講談社文庫作品一覧

夢介千両みやげ 完全版(下)
夢介千両みやげ 完全版(下)
著:山手 樹一郎
講談社文庫
宝塚歌劇 雪組公演 原作! 宝塚大劇場 2022年3月19日(土)~4月18日(月) 東京宝塚劇場 2022年5月7日(土)~6月12日(日) 主演:彩風咲奈、朝月希和 痛快娯楽時代劇として宝塚歌劇団雪組により舞台化! お人好し夢介の親切心と、”おらんだお銀”の異名で鳴らしたお銀の気性の激しさが、騒動を呼び寄せる。遊び人の若だんな伊勢屋総太郎をはじめ、とりまき連中も厄介事を持ってくる。降りかかる難題に、鷹揚に立ち向かう夢介。その大きさに誰もが魅せられ、お銀とも同居を始めたが、ツンデレ”夫婦”は、いまだ一線を越えられず……。 女房にするとかたく約束した札つきお銀を、夢介はおやじさまに会わせるが!? 続編『夢介めおと旅』を併録した「夢介シリーズ」完全版!
電子あり
十万石の誘い 公家武者信平ことはじめ(七)
十万石の誘い 公家武者信平ことはじめ(七)
著:佐々木 裕一
講談社文庫
累計130万部突破! 公家武者、監禁さる! 秀でし者を襲う宿命やいかに。 ーーー 息子を江戸大火で喪った但州岡村藩主の松平丹波守直定が 跡継ぎ候補として見出したのは、まさかの信平だった。 妻の松姫を想う信平は十万石の大名になれる 養子縁組の誘いを即座に断るが、そのまま座敷牢に監禁されてしまう(「十万石の誘い」)。 実在した公家武者の爽快無比な立身譚、始まりの物語第七弾!
電子あり
イクサガミ 天
イクサガミ 天
著:今村 翔吾
講談社文庫
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ドラマ化決定!! Netflixにて11月世界独占配信 主演・プロデューサー・アクションプランナー:岡田准一 監督:藤井道人 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 斬れ。生き残れ。 デスゲーム×明治時代――大興奮の侍バトルロワイヤル開幕! カバーイラスト/石田スイ(「東京喰種」「超人X」) 金か、命か、誇りか。 刀を握る理由は、何だ。 明治11年。深夜の京都、天龍寺。 「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、 腕に覚えがある292人が集められた。 告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。 点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。 各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。 「奪い合うのです! その手段は問いません!」 剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、 強敵たちが立ちはだかる――。 【文庫オリジナル】 《絶賛の声、声、声!!!》 王道ネタで覇道を突き進む、圧倒的な牽引力。もう止まらない。 お願いですから早く続きを読ませてください。 ――京極夏彦(小説家) 風太郎忍法帖+現代のデスゲーム。『天』で巻を措けるのは、ただ死人のみか。 悪のゲームに身を投じ、一瞬の光芒に命を散らす兵法者たちは、切なくも美しい。 ――貴志祐介(作家) 時代劇とアクション、サスペンスの超絶ハイブリッド。 デスゲームに挑む武人たちと共に、この快楽を味わい尽くせ。 ――大友啓史(映画監督) 魅力的なキャラクター、迫力あるバトルシーン、息もつかせぬ怒涛の展開! 最高のエンタメ時代小説! ――望月麻衣(作家)
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読んで旅する鎌倉時代
読んで旅する鎌倉時代
著:高田 崇史,著:赤神 諒,著:阿部 暁子,著:天野 純希,著:小栗 さくら,著:近衛 龍春,著:鈴木 英治,著:砂原 浩太朗,著:武内 涼,著:鳴神 響一,著:松下 隆一,著:矢野 隆,著:吉森 大祐
講談社文庫
蛭ヶ小島:若き源頼朝が流された伊豆の地。当時の支配者は北条氏。 真珠院:頼朝との悲恋の末に八重が命を落とした地。 伊豆山神社:頼朝と北条政子が結ばれた地。 石橋山:頼朝が源氏復興ののろしを上げるも、大庭景親、伊東祐親らの平家軍に大敗した地。 八幡神社:奥州から駆けつけた義経が頼朝と再会した地。 願成就院:北条時政が頼朝の奥州平泉討伐戦勝祈願のため建立した。 銭洗弁財天:頼朝への宇賀福神の夢のお告げを元に、宇賀福神を祀り神仏の供養を行なったのが創建の由来。 三嶋大社:頼朝が源氏復興を祈願して旗揚げをした神社。 鶴岡八幡宮:鎌倉幕府とともにあった彼の地のランドマーク。 修禅寺:頼朝の嫡男・頼家が暗殺された地。 など、鎌倉殿(鎌倉幕府)をめぐる13の地を舞台に、歴史時代小説の手練れ13人が切れ味鋭い筆をふるう。 13の掌編を自宅でじっくり味わうも良し、地図と写真を手がかりに今に残る歴史の現場を訪ねるも良し。
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戦百景 関ヶ原の戦い
戦百景 関ヶ原の戦い
著:矢野 隆
講談社文庫
慶長3年(1598年)、死の床にあった豊臣秀吉から側に侍る石田三成に密命が下る。なんとしても家康を殺せと。秀吉は間もなく逝去し、9ヵ月が経過する。福島正則ら秀吉子飼いの七将が三成を襲撃し、逃げ込んだ先の家康邸を囲む。だが家康の仲裁によって仕留めそこなう。慶長5年(1600年)、上杉征伐が始まる。領国・敦賀から会津へと向かう大谷吉継を三成が足止めし、壮大な対家康作戦を披瀝する。吉継は三成に傾く。対して、家康から黒田長政への密命も下される。それは豊臣恩顧の武将を束ねて味方につけろというもの。長政は、豊臣恩顧筆頭とも言える福島正則の籠絡を試みる。下野国小山での評定の前日だった。さらに、宇喜多秀家、井伊直政、島左近、小早川秀秋、島津義弘と、点は繋がって線となり、家康が待ち構える関ヶ原の戦場へと向かっていく……。
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八丁堀の忍(六) 死闘、裏伊賀
八丁堀の忍(六) 死闘、裏伊賀
著:倉阪 鬼一郎
講談社文庫
子どもをさらい、非情な鍛錬をして人体兵器に変えていく裏伊賀の隠れ砦から、命からがら脱出した鬼市。八丁堀同心一家の城田家の温かさに救われ、「八丁堀の忍」となった。裏伊賀のかしら・高尾の南の非道ぶりに憤った城田新兵衛は、裏伊賀討伐隊を組織し、裏伊賀に向かった。鬼市と同じく抜け忍の風、花が先陣を切る。最後の死闘の火ぶたが切られた。堅牢な要塞から、高尾の南を引きずり出したものの、底知れぬ妖術が討伐隊を苦しめる。はたして、鬼市たちは、裏伊賀を壊滅し、本願を果たせるのか? そして、鬼市や花は、親きょうだいを見つけだすことができるのか!? 若き忍たちの激闘を描く物語、堂々の完結。
電子あり
春の窓 安房直子ファンタジー
春の窓 安房直子ファンタジー
著:安房 直子
講談社文庫
どこかなつかしい身近な日常からはるかな空想の時間へといざなう安房直子ファンタジー。 売れない絵かきの家を訪れた不思議な猫の魔法を描いた表題作「春の窓」をはじめ、 心を静かに整えてくれる十二編を収録。 大人の孤独や寂しさをやわらかく包み込み、 何度も読み返したくなる切なくも美しい極上の短編集。
電子あり
人類最強のときめき
人類最強のときめき
著:西尾 維新
講談社文庫
孤島で過酷な生存競争! 海底火山の噴火で誕生した、生まれたてほやほやの火山島。 四神一鏡の関係者・長瀞とろみからの頼みで、人類最強の請負人・哀川潤は新島に降り立つ。 溶岩だらけの荒涼とした地で過酷なサバイバル生活が始まった途端、なんと「植物」が敵として出現し――!? 彼女の仕事は危険でいっぱい。最強シリーズ第3弾!
電子あり
仮面の君に告ぐ
仮面の君に告ぐ
著:横関 大
講談社文庫
目を覚ませば、身体は別人。 しかも“私”は一年前に殺されていた?! 犯人への復讐に燃える恋人を前に、果たして何ができるのか。 ――映画化された「ルパンの娘」シリーズが話題の横関大、読後に胸がざわつくミステリー! 涌井和沙は、目を覚ますと病院のベッドにいた。 戸惑っているうちに、「モリさん、目覚めたんですね」と看護師から声がかかる。 沸き起こる違和感に鏡をのぞいた和沙は驚愕する。映っていたのは赤の他人だったのだ。 身体だけが別人になってしまったことにパニックになるなか、 追い打ちをかけるように新たな事実が判明する。 涌井和沙は一年前、何者かに殺害されたというのだ!  衝撃のラストに思わず震える再読必至のミステリー!
電子あり
この道
この道
著:古井 由吉
講談社文庫
祖先、肉親、自らの死の翳を見つめながら、綴られる日々の思索と想念。死を生の内に、いにしえを現在に呼び戻す、幻視と想像力の結晶。晩年まで勁健な筆を奮い、文学の可能性を極限まで拡げつづけた古井文学の極点。
電子あり
カエルの小指 a murder of crows
カエルの小指 a murder of crows
著:道尾 秀介
講談社文庫
「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」 詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、 訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。 母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。 武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する。 シリーズ累計70万部の人気作!
電子あり
転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿
転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿
著:笠井 潔
講談社文庫
43年前、二重密室から姿を消した女性が国会前のデモの現場に現れた。 当時とまったく同じ容姿で──。 捜索依頼を受けた私立探偵・飛鳥井は「ジン」と名乗っていた彼女の消失事件の調査を引き受ける。 過去の関係者を訪ねるうちに現代日本社会の病理につながる犯罪が浮かび上がる。 新しき社会派ミステリー!
電子あり
多角関係
多角関係
著:川上 宗薫
講談社文庫
みかけによらず浮気な女の、鳥飼の細君・冴子は、夫に秘密で、他の男の子供を生んだ。しかし鳥飼は、冴子に疑いを抱いていない。子供も自分の子だとばかり信じこんでいる。そのことを、冴子は楽しむように小坂に話した。小坂は、鳥飼たちが結婚する前、冴子と交渉があった。しかも、鳥飼に冴子を紹介したのは、小坂である。ようやく、鳥飼が、冴子に不審を持つようになった。そして、小坂を呼び出し、小坂と冴子の以前の関係に、さぐりを入れてくるようになった。――官能と肉体の神秘を求め、文学の性的世界にユーモアを導入して、新機軸を築く、川上宗薫の傑作短編集。
電子のみ
謀聖 尼子経久伝 青雲の章
謀聖 尼子経久伝 青雲の章
著:武内 涼
講談社文庫
戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは? 一時は城を追われ、流浪の身となりながらも、山陰、山陽11ヵ国の大大名となった尼子経久の生涯を描く大河歴史小説スタート。 「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズが講談社文庫書下ろしで登場!
電子あり
コゴロシムラ
コゴロシムラ
著:木原 音瀬
講談社文庫
カメラマンの仁科は、雑誌の取材のため、ライターの原田と山深い神社を訪れた。が、篠突く雨が降る夕暮れ、携帯が繋がらない山道で迷い、おまけに原田は足を捻挫してしまう。ようやく古い民家に辿り着き、老婆の厚意で泊めてもらうことになったが…。仁科は、コゴロシムラと呼ばれるその村で、出口のない恐怖に晒される。 木原音瀬が挑んだ、ホラー&ミステリーの傑作。流麗な中村明日美子のイラストや、文庫オリジナルショートストーリーにも注目!
電子あり
江戸は浅草4 冬青灯籠
江戸は浅草4 冬青灯籠
著:知野 みさき
講談社文庫
愛すればこそ別れ、愛すればこそ寄り添い合う。 ため息が出るほど色鮮やかな「人情」を描き出す 女性時代小説作家、ますます絶好調! ☆☆☆ 身請けが決まった吉原の遊女・冬青は 笛師・大輔の幼馴染みだった。 調べるほど申し分のない嫁ぎ相手に 安心したのも束の間、遊女の足抜けが発生。 郭のご法度の事態に、真一郎へ連れ戻すよう依頼が入る(「冬青灯籠」)。 江戸の人情と色恋が事件となって顔を出す――。 共感必至の筆致で描かれる人気シリーズ!
電子あり
雑賀のいくさ姫
雑賀のいくさ姫
著:天野 純希
講談社文庫
イスパニアのイダルゴ(騎士)の家系に生まれたジョアンは、乗り込んだ船での内紛と難破のはてに、紀伊雑賀のいくさ姫、鶴に拾われる。鶴はカラベル船を修復した「戦姫丸」に乗って商いのためにジョアンらと南洋に向かうが、海賊や大名の思惑、そして過去の因縁に巻き込まれていく。雑賀、村上、毛利、大友、島津―戦国の西国大名オールスター水軍が、日本を狙う大海賊と雌雄を決する。戦国の海洋を縦横無尽に駆け巡る、傑作歴史ロマン!
電子あり
空貝 村上水軍の神姫
空貝 村上水軍の神姫
著:赤神 諒
講談社文庫
伝説的女武将・鶴姫は、巫女であり総司令官であった。村上水軍を率いて西国最強の水軍を迎え撃つ──数奇な運命を描く長編歴史小説! 1541年6月、西の大国・大内氏の水軍が大三島(おおみしま)に大挙襲来する。迎え撃つ三島(さんとう)村上水軍の奇襲作戦は失敗し、総司令官である陣代の大祝(おおほうり)安房が戦死。実はそれは、安房の若き軍師・越智(おち)安成による大祝家への復讐の始まりだった。大祝鶴姫は平和な今治で巫女として神事に専念していたが、最愛の兄・安房戦死の報に接し、「大内を打倒し仇を討つまでは女を捨て、男として生きる」と宣言する。陣代となった鶴姫は安成と激しく衝突しながらもその献策を採用。鶴姫の天賦の軍才と安成の奇策によって勝利を収める。安成はなおも鶴姫謀殺と三島水軍の壊滅を企むが、鶴姫から危地に陥った己の命を逆に救われるのだった……。
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わたしの芭蕉
わたしの芭蕉
著:加賀 乙彦
講談社文庫
日本語の世界に遊ぶ。 時を超えて探訪する、十七文字の風景――。 生涯で一千近くの句を残した「俳聖」松尾芭蕉。 長年作家として豊かで美しい日本語表現を目指してきた著者は、 芭蕉の簡潔で力強い言葉に魅了された。 日本各地を旅した俳人は、どのように自然を見つめ、会心の表現に辿り着いたのか。 言葉の世界を探訪しながら、人の生き方、老いと死の迎え方を考える名エッセイ。 【文字を大きく、読みやすくしました】
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電気じかけのクジラは歌う
電気じかけのクジラは歌う
著:逸木 裕
講談社文庫
圧 倒 す る 想 像 力 震 え る ほ ど 未 来  「AIがもの作りする時代――  じゃあ俺は、何の役に立つ?」 挫折と再生を謳い上げる近未来ミステリー ☆☆☆ 絶賛!そして考察の声! 「どんどんと深海に深く深く沈められるため、  ひたすら光が見たくて読み進めさせられる」 「近未来で苦悩する音楽家達の心の叫びを肌で感じるような時間でした」 「AIが自分にとってぴったりの音楽を作り出してくれる世界。  きっとその世界はもうすぐそこまでやってきている」 「音楽・才能に翻弄される様はもの哀しく感じる」 ☆☆☆ 人工知能の作曲アプリ「Jing」により作曲家が絶滅した近未来。 元作曲家の岡部の元に、自殺した天才・名塚から 指をかたどったオブジェと未完の傑作曲が送られてくる。 彼の残したメッセージの意図とは――。 名塚を慕うピアニスト・梨紗とともにその謎を追ううち、 岡部はAI社会の巨大な謎に肉薄していく。
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