講談社+α新書作品一覧

企業インテリジェンス 組織を導く戦略的思考法
講談社+α新書
的確な情報を要求し、新たな変化と危機を察知し、他社より素早く判断を下す。
社会を味方につけ、ルールメイキングで主導権を握り、競合を突き放す。
組織の弱みをあぶり出し、最強最高のチームをつくる。
そのために今、最も必要なのが「インテリジェンス・サイクル」の実装だ。
地政学リスクの高まり、米中対立の激化に加え、第二次トランプ政権によってグローバル経済が大転換する今、企業にはますます「インテリジェンス」が必要になっている。一方で、その認識が高まっても、「インテリジェンスって使えるの?」と言われる現実もある。インテリジェンスの現場とコンサルティングファームで経験を積んだ実務家が、企業を襲う危機の対応から新規事業創出まで可能にする「インテリジェンス・サイクル」の構築を指南する!
本書でお伝えしたいのは、「企業が戦略を実現するためのインテリジェンス・サイクル」です。インテリジェンス・サイクルとは、戦略の立案や課題解決のために、組織のトップ層が「情報要求」=つまり正しく課題を設定することでインテリジェンスの生成を命じ、その答えを導くものを見つけていくプロセスを指します。生成されたインテリジェンスを分析し、さらに次のインテリジェンスを生み出すべくフィードバックする。そのサイクルを繰り返すことによって、インテリジェンスは組織全体を束ね、的確な方向性を示すコンパスとして機能します。
インテリジェンス・サイクルが有効なのは、地政学リスクや技術流出、不祥事への対応だけではありません。企業が新たな技術やサービスを世の中に広めたいと願うとき、または戦略的な目標を実現するために積極的に情報を収集・分析しながら、多様なステークホルダーとのコミュニケーションを通じて合意形成を図る「攻め」の動きでも、インテリジェンスの思考法が大いに役立つのです。(「はじめに」より)
目次
第一章 日本企業のインテリジェンス・サイクルは機能しているか
第二章 新しいインテリジェンス・サイクルの形
第三章 インテリジェンス・サイクルの成功を握る鍵
第四章 インテリジェンス・サイクルに必要な人材と能力
第五章 「守り」のインテリジェンス・アプローチ――リスク・インテリジェンス・サイクル
第六章 「攻め」のインテリジェンス・アプローチ――インテリジェンス・アプローチ1
第七章 企業が主体となって社会を変える――インテリジェンス・アプローチ2
付録1 インテリジェンスにおける情報取扱適格性チェックリスト
付録2 意思決定者向けレーダーチャート インテリジェンス担当者向けレーダーチャート

テーマパークのプロの感動をつくり出す仕事 なぜ、ゲストはリピートするのか?
講談社+α新書
今、テーマパーク業界でコンサルタントとして活躍する著者の松本公一さんは、この時代に必要な「価値提供ビジネス」を提案します。
かつて松本さんはテーマパーク開発やアトラクションなどの企画制作の現場にいました。
日米のテーマパークはコロナ禍からV字回復し、2023年に過去最高益を記録。
世界中でも開発計画が進んでいます。
●なぜ私たちはテーマパークに何度も行きたくなるのか?
●どうしたらゲストの気持ちになってアイデアを発想できるのか?
●ゲストの心をつかみ、選んでもらうにはどうすればいいか?
この疑問はテーマパークに限りません。ビジネスに共通する課題です。
「これからの時代は、心を充足する価値あるものを具現化するビジネス=『価値提供ビジネス』が、より拡大していかなくてはなりません。たとえば、今後の日本は少子高齢化の中、観光や娯楽産業をはじめ、世界にも発信できる魅力的なモノやコトの開拓が求められています」(本書より)
コスパやタイパとは対極の価値で、松本さんの本業で言えば、感動させてくれるテーマパークなら、人は喜んでお金を払い何度も来るということ。
松本さんの感動を生み出す「価値提供ビジネス」の現場の哲学の一端を紹介――。
●最高益をたたき出すテーマパークに共通する「物語の力」を、ビジネスに活用。
●テーマパークは、値下げしたらゲストが激減、値上げしたら殺到する。
●ロングランアトラクション「からだのひみつ大冒険」は最初の口コミがきっかけだった。
●アメリカのレジェンドの「見ているか見ていないかは天と地ほども違う」の一言が、仕事の成長の土台になった。
●ゲスト目線になるためにはゲストの目の前でなく、隣に座ってみる。
●小さな会社で最大の力をひきだす原動力になった「今からやろう会議」。
●人気のテーマパークや超ロングセラー絵本に共通する「プラス1のサービス精神」。ほか。
本書は成功と成長が手に入る1冊です。

対話のトリセツ ハイブリッド・コミュニケーションのすすめ
講談社+α新書
上司と部下、先輩と後輩、取引先、夫婦、親子……、いつも会話がすれ違うのは、じつは対話の様式が大きく違っているから。累計100万部超の「トリセツ」シリーズ産みの親が、満を持して書き下ろしたコミュニケーションの秘訣。
たとえば会社で部下として上司に話しかけるとき、家庭で妻として夫に話しかけるとき、親として子どもに話しかけるとき、
人は無意識に置かれた立場によって2つの対話の様式を使い分けている。そしてそのとき、人はもう一方の対話様式のことに思いがいたらない。
なぜコミュニケーションはすれ違うのか、なぜ相手にイラっとするのか、なぜわかってもらえないと嘆くのか、すべてはこの対話様式の違いから始まっている。
長年の感性研究から見出された「タテ型」と「ヨコ型」という2つの神経回路。どちらも人類の生存に必須の2つの神経回路の違いが対話様式の違いにもつながっている。
その対話様式の違いを意識し、場面によってハイブリッドに使い分けをすることで、コミュニケーションが変わり人間関係も劇的に改善。
全国民必読の対話の教科書。
第1章 脳に潜む二大感性
第2章 タテ型思考vs.ヨコ型思考
第3章 対話の奥義 ~ ハイブリッド・コミュニケーション
第4章 今、対話力が問われる時代

この国でそれでも生きていく人たちへ
講談社+α新書
森永卓郎が全日本人と息子康平に遺す激動の時代を生き抜く知恵と心のありかた。金、生き方で道を誤らないための最期の提言!
原発不明がんと闘いながらベストセラーを執筆し続ける森永卓郎と、現場感を重視した実践的な独自の経済学を展開する息子の康平が、いまの日本のさまざまな病巣についてガチンコで語り合った魂の一冊!!
政府への不信、エリートたちによる搾取、挑戦する気概を失わさせる絶望的階級社会……それでもいまこれからを生きるしかない私たちは、この現実とどう向き合い、乗り越えていくべきなのか――。
第一章 来たるべき大恐慌からいかに逃れるか 森永卓郎
第二章 分断が引き起こす内戦・世界大戦の危機 森永康平
第三章 「令和恐慌」をもたらすのは誰か 森永卓郎
第四章 「投資アレルギー」につける薬 森永康平
第五章 なぜ金融業界は詐欺師ばかりなのか 森永卓郎
第六章 マクロとミクロの混同が日本をダメにした 森永康平
第七章 「身分社会」に潰されないための生き方 森永卓郎
第八章 「自己責任おじさん」にどう対抗するか 森永康平

咒(まじない)の脳科学
講談社+α新書
なぜ、私たちは、周りの言葉にこんなに苦しんだりするのでしょう?
人を息苦しくさせる――SNSにあふれる呪いの言葉、病気にもしてしまう暗示。刷り込まれる負けグセ。
脳を中毒にする――イケニエを裁く快楽、罰を見たい本能や正義という快感。ウソつきの遺伝子がモテる。
知りたくなかった現実――男のほうが見た目で出世、女はここまで見た目で損をする。脳に備わっていたルッキズム。
私たち人間の社会は咒(まじない)でできていると言って過言ではないのです。
なぜなら言葉が、意識的と無意識的とにかかわらず人間の行動パターンを大きく変えてしまう力があるから。
人間関係や仕事、人生の幸不幸も、あなたを取り巻く社会の空気さえ。
そして今SNSがひとりひとりを孤立させ、言葉はいっそう先鋭化しています。
正義や快楽に中毒する脳そのものが、そもそも人間社会を息苦しくする装置です。
本書の役割は、脳にかけられた咒がどのようなものかを知らせ、解放することにあります。
【著者より】
本書では、ネガティブなイメージだけを扱うのではなく、ポジティブな想念を含む言葉の力についても光を当てたいと考え、あえて「まじない」に「咒」という文字を使用することにした。
私たちは物理世界に存在している生物ではあるが、認知という観点から見れば、言語の海の中に生きる存在である。
私たちは、誰かの発する音声に左右され、他者が何気なく書いた言葉を目にして一喜一憂する。励まされて生きる活力を得ることもあれば、死を選ぼうという気持ちにさせられることもある。これらは言葉の力である。現代特有の現象などではなく、古来より洋の東西を問わず、言語を用いる技術に長けた者が、意図的にその力を運用してきた歴史がある。
脳科学を中心とした知見をもとに、その力の一端を繙いていこうという本書の試みが、読者の向後に資することがあれば望外の喜びである。
【本書の内容】
序章 咒―言葉の隠された力
第1章 呪い―悪意の影響力
第2章 快楽―脳が制御できない中毒
第3章 ルッキズム―例外なく脳は美醜に囚われる
第4章 社会がかける咒―安寧のための代償
終章 咒がかなうとはどういうことか

なぜ倒産 運命の分かれ道
講談社+α新書
100円ショップ最大手チェーンを黎明期から支え、出資も受けていた「近畿用品製造」。大量発注を受け、「絶対に潰れることのない会社」と言われていた。タイに自社工場を構え、タイ、ベトナム、インドネシアなどの工場から商品を仕入れるなど業容を拡大していく。
しかし製造コストがジワジワと上昇、同社の経営基盤を蝕んでいた。表向き好調な決算を装いながら、実際には3種類の決算書をつくる粉飾決算に手を染めていた――。
東工大を卒業、DeNAを経て起業した若手社長は、電力自由化の波に乗り、電力の供給をAIで分析するクラウドシステムをつくったと発表し、多額の出資を集めたが、同社が開発したとしていたシステムにはまともなプログラム言語が使われておらず、その実効性が疑われるものだった――。
その他、会社名義のクレジットカードで旅行やブランド品の購入など多額の支出をし、夜の繁華街で豪遊していた社長。
90歳を超えるまで自分が実質創業した会社の経営権を手放そうとせず、趣味の美術品を買いつづけた社長など、「倒産」の背景には様々な人間ドラマがある。
新型コロナウイルスの感染蔓延に対し、政府は担保なし、金利なしの「ゼロゼロ融資」によって資金を供給し、その間企業の倒産は急減した。しかしそんな「あぶく銭」はいつまでも続かない。
時代の変化に応じてビジネスモデルを変えられなかった企業は、円安、資源高、人件費の高騰などに見舞われ、たちまち資金繰りに窮することになった。そしていままた、会社清算、会社更生法・民事再生法適用など様々な形での倒産が急増している。
60年にわたって「倒産」の現実を取材・分析しつづけてきた日本最高のエキスパート集団が、2021~2024年の最新の倒産事例をレポートする。

呼び屋一代 マドンナ・スティングを招聘した男
講談社+α新書
イケイケの80年代にボン・ジョヴィ、マドンナを呼び、バブル期に電通や大手企業と渡り合い成功公演を実現させ続けた男の芸能裏面史!
フレディ・マーキュリーから最期に愛され、マドンナ、ボン・ジョヴィを発掘し、韓流ブームを予見する――。
ゼニと夢のエンタメ興行のほんとうの話がここにある!
マドンナ/ボン・ジョヴィ/クイーン/クワイエット・ライオット/ボブ・ジェームス/
スティング/オスカー・ピーターソン/ロリン・マゼールとフランス国立管弦楽団/
ビリー・ジョエル/ローリング・ストーンズ/ホイットニー・ヒューストン/
サイモン&ガーファンクル/トロカデロ・デ・モンテカルロ/グランディーバ/
JYJ/カウフマン/グリゴーロ/フローレス
(「序章 開演のご挨拶」より)
本書に記すのは、僕が50年にわたって内外のアーティストと関わってきた「呼び屋」としての
個人史であると同時に、日本の音楽史でもあります。ここには誰もが知っている、綺羅星のように
輝いた著名なアーティストたちが多数登場します。
さあ、開演です。興味を持って、最後までお読みいただけましたら幸甚です。

健康食品で死んではいけない
講談社+α新書
「お茶で血圧が下がるなら薬を飲む前に試してみようか」「健康食品でダイエットできるならそれがいちばん楽だもの」「食生活が不規則だからビタミンやミネラルで補うしかない」「健診で指摘された異常値を薬でなく下げたい」「ぐっすり眠りたい」などなど幅広い年齢の人がさまざまな理由で健康食品を生活に取り入れています。
食品由来だから安全、賢く生活に取り入れよう、と考える人は多いはず。実際、健康食品市場は右肩上がりで、メディアは健康食品の広告であふれています。
そこには、健康診断で検査対象になるコレステロール値や血圧、血糖値を下げる作用から、腸内環境、脂肪燃焼、骨粗しょう症予防、性機能改善、認知機能アップ、老化予防、快眠、ダイエットなどなど、消費者が欲しいと思うものばかりです。
しかし、そうした効果をうたう健康食品で被害が後を絶ちません。2024年3月小林製薬による紅麹問題が発覚。被害の大きさに海外でも注意喚起を行った国もあるほどでした。
健康食品がサプリメントの形で濃縮されたことで被害も増加する傾向にあります。また普段飲む薬との飲み合わせでも起こります。医薬品を不法に混入する悪質なケースも多くこちらも毎年何十件と摘発されています。
ではどんな健康食品をどう使えばいいか知りたいものですが、実は医師や薬剤師などの医療職者は健康食品に対する知識はほぼ持っていません。
著者の長村洋一さんは長年、大学で教鞭をとるかたわら、健康食品管理士の育成も担ってきました。
その間、市民向けの講演会でも啓発を行っています。すると参加者から長村さんに要望されたのが、健康食品の危険性と、賢く取り入れるための方法をまとめた本を書いてほしいということでした。
本書では「悩み」別、健康食品の賢い活用法も紹介しています。
ご自分やご家族のセルフケアの基本として、身近な健康食品の常識をアップデートするのに欠かせない1冊です。
〈目次より〉
はじめに
第1章 身近な健康食品の怖い一面
第2章 効果のある健康食品のとんでもない裏側
第3章 栄養素のビタミンやミネラルで知っておきたい危険性
第4章 がんを治せる健康食品はない
第5章 薬との飲み合わせがタブーな健康食品
第6章 「悩み」別、健康食品の賢い活用法
第7章 紅麹問題の真の原因と事故発生の深層
第8章 健康食品で命を落とさないために
おわりに

なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか? 夫婦関係を改善する「伝え方」教室
講談社+α新書
無自覚に、ついやってしまっていませんか?
熟年離婚アラート! 4万件のトラブルを解決してきた離婚カウンセラーが説く実践的ノウハウ!
・ムカつかせないLINEの書き方
・相手をイラつかせる30ワードの「言い換えリスト」
・長続きするカップルの「KISSの法則」
・愛される人がやっている「5Sの法則」
・必須なのはこの「7つのコミュニケーション」
目次より抜粋
・「15分に一度ジュースを飲みに来る夫」が許せない
・「食洗器の音がうるさい」で離婚
・大事なLINEは必ず「下書きする」
・「妻がユーチューブを見てヨガ」で離婚相談
・「ヘッドホン持って帰るね」で夫が激怒
・「アジフライが食べたい」で不倫した夫
・「旦那デスノート」も役に立つ理由
・「前置き」するだけで大違い
・絶対に言ってはいけない一言
・「言ってくれればやったのに」は言わないほうがいい
・「いまやろうと思ってた」は余計
・無関心がにじみ出ている「好きにすれば」
・「そっちこそやってないよね」でバトル不可避

医者にヨボヨボにされない47の心得 医療に賢くかかり、死ぬまで元気に生きる方法
講談社+α新書
団塊世代も全員75歳以上になり、日本は65歳以上が三人に一人の社会です。
残りの人生を楽しんで生きる高齢者が一人でも多くなってほしい、という思いで書かれたのが本書です。
「私は長年の高齢者医学の経験から、ヨボヨボにならないということをテーマに、生き方、医者のかかり方を提言する本をつくろうと考えました。
死ぬ、生きるより、ヨボヨボならないことを大切する人にはお役に立てると信じています」(「はじめに」より)
年齢が上がると病気になることが多くなります。
とともに年齢を感じるようになったら、「健康願望」「長生き願望」「寝たきりへの恐怖」などから医療にかかる割合が高くなるでしょう。それが残念なことに、ヨボヨボへの入り口になります。
薬ひとつとっても、そうです。健康診断で血圧やコレステロールが基準値を超えているから、そろそろ薬をと医者から言われます。そして、健診を受けるたび飲む薬が増えていき、5種類以上になると転倒などの割合が一気に上がります。
一方本書には、以前、高齢者が長期入院している病院で薬を減らしたら、みなどんどん歩き回れるようになった事例も紹介しています。
ヨボヨボにならないためのひとつの大きなポイントは、医者との賢いつきあい方にあります。著者が、30年以上にわたる高齢者医療の経験とさまざまなデータから、著者ならではの「心得」を47にまとめました。
そこには、体だけでなく心や脳が生き生き若返る生き方のアドバイスもあります。本書は、高齢者のための新常識なのです。
ここで本書から、みなさんにやってもらいたいチェックリスト「医者にヨボヨボにされやすいのはこんな人」を紹介します。
□毎年、健康診断をまじめに受けている
□検査データが基準値になれば病気を予防できると思っている
□コレステロール値を上げないように、食事に気をつけている
□高血圧にならないように、塩分を控えている
□血糖値に気を使い、糖質を控えたり、糖質オフの食品を選んだりするようにしている
□肥満にならないように、食事制限をしている
□70歳をすぎたら、なおさらがん検診を受けたい
□医者の言うことに、素直に従うほうだ
□風邪などの軽い不調でも、医者にかかっている
□薬を5種類以上飲んでいる
該当する項目が多ければ多いほど、医療とよくかかわっている人です。しかし、こうした優等生患者ほど、医者にヨボヨボにされてしまう可能性が高い、と言ったら驚くでしょうか。
(「第1章」より)
ヨボヨボになりたくないという気持ちがあると、行動が変わります。「47の心得」はそのときに必ず役立ちます。人生100年時代、本書で知識をリセットできます。

「エブリシング・バブル」リスクの深層 日本経済復活のシナリオ
講談社+α新書
激動の世界経済、それでも株も賃金もまだまだ上がる! インフレからの「日経平均30万円の時代」に備えて私たちの資産を守るには?
ついにはじまった「エブリシング・バブル」崩壊、この先、日本はどうなるのか?
大注目の経済評論家二人が「日本株」の実力と可能性を見極めた日本人必読の書!
第一章 日銀マネーがバブルを延命させてきた
第二章「世界インフレ」と日銀
第三章「インフレで借金帳消し」が政府の目的
第四章「トランプ再選」と「第三次世界大戦」
第五章「投資している人」は勝ち組
エミン・ユルマズ「まえがき」より
日本でも今後インフレが定着します。インフレの脅威が金融緩和の時代を終わらせるでしょうが、それは金利のある世界の到来を意味しています。金利のある世界が戻れば、相場の価格発見機能も復活するでしょう。
(対談相手の)永濱さんとはテレビ出演をきっかけに知り合い、日本や世界が抱える問題について大いに意気投合しました。お互い課題へのアプローチや手法は違っていますが、同じような結論を導き出していたことに最初は驚きを感じました。

政権変容論
講談社+α新書
【橋下徹からのメッセージ】
政権「変容」? なんだそのワードは? と思われるでしょう。
それもそのはず、これは僕がつくった造語です。
普通は政権「交代」というワードを使います。
野党政治家は政権「交代」を目標にし、加えて現政権に批判的なメディア・評論家や学者たちも
口を開けば政権「交代」の必要性を説きます。
しかし、国民は本当に、政権「交代」を心底求めているのでしょうか?
漠然と政治が変わってほしいと思っているものの、自民党に政権を完全に去ってもらって、
今の野党に政権を担ってもらいたいとまで思っているのか。
ここが本書における、僕の問題意識の核心です。
【出版社からのメッセージ】
黒船なき令和の日本において、
革命なき安逸の日常のなかで、
はたして激烈な政権交代は起きるのか?
しかし、いま変わらなければーー
かならず日本は、沈む!
国民の声なき真意を掴み続ける百戦錬磨の戦略家、橋下徹。
時代を見定め、歴史を洞察し、日本人の本質を透徹した先に見えた
悪魔的リアリズム=政権変容。
2024年の選挙から、グレートリセットが始まる!
【本書の内容】
3つの衆院補選と静岡県知事選で自民党が惨敗し、立憲民主党が形の上では勝利した。
それをもって「政権交代近し!」と色めきだつメディアや評論家もある。
しかし、日本の政治をめぐる状況は、はそんな単純なものだろうか?
自民党の敗北は自滅であって、野党がみずからの力で勝利したとは言いがたい。
「政権交代」の風は本当に吹いているのか?
そうとは言えないことを、先日の都知事選が証明したのではないか。
「だからこそ、交代ではなく変容だ」
橋下徹はそう主張する。
今の自民党政権には嫌気がさしているけれども、
だからといって野党に政権を託すまでは考えていない。
これが国民の感覚ではないのか。
現政権がそのまま維持されることは嫌だが、交代までは求めていない。
国民が漠然と望んでいるものの正体を、橋下は本書で「政権変容」と名付ける。
「政権変容」が劇的に新しいのは、自民党がどうであろうと関係なく、
野党が腹を括って決断しさえすれば、次の総選挙で実現できるところだ。
そして「自公過半数割れ」が起きたとき、野党はどう振る舞うべきか?
どうすれば政治を大きく変えられるのか?
本書ではその道筋を緻密かつ大胆に解説している。

コカ・コーラを日本一売った男の学びの営業日誌
講談社+α新書
人はいつからでも、どこにいても成長できる!
Fラン大学出身、四国のボトリング社に入社するも、高松本社勤務の大学同期とはスタート地点から差をつけられて高知営業所のルートセールススタート。最初は「いつ辞めるか」だけを考えていたダメ新人が、セールス日本一、そして全国のボトラー社でも前例のない日本コカ・コーラ社への出向を果たす。
その裏には先輩・取引先をはじめ多くの人から教えてもらった机上ではけっして教われない「学び」があった。
大学・企業でも話題の、どんな仕事にも生かせる普遍的な学びを明かす。
〇習慣を味方につける
〇「売ってくる」のではなく、「買っていただく」
〇行動は言葉より雄弁
〇人は「自分事」で動く
〇枠の中で考えるのではなく枠をどうするか考える
〇昨日までの自分を模倣しない
〇見方を変えれば違うものが見えてくる
〇礼儀正しさと傾聴は最強の武器になる
〇「なぜその仕事は必要なの」を問い続ける

還暦から始まる
講談社+α新書
永世名人とノーベル賞科学者。60歳を過ぎても新たな挑戦を続ける1962年生まれの二人が、60代以降の生き方、「大人の役割」、健康法など、iPS細胞技術で進む老化防止の研究など、最新の知見も交えながら縦横に語り合う。

昔は解けたのに…… 大人のための算数力講義
講談社+α新書
統計・確率・期待値・平均値など、ビジネスでも使える「算数の基礎」を学び直し。数的思考をアップさせ、数字が読める大人になる!
数学に苦手意識を持っている人の多くは、その前段階である算数を丸暗記で切り抜けてきた可能性が高い。だからこそ、大人になって、いざ数的思考力を要求される場面になると、昔の記憶が甦ってこずに固まってしまう。本書では暗記の学びを捨て、理解力を身につけるための算数問題をテーマごとに解説。各節の最後には復習問題と解答・解説をつけている。いまさら人には聞けない、あなたのための算数力講義。
【主な内容】
第1章 数と計算
1 整数 3≦7は正しい、では3≦3は?
2 四則計算、計算規則および計算法則 40-16÷4÷2の計算ルール
3 小数と分数 小数同士の割り算の注意点
4 倍数・約数と素数 最大公約数、最小公倍数の求め方
第2章 量および比と割合
1 もとにする量と比べられる量 食塩水の濃度、その落とし穴
2 理科の単位と速さ・時間・距離 旅人算と通過算と流水算
3 平均とは何か 行き時速30キロ、帰り時速50キロ、往復の平均速度は
4 比例と反比例 「外項の積は内項の積に等しい」とは
第3章 図形
1 図形の導入 平行四辺形は台形なのか
2 多角形の面積 五角形の内角の和は何度か
3 円の面積 なぜ「半径×半径×π」になるのか
4 空間図形 円錐の体積公式に1/3が現れる訳
第4章 場合の数と確率・統計
1 場合の数 樹形図で素朴かつ正確に数える
2 確率の考え方 3人でじゃんけん。あいこになる確率は
3 期待値の考え方 利益を最大化させる仕入れ数
4 統計の考え方 ジニ係数を計算して経済格差を調査
第5章 論理
「すべての生徒は携帯をもっている」の否定文
【著者略歴】
芳沢光雄(よしざわ・みつお)
1953年、東京生まれ。東京理科大学理学部教授(理学研究科教授)、桜美林大学リベラルアーツ学群教授を経て現在、桜美林大学名誉教授。理学博士。専門は数学・数学教育。
『中学生から大人まで楽しめる 算数・数学間違い探し』(講談社+α新書)、『新体系・高校数学の教科書(上・下)』『新体系・中学数学の教科書(上・下)』『新体系・大学数学入門の教科書(上・下)』『群論入門』『離散数学入門』(以上、講談社ブルーバックス)、『数学的思考法』(講談社現代新書)、『数学の苦手が好きに変わるとき』 (ちくまプリマー新書)など著書多数

刑事捜査の最前線
講談社+α新書
刑事ドラマの裏もよくわかる!
30年を超える記者生活で警察庁・警視庁・大阪府警をはじめ全国の警察に深い人脈を築き、重大事件を追ってきた記者が明らかにする刑事捜査の最前線。
・1990年の「1000人に1.2人」から「565京人に1人」の精度へ、格段の進化を遂げているDNA鑑定
・初動で圧倒的な力を発揮する防カメ捜査
・長く「客観証拠の王様」として君臨し、いまでも重要度は下がらない指紋鑑定
・サリン事件でも和歌山カレー事件でも威力を発揮した毒物捜査
・取調刑事はどのように容疑者に真実を語らせるのか
・近年言われる取調力の低下の理由とは
・近年苦戦する汚職捜査にどう対応するのか
・神戸連続児童殺傷事件を早期解決に導いた指揮官の勘。
・工藤会壊滅作戦
・新たな犯罪として登場し、増殖・変化を続ける特殊詐欺、さらには「リュウドウ」にどのように立ち向かうのか。

なぜ80年代映画は私たちを熱狂させたのか
講談社+α新書
狂乱と退廃、新進気鋭の才気があふれ出した時代、製作者たちが名作たちの知られざるエピソードをはじめて語りつくした!
草刈正雄、松田優作、大谷直子や畑中葉子、吉川晃司、高倉健、内田裕也、伊丹十三、森田芳光ら、映画が激しくきらめいていた最後の時代の主役たちの裏側とは。
『復活の日』『ヨコハマBJブルース』『ダブルベッド』『お葬式』『家族ゲーム』『コミック雑誌なんかいらない!』など、80年代の話題作を一手に手掛けた名プロデューサーがいた。

健診結果の読み方 気にしたほうがいい数値、気にしなくていい項目
講談社+α新書
その再検査、本当に必要? 血圧・糖尿・BMI・尿酸値・白血球数・眼底など、項目別に検査結果の正しい見方を教えます。
高血圧の基準値はこうして作られた/赤血球・白血球・血小板数が同時に増えたら/人工透析が嫌なら「e-GFR」に注目/サウナ-と尿酸値の深い関係/空腹時血糖値、本当に注意すべきはいくつからか/クレアチニン異常と筋トレ/胃がん検診はバリウムか、内視鏡か……。
健康診断の結果を受けて、異常を示す「*」マークの数に一喜一憂しているあなた。その数値にどんな意味があるか知っていますか? 基準値を少しでも上回ったら再検査を受けたほうがいい項目もあれば、半数以上の人が引っ掛かるので気にしなくてもいい項目もある。
健康診断の結果の正しい読み方を解説します。
第1章 身体計測:体重・身長・BMI・腹囲
第2章 血圧と心肺機能:血圧・低血圧・心電図検査・胸部レントゲン写真・呼吸器検査
第3章 血算検査:貧血3項目と赤血球恒数・多血・白血球数・血小板数
第4章 糖尿病:空腹時血糖値・HbA1c
第5章 脂質:中性脂肪(TG)・HDL・LDLコレステロール・LDL/HDLの役割とコレステロールの基準値・総コレステロール値とLH比
第6章 肝機能:AST・ALT・γ-GTP・総ビリルビン・HBs抗原検査・HCV抗体検査
第7章 腎機能:尿酸・尿潜血・尿蛋白・クレアチニン・eGFR(推算糸球体濾過)
第8章 痛風と関節リウマチ:尿酸値・リウマチ因子(RF)
第9章 視力と聴力:視力検査・眼底検査・聴力検査
第10章 がん検診:健診と検診・大腸がん検診・胃がん検診・ピロリ菌感染とABC検査・肺がん検診・乳がん検診・HBOCと遺伝子検査・子宮がん検診・前立腺がん検診
【著者】】永田 宏(ながた・ひろし) 1959年、東京都生まれ。長浜バイオ大学バイオデータサイエンス学科教授。1985年、筑波大学理工学研究科修士課程修了(理学修士)。オリンパス光学工業株式会社(現・オリンパス株式会社)、株式会社KDDI研究所(現・株式会社KDDI総合研究所)、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授などを経て現職。専門は医療情報学・医療経済学。2005年、東京医科歯科大学から博士(医学)を授与される。『血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気』『いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」』(後田亨氏との共著)ほか、著書多数

世界の賢人と語る「資本主義の先」
講談社+α新書
誰の目にも限界が明らかになりつつある資本主義。どこに問題があり、どう乗り越えることが可能なのか。
GDP幻想、格差の真実、温暖化の本当のリスク、民営化幻想、少子化と教育、財政健全化論争の真偽、そして「第三の道」を探る。
経済報道の第一線に20年間身を置いてきた記者が現場を歩き、世界の賢者たちとともに人類が生き残るための現実的かつラディカルな処方箋を考える。
岩瀬大輔氏推薦!
戦前の行き過ぎたグローバル自由主義への反動として、第二次世界大戦後に国家の役割は大幅に拡大した。政府が肥大化し非効率が目立つようになり、80年代から規制緩和と自由主義の流れが反論不可なドグマとなる。この「市場対国家」の攻防の歴史を綴ったダニエル・ヤーギンの名著「コマンディグ・ハイツ」が出版された1998年から早25年。専制的政治体制を取る大国の台頭と、自由主義陣営でもナショナリズムの風が吹く中、グローバル政治経済の「管制高地」を巡る議論が再び必要とされている。本書はその難題に正面から向き合う野心的な著作だ。最低賃金の引き上げ、業種別労働組合への転換、教育への公的補助の拡大、民営化された公的サービスの見直しなど、政府関与の揺り戻しを主張するテーマは慣れ親しんだ自由主義の教義を問い直すきっかけを与えてくれる。より深淵な問いを提示するのはGDP成長に代わる指標の定義、財政健全化論争、そして気候変動問題への対応だ。これらは決して珍しいテーマではないが、ギリシャ人経済学教授、英国労働党の政治家、フィンランド教育文化省の事務次官など海外のパイオニアたちを取材しているのが興味深いし、もっと読みたかった。本書の最後で言及されるテクノロジーを活用した地域通貨・ベーシックインカム・暗号資産などの事例も新しい光をかざしてくれる。締めくくりとして資本主義の未来像を米国の音楽祭典・バーニングマンに求めるところは、ヒッピー精神溢れる著者らしい。

国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係
講談社+α新書
世界のどこかで有事、異常気象、天変地異が起きれば最初に飢えるのは日本、そして東京、大阪が壊滅する。気骨の農業学者と経済学者が命を懸けてこの国の危機を訴える。
アメリカの日本支配に加担する財務省、そしてその矛盾は「知ってはいけない農政の闇」となって私たちの生活を直撃し、この国を崩壊させる悪夢のシナリオが私たちの知らないところで進んでいる。
(目次より抜粋)
第一章 世界経済はあと数年で崩壊する/世界のどこかで核戦争が起きれば日本人は飢え死に/「一億総農民」になれば飢えない/農地を買えなくしてしまった農水省/ビル・ゲイツの「デジタル農業」で東京がスラム化/資本主義は人間の命を大事にしない/「虫が食わないキャベツ」は逆に危険/一番インフレに強いのは米/富裕層は庶民の一万倍も環境を汚染している/地球環境はあと五年で壊れる/「五公五民」の時代がやってきた
第二章 絶対に知ってはいけない「農政の闇」
財務省という「カルト教団」の怖さ/農業政策はお友達企業に牛耳られている/「エブリシング・バブル」は崩壊する/
「バカ高い不動産」は買うべきではない/「キラキラした都会人」が真っ先に飢え死にする/もともと増税反対の岸田首相が寝返った理由/米食中心に戻せば食料自給率が劇的に改善
第三章 アメリカの「日本搾取」に加担する財務省
「米を食うとバカになる」と洗脳された/少子化対策は高所得世帯を助けているだけ/貧困と格差をなくすための「ガンディーの原理」/中国はツケを世界に回そうとしている/都合のいい日本人/アメリカは有事に援助してくれない/漁業の衰退が尖閣問題を招いた/遺伝子組み換え作物を一番食べているのは日本人/二酸化炭素以上に危険な「窒素・リン濃度」
第四章 最後に生き残るためにすべきこと 鈴木宣弘
インドの輸出規制が与えたインパクト/最初に飢えるのは東京と大阪/酪農家を追い込む「七重苦」/「牛乳不足」と「牛乳余り」を繰り返す理由/「鶏卵不足」に「米不足」が追い打ち/農業を潰し国民を飢えさせる「ザイム真理教」/台湾有事になれば日本人の九割が餓死する/本当は恐ろしい「コオロギ食」/地方で続々と誕生する「生産」と「消費」の新たなシステム