星海社新書作品一覧

牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか
牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか
著:広中 一成
星海社新書
「愚将」を生み出した原因は、昭和陸軍の組織体質にあった 牟田口廉也は、インパール作戦を失敗に導いた陸軍司令官として知られている。だが、それのみを切り取って牟田口を「愚将」と断じてしまってよいのか。また、責任は彼個人のみに帰せられるべきなのか。本書は牟田口の軍歴を丹念に追うことで「愚将」像を再検討してゆく。参謀畑を歩んでいた牟田口を、支那駐屯軍に左遷せしめた二・二六事件とその後勃発した盧溝橋事件。「常勝将軍」の名を与えたシンガポール攻略作戦。そして、大本営の裁可のもとで発動されたインパール作戦。彼の軍歴の背景から、陸軍の異様な体質が浮かび上がる。不健全な人事、不可解な決裁……昭和陸軍という組織は、自ら「愚将」を生み出したのだ。 *以下、本書目次より抜粋 はじめに 第一章 エリート参謀からの転落 第二章 日中戦争の火蓋を切る─盧溝橋事件 第三章 「常勝将軍」の誕生─シンガポール島攻略作戦 第四章 インパール作戦─敗戦の責任は誰にあったのか おわりに インパール作戦の呪縛 あとがき 参考文献一覧
マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代
マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代
著:飯田 一史
星海社新書
いま、日本のマンガビジネスは大転換の渦中にある マンガアプリは「コミックス売上至上主義」を終わらせる―その過程と根拠を、著書『ウェブ小説の衝撃』でウェブ小説発のヒットコンテンツとビジネスモデルをいち早く洞察した著者が、解き明かします。マンガは「原作」としてあらゆるメディアで重宝される「原資」的存在でもあり、したがってマンガ産業の行く末は、マンガ界、出版界に留まらず、日本のコンテンツ産業全域の未来に関わる重大な問題です。マンガ界に進行中のビジネスモデルの変化は、マンガビジネスの勝者を変えます。変革の渦中にあるマンガビジネスの見取り図を提示し、本質的な変化は何か、この波のなかで何が鍵を握るのかを、関係者への綿密な取材と詳細なデータをもとに「熱く」「冷静に」論じます。 *以下、本書目次より抜粋 第1章 ストア/プラットフォーム系マンガアプリが、作品単品の勝負を加速する 第2章 マネタイズ手段の多様化 第3章 ブランド売りを再興するには、コミュニティを育てなければならない 第4章 相互模倣による収斂 第5章 マンガのウィンドウ戦略 補 章 韓国デジタルコミック事業者の動向と影響
この時代に投資家になるということ
この時代に投資家になるということ
著:正田 圭
星海社新書
ミレニアル世代のための新しい「投資」論。 正田圭と申します。15歳で起業し、現在32歳。M&A(合併買収)事業を営む、TIGALA株式会社の代表を務めています。これまでに自分で起業した会社の経営、自社の売却、他社の買収を何度も経験してきました。今、僕の生まれた1986年あたりを境とする世代、「ミレニアル世代」に富裕層が増えつつあり、彼らは新しい「投資」の思考を用いて資産を形成しています。本書では僕の17年におよぶ起業家としての経験、そこで形成された持論をもとに、「投資」の定義と必要性、「投資」でなければ稼げない社会に変化した原因、ド貧乏もお金持ちも経験した僕だから言えるこれからの時代を投資家として生きていくために何をしていけばよいかについて縦横無尽に述べていきます。 *以下、本書内容からの抜粋 ・自分で人生を選べるのであれば、「お金に支配される生き方」より、「お金に支配されない生き方」を選びたい。 ・資金がたとえ少なくても、投資というものをスタートすることができる。 ・アインシュタインの名言「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」。 ・投資とは「コミュニティに参加すること」。 ・労働は「麻薬」である。 ・投資のコツは、視点が8割。 ・労働の価値は希薄化しても、努力の価値は希薄化しない。 ・ブロックチェーンが登場しても経済の原理原則は変わらない。 ・本格的な「人類皆投資家時代」が到来する前に、投資家視点を身につけるべき。 ・世の中の値段のつけ方は意外と間違っている可能性が高いという認識を持つこと。これが投資家のスタートライン。 ・「情報は発信する人のところに一番集まる」。 ・財布の中身の小銭1円単位まで、自分がいくら持っているかを数える。 ・起業は投資であり、自己実現手段。 ・お金持ちになるということは「虹」を見つけるようなこと。 ・この変化していく時代の中で必要なものは、視点の切り替えだけ。
砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカーにビジョンはあるか?
砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカーにビジョンはあるか?
著:五百蔵 容
星海社新書
サッカー後進国日本の逆転の秘策は灰燼に帰した! 2018年4月9日、ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督解任。たえず強い批判と誤解に晒されながら、見事ロシアW杯への切符を獲得してみせた世界屈指の戦術家の挑戦は、志半ばで砕かれることになりました。だからこそ本書では、世界の潮流に立ち遅れた日本サッカーを変革しようとしたこの名将の戦略・戦術を徹底的に分析し、招聘の立役者・霜田正浩氏(元日本サッカー協会技術委員長)の貴重な証言とともに、次代へと引き継ぐことを目指します。同時に、本大会目前に下されたこの決断に正当性はあったのか、日本サッカーが失ってしまったものは何か、日本サッカーの向かう先はどこか、を強く問いたいと思います。
読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術
読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術
著:印南 敦史
星海社新書
「1%のかけら」を掴むための肩肘張らない読書術 読んでも読んでも忘れてしまう。そして、だんだん読書がつらくなる――これは、本を読むすべての人を悩ませる大問題だと言っても過言ではありません。けれど、本の内容なんて「覚えられなくて当たり前」なのです。大切なのは、1冊から「1%のかけら」を自分のなかに残すこと。99%は忘れて構いません。本書では、「本を読むからにはきちんと覚えなければいけない」「忘れてしまう自分は、どこか劣っているのかもしれない」という思い込みを解きほぐしつつ、「それでも忘れない」ための具体的な方法を考えていきます。忘れるのは、恥ずべきことでも悪いことでもありません。さあ、今日からもう一度、「気楽な読書」を始めましょう! *以下、本書目次より抜粋 はじめに なぜ、「読んでも忘れてしまう」のか? 第1章 「忘れる」ことから読書は始まる 第2章 肩の力を抜いて読書するための心構え 第3章 それでも「忘れない」ための具体的な方法 第4章 楽しい読書を取り戻そう おわりに
製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド
製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド
著:増田 弘道
星海社新書
日本アニメの実態を事実から解き明かす、入門にして必読の教科書! 2016年に2兆円を突破したアニメ産業。右肩上がりが続きアニメが世に浸透する一方で、「製作委員会がアニメスタジオを搾取している」「アニメーターは不当な低賃金で働かされている」といったブラックな噂も囁かれている。「アニメ業界ブラック説」は真実なのか? 本書はアニメビジネスにおけるお金の流れ、諸悪の根源と叫ばれる「製作委員会」の成立背景、アニメーターの労働環境を実際のデータから丹念に読み解くことで、アニメ産業・アニメ業界の実像に迫ります。さらにアニメの作られ方、アニメに携わる仕事とその就職ルートをご紹介する、日本アニメの現在をトータルに見通すための一冊です。 *本書の構成 Q1 アニメビジネスは成長しているのか?  Q2  「アニメ」は成長し続けるのか?  Q3 アニメはどのように作られるのか?  Q4 製作委員会は悪なのか?  Q5 アニメーターは低賃金なのか?  Q6 アニメに携わる仕事とは?
電子あり
ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ
ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ
著:GOROman(近藤義仁),構成・その他:西田 宗千佳
星海社新書
あなたが思っているより、VRはもっとすごい! 今からわずか27年後の2045年には、VRは僕らの常識のはるか先にある――本書ではVRをいち早く日本に伝道し、ITがもたらした数多の変化を予測・的中し続けてきた筆者が、仕事や教育、エンターテインメントから国のあり方まで、僕らの日常にVRがもたらす革命を予言する。著者GOROmanは、世界にVRをもたらしたオキュラスVR創設者パルマー・ラッキーが認めた盟友。 バーチャルキャラクター配信システム「AniCast」を発表し、「東雲めぐ」の技術提供も行う著者がVtuberの未来も語る。 第1章 こうして僕は「GOROman」になった 第2章 日本にVRを! 第3章 すべてを支配する「キモズム」理論 第4章 VRで生活はこう変わる 第5章 VRは社会をこう変える
姦通裁判 ―18世紀トランシルヴァニアの村の世界―
姦通裁判 ―18世紀トランシルヴァニアの村の世界―
著:秋山 晋吾
星海社新書
貴族夫人をめぐる愛憎劇から浮かび上がる、近世の村のかたち 一七六五年の夏。ヨーロッパの東のはずれ、トランシルヴァニア侯国のコザールヴァール村で、ある裁判の証人尋問が行われた。原告は領主の一人・イシュトヴァーン。そして被告は彼の妻・ユディト。罪状は「姦通」であった。のべ一〇〇人を超える証人の口から赤裸々に語られるのは、ユディトと間男・アーダームの堂々たる逢瀬、これまでの赤裸々な男性遍歴と子どもたちの出生にまつわる疑念、魔女と媚薬、そして繰り返される暴力……。ユディトは果たして、ただの淫蕩な女だったのか――? 東欧史研究のトップランナーが証言記録を縦横に読み解き、ユディトらを取り巻く近世ヨーロッパの村の暮らしを復元し、事件の深層に迫る。新たな近世史料学入門、ここに誕生!
声優をプロデュース。
声優をプロデュース。
著:納谷 僚介
星海社新書
声優という「いびつな才能」を輝かせるために 僕は、声優マネージャー歴13年――この業界ではベテランに入ります。ときに辛いこともありますが、この仕事が大好きです。この本はそんな僕が、「声優」に興味のある皆さんに向けて書いたものです。声優が「いびつな才能」の持ち主であること、その才能のきらめきを届けるために、マネージャーが何を考え、どういった仕事をしているのか……業界の現状についても、包み隠さず書くことにしました。いま、声優業界はバブルのただ中にあります。けれど、毎年デビューする多くの新人の大半は、数年のうちに後悔を残して業界を去っていきます。後悔する人を一人でも減らしたい。そんな気持ちで、僕は今日も声優とともに現場に立っています。 *本書目次より抜粋 ある(元)声優の話 マネージャーの生き方 第1章 声優ってなんですか? 第2章 マネージャーって楽しいの? 第3章 声優のマネージャーが考える仕事論 第4章 夢と目標と現実と「夢」の大切さ
電子あり
お金のミライは僕たちが決める
お金のミライは僕たちが決める
著:我妻 弘崇
星海社新書
お金のミライは、僕らの手の中にある。 いま、「お金のかたち」が変わりつつある。キャッシュレス、モバイル決済、フィンテック、仮想通貨……いくつもの新しいトピックが日々メディアを賑わし、変革の鐘を鳴らしている。しかし、僕たち消費者の生活がどう変わるのか――と問われると、具体的にイメージできない人も多いだろう。そこで本書では、徹底した消費者目線から、現在進みつつある変化を追っていくことにした。その結果見えてきたのは、いかに画期的な決済手段や技術でも、消費者が選ばなければ定着しないということ。つまり、お金のミライを決める権利は、僕たち消費者にこそあるのだ。さあ、ともに選ぼう、僕たちにとってより望ましい世界を! *以下、本書目次より抜粋 はじめに 第1章 現代日本におけるお金のかたち 第2章 キャッシュレス化とどう向き合うか コラム マイルを貯める人は「ANA To Me CARD PASMO JCB」を知っておくべし 第3章 世界におけるキャッシュレス 第4章 日本は脱現金化するか? 終 章 僕たちとお金のミライ おわりに
アニメプロデューサーになろう! アニメ「製作(ビジネス)」の仕組み
アニメプロデューサーになろう! アニメ「製作(ビジネス)」の仕組み
著:福原 慶匡
星海社新書
1冊で一気に学べる「アニメ製作の教科書」 アニメのプロデューサーには「製作」と「制作」、2つの役割があります。「製作」はアニメを「商品」として見る立場、「制作」はアニメを「作品」として見る立場です。日本のアニメはクリエイティブのレベルが高く、世界中でニーズがあります。でも、ビジネス面では発展途上です。この構造を変えられるのは、「製作」と「制作」両方のスキルと変革の意志を持った、新時代のアニメーションプロデューサーだけです。本書は「この先」を作るために、アニメーションプロデューサーに必要な「今現在の常識」を一気に学べる本をめざしました。アニメビジネスの未来のために、この本をぜひ使ってください。 *以下、本書目次から抜粋 はじめに 第1章 自己紹介 音楽のプロモーターだった私が『けものフレンズ』に至るまで 第2章 問題設定 アニメ制作会社はなぜ自転車操業を強いられ、アニメーターは極貧から脱出できないのか? 第3章 アニメ製作の流れ 第4章  知っておきたい関連業界のビジネスモデル 第5章  知っておきたい著作権と契約の骨格 第6章  アニメーションプロデューサーになるには? プロデューサーに必要なもの おわりに
電子あり
中国古代史研究の最前線
中国古代史研究の最前線
著:佐藤 信弥
星海社新書
大量の出土文献が、中国古代史研究を変えた――! われわれ日本人は、日頃から古代中国に親しんでいます。日本語のなかに溶け込んだ故事成語、読み継がれた古典、そして『封神演義』や『キングダム』等のフィクション……。これほど身近な時代でありながら、残念なことに研究の進展はほとんど紹介されず、教科書の記述も古いままです。中国大陸では、国土の開発とともに、金文・竹簡・帛書などの文字史料――すなわち「出土文献」が現在進行形で陸続と発見され、研究状況は劇的に変化しています。本書では、近代以降の研究史と最新の研究状況をもとに、ある面ではフィクションよりもダイナミックな中国古代史の実像を紹介していきます。中国古代史をもっと楽しむため、研究の最前線をのぞいてみましょう。 *以下、本書目次より抜粋 序章 第1章 幻の王朝を求めて 第1節 殷墟の発見と甲骨学の発展 第2節 夏王朝の探究 第3節 古蜀王国としての三星堆 第2章 西周王朝と青銅器 第1節 西周紀年の復原 第2節 非発掘器銘をどう扱うか 第3節 周は郁郁乎として文なるか? 第3章 春秋史を「再開発」するには 第1節 『左伝』が頼りの春秋史研究 第2節 東遷は紀元前七七〇年か 第3節 盟誓の現場から 第4節 春秋諸侯のアイデンティティ 第4章 統一帝国へ 第1節 陵墓と死生観の変化 第2節 竹簡インパクト 第3節 竹簡から何が見えるか 終章 あとがき
小池一夫のキャラクター進化論(2)変化と進化のスーパーキャラクター≪へンしン・パ!≫
小池一夫のキャラクター進化論(2)変化と進化のスーパーキャラクター≪へンしン・パ!≫
著:小池 一夫,構成・その他:山科 清春
星海社新書
キャラクターは、永遠に不滅 生物の「進化」とは、「長い時間とともに周囲の環境に応じて、その形や機能、行動などを多種多様に変化させ、身体をその場所に順応するようにつくりかえて、さまざまな環境に広がり散らばり繁栄していく」ということ。キャラクターもまた、環境に適応していかないと生き残ることができません。次に起こる大きな社会的変革は、AI革命なのか、VR革命なのか……、あるいは想像もつかない時代の変化があるのか。未来はわかりませんが、やはり人はキャラクターの物語を語り続けるでしょう。一緒に次の時代に生き残るキャラクターを創りましょう。 小池一夫 *以下、本書目次より抜粋 はじめに キャラクターは変化し、進化する! 第1章 見る者を魅了する「キャラクター」とは? 第2章 奥義開陳! キャラクターを進化させる七つの「三位一体」とは 第3章 実践! あのキャラクターはこうして創り、変化し、進化した 第4章 あのキャラクターはこう進化した! 第5章 キャラクターを進化させる「時間」 おわりに
なぜ、指揮官は馬に乗るのか? 組織で悩むアナタのための世界史 世界史専門・ゆげ塾の実況シリーズ
なぜ、指揮官は馬に乗るのか? 組織で悩むアナタのための世界史 世界史専門・ゆげ塾の実況シリーズ
著:ゆげ ひろのぶ,著:ゆげ塾
星海社新書
「組織」に属するがゆえのアナタの悩みを、世にも奇妙な世界史専門塾・ゆげ塾の塾長が豊富な世界史の事例を通じて鮮やかに解決!
バカロレア幸福論 フランスの高校生に学ぶ哲学的思考のレッスン
バカロレア幸福論 フランスの高校生に学ぶ哲学的思考のレッスン
著:坂本 尚志
星海社新書
哲学は、世界を生き抜くための武器である フランス人は、幸福についてのさまざまな哲学的な立場や議論を学びます。そしてそれを哲学小論文(ディセルタシオン)という「思考の型」に当てはめて、自分なりに表現することを、高校時代に徹底的に練習しています。生きていく中で自分が遭遇した問題や困難をどのように理解すべきか、人生をどのように切り開いていくかを考えるための実践的な道具が哲学なのです。しかし、これはフランス人の専売特許ではありません。誰でも「思考の型」を身につけ、活用しながら、この世界を生き抜いていくことができるのです。われわれもまた、幸福に至る道を見つけるために、哲学すればいいのです。
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小池一夫のキャラクター進化論(1)漫画原作マル秘の書き方≪まンげン・ピ!≫
小池一夫のキャラクター進化論(1)漫画原作マル秘の書き方≪まンげン・ピ!≫
著:小池 一夫,構成・その他:山科 清春
星海社新書
小池一夫が編み出した「漫画原作」の極意 「漫画の世界に入りたい。漫画原作者になって、物語を創りたい」そう思っても、漫画原作の書き方を教える本や学校はほとんどありません。独習しようにも、普通は漫画原作を目にする機会もない。ですから、この本には僕の漫画原作の原稿をできるだけ掲載し、それをもとに漫画に必要な要素を丁寧に解説しました。これは、漫画原作者を目指す人だけでなく、漫画家を志望している人、漫画家になったものの魅力的なキャラクターや面白い物語を創れないという壁にぶつかってしまった人、漫画編集者になりたい人にも役立つ漫画の教科書です。  小池一夫 *以下、本書目次より抜粋 はじめに 第1章 漫画原作ってなンだ!? 第2章 漫画原作はこう書く!(基礎編) 第3章 漫画原作はこう書く!(実践編) 第4章 漫画原作者になるための心得 おわりに
悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 人事のプロによる逆説のマネジメント
悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 人事のプロによる逆説のマネジメント
著:曽和 利光
星海社新書
リクルートとライフネット生命で辣腕を振るった人事だから語ることのできる逆説のマネジメント論 自分が正しいと思うことはストレートに主張し、人に嫌われたり非難されたりすることを恐れず、逆風を真正面から受け止めても動じない。そんなふうに愛想が悪く、自分を飾らない人物は周囲に好かれず、ときに「悪人」とも評されます。しかし「利他的な悪人」である彼らこそが、数々の組織における変革の影の主役であり、原動力なのです。「部下の相談はスルーする」「リーダー批判は徹底的につぶす」など、本書では一見眉をひそめたくなるような、しかし真に会社の発展のための礎となる「悪人」のマネジメント論を展開します。 *以下、本書目次より抜粋 まえがき 善人が会社を滅ぼし、悪人が会社を伸ばす――会社に本当に必要な人材とは 組織に悪い結果をもたらす利己的な「善人」 「利他的な悪人」こそ変革の原動力だ 「言葉」に惑わされず「行動」で判断すべき 第1章 働きやすい職場の逆説 働きやすい職場が会社を殺す 風通しのよい職場は面倒くさい 第2章 リーダーシップの逆説 リーダーにビジョンなどいらない 部下の相談はスルーせよ 第3章 人材採用の逆説 完璧な「人を見る目」を持っている人などいない ストレス耐性のない人も採用する 第4章 人材育成の逆説 人はほとんど変わらない 中年の発達課題とマネジャー不足問題の関係 第5章 人間関係の逆説 職場の噂話など相手にしない、放っておけばよい 嫌な人こそ、仲良くなる 第6章 組織マネジメントの逆説 社員の組織認識はほぼ誤解 職場は暗くていい あとがき 善人は自分のモチベーションを大切にする モチベーションなんかで仕事をするな プロは内なる使命感で仕事をする プロは悪人に見える 「自分」が広がれば、悪人にもなれる
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島津四兄弟の九州統一戦
島津四兄弟の九州統一戦
著:新名 一仁,絵:宮下 英樹
星海社新書
島津氏研究の新境地! 四兄弟と、九州統一戦の実像に迫る。 九州を統一目前まで切り取った島津四兄弟(義久・義弘・歳久・家久)。彼らは固い絆で結ばれ、無類の強さを発揮して九州統一に邁進した――。このような四兄弟のイメージには、実は史料的な根拠を見いだすことができません。それでは、なぜ島津氏は北へと攻めのぼり、数々の合戦に勝利を収めることができたのでしょうか? 本書では、これらの疑問に答えるべく、一次資料をもとに九州統一戦を追っていきます。その結果、「面目」が島津氏の行動原理となっていたこと、そして必ずしも「団結」とは言えない、四兄弟の個性が浮かび上がってきました。九州統一戦の挫折より、430年。いま、戦国島津氏研究の新境地がひらかれます!
TYPE-MOONの軌跡
TYPE-MOONの軌跡
著:坂上 秋成,絵:武内 崇,監:TYPE-MOON
星海社新書
TYPE-MOONの栄光の歴史がこの一冊に! TYPE-MOONはなぜわたしたちの心をとらえて放さないのか――? 本書はTYPE-MOON完全監修のもとに、『月姫』『空の境界』『Fate/stay night』『Fate/hollow ataraxia』『魔法使いの夜』そして、あの『Fate/Grand Order』に至るまでの諸作品をめぐる明快な批評と、綿密な取材とインタビューとに基づくエピソードの数々を通じて、その秘密に迫っていきます。彼らが作品づくりにかける情熱と、その出発点となった武内崇と奈須きのこの友情を知ることで、あなたはまぶしく輝くあのTYPE-MOONユニバースが成立した奇跡の軌跡を知ることができるでしょう。
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2.5次元舞台へようこそ ミュージカル『テニスの王子様』から『刀剣乱舞』へ
2.5次元舞台へようこそ ミュージカル『テニスの王子様』から『刀剣乱舞』へ
著:おーち ようこ
星海社新書
「2.5次元舞台」は世界を制す! 年間300本以上観劇した著者による、初の入門書。 ●内容紹介 2次元の世界を、生身の役者と新たな演出で3次元へと「翻訳」するエンターテイメント、それが「2.5次元舞台」――2015年に市場規模が103億円を突破するなど、爆発的な成長を遂げる、その誕生と歴史を紹介。 煌めく才能を持つ俳優、気鋭の演出家たちの情熱によって生み出されたムーブメントを知るための、はじまりの一冊。 ●目次 はじめに 2.5次元舞台を、ジャンルから文化に 第1章 2.5次元舞台とは 第2章 2.5次元舞台の元祖であり最先端! ~すべてはミュージカル『テニスの王子様』から始まった 第3章 2.5次元舞台誕生前夜 ~宝塚『ベルサイユのばら』とミュージカル『テニスの王子様』の間に 第4章 2.5次元舞台の発展と革命 ~劇場から飛び出した舞台『弱虫ペダル』の誕生 第5章 2.5次元舞台の可能性を信じる役者たち 第6章 2.5次元舞台を観てみませんか 第7章 2.5次元舞台だけじゃない、「刀剣乱舞」という全方位のコンテンツ 第8章 2.5次元舞台を愛する受け手の視点 おわりに 日本最強のコンテンツを生む実験場――それが「2.5次元舞台」 ●「あとがき」より 本書は2.5次元舞台のオフィシャル本ではないということです。記されていることは、すべて正式に世に出た記事を引用し、著者がこれまで観てきたこと、取材してきたことをベースにまとめています。 ~中略~ まわりのおもしろがりの大人たちに「2.5次元舞台って流行ってるんでしょう? それってなに? どういうこと?」と聞かれることが最近とても多かったので、まずは知っていること、感じていることをまとめてみようと思ったことが最初でした。
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