講談社現代新書作品一覧

天皇と日本の近代(上) 憲法と現人神
講談社現代新書
「明治憲法」という思想、近代日本の本質……
いま、「日本」を考えなおす!
明治天皇の「最親最密の顧問」元田永孚とは何者か。伊藤博文、大久保利通らのめざしたものとは?「明治憲法」の本質を解明し、天皇を日本思想としてとらえ直す緻密で壮大な論考。

英語のできる子どもを育てる
講談社現代新書
小学低学年から英語力がつく
革新的学習法!
ABCの歌は「ア・バ・ク・デュ・エ・フ・ンガ」と歌おう。アルファベットから自分を表現する法、そして社会問題や環境問題のディベートまで、楽しく身につく革新的学習法

迷宮学入門
講談社現代新書
古代クレタの大迷宮から中世ヨーロッパの教会迷宮、ヴェルサイユ宮殿の庭園迷宮まで
迷宮と迷路はどう違うのか。古代クレタの迷宮神話に秘められた「死と再生」の意味するものとは。歴史の闇に潜む迷宮の謎に迫る。

化粧せずには生きられない人間の歴史
講談社現代新書
なぜか化粧がとまらない!
香りの策士クレオパトラ、帝を酔わせた楊貴妃の赤顔、戦国武将のお歯黒美学……古今東西の人間を惹きつけた化粧の謎!

知っておきたい薬の常識
講談社現代新書
飲む前に読む!決定版!薬の最新基礎知識
薬はなぜ効くのか、効かないのか。どのように作られているのか。正しい使い方は。理想の薬とは。飲む前に知っておくべき基礎知識を提供。

知的熟年ライフの作り方
講談社現代新書
熟年の生きがいは?楽しい「学問のすすめ」!
調べる、発表の場を作る、討論する――熟年世代が頭を活性化させ、常に若々しく充実した生活を送る秘訣を具体的に紹介。

俳句をつくろう
講談社現代新書
反(アンチ)個性からはじまる五七五の自己表現!
俳句とは反個性にはじまる自己表現である。伝統の「型」を通して日常に新たな感動を見出す、古典詩の本質とは何か。秀句をまじえ語る、清新な入門書。

漱石の疼痛、カントの激痛
講談社現代新書
漱石、一葉、龍之介からカント、ルノワール、ルイ14世まで偉人もみんな苦しんだ〈痛み〉の医学!
芥川龍之介や樋口一葉、源頼朝を悩ませた頭痛から、ルノアールのリウマチ、ルイ14世の痔まで、古今東西の偉人たちの逸話で綴る“痛みの医学”。

北朝鮮の外交戦略
講談社現代新書
「東アジア最大の闇」の正体
コメ支援の真実、拉致問題、利権に群がる自・社の「族議員」……
経済破綻に苦しむ社会主義国が、なぜ日・米・韓を手玉に取り続けるのか?熾烈な舞台裏の駆け引きをすべて明かす!

考える脳・考えない脳――心と知識の哲学
講談社現代新書
だから哲学はおもしろい
脳と心の微妙な関係!
心とは何だろうか。最新の科学が示すように脳の興奮にすぎないのか。では無意識や直観はどうなる?緻密に展開する新しい「心の哲学」の世界。

未病を治そう
講談社現代新書
高血圧、糖尿病、高脂血症、動脈硬化……なる前に防ぐお血の医学!
生活習慣病から身を守る鍵は、発病以前、「未病」状態のケアにある。食養生・漢方など中医学の知恵に西洋医学の技術を融合した新しい健康法。

感染症の時代
講談社現代新書
食中毒、院内感染、耐性菌……見えない敵に克つ!
目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考案する。

算数のできる子どもを育てる
講談社現代新書
はっきり算数力がつく根本的学習法!
覚えることは少なくし、仕組みを理解することが算数のコツ。どんな子どもでもかけ算の仕組みがわかると問題を解くのが面白くなる。本当の算数力を引き出す効果のある方法を説く。

アメリカ文学史のキーワード
講談社現代新書
ヴァイキングの航海から1千年の時空を織り成す古今の“名作”の思想を大胆に読み直す!
蝶々夫人症候群――いちばん顕著なジャポニズムの実例は、『蝶々夫人』だろう。明治期の長崎を舞台にした同名の日本人芸者が米軍海軍士官ピンカートンと恋に落ち子どもをもうけるも裏切られるというこのあまりにも著名な悲恋物語が、……アメリカ文学史上の果実であることを知る者は案外少ない。1897年12月、アメリカはペンシルヴァニア州に住む当時37歳の法律家ジョン・ルーサー・ロングが『蝶々夫人』という小説を発表したのが、真の起源であった。……この世紀転換期、日清・日露戦争の勃発は明らかにアジアを差別する黄禍論を勃興させたものの、それはまったく同時に、アジアへの魅惑をも覚えるエキゾティシズムの広まるきっかけとなった。……進化論的発想が人種差別的意識の内部へ融合しながらも、まったく同時に他者の蠱惑をもかきたててやまないエキゾティシズム勃興の時代と見るのは、ひとつのパースペクティブかもしれない。しかし、これはとりもなおさず、アメリカがまさにその内部において、多様なる移民を受け入れつつ織りなす多元文化主義の実現への第一歩を踏み出す瞬間だった。――本書より

日本の遊園地
講談社現代新書
東の浅草「花やしき」から西の「宝塚」「甲子園」まで懐かしいヴィジュアル資料満載!!
「メリーゴーラウンド」や「飛行塔」の起源は?人々に愛され続けてきた「遊園地」は、時代とともにどう変容したのか。
海を渡った回転木馬――フーゴ・ハッセの仕事では、1970年に完成させた「エルドラド」が知られている。異なるスピードで回転する三重のプラットフォームがあり、二四体の木馬や六体の豚、そしてゴンドラや「おとぎの馬車」がすえおかれた。……頂上には天使が飛び、正面には女神がいる。さらに戦士や獅子、竜といった動物などの彫り物が配置されていた。この「エルドラド」は、ドイツの祭礼で人気を博したのち、1911年にはアメリカに渡りコニーアイランド内の遊園地「スティプル・チェイス」に飾られた。さらに1971年になって、転売がなされて東京の「としまえん」に移された。「アール・ヌーボーの精華」とでも称すべき遊戯機械の逸品は、大西洋を、そして太平洋を渡ったのだ。――本書より

心のマルチ・ネットワーク
講談社現代新書
ひとの心の不可思議なメカニズムに迫る
「本当の自分」はどこにもいない!
いくつもの「内なる対話」が心の動き。多重人格の謎から「キレる」現象の深層まで、意識と無意識の構造に挑む。
心の調和――心の本来のあり方は、それがいくつかの異なった部分や側面を持っていることであり、それらは互いに矛盾したり、互いを認識できなかったり、それらが不連続的だったりします。そしてそれらのいくつかの部分からの声を聞きながら、決断を下し、行動を起こすことこそ、私達が日常的に行っていることなのです。そしていくつもの異なった部分を持ち合わせながらも、それらが連絡を保ち、互いにバラバラになることなく、統合された状態こそが、本当の意味で安定したアイデンティティーといえます。つまり理想的なアイデンティティーは、その内側にたくさん存在している心の間に調和がとれている状態です。――本書より

世界の鉄道旅行案内
講談社現代新書
オリエント急行、ユーロスター、サバンナ急行、シルクロード特快
世界の名列車、お奨め路線!
豪華寝台列車から各国が競う超特急、絶景の登山鉄道まで。全世界のお奨め路線を写真と体験記で紹介する!
インド 努力・忍耐・体力が必要な列車旅――インドは世界でも有数の鉄道王国である。総延長6万2000キロを超える国鉄路線網はアジアでは最大、世界でもアメリカ、ロシアに次いで第3位の規模を誇る。しかしながら、それらの列車に乗って自由に旅行するとなるとこれは少々大変だ。10億の民が鉄道に殺到するわけで、インドの列車はいつも混んでいる。例外なく超満員なのだ。したがって、日本やヨーロッパのように、自由自在の快適な鉄道旅行は難しいのである。まずは切符の買い方である。このシステムがなかなか複雑になっている。乗車券を買う窓口と、座席(寝台)指定を受ける窓口とが別々になっているからだ。しかも、窓口には相当な行列ができている。その行列に延々並び続ける体力と忍耐力が必要になる。ただし、行列はだんだん短くなるとは限らない。インド人ならではの割り込みが平然と行われるからだ。――本書より

悪の対話術
講談社現代新書
第一印象を制する礼儀正しい生意気のすすめ、悪口、お世辞による観察眼の鍛え方、敬語の意外な役割など、舌鋒鋭く世を生き抜くための刺激的「話し方」講座

決闘裁判
講談社現代新書
当事者主義とは何か?生命と身体を懸けて戦うヨーロッパの過酷な裁判!
権利と正義を求め、生死を賭けた苛烈な裁判。究極の自力救済の戦いは、なぜ中世キリスト教世界で広く行われたのか。欧米型当事者主義の本質に迫る。

バイリンガリズム
講談社現代新書
グローバル化・情報化時代のことば戦略
言語習得のしくみから複数言語を使いこなすための要因を探り、効果的な教育はいかに可能か、言語文化共生がなぜ大切かを幅広く考察する。