側に燃える細い木をおしつけ、一部分を急激に膨張させると、表面に亀裂ができる。その亀裂の具合で吉凶を判断した。ところが、殷の中期後半になると、哺乳動物の肩甲骨のほかに、亀の腹甲も使用するようになり、後期になると安陽や鄭州など――ただし鄭州ではまだ二、三例しか発見されていないが――では、肩甲骨や亀甲に何を卜(うらな)ったかをするどいナイフで刻って記録するようになる。それが甲骨文字であり、またほとんどの内容が卜占の内容であるので、卜辞ともよぶ。――本書より
柳田国男―その人間と思想
1977.01.13発売
柳田国男―その人間と思想
著:橋川 文三,解説:神島 二郎,その他:蟹江 征治,装丁:志賀 紀子,装画:江連 敏子
講談社学術文庫
資本主義の文化的矛盾(下)
1977.01.13発売
資本主義の文化的矛盾(下)
著:ダニエル・ベル,訳・解説:林 雄二郎,その他:蟹江 征治,装丁:深山 重樹
講談社学術文庫
公共家族(パブリック・ハウスホールド)という言葉が、本書で初めて日本に紹介される。それは、今までの経済学や社会学が、個人と企業を中心に考えてきて、真剣にとりくむことのなかった第三の部門である。それはまさに脱工業化社会の中心領域である。日本でも、企業エゴ、住民エゴ、地域エゴ等と呼ばれる状況が生じてきた。争い合う権利要求のため、政治は立ち往生している。この現代的な問題を解決するのが、公共家族の理念なのである。
見知らぬわが子
1976.12.21発売
見知らぬわが子
著:夏樹 静子
講談社文庫
物理質問箱
1976.12.20発売
物理質問箱
著:都筑 卓司,著:宮本 正太郎,著:飯田 睦治郎,装画:漫画庁
ブルーバックス
読者の質問に答える本 日常、当然だと見過ごしているような事柄に対して疑問をもち、探究してゆくことから科学がはじまる。 「地球はなぜ丸いのか」 「宇宙に果てはあるのだろうか」 「ガラスはなぜ光を通すのか」 「鏡にうつる像はなぜ左右だけ反対になるのか」 「虹はどうして半円形になるのか」 素朴なだけに本質的でやっかいなこのような質問に、それぞれの専門家が回答する。
聖書の起源
1976.12.20発売
聖書の起源
著:山形 孝夫,装丁:杉浦 康平,装画:海保 透
講談社現代新書
聖書は、神話と伝承につつまれた、人間歴史の壮大なドラマである。旧約聖書や新約聖書にみられる奇跡と驚異の物語は、古代オリエント地域に生きた“神々と人間”ののぞみの結晶である。聖書の起源には、土地を求めてさまようイスラエルの民がおり、神ヤハウェとの契約を成立させる土地の祭りがある。また救い主キリストの背後には、カナン地域の死と復活の神々、病気なおしの神々の系譜がある。本書は、聖書を教典としてみるのでなく、古代オリエント地域にある多くの伝承断片が、なぜ聖書へと結実していったのか、その過程と謎を解明する。 伝承文学としての聖書――聖書には旧約聖書があり、新約聖書がある。どちらも、その内容については、別個の独立した文学の集成としかいいようがない、膨大な文書の集成なのである。旧約聖書39巻、新約聖書27巻、ページ数にして1700ページをこす。もちろん一言の説明も、あとがきもない。製作年代もマチマチ、作者も多くは不明である。というより本来が作者不詳の口承文学、あるいは伝承のたぐいに属するものが多い。こうした謎につつまれた聖書を前にして、それにもかかわらず、聖書に起源があるという事実は、何という大きな魅力であろうか。この魅力のすべては、その内容から発している。――本文より
日本の美を求めて
1976.12.08発売
日本の美を求めて
著:東山 魁夷
講談社学術文庫
日本画壇の第一人者であり、あくなき美の探求者である東山画伯が、日本の風景への憧憬と讃歌をこめて綴る随想と講演併せて五篇を収録する。少年の日から唐招提寺障壁画の揮毫に至る今日まで、遙かな旅の祈り祈りに心に映じた風景を語りつつ、自らの魂の遍歴とその芸術の秘密を明かす。祈りにも似た著者の語り口が髣髴とさせる山雲のたたずまい、濤声の響き。その清澄な余韻のうちに、日本美の根源へと読者をさそう詩的随想である。
なぞとことわざ
1976.12.08発売
なぞとことわざ
著:柳田 國男
講談社学術文庫
民俗学でやっている採集の綱目をあげてみると、あなたの生活ともつながりのある綱目がいくつも見出されるでしょう。ことに、いなかで育って、お年寄や親類などに取りまかれて生活をした人には、身辺に民俗学のたねが、ごろごろしているような気がするかもしれません(中略)あなたが協力できる学問があるということ──それを知ってもらいたいこともまた、この本を編集するときの1つの希望でもあったのです。──(高藤武馬氏の解説より。)
日本語の変遷
1976.12.08発売
日本語の変遷
著:金田一 京助
講談社学術文庫
アイヌ語学者として、又、教科書・辞書の編者として、広く世に知られた金田一京介の日本語論。日本語の歴史を平明に説いた「日本語の変遷」、新しい国語法を提唱した「規範文法から歴史文法へ」、日本語改革に情熱を傾けた著者の仮名遣論「新国語の生みの悩み」、音韻・文法の両面から日本語を論じた「日本語の特質」の4篇から成る。その該博な学識に裏付けされた日本語論は、国語問題が国民的規模で論じられている今日、必読の好著である。
資本主義の文化的矛盾(中)
1976.12.08発売
資本主義の文化的矛盾(中)
著:D・ベル,訳:林 雄二郎,その他:蟹江 征治,装丁:深山 重樹
講談社学術文庫
本書こそは、まさに現代人のための現代の社会学である。騒乱と混惑に終始した1960年代を、これほど鮮やかに分析した本はない。『イデオロギーの終焉』で登場し、『脱工業社会の到来』にいたるまで、現代社会の本質を鋭く衝いてきたダニエル・ベルが、今その思想の全貌を明らかにする。政治、経済、文化がバラバラに分解した現代への処方箋は何か。宗教こそ新たな統一の基盤であるとする本書の提案を、真剣に受けとめねばならない。
講談社 和英辞典
1976.11.25発売
講談社 和英辞典
編:清水 護,編:成田 成寿
資本主義の文化的矛盾(上)
1976.11.08発売
資本主義の文化的矛盾(上)
著:D・ベル,訳:林 雄二郎,その他:蟹江 征治,装丁:深山 重樹
講談社学術文庫
何か知らぬが現代が歴史的変動のただ中にあるのでないか、という実感は恐らく多くの人々にとって本能的に感じられることであろう。しかし、それがどのような原因によって起こっているのか、それは何を示しているのか、何を指向しようとしているのか、誰もがそれを知りたいにもかかわらず、よくわからない。そして言い知れぬ不安と焦燥にさいなまれている。そうした現代人の不安にこたえてくれるのが本書である。(訳者あとがきより)
生態学入門
1976.11.08発売
生態学入門
著:梅棹 忠夫,著:吉良 竜夫,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
科学技術文明の急速な浸透はさまざまところで人間と自然の調和に蹉跌を生じている。公害や自然災害はいったい何に起因するのだろうか。生物科学と社会・文化科学を架橋すべく脚光を浴びて登場した生態学は今日必修科学の一つであり、地球規模での視点が要求される今日、真の生態学的知識が必要であろう。本書はそうした要請に応えるべく生態学の基本用語を項目別に記述し参考文献を付した、斯界第一人者の手になる入門書の白眉である。
日本文化史研究(下)
1976.11.08発売
日本文化史研究(下)
著:内藤 湖南
講談社学術文庫
日本文化は、中国文化圏の中にあって、中国文化の強い影響を受けながらも、日本独自の文化を形成してきた。著者の日本文化を見る視点は、1つは中国の歴史の専門家として、もう1つは、日本人としての立場から、その本質をするどく洞察する。本巻には、「日本文化の独立」「香の木所について」ほか、現代日本を知るには、応仁の乱以後を知れば十分だと喝破する論文「応仁の乱について」など、余人では主張しえない秀れた8論文を収める。
森の生態学
1976.10.27発売
森の生態学
著:四手井 綱英,装画:渡辺 富士雄
ブルーバックス
木が集まれば森でしょうか……? 《都市公園内の樹林》は森林生態系とは呼べない。なぜ? 《食物連鎖》喰う、喰われる関係を辿っていくと…… 《常緑樹》だから落葉しないかというと、そうではない 《針葉樹》と《広葉樹》の葉形の違いは何を意味するか 《極相林》植生の遷移の行きつく先 《森の動物》クマ、シカ、タヌキ、キツネ……
もずのこども
1976.10.21発売
もずのこども
文・絵:小野木 学
講談社の絵本
まってるどりのしま
1976.10.20発売
まってるどりのしま
文・絵:木村 泰子
講談社の絵本
日本文化史研究(上)
1976.10.08発売
日本文化史研究(上)
著:内藤 湖南
講談社学術文庫
日本文化は、中国文化圏の中にあって、中国文化の強い影響を受けながらも、日本独自の文化を形成してきた。著者の日本文化を見る視点は、1つは中国の歴史の専門家として、もう1つは、日本人としての立場から、その本質をするどく洞察する。また、歴史への考察はもとより、書道・水墨画など幅広く日本文化を論じ、歴史家としての知識とその見透しの確かさ、秀れた芸術家としての資性との融合から生れた日本文化論の名著(全2巻)。
絵の言葉
1976.10.08発売
絵の言葉
著:小松 左京,著:高階 秀爾,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
絵は言葉である。それ自体に意味を持っている。その意味を読み取る文法と辞書が、「言葉」と同じように「絵」にもある。本書は、古今東西の絵画にそくしつつ、画像の持つシンボリックな意味をどう探り、絵の発するメッセージをどう解読するかを具体的に示しながら、人類社会にとって「絵」とは何か、何でありうるのかという本質的な問題を追求したもの。談論風発、才気煥発の趣のうちに、読む人の絵の見方をおのずと一変せしめる好著。