星海社新書作品一覧

日本がバカだから戦争に負けた 角川書店と教養の運命
日本がバカだから戦争に負けた 角川書店と教養の運命
著:大塚 英志
星海社新書
「角川書店」論=戦後日本文化論の決定版! 日本がバカだったから戦争に負けた。そう考えた角川書店創業者・角川源義は、戦後日本の「教養」の復興をめざし、角川文庫を創刊する。二代目角川春樹の「大衆文化」、三代目角川歴彦の「オタク文化」、そして四代目となるドワンゴ代表・川上量生の「工学的知」と角川4代は「教養」をいかに変貌させたのか。戦後日本の「知」の運命とその将来を見通す。『「おたく」の精神史』と『二階の住人とその時代』に続く、大塚英志にしか書けない〈八〇年代サブカルチャー私史三部作〉完結編にして、メディアの未来を予言する必読書。
筒井康隆入門
筒井康隆入門
著:佐々木 敦
星海社新書
筒井康隆よりも筒井康隆を知るための、最強の入門書! 現代日本文学が生んだ最重要にして最強の作家・筒井康隆。日本SF第一世代に属したのち、中間小説に進出してその最盛期を支え、さらには燦然と輝くジュブナイルの金字塔をうちてた、小説のジャンルとスタイルのあくなき改革者――そんな怪物的巨人の作品世界をトータルに把握することは困難を極めます。本書はその難題に、筒井本人をして「わし以上にわしのことを知っている」と言わしめた佐々木敦が、デビュー作「お助け」から最新作まで、綺羅星の如き作品群を愚直にレビューすることで回答を試みます。キーワードは「筒井康隆は二人いる」。さあ、半世紀以上に及ぶ巨人のキャリアを辿り直し、新たな筒井康隆像を探す旅に出ましょう。 (目次) 第一章 SFの時代 デビュー作「お助け」(1960年)から『脱走と追跡のサンバ』(1971年)へ 第二章 黒い笑いの時代 『家族八景』(1972年)から『大いなる助走』(1979年)へ 第三章 超虚構の時代 『虚人たち』(1981年)から『文学部唯野教授』(1990年)へ 第四章 炎上の時代 断筆宣言(1993年)から『巨船ベラス・レトラス』(2007年)へ 第五章 GODの時代 『ダンシング・ヴァニティ』(2008年)から『モナドの領域』(2015年)へ
野食のススメ 東京自給自足生活
野食のススメ 東京自給自足生活
著:茸本 朗
星海社新書
フィールドに出て、野生食材をとろう! 「野食」とは「野生食材をとって食べる」ことを意味する。この耳慣れない言葉に接したとき、都市圏で暮らす人であれば「身近にそんな自然はない」と返すかもしれない。また、「初心者には無理なんじゃないの?」と疑問を持つ人もいるだろう。だが、いずれも答えは「ノー」だ。世界有数の大都市である東京を例にとっても、都市河川はもちろん、街路の植え込みでさえ独自の生態系が形成され、簡単に利用できる美味しい野生食材が多数隠れている。そして、あなたがその気になれば、いつでもこの“都市の食物連鎖”の頂点に立つことができるのだ。「野食」に必要なのは、少しの知識と、一歩踏み出す勇気だけ。さあ、本書を片手にフィールドに出よう! (目次)*本書目次より抜粋 野食のススメ 初夏の章 野食初心者に一番おすすめのフィールド・干潟 初夏の水中には美味しい食材がいっぱい 野食のススメ的レシピ 初夏の章 コラム1  野食活動における危険について 野食のススメ 夏の章 まずは川に行ってみよう! 海に行けばタンパク質とビタミン源がすべて揃う 野食のススメ的レシピ 夏の章 コラム2  漁業権について 野食のススメ 秋の章 ガサに挑戦しよう ヘビを捕まえてみよう 野食のススメ的レシピ 秋の章 野食のススメ 晩秋の章 サビキ釣りで最高に美味しい青物を釣ろう 晩秋は「ロゼット野草」が狙い目だ 野食のススメ的レシピ 晩秋の章 コラム3  釣り用語解説 野食のススメ 冬の章 冬は海のレジャーに最適? 冬の海で海藻狩りを楽しもう 野食のススメ的レシピ 冬の章 野食のススメ 春の章 タコ・イカを釣ってみよう 夜釣りのゴンズイも面白い 野食のススメ的レシピ  春の章 おわりに 参考文献
グルメ漫画50年史
グルメ漫画50年史
著:杉村 啓
星海社新書
主要作品総まくり! グルメ漫画の半世紀を味わいつくす! 月間数十点に及ぶ単行本が刊行され、メディアミックスも相次ぐなど、隆盛を誇るグルメ漫画。では、グルメ漫画はいつ生まれたのでしょう? 調べてみると、その誕生は1970年であるとわかりました。また、約五〇年間で七〇〇作品以上が発表されていました。本書はその中から、特に重要な一五〇作品に着目し、グルメ漫画がどのようにして生みだされ、いかなる発展をしてきたか解き明かしていきます。「あの有名作品はどこが画期的だったのか?」「私たちは、なぜグルメ漫画を面白いと思うのか?」--そういった疑問を、半世紀を旅しながら解き明かしていきましょう。ようこそ、もっと美味しく読むための“グルメ漫画史”の世界へ!
マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか
マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか
著:野村 泰紀
星海社新書
現在は人類の長い宇宙探求の歴史の中でも特に面白い時期だ! 我々が生きる「この宇宙」は、物理法則も次元の数も異なる無数の「宇宙たち」の一つにすぎない……。宇宙論の最前線である〈マルチバース宇宙論〉が描く驚くべき宇宙像は、20世紀末から本格的に行われた宇宙膨張に関する詳細な観測と、超弦理論やインフレーション理論といった最新の理論物理学の進展から、自然な帰結として導き出された。その先進性から、かつては研究者の間ですら「哲学」であると揶揄されるものであったこの描像は、近年になって急速に受け入れられつつある。このマルチバース宇宙論の核心部分へと読者を誘うこと、それが本書の目標である。 目 次 まえがき 第1章「宇宙」って何? 我々の宇宙とは? 膨張する宇宙 若い宇宙は見えている! より初期の宇宙(ビッグ・バン宇宙) 謎の物質ダークマター 物質が反物質より多い宇宙へ ビッグ・バン宇宙に残された謎 ビッグ・バン以前の宇宙(インフレーション宇宙) 我々の住む宇宙の全貌 第2章 よくできすぎた宇宙 素粒子の不思議な構造 基本的構造にしてはあまりにも恣意的だ 真空のエネルギーと宇宙の加速的膨張 大いなる謎 第3章 「マルチバース」―無数の異なる宇宙たち ワインバーグの洞察 超弦理論と量子重力の問題 余剰次元が沢山の種類の宇宙を予言する! 永久インフレーションと無数に生成される宇宙 ユニバースからマルチバースへ 泡宇宙なのに無限に大きい? マルチバースと新たな時空の描像 我々の宇宙の将来 第4章 これは科学? ―観測との関係 よくある誤解 「人間原理」について マルチバースと科学の方法論 マルチバースと観測 現代物理学の挑戦 第5章 さらなる発展 ―時空の概念を超えて 永久インフレーションと無限大 量子力学の不思議な世界 エヴェレットの多世界 ブラックホールの量子力学 量子的マルチバース 観測的な探索 さらに先へ あとがき
電子あり
サイバーセキュリティ読本【完全版】 ネットで破滅しないためのサバイバルガイド
サイバーセキュリティ読本【完全版】 ネットで破滅しないためのサバイバルガイド
著:一田 和樹,絵:近藤 るるる
星海社新書
備えなしにネットを使うことは戦場を全裸で散歩するようなもの 「ニュースでサイバー攻撃やハッキング事件の報道を目にしたことがあるでしょう。あまり自分には関係ないと思ってませんか? あんなことが自分や自分の勤務する会社に降りかかってくると思いませんよね。でも、それは間違い。誰でも被害者になる時代なんです」正しく安全なネットの使い方を社内に啓蒙せよ―「特命」を受けた男女3名の書店員で結成された「総務部安全対策委員会」。リーダーの河合牡蠣と共に、社内で巻き起こるネットトラブルをすみやかに解決せよ! 日常に潜むサイバーテロ、ネット詐欺、SNSストーキング……物語の手法を用いて最新事情が分かる! 読んで楽しい、知って備えるサイバーセキュリティの入門書! 【目次】 プロローグ ACT.1 特命書店員・河合牡蠣と二人の相棒 身近なサイバー兵器マルウェア コラム1 守れない時代に情報を守る方法 ACT.2 俺のスマホのセキュリティがガバガバなわけがない ACT.3 卯城幸の憂鬱 ツイッター・フェイスブックで自爆しなさい! コラム2 成長するSNS分析専門企業 ACT.4 とあるSNSの個人情報目録 「個人情報は買える」という教え ACT.5 やはり俺のパスワード管理意識はまちがっている。 ACT.6 情弱書店員が1年でネットリテラシーを上げてサイバーセキュリティ専門家になった話 コラム3 暴走するIoT=モノのインターネット ACT.7 最後に さらに知りたい人へのURL集 *以上、本書目次より抜粋
クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方
クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方
著:海老原 嗣生
星海社新書
「夢はあきらめるべきものであり、だからこそかなうものである」 本書は、「常識を疑う」ことを信条とする人事・雇用のカリスマが、「夢はあきらめると、けっこうかなう」という一見矛盾した結論を導いているキャリア論の古典にして決定版「クランボルツ理論」について、わかりやすく、また、小気味よく解説した講演の模様を160Pに濃縮したものです。お話の題材となるのは、今をときめくお笑い芸人たち。テレビやネットでおなじみの方々のキャリアをベースに、図やイラストをふんだんに使って説明していきますので、本を読むのが苦手な方にも、気軽に読んでいただけます。夢にとらわれず、こだわらず――夢と上手に付き合って、人生の難易度を下げる方法をいっしょに学びませんか? *以下、本書目次より抜粋 1 夢はいつだってまた見つかる。 「夢はかなわない」という論調 夢の種が手に入る5つの習慣 2 夢はけっこうかなう、という事実 誰もが認める売れっ子芸人たちの才能レベル 「あいつは運がいいだけ」という批判は、事のうわべしか見ていない 3 仕事での成功は難しくない どの仕事でも、入った人の2~3割が成功を収める 「仕事」という勝負の、賭け金は何か? 4 夢の代謝サイクル 夢の生煮えは厄介 勘違いか、本物か、その見極め方 5 5条件取り扱い上の注意 無謀とチャンスの違い 進むべき道は、折々変わっても必ず見つかる むすびに代えて  「才能と成功」の解 「タモリ論」ではことごとく見落とされた「恥ずかしい」話 もろく崩れやすかったラジオ時代のタモリ 繊細なキレ易さを逆手にとった近田春夫とのプロレス 「出るわけねぇだろ!」宍戸の一喝に声も出ないタモリ たけしと康夫ちゃんの大乱闘、でやっぱり黙ったタモリ 後からできた偶像でトレースすると見落とされる「本当の姿」 元から天才は天才なのか、磨かれて天才となるのか タモリだからできた部分と、タモリでさえできた部分 読者のみなさんへ
電子あり
現代中国経営者列伝
現代中国経営者列伝
著:高口 康太
星海社新書
傑物8人の列伝から読み解く、現代中国経済史! トウ小平による改革開放政策の開始から30年あまり。中国経済は驚異的なスピードで成長を続け、ついには日本を追い抜き、世界第2位の経済体へと発展を遂げた。経済の近代化が遅れていた中国にとって、「明治維新と高度成長が一緒にやってきた」ような狂騒の時代――その中から「改革開放の風雲児」ともいうべき起業家たちが現れる。本書では、世界一のPCメーカーとなったレノボの柳傳志、孫正義からの伝説的資金調達でも知られるアリババの馬雲ら傑物8人の人生を通じて、現代中国経済の発展をたどっていく。風雲児たちの破天荒なエピソードの数々は、長期低迷にあえぐ日本人が忘れてしまった「経済成長の楽しさ」を教えてくれるだろう。
東大式筋トレ術 筋肉はなぜ東大に宿るのか?
東大式筋トレ術 筋肉はなぜ東大に宿るのか?
著:東京大学運動会ボディビル&ウェイトリフティング部
星海社新書
学力も筋肉も東大に学べ! 「勉強力は筋力である」を合言葉に日夜筋トレに励む``東大最強の運動部`` 、それが僕たち東京大学ボディビル&ウェイトリフティング(B&W)部です。関東学生ボディビル大会最多優勝を誇るB&W部ですが、もとはトレーニング器具に触れたこともなかった部員がほとんどです。``ただの東大生``だった僕たちはなぜ、ここまで筋肉を身に宿すことができたのでしょうか? それは、「筋トレと受験勉強は似ている」「筋トレの質は頭の使い方で決まる」ということに気がついたからなのです。本書には、そんな``東大式筋トレ術``のすべてが詰まっています。さあ、今すぐペンをダンベルに持ち替え、人生に勝利するための筋トレを始めましょう! 【目次】 まえがき 東京大学ボディビル&ウェイトリフティング部とは 受験で負けた、ダメだったという人こそ筋トレを! 第1章 勉強力は筋力である 筋トレは受験と同じ「正しい努力が実を結ぶ世界」 筋力は学力と同様、効率的な鍛え方がある トレーニングにおいて壁を破る手段は「頭脳」のみ 第2章 東大式筋トレの基礎を学ぶ 筋トレのメカニズム 筋トレ時、筋肉には何が起こっているのか 筋肉をデカくするには高負荷を! 第3章 実践! 東大式筋トレ いいフォームの共通点とは? ビッグ3の様々なバリエーション 第4章 東大式筋トレを支える食事と栄養 三大栄養素とカロリー カロリーコントロールの考え方 チートデイ *以上、本書全目次項目より抜粋
誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国資本とネット配信が起こす静かな革命
誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国資本とネット配信が起こす静かな革命
著:数土 直志
星海社新書
20年ぶりの大転換が、静かにはじまっている 製作委員会を立ち上げてお金を集め、深夜にTV放送し、DVD・ブルーレイを売って回収する―この20年の間、日本のアニメ業界を発展させてきたビジネスモデルが大きな転換点を迎えている。変化のきっかけをつくったのは、潤沢な資金を惜しみなく投入する中国、そして、Netflix・Amazonをはじめとした、定額映像配信サービス企業だ。彼らの登場によって戦局は大きく変化し、混迷している。本書は、15年にわたって日本のアニメを取材してきた現役のジャーナリストが、激変する日本のアニメをとりまく状況を分析し、未来を予測する1冊である。主役もいなければ正解もわからないこの時代をサバイブするのは誰だ……!?
電通と博報堂は何をしているのか
電通と博報堂は何をしているのか
著:中川 淳一郎
星海社新書
彼らは単なるモーレツサラリーマンであり、社畜である。 五輪エンブレム騒動、若手女子社員過労自殺……。いま、広告代理店に逆風が吹いている。ネット上には、「パワハラ・セクハラは日常茶飯事」「社員はコネ入社で使えない人間ばかり」など、虚実入り交じった悪評が連日書き込まれている。なぜ電通・博報堂はこんなにも嫌われているのか。それは彼らが高利益をあげ、高い給料を得ている(とされている)にもかかわらず「何をしているかわからない」からである。長らく広告業界は、敢えて自分たちの仕事内容を開示せず、クライアントとの情報の非対称を利用して仕事を進めてきた。そのツケがいま、きている。本書は、博報堂出身の筆者がおくる真実の会社案内であり、業界案内である。 【目次】 はじめに 「広告代理店社員」とは誰か 「電通陰謀論」一覧 サッカー日本代表のスタメンは電通が決めている? 第1章 超長時間労働を生み出す業界構造 箝口令「絶対に私の身元がバレないようにしてください」 『気まぐれコンセプト』の世界は本当か? 会議は続くよいつまでも 広告業界「トホホ」エピソード集 第2章 「パクリ疑惑と過労問題」広告業界に落ちた二つの爆弾 電通社員からみた博報堂 「融通」を自分できかせるしかないデジタルの仕事 あっぱれ! 電通流テレビ局食い込み術 私大出身者VS国立大出身者 第3章 「忠義」の電通、「ビジネス」の博報堂 こんなにある! 電通と博報堂の違い 中堅広告代理店社員の思い 電通に転職するには…… 大手広告代理店を抜ける人たち 第4章 広告都市伝説の真偽 「全裸でコンドームを買ってこい!」と言われた新入社員 選挙にも広告代理店は絡んでいる 人気があるから「CMキング・クイーン」になるわけではない 炎上にビビりまくるクライアント
ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人 球団経営がわかればプロ野球がわかる
ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人 球団経営がわかればプロ野球がわかる
著:伊藤 歩
星海社新書
球団経営を知れば、プロ野球はもっとおもしろくなる! 本書は、選手や監督ではなく、親会社の事情も含めたプロ野球12球団の事業構造そのものに焦点をあてた一冊である。現役の金融ジャーナリストが、公開情報はもちろん、球団代表への取材や全球団への質問状送付、顧客満足度調査に全本拠地の現地取材といった、12年間の取材と執念で得たプロ野球の“経営”に関するデータを結集し、12球団を一球団ずつ詳細に分析する。本来「同業他社」というのは基本的な収益構造が似通ってくるものだが、プロ野球のそれは多種多様を極めており、各球団の運営はおもしろいほどに「らしい」。あなたのひいきのチームは何で儲け、損しているのか。「カネまわり」を知れば、プロ野球はもっとおもしろくなる! まえがき クラブ経営に当事者として関心を持つJリーグサポーター 12球団中10球団は決算公告義務を履行 予想通り厳しかった球団の対応 目的は事業構造の解明 1、球団経営の基礎知識 2、パ・リーグの経営 3、セ・リーグの経営 4、プロ野球興業を支える裏方たち 裏方なくして、プロ野球なし あとがき
ドナルド・トランプはなぜ大統領になれたのか? アメリカを蝕むリベラル・エリートの真実
ドナルド・トランプはなぜ大統領になれたのか? アメリカを蝕むリベラル・エリートの真実
著:西森 マリー
星海社新書
トランプ台頭、及びトランプ支持者を分析する本は既にたくさん出版されていますが、その全てがリベラルな視点から書かれたもので、多くはまるで科学者が下等生物を顕微鏡で観察しているような上から目線の書き方になっています。 これらの分析本の著者たちは、リベラルな家庭で育ち、リベラルな大学を卒業し、ワシントンやニューヨーク、ボストン、カリフォルニアなどのリベラルな地域でリベラルな人々と暮らし、リベラルなオフィスで選挙の度に民主党に投票するリベラルな同僚と仕事をしているので、彼らにとって非リベラルなトランプ支持者はまさに異物だからです。 私は2000年はゴア、2004年はケリー、2008年にはヒラリーを応援していた極左環境保護派ではありますが、テキサスに住んでいるため、隣人は皆日曜には教会に行く保守的なクリスチャン、ヴォランティア先のアニマル・シェルターでも、仕事場でもふれ合う人のほとんどが保守派で、知り合いのほぼ全員が銃を持っている、という超保守的な環境にどっぷり浸かっています。 今回の大統領選で、私の周囲の人々のほぼ半数は最初からトランプを熱狂的に支持していて、残りの半数は最初はテキサス選出の上院議員テッド・クルーズを支持していたものの、共和党候補がトランプに一本化された後はトランプを積極的に応援していました。 この本は、トランプ支持者たちと毎日接していた者の立場から、トランプが支持された理由を分かりやすく解析した手記です。 上から目線の分析本ではイマイチ分からないトランプ人気の真相が、この本を読めば手に取るように分かるはず! トランプ支持者の素顔を知るために、さらに、リベラルなアメリカ人にも日本人にも分かりにくい保守的なアメリカを知るためにも、是非この本をお役立てください!
せめて25歳で知りたかった投資の授業
せめて25歳で知りたかった投資の授業
著:三田 紀房,著:ファイナンシャルアカデミー
星海社新書
「銀行に預けておきなさい」と親は言うけれど お給料が入ったら銀行に預ける、貯金する。常識となっているこのお金の管理方法を疑ったことはありますか? 銀行に預けておけばお金が増える時代(そんな時代があったのです!)ではないいま、古い常識に囚われていては足をすくわれてしまいます。賃金が大きく増える見込みもない現代の若者が、生涯を全うできる財産を築くためには、「投資」に向き合うことが必要です。本書は、20代、30代の方々に向けた、投資の入門書です。投資漫画『インベスターZ』のエピソードを多数引用し、「お金の学校」で教鞭をとる筆者が最新の事例を交えて親しみやすく解説します。投資をするなんて考えたこともない方にこそ、読んでいただきたい1冊です。
通州事件 日中戦争泥沼化への道
通州事件 日中戦争泥沼化への道
著:広中 一成
星海社新書
居留民二二五名死亡。見逃された予兆、責任逃れ、プロパガンダ 日中戦争開始から約三週間後の一九三七年七月二九日。北京からほど近い通州で、日本の傀儡政権である冀東政権麾下の中国人部隊「保安隊」が突如反乱を起こした。「通州事件」と呼ばれるこの反乱により、二二五名もの日本人居留民(うち一一一名が朝鮮人)が命を落とした。しかし、通州事件には、未だ多くの疑問が残されている。「反乱はなぜ起きたのか?」「予兆はなかったのか?」「責任は誰が取ったのか?」「事件はどう報道されたのか?」――本書では、これらの疑問に対し、数々の史料を駆使して検討を加える。事件発生から八〇年が経とうとしている今だからこそ、我々は感情的で不毛な議論を排し、実証的見地からその全貌を捉え直さなければならない。
スーツに効く筋トレ
スーツに効く筋トレ
著:Testosterone
星海社新書
一流のエリートが実践する最強メソッド、それが筋トレだ! この本は、ビジネスマンのための筋トレ本だ。ハードな仕事をこなしたうえに筋トレまでやるなんて……と思うだろうか。しかし、筋トレしてスーツをバシッと着こなす者は自信に満ちあふれ、頼もしい。初対面の取引先にも、「こいつに任せたら大丈夫そうだ」という印象を抱かせる。また、筋トレを通じて、確実に成果を挙げるための方法論を会得できる。ビジネスでも私生活でも、科学的かつロジカルに結果を出す優秀な人間となれるのだ。 一度でいい、限界まで重いバーベルを持ち上げ、限界まで筋肉をいじめてみてくれ。筋肉が、あなたに最高の集中力・パフォーマンス・コンディションを与えてくれるだろう。
偏差値「10」の差を逆転する 時間と努力の投資理論
偏差値「10」の差を逆転する 時間と努力の投資理論
著:山崎 元
星海社新書
時間(=資産)を投資・運用し、「人材価値」を逆転せよ! 大学入学時点までにライバルたちとの間についてしまった、偏差値「10」の差。それは、現時点における人材価値の差でもある。人材価値とは、比喩的に言えばあなたの株価である。この歴然たる偏差値「10」の差は、しかし永遠に埋まらないものではない。人材価値は、株価同様に高めることが可能だからだ。本書では、「社会に出るまでに残された時間」を資産ととらえ、これをどう投資・運用すれば人材価値を高め、偏差値「10」の差を逆転できるかを具体的に述べていく。いま偏差値が「10」低くとも、諦めるのはまだ早い。時間の使い方を変えれば、人は変わることができる。本書を手にとったこの瞬間から、あなたの逆転は始まっている!
アニメを3D(サンジゲン)に!
アニメを3D(サンジゲン)に!
著:松浦 裕暁
星海社新書
コストを抑えるから、クオリティが上がる! いま、日本のアニメの中に「3DCG」という大きなうねりがうまれています。使いどころ次第では、クオリティを向上させつつコストの削減ができてしまうという3DCG。その魔法のような技術を専門に扱い『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』、『ブブキ・ブランキ』などの質の高い作品を世に送り出し続ける技巧集団が「サンジゲン」です。本書は、サンジゲンの代表自らが筆を取り、3DCGが日本のアニメ業界にもたらした変革の歴史と、制作の具体的手法、組織づくりに至るまでを余すことなく収めた1冊です。「誰にでもできるけれど、誰もやっていないことをやる」。日本のものづくりが世界と戦うために必要なものが、ここにある!
電子あり
未知との遭遇【完全版】
未知との遭遇【完全版】
著:佐々木 敦
星海社新書
このネット的世界で、我々は一度きりの生を、いかに肯定すべきだろうか?あの哲学的「自己刷新」書、新稿を加えた【完全版】が登場!
井伊氏サバイバル五〇〇年
井伊氏サバイバル五〇〇年
著:大石 泰史
星海社新書
井伊氏はなぜ生き延びられたのか?直虎・直政の実像は?大河ドラマ『おんな城主 直虎』時代考証担当者と辿る、激動の五〇〇年史!