星海社新書作品一覧

各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと
各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと
著:宋 美玄 ,著:姜 昌勲,著:名取 宏,著:森戸 やすみ,著:堀 成美,著:Dr.Koala,著:猪熊 弘子,著:成田 崇信,著:畝山 智香子,著:松本 俊彦,著:内田 良,著:原田 実,著:菊池 誠
星海社新書
子どもたちを守るために、「知の防壁」を身につけよう 子育ては、人生の一大事業であり、社会にとっても重要なことがらです。しかし、「我が子を大切に育てるために、どうするのが最善なのだろう」と悩んだ末に、ネットや口コミで流れる怪しげな情報にすがり「よかれと思って」それを推進すると、結果的に子どもたちを不幸にしてしまいます。親、そしてすべての大人たちに必要なものは、根拠のない情報を鵜呑みにしない「知の防壁」、つまり「正しい知識」と「論理的思考能力」です。本書では、各分野の専門家たちが育児・医学・食・教育などの分野にわたり世に流布するデマを論理的に糺し、正しい知識を提供します。本書を座右に、子どもたちを守るためのスキルを身につけていきましょう。
「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門
「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門
著:倉下 忠憲
星海社新書
限界寸前な全現代人に捧ぐ、「やること」のさばき方 私たちは、ビジネスからプライベートまで、「やること」が日々大量に降り注ぐ「やること地獄」な現代社会を生きています。膨大な「やること」を前に、立ち尽くしてしまうことも少なくないでしょう。そんなときこそ「タスク管理」の出番です。タスク管理とは、簡単に言えば「やること」のさばき方のこと。本書では、タスク管理がなぜ必要で有用なのか、その本質的な解説や、効き目も向き不向きも多種多様なタスク管理の「道具」を具体的に紹介するだけにとどまらず、実践上の注意点や、失敗時のリカバー方法まで伝授します。“万能薬”ではないけれど、確実に人生の助けになるタスク管理。さあ、あなたも今日から始めてみませんか?
コミュ障のための面接戦略
コミュ障のための面接戦略
著:曽和 利光
星海社新書
コミュ障だからこそ評価されるための面接技術を伝授! 日本企業の新卒採用では、必ずと言っていいほど「面接」が存在します。初めて会った面接官に自分の人生を根掘り葉掘り聞かれる異様な状況に、緊張しないなんて無理な話です。エントリーシートや筆記試験は通っても、面接を突破できない。実力はあるけれど、コミュ力不足で落とされてしまう就活生は後を絶ちません。ですが、実は面接は精度が低いとデータ的に証明されているレガシーな採用手法なのです。しかし日本では未だに重視され続け、ダメ面接官によるダメ面接が横行しています。そこで本書では、面接という魔境で振り落とされてしまうコミュ力に自信のない就活生に向けて、ダメ面接官をイチコロにする悪魔の面接戦略を伝授します。この攻略術を使えば、コミュ障だからこそ内定できる!
電子あり
『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史
『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史
著:椿原 敦子,著:黒田 賢治
星海社新書
世界の4人に1人がイスラム教徒になる時代 皆さんはイスラムにどんなイメージをお持ちですか? メッカに向かって祈りを捧げる人々、ベールをまとう女性、遠い世界のちょっぴり怖い人たち……? メディアで取り上げられるイスラムは極端なものばかりなので、ネガティブな印象を持つ方も少なくないでしょう。そこで本書では、イスラムがいつどのようにして生まれたのか、その歴史的背景を紐解くことで、イスラムに対するステレオタイプなイメージをリセットし、よりよいお付き合いのためのヒントを探ってゆきます。我々が知らないうちに身に着けていた、偏見や思い込みというベールを、一旦脱いでみませんか? きっと、多様で豊かなムスリムの姿が見えてくるはずです!
電子あり
手塚治虫と戦時下メディア理論 文化工作・記録映画・機械芸術
手塚治虫と戦時下メディア理論 文化工作・記録映画・機械芸術
著:大塚 英志,その他:牧野 守
星海社新書
戦時下の「文化工作」は、いかに手塚治虫を育んだのか? 戦後に花開いた日本映画の担い手たちは、元をたどれば共通の歴史的・文化的体験を有している。東宝が映画を用いて行った戦時下の「文化工作」もその一つであり、あの手塚治虫もまた、それら先鋭的な映画理論やロシア・アヴァンギャルド運動を貪欲に吸収した人物であった。本書では、種々の新史料の発見を通じて、手塚をそれら戦時下のメディア理論の文脈から新たに捉え直すことで、彼の戦後の営みを再解釈せんとするものである。執筆にあたり助力を得た映画史家・牧野守氏の貴重なインタビューや、氏が執筆したTVアニメ『鉄腕アトム』幻の第一話脚本も収録。
戦国僧侶列伝
戦国僧侶列伝
編:日本史史料研究会
星海社新書
列伝から、戦国時代の「僧侶」イメージを問い直す 戦国時代において、「僧侶」はいかなる存在だったのでしょう? 権力とのかかわりからか、太原雪斎、前田玄以、金地院崇伝、天海らの名が一般に知られていますが、実のところ、彼らに代表される「権力者のブレーン」といったイメージは、僧侶が担った役割の一部にすぎません。そこで本書では、宗派を問わず、戦国期に活動した僧侶約四〇人を選び、彼らの担った役割を見直していくことにしました。そして、そこから見えてきたのは、あまりにも多様な「俗世との関わり方」でした。近現代の一般的な「お坊さん」とはひと味もふた味も違う、「戦国の僧侶」。彼らについて知ることで、戦国時代のイメージも更新されることでしょう。
室町幕府全将軍・管領列伝
室町幕府全将軍・管領列伝
監:日本史史料研究会,編:平野 明夫
星海社新書
室町幕府二五〇年の軌跡を、最新研究で一望する 室町時代といえば、何を思い浮かべるでしょうか? 同名のベストセラーでも著名な「応仁の乱」でしょうか。あるいは、「観応の擾乱」でしょうか? おそらく、みなさんの持つイメージは一定しないことでしょう。そもそも、室町幕府は成立/滅亡年についても議論があります。また、約二五〇年の存続期間のうち、最初の五〇年は南北朝時代、後半の一〇〇年は戦国時代にも区分されます。室町時代とは一体なんなのか、ますますわからなくなってきます。しかし、そこには確かに将軍と管領(執事)が存在しました。本書は、彼ら四二人の列伝から室町時代を見直していきます。ただし、この大著を通読したのち、みなさんの室町観はより多様化するかもしれません。それでは、室町幕府興亡の軌跡を、ともに辿りましょう。
上杉謙信 「義の武将」の激情と苦悩
上杉謙信 「義の武将」の激情と苦悩
著:今福 匡
星海社新書
一次史料が雄弁に語る、新たな上杉謙信像 一般的に「義の武将」として知られ、絶大な人気を誇る戦国武将・上杉謙信。しかし、この「義の武将」、あるいは「軍神」といった彼のイメージは、実は近世以降に越後流軍学者をはじめとする人々によって作られたものであることがわかっています。では、実際の上杉謙信とはどのような人物だったのでしょうか? 本書では、発給文書や寺社に納めた願文など、一次史料を主な材料に、謙信の実像に迫ってゆきます。戦国大名家の当主をつとめるにあたり、いかに苦悩し、そして時に激情に突き動かされたのか。史料が雄弁に語るのは、喜怒哀楽を備えた人間としての上杉謙信でした。それでは、半世紀に満たない彼の激動の生涯を、共に辿っていきましょう。
チェインクロニクルから学ぶスマートフォンRPGのつくり方
チェインクロニクルから学ぶスマートフォンRPGのつくり方
著:松永 純,構成・インタビュー:4Gamer.net編集部 板垣翔平・飯田美和,監:セガゲームス
星海社新書
スマートフォンRPG制作の極意と物語創作論 ゲームジャンルにおいて、映像や音楽などあらゆる要素が凝縮された「総合力の結晶」と言われる「RPG(ロールプレイングゲーム)」。その核とも言うべきプレイヤーの感情を揺さぶる「物語」を、スマートフォンRPGに初めてもたらした先駆けにして革命的傑作』――『チェインクロニクル』。本書は本作総合ディレクターである著者が、スマホRPGだからこそできる最適な物語体験のための設計や、チームでゲームを作る組織制作論、クリエーターの意欲を刺激し続ける方法など、いまなお実践し続けるスマホRPG制作の極意を余すところなく語りきった一冊です。次代を担うゲームクリエーター、そして物語創作を志すすべての方に本書を捧げます。 *以下、本書より目次抜粋 1章 物語を増やすための土台 2章 物語をレベルデザインする 3章 セガで一筋十六年 4章 そしてゲームが動き始める 5章 荒波を渡る指標KPI 6章 更新される物語の先に 7章 スマホゲームのこれから、スマホRPGのこれから
電子あり
サムライブルーの勝利と敗北 サッカーロシアW杯日本代表・全試合戦術完全解析
サムライブルーの勝利と敗北 サッカーロシアW杯日本代表・全試合戦術完全解析
著:五百蔵 容
星海社新書
日本サッカーの現在地を、ロシアW杯全試合からあぶり出す! ハリルホジッチ前監督の緊急解任に伴って始動した、西野朗監督率いるロシアW杯サッカー日本代表は、1勝1分2敗・ベスト16という下馬評を覆す成績を残し、戦いを終えました。しかし、しかるべき総括が行われないまま関心は「次」にばかり向いていく、という日本サッカーが繰り返してきた愚は今こそ断ち切らなければなりません。本書では、ロシアW杯全4試合の戦術を徹底分析し、日本代表の展開したサッカーがどういうものだったか、世界の潮流の中にどう位置づけられるか、過去の監督たちの仕事とどのように連続性を見いだせるか、を検証します。日本サッカーの未来についての議論は、今この一冊から始まります。 *以下、本書目次 はじめに 第1章 ロシア本戦直前の西野ジャパン 第2章 コロンビア代表戦 第3章 セネガル代表戦 第4章 ポーランド代表戦 第5章 ベルギー代表戦 あとがき
日本の執事イメージ史 物語の主役になった執事と執事喫茶
日本の執事イメージ史 物語の主役になった執事と執事喫茶
著:久我 真樹
星海社新書
脇役だった執事が主役に―― 本書は、「日本の創作における執事のイメージ」が、どのように描かれ、どのように広がり、どのように変化していったのかを考察する、初の通史となる一冊です。様々な漫画・小説・アニメなどの作品中で脇役に過ぎなかった執事が、1990年代からは次第にメインキャラクターとなり、2006年の「執事喫茶」の誕生に代表される「執事ブーム」が生まれ、「執事」のイメージ拡大は顕在化していきました。本書では1990年代から2005年までの執事イメージや作品の増加を「執事トレンド」、2006年以降の主役化作品の急増を「執事ブーム」として切り分け、ブームが生じるまでと生じた後の「日本の執事イメージ」を比較します。 *以下、本書目次より抜粋 私が大好きな「英国執事(butler)」 執事イメージが広がる日本 「執事作品」の増加トレンド 雑誌報道における「執事」 本書が対象とする「執事」とその領域 Chapter01 英国執事と日本の執事 Chapter02 執事トレンド ブーム前夜の執事の低年齢化と主役化 Chapter03 執事ブーム元年 2006年の執事喫茶誕生 Chapter04 執事ブーム1 2006年からの執事作品増加とその広がり Chapter05 執事ブーム2 ミステリと児童作品の執事 Chapter06 現代の執事イメージ
文系と理系はなぜ分かれたのか
文系と理系はなぜ分かれたのか
著:隠岐 さや香
星海社新書
永遠の「文系・理系」論争、ついに現れた基本書にして決定版! 「文系」と「理系」という学問上の区分けは、進路選択や就職など私たちの人生を大きく左右するのみならず、産業や国家のあり方とも密接に関わる枢要なものです。ところが現実には、印象論にすぎないレッテル貼りが横行し、議論の妨げになるばかり。そこで本書では、そもそも文系と理系というカテゴリーがいつどのようにして生まれたのか、西欧における近代諸学問の成立や、日本の近代化の過程にまで遡って確かめるところから始めます。その上で、受験や就活、ジェンダー、研究の学際化といったアクチュアルな問題に深く分け入っていくことを目論みます。さあ、本書から、文系・理系をめぐる議論を一段上へと進めましょう。 *以下、本書目次より抜粋 第1章 文系と理系はいつどのように分かれたか? --欧米諸国の場合 第2章 日本の近代化と文系・理系 第3章 産業界と文系・理系 第4章 ジェンダーと文系・理系 第5章 研究の「学際化」と文系・理系
電子あり
牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか
牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか
著:広中 一成
星海社新書
「愚将」を生み出した原因は、昭和陸軍の組織体質にあった 牟田口廉也は、インパール作戦を失敗に導いた陸軍司令官として知られている。だが、それのみを切り取って牟田口を「愚将」と断じてしまってよいのか。また、責任は彼個人のみに帰せられるべきなのか。本書は牟田口の軍歴を丹念に追うことで「愚将」像を再検討してゆく。参謀畑を歩んでいた牟田口を、支那駐屯軍に左遷せしめた二・二六事件とその後勃発した盧溝橋事件。「常勝将軍」の名を与えたシンガポール攻略作戦。そして、大本営の裁可のもとで発動されたインパール作戦。彼の軍歴の背景から、陸軍の異様な体質が浮かび上がる。不健全な人事、不可解な決裁……昭和陸軍という組織は、自ら「愚将」を生み出したのだ。 *以下、本書目次より抜粋 はじめに 第一章 エリート参謀からの転落 第二章 日中戦争の火蓋を切る─盧溝橋事件 第三章 「常勝将軍」の誕生─シンガポール島攻略作戦 第四章 インパール作戦─敗戦の責任は誰にあったのか おわりに インパール作戦の呪縛 あとがき 参考文献一覧
マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代
マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代
著:飯田 一史
星海社新書
いま、日本のマンガビジネスは大転換の渦中にある マンガアプリは「コミックス売上至上主義」を終わらせる―その過程と根拠を、著書『ウェブ小説の衝撃』でウェブ小説発のヒットコンテンツとビジネスモデルをいち早く洞察した著者が、解き明かします。マンガは「原作」としてあらゆるメディアで重宝される「原資」的存在でもあり、したがってマンガ産業の行く末は、マンガ界、出版界に留まらず、日本のコンテンツ産業全域の未来に関わる重大な問題です。マンガ界に進行中のビジネスモデルの変化は、マンガビジネスの勝者を変えます。変革の渦中にあるマンガビジネスの見取り図を提示し、本質的な変化は何か、この波のなかで何が鍵を握るのかを、関係者への綿密な取材と詳細なデータをもとに「熱く」「冷静に」論じます。 *以下、本書目次より抜粋 第1章 ストア/プラットフォーム系マンガアプリが、作品単品の勝負を加速する 第2章 マネタイズ手段の多様化 第3章 ブランド売りを再興するには、コミュニティを育てなければならない 第4章 相互模倣による収斂 第5章 マンガのウィンドウ戦略 補 章 韓国デジタルコミック事業者の動向と影響
この時代に投資家になるということ
この時代に投資家になるということ
著:正田 圭
星海社新書
ミレニアル世代のための新しい「投資」論。 正田圭と申します。15歳で起業し、現在32歳。M&A(合併買収)事業を営む、TIGALA株式会社の代表を務めています。これまでに自分で起業した会社の経営、自社の売却、他社の買収を何度も経験してきました。今、僕の生まれた1986年あたりを境とする世代、「ミレニアル世代」に富裕層が増えつつあり、彼らは新しい「投資」の思考を用いて資産を形成しています。本書では僕の17年におよぶ起業家としての経験、そこで形成された持論をもとに、「投資」の定義と必要性、「投資」でなければ稼げない社会に変化した原因、ド貧乏もお金持ちも経験した僕だから言えるこれからの時代を投資家として生きていくために何をしていけばよいかについて縦横無尽に述べていきます。 *以下、本書内容からの抜粋 ・自分で人生を選べるのであれば、「お金に支配される生き方」より、「お金に支配されない生き方」を選びたい。 ・資金がたとえ少なくても、投資というものをスタートすることができる。 ・アインシュタインの名言「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」。 ・投資とは「コミュニティに参加すること」。 ・労働は「麻薬」である。 ・投資のコツは、視点が8割。 ・労働の価値は希薄化しても、努力の価値は希薄化しない。 ・ブロックチェーンが登場しても経済の原理原則は変わらない。 ・本格的な「人類皆投資家時代」が到来する前に、投資家視点を身につけるべき。 ・世の中の値段のつけ方は意外と間違っている可能性が高いという認識を持つこと。これが投資家のスタートライン。 ・「情報は発信する人のところに一番集まる」。 ・財布の中身の小銭1円単位まで、自分がいくら持っているかを数える。 ・起業は投資であり、自己実現手段。 ・お金持ちになるということは「虹」を見つけるようなこと。 ・この変化していく時代の中で必要なものは、視点の切り替えだけ。
砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカーにビジョンはあるか?
砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカーにビジョンはあるか?
著:五百蔵 容
星海社新書
サッカー後進国日本の逆転の秘策は灰燼に帰した! 2018年4月9日、ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督解任。たえず強い批判と誤解に晒されながら、見事ロシアW杯への切符を獲得してみせた世界屈指の戦術家の挑戦は、志半ばで砕かれることになりました。だからこそ本書では、世界の潮流に立ち遅れた日本サッカーを変革しようとしたこの名将の戦略・戦術を徹底的に分析し、招聘の立役者・霜田正浩氏(元日本サッカー協会技術委員長)の貴重な証言とともに、次代へと引き継ぐことを目指します。同時に、本大会目前に下されたこの決断に正当性はあったのか、日本サッカーが失ってしまったものは何か、日本サッカーの向かう先はどこか、を強く問いたいと思います。
読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術
読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術
著:印南 敦史
星海社新書
「1%のかけら」を掴むための肩肘張らない読書術 読んでも読んでも忘れてしまう。そして、だんだん読書がつらくなる――これは、本を読むすべての人を悩ませる大問題だと言っても過言ではありません。けれど、本の内容なんて「覚えられなくて当たり前」なのです。大切なのは、1冊から「1%のかけら」を自分のなかに残すこと。99%は忘れて構いません。本書では、「本を読むからにはきちんと覚えなければいけない」「忘れてしまう自分は、どこか劣っているのかもしれない」という思い込みを解きほぐしつつ、「それでも忘れない」ための具体的な方法を考えていきます。忘れるのは、恥ずべきことでも悪いことでもありません。さあ、今日からもう一度、「気楽な読書」を始めましょう! *以下、本書目次より抜粋 はじめに なぜ、「読んでも忘れてしまう」のか? 第1章 「忘れる」ことから読書は始まる 第2章 肩の力を抜いて読書するための心構え 第3章 それでも「忘れない」ための具体的な方法 第4章 楽しい読書を取り戻そう おわりに
製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド
製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド
著:増田 弘道
星海社新書
日本アニメの実態を事実から解き明かす、入門にして必読の教科書! 2016年に2兆円を突破したアニメ産業。右肩上がりが続きアニメが世に浸透する一方で、「製作委員会がアニメスタジオを搾取している」「アニメーターは不当な低賃金で働かされている」といったブラックな噂も囁かれている。「アニメ業界ブラック説」は真実なのか? 本書はアニメビジネスにおけるお金の流れ、諸悪の根源と叫ばれる「製作委員会」の成立背景、アニメーターの労働環境を実際のデータから丹念に読み解くことで、アニメ産業・アニメ業界の実像に迫ります。さらにアニメの作られ方、アニメに携わる仕事とその就職ルートをご紹介する、日本アニメの現在をトータルに見通すための一冊です。 *本書の構成 Q1 アニメビジネスは成長しているのか?  Q2  「アニメ」は成長し続けるのか?  Q3 アニメはどのように作られるのか?  Q4 製作委員会は悪なのか?  Q5 アニメーターは低賃金なのか?  Q6 アニメに携わる仕事とは?
電子あり
ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ
ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ
著:GOROman(近藤義仁),構成・その他:西田 宗千佳
星海社新書
あなたが思っているより、VRはもっとすごい! 今からわずか27年後の2045年には、VRは僕らの常識のはるか先にある――本書ではVRをいち早く日本に伝道し、ITがもたらした数多の変化を予測・的中し続けてきた筆者が、仕事や教育、エンターテインメントから国のあり方まで、僕らの日常にVRがもたらす革命を予言する。著者GOROmanは、世界にVRをもたらしたオキュラスVR創設者パルマー・ラッキーが認めた盟友。 バーチャルキャラクター配信システム「AniCast」を発表し、「東雲めぐ」の技術提供も行う著者がVtuberの未来も語る。 第1章 こうして僕は「GOROman」になった 第2章 日本にVRを! 第3章 すべてを支配する「キモズム」理論 第4章 VRで生活はこう変わる 第5章 VRは社会をこう変える
姦通裁判 ―18世紀トランシルヴァニアの村の世界―
姦通裁判 ―18世紀トランシルヴァニアの村の世界―
著:秋山 晋吾
星海社新書
貴族夫人をめぐる愛憎劇から浮かび上がる、近世の村のかたち 一七六五年の夏。ヨーロッパの東のはずれ、トランシルヴァニア侯国のコザールヴァール村で、ある裁判の証人尋問が行われた。原告は領主の一人・イシュトヴァーン。そして被告は彼の妻・ユディト。罪状は「姦通」であった。のべ一〇〇人を超える証人の口から赤裸々に語られるのは、ユディトと間男・アーダームの堂々たる逢瀬、これまでの赤裸々な男性遍歴と子どもたちの出生にまつわる疑念、魔女と媚薬、そして繰り返される暴力……。ユディトは果たして、ただの淫蕩な女だったのか――? 東欧史研究のトップランナーが証言記録を縦横に読み解き、ユディトらを取り巻く近世ヨーロッパの村の暮らしを復元し、事件の深層に迫る。新たな近世史料学入門、ここに誕生!