星海社新書作品一覧

名探偵ガイド
星海社新書
〈名探偵〉の歴史を辿る本格ミステリガイド!
〈名探偵〉ーーそれは本格ミステリというジャンルにおける花形であり、その核心である〈推理〉を象徴する存在です。数多の作家が数多の名探偵を生み出し、数多の名探偵が数多の推理を生み出すーーその連鎖のなかで古今東西を問わず縦横無尽に名探偵の継承と発展が繰り広げられ、本格ミステリの世界は拡張してきました。本書では、その歴史を確かめるべく、オーギュスト・デュパンから始まる海外50名+明智小五郎から始まる国内100名の名探偵をセレクト。総勢150名の名探偵による〈推理法〉と〈事件との関わり〉を検証します。名探偵たちが築き上げた推理の歴史を、この本と共に駆け抜けましょう!

大量死と探偵小説
星海社新書
探偵小説と大量死を結ぶ、ミステリ界史上最も先鋭な批評体系!
第一次世界大戦における「大量死=匿名の死」への抵抗こそが、死と生の「必然性」への希求としての「探偵小説」を興隆させたのではないか――探偵小説作家にして評論家である笠井潔によって一九九〇年に着想されたこの大胆な仮説は、「探偵小説=二〇世記小説」論として発表されるやいなや、日本ミステリ界を席巻した。イギリス・アメリカ・フランス・ドイツ・ロシアおよび日本の時代精神に照らした作者論・作品論により、縦横無尽の史的検証を積み重ねられた「探偵小説=二〇世記小説」の理論大系を、二一世記の来るべきミステリのために、ここに集成。
*本書目次
はじめに
<1> 探偵小説と世界戦争
<2> 探偵小説と二〇世紀精神
<3> 戦後探偵小説作家論
1 横溝正史論ーー論理小説と物象の乱舞
2 高木彬光論ーー屍体という錘と戦争体験
<4> 大量死から大量生へ
1 探偵小説と二〇世紀の「悪魔」
2 異様なワトスン役
3 「魂」を奪われた小説形式
4 大量生と「大きな物語」のフェイク
5 アメリカニズムと「小さな物語」
あとがき

家庭教師の技術
星海社新書
小倉優子、推薦!
「このメソッドで、私も上手に褒めて上手に叱ってもらいました」
これがプロ家庭教師の「結果を出す勉強法・教育術」だ! みなさんは家庭教師について知っていますか?
テレビなどでその存在を一度は聞いたことがあると思います。でも実際、家庭教師が何をどのように教えているかまでご存じの方はどれくらいいるでしょうか?
そこで本書では、普段マンツーマンで指導するがゆえに一般には知られていない、しかし誰でも使える家庭教師の教え方の極意を、歴戦のプロ家庭教師である著者2人が完全公開します。数多くの生徒を志望校に合格させてきた経験をもとにした、受験にもビジネスにも役立つティーチング・コーチング・コミュニケーションの技術をあなたも実践してください。
*本書目次から抜粋
はじめに
第0章 教え方は生徒のタイプでまったく変わる
第1章 ティーチングスキル 生徒を伸ばす教え方の鉄則5ヵ条
第2章 コーチングスキル 一人で走る準備を整えるコーチングの鉄則14ヵ条
第3章 コミュニケーションスキル 鉄板の質問3選と褒め方3ヵ条
第4章 家庭教師のお悩み相談 Q&A
おわりに

最近のウェブ、広告で読みにくくないですか?
星海社新書
新進気鋭のウェブメディア編集長が語る、ウェブの現在地と未来予測
一見華やかで先進的なウェブメディアの世界だが、その実態は広告費や閲覧数を稼ぐための泥臭い努力にあふれている。読者のみなさんも、記事本体を埋め尽くす勢いの過剰広告や閲覧数稼ぎのページ分けを見たことがあるはずだ。しかし、こういったメディアの細工は読者にストレスを与え、読みにくくするばかりである。本書では、広告費と閲覧数に頼らないメディアを目指し、2年で異例の黒字化を遂げた『みんかぶマガジン』編集長が、現在のウェブメディアが抱える問題点とその打開策、さらには経済的独立とジャーナリズムを両立させるためのウェブメディアの未来戦略を現場の視点から分析していく。
*本書目次
はじめに
第1章 ウェブメディアの現在地
最近、ネットで「変な広告」増えていませんか?
2021年がピークだった無料ニュースウェブメディア
画像箱のマジックに沸いた「素晴らしき」日々
画像箱やページネーションの是非
無料メディアの限界、有料メディアの伸び悩み
本当の問題は「無料か有料か」ではない
第2章 レガシーメディアのウェブ戦略の間違い
「紙優位」の意識が抜けない出版社系ウェブ編集部
社内の行き場を失った社員の「収容所」と化したウェブメディアも
売れなくても紙至上主義を変えられない出版社
ウェブに理想を求めた意識高い系記者・編集者の末路
コタツ記事は悪なのか?
第3章 私が『みんかぶマガジン』でやったこと
打率0割から初安打まで
タワマン文学作家との出会いで見えたもう1つの可能性
全て違う! 新聞記事の書き方、無料記事の書き方、有料記事の書き方
連載と特集ーー有料会員を増やし、やめる人を減らすテクニック
第4章 ウェブメディア編集者って何者だ?
通信社、雑誌社、ウェブメディア 媒体の違いで読者も変わる
有料ウェブメディアの本質は雑誌編集にあった
新聞記者は潰しがきかないのか?
ウェブメディア人は紙媒体を経験するべきなのか
紙を経験しないウェブメディア人はダメなのか
第5章 ウェブメディアの未来
転換期を迎えるウェブメディアの世界
サブスクと相性のいいプラットフォームは何か?
『スマートニュース+』の可能性
ジャーナリズムはどう守る
おわりに

宗教史学者が世界六大宗教から選ぶ「信仰のことば」
星海社新書
無宗教であったとしても、さまざまな信仰に
生きた人々が作りあげたものは信じることができる。
今の時代、今の日本では、宗教を信仰する人はそう多くはない。それでも、信仰に生きた人々が作りあげたものの大きさは、宗教を頼みにしていない身にも感じることはできるのではないか。その圧倒的な迫力、その恐ろしさ、あるいは、優しさ、悲しさ、そして美しさに囚われてしまったとき、ちっぽけな自分などもうどうでもよくなる。私たちは特定の宗教を信じることはなくても、信仰によって作られたもの、書かれたもの、なされたことを通じて、宗教の力を実感できるのではないか。キリスト教、ユダヤ教、イスラーム、仏教、儒教、道教。様々な宗教を研究してきた著者が人生で出合った心に深く響く信仰のことばをここに。
*本書目次より抜粋
はじめに
一 儒教のことば
二 道教のことば
三 仏教のことば
四 ユダヤ教のことば
五 イスラームのことば
六 キリスト教のことば
おわりに

アイドルホース列伝 超 1949ー2024
星海社新書
永遠に色褪せない名馬たちの記憶
無傷の10連勝でダービーを制し、その17日後に急死した「幻の馬」トキノミノルから70余年。父譲りの美しい栗毛をなびかせ大レースに挑み続けたナリタトップロード、人気薄から何度も勝利を重ねた“奇跡”のステイヤー・ヒシミラクル、爆発的な末脚で二冠を達成して引退すると、わずか5年の種牡馬生活で活躍馬を輩出、早すぎる死が惜しまれるドゥラメンテ、世界ランク1位を獲得した新時代の史上最強馬イクイノックス、名手との絆で不運と挫折を乗り越えた現役トップのドウデュースなど。昭和の名馬から現役世代まで、時代を超えて愛される156頭の名馬たちの蹄跡をこの1冊に!
*目次より
第1章 その走りが伝説になる 2O2O年代
イクイノックス パンサラッサ ドウデュース リバティアイランド など25頭
第2章 忘れたくないあのときの夢 2O1O年代
ヴィクトワールピサ キズナ モーリス ドゥラメンテ など42頭
第3章 色褪せない新時代の記憶 2OOO年代
クロフネ ヒシミラクル ドリームジャーニー スティルインラブ など35頭
第4章 黄金時代のスターたち 199O年代
サクラローレル ナリタトップロード ノースフライト ヤマニンゼファー など28頭
第5章 遙かなる伝説の蹄音 昭和の名馬
トキノミノル カツラギエース メジロラモーヌ シンザン など26頭

白熱日本酒教室 増補改訂版
星海社新書
読めば、自分好みの日本酒を選べるようになる!
本書は2014年11月に発行された『白熱日本酒教室』の増補改訂版です。当時でも日本酒は世界一面白く、多彩なお酒と思っていましたが、この10年で日本酒はさらに大きく進化しました。旧版からのコンセプトである「すべての日本酒に共通する汎用性の高い知識を紹介することで、有名なブランドとか組み合わせを覚えなくても、居酒屋のメニューから飲みたい日本酒が選べるようになる」ことは変えておりません。その上で、必要な部分は修正し、時代に即した加筆をしています。本書で最新の日本酒知識を一緒に学び、みなさまの日本酒ライフならびに日本酒選びのお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。
*本書目次
増補改訂版まえがき
1章 オリエンテーション
一時間目 今、日本酒が面白い! 日本酒でお酒を覚えよう!
2章 まずは知りたい日本酒の基本!
二時間目 特定名称酒ってなあに?
三時間目 醸造アルコールってなあに?
四時間目 ラベルの読み方を身につけよう!
特別授業1 三増酒が登場した時代背景
3章 より細かく知れば日本酒の味が見えてくる
五時間目 日本酒の造り方をざっくりと把握しよう
六時間目 醸造の工程で味が変わり、名前がつく
七時間目 仕上げの工程で味が変わり、名前がつく
八時間目 原材料が変われば味が変わる?
九時間目 補講:日本酒の呪文を解析すれば味が見える
特別授業2 日本酒を飲むのにいい季節はあるの?
4章 自分の好みを見つけよう
十時間目 日本酒の「甘口」「辛口」とは
十一時間目 古いけれども新しいお酒、熟成酒
十二時間目 新たな潮流「クラフトサケ」
十三時間目 結局日本酒はどうやって選べばいいの?
特別授業3 低アルコールタイプの日本酒が増えている
5章 日本酒の多彩な飲み方
十四時間目 日本酒で悪酔いしないためにはどうしたらいいの?
十五時間目 温度と日本酒の素敵な関係
十六時間目 器や料理と合わせてみよう
特別授業4 自由に日本酒を楽しもう
6章 新しい日本酒とどう出会うべきか
十七時間目 新たな出会いを求めて居酒屋やイベントに行こう
十八時間目 日本酒はどうやって買えばいいの?
十九時間目 日本酒はどうやって保存すればいいの?
卒業式 日本酒って面白いでしょう
増補改訂版あとがき

蔦屋重三郎と江戸メディア史 浮世絵師、ベストセラー作家、瓦版屋の仕掛け人
星海社新書
歌麿、写楽、北斎の仕掛け人「蔦重」とは?
蔦屋重三郎なくして江戸文化を語ることはできない。吉原大門口で細見屋(遊郭案内書の販売所)を開業していた重三郎は、勇躍出版に乗り出すと浮世絵や娯楽本(黄表紙、滑稽本など)の出版で斯界のトップに立つ。企画力に優れた重三郎は、南畝、京伝、馬琴ら著名な作家と交流し、才能溢れる浮世絵師を次々と世に送り出した。なかでも歌麿には美人画を描かせ才能を開花させ、わずか10ヶ月という活動期間の後に姿を消した写楽をデビューさせた。田沼意次から松平定信へと幕政が激変する時代に現れ、絶えず流行の最先端を追い掛け、人々の望むものを出版して江戸文化の粋を開花させた重三郎と江戸の出版文化の実態に迫る。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第一章 蔦屋重三郎と吉原
コラム1 吉原と遊女のことなど
第二章 狂歌本への進出
第三章 黄表紙と出版統制
コラム2 発禁処分となった書物
第四章 喜多川歌麿と浮世絵
第五章 東洲斎写楽の登場
第六章 重三郎の最期
主要参考文献
おわりに

大使が語るリトアニア
星海社新書
知日派大使が語るリトアニアの奥深い世界
「杉原千畝ゆかりの国」「バルト三国の一つ」ーーリトアニアについて、多くの日本人にはこんなイメージがあるのではないでしょうか。しかし、それだけでは語り尽くせない深い魅力がリトアニアにはあります。古代には現代まで受け継がれる自然崇拝を生み、中世にはヨーロッパ最大の国として栄華を極め、近代はソ連の抑圧に抗いながら多彩な文化人を輩出した激動の歴史。北欧・西欧・東欧の文化が入り交じったユニークな年中行事や伝統芸術。「一番高い山が標高294メートル」という平地と森の国ならではのナチュラルな食文化……他にもまだまだあります。さあ、駐日リトアニア大使が語るリトアニアの世界を一緒に旅しましょう!
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第1章 リトアニアの象徴とアイデンティティ
第2章 リトアニアの宗教と年中行事
第3章 リトアニアの自然
第4章 歴史、観光、日本とリトアニアの絆
第5章 リトアニアの食文化
第6章 リトアニアの伝統文化と芸術
第7章 現在のリトアニア
あとがき

読んだら最後、小説を書かないではいられなくなる本
星海社新書
いきなり書いてみる、だから本当に書ける画期的な小説入門!
小説を、いきなり、書きはじめよう!ーー「単語の組み合わせ」という最小単位からアイディアを生み出し、ショートショートから短編・長編にいたる小説のつくり方の全てが本書には詰まっている。初心者のつまずきがちなポイントを解きほぐし、「小説を書くこと」の骨格を明らかにする本書は、会社員時代に小説家デビューを果たしてハードな勤務後にも執筆し続けた経験を持ち、2024年現在で総作品数110作を世に送り出した小説家・太田忠司にしか書くことのできない、確かな経験に裏付けられたロジカルかつ骨太な手引き書にして、小説論であり、小説を書きたいという「うずうず」が止まらなくなる誘惑の書である。
*以下、本書目次
はじめに
第一講 小説を書きたいのに書けないのはなぜか?
第二講 いきなり小説を書いてみる
Column 担当編集さんの実作例
第三講 アイディアを練る
第四講 文章力を鍛える
第五講 キャラクターを立てる
第六講 物語を作る
第七講 実例としての自作解説
第八講 世界を創る
第九講 資料を探す/取材する
第十講 長編を書く
Column 『タイトルは小説の顔』
第十一講 プロ作家になりたいひとへ
Column 『小説の書き方を教える』
おわりに

笑いで歴史学を変える方法 歴史初心者からアカデミアまで
星海社新書
まったく新しい歴史学の世界へようこそ!
「瀕死」の歴史学を「笑い」の力で変えるーーそう宣言した時、ほとんど誰にも理解されなかった。「歴史はテレビでも漫画でもネット動画でも人気じゃないか」。しかし、そんな人気とは裏腹に、アカデミアの世界における「歴史学」は硬直化し、窮乏し、見放され、もはや「瀕死」である。本書はまず、世間一般が想像する「歴史」とアカデミアにおける「歴史学」、歴史エンタメにおける「面白い」と歴史学研究から生じる「笑い」の違いから説き起こし、歴史学研究と社会との溝を埋めることに意を砕いた。その上で、なぜ筆者が「笑い」に「瀕死」の歴史学を救う可能性を見ているのか、古典的名著から最新の研究までを導きの糸として考えていく。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
「笑える」歴史学雑誌の実践と困難
「学術コミュニケーション」
この本の構成
第一部 アカデミズム史学とアマチュア歴史家
第一章 「歴史」と「歴史学」
第二章 大学の歴史学者はなぜ融通が利かないのか
第三章 学会とはどのようなところか
第二部 タイプ別・アマチュア歴史家のススメ
第一章 自費作家型
第二章 「発見」重視型
第三章 SNS・イベント活用型
第三部 学問と「笑い」
第一章 大学をめぐる「笑えない」現状
第二章 「笑い」の力
第三章 「笑い」を真剣に考えてきた学者たち
おわりに
真の「学術コミュニケーション」とは
「笑い」の実践的歴史家として
さいごに、「歴史好き」の皆さんへ
あとがき
参考文献

映画の切り札 ハリウッド映画編集の流儀
星海社新書
マイケル・マン(『フェラーリ』『ヒート』等)など数多のハリウッド巨匠監督に鍛え抜かれた現役映画編集者による、知られざる映画編集の技術と実践のすべて
観るものすべての感情を揺さぶる映画の本質は「編集」にあった
映画は観る人の心を動かし、躍らせ、時として泣かせる映像体験を提供する。映画作品の善し悪しに大きく影響し、作品の未知なるポテンシャルを引き出す重要な役割を担うのが、映画の「編集」だ。配信による膨大な作品供給など映画の受容スタイルが劇的に変化しつつある今、映画という芸術をいかにして享受するかが改めて問われている。本書は、ハリウッド巨匠監督の右腕の編集者として鍛え抜かれてきた著者が、実力主義のハリウッド映画界で習熟した編集技術や哲学、実践経験をもとに“インビジブル・アート”(隠れた芸術)と呼ばれる映画の編集について詳らかにする。
*本書目次より
第1章 映画の黒幕はインビジブル
第2章 映画編集の知られざる魔術
第3章 映画が映し出すものの正体
映画作品が生まれ変わる10の「編集秘法」
編集は脚本から
編集が生んだラストシーン
編集で続けられる撮影
役者の呼吸
画は化けてこそ、映える
眼の解読力
シーンの流れで化けるドラマ
「見せない」見せ方で人を魅せる
沈黙はドラマ
音の見せ方、操り方

夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド
星海社新書
「夢、ありません」でも問題ナシ!
高校生の進路選びの悩みは尽きません。やりたいことと言われても、好きなものもあまりないし、趣味も特にない。なんとなくで進学しても学費の無駄かもしれない。はたまた、将来の夢はあるけれど、実現するためにはどうしたらいいかわからない。お金がないけれど奨学金が返済できるか不安……。そんな進路のお悩みを一挙解決! 本書では、大学ジャーナリストとして22年、日本全国の大学を取材し、進路選び、就職活動を知り尽くした著者が、大学進学から高卒就職まで、「損しないための」進路選びを徹底解説いたします。夢がない、お金がない、どうしていいかわからない、そんな人のための進路選び最新ガイドがここに!
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 高校生が知らないと損する進路と夢の関係
第2章 夢以外で進路が選べる 普通の高校生が知ると得する進路の教養
第3章 お金の面から進路を考える
第4章 知ると得する大学オープンキャンパスと入試動向
第5章 知らないとしんどい大学入試の変化
第6章 知ると得する短大・専門学校進学
第7章 成績が普通でも明暗分かれる高卒就職
おわりに
注釈および参考文献一覧

外国人しか知らない日本の観光名所
星海社新書
外国人が愛する「もう一つの日本」が示す日本の魅力と可能性
今や年間2500万人を超える訪日外国人――彼らが日本を訪れる目的は、日本人がイメージする典型的な観光名所ばかりではありません。むしろ日本人にとっては「なぜこんな場所に行くんだろう」というありふれた場所やマイナーな場所こそ、外国人にとって非常に興味深い場合も多いのです。本書ではそんな「外国人しか知らない日本の観光名所」を全国47都道府県、56ヶ所にわたって取り上げて外国人に人気の理由とともに解説した、インバウンドビジネスの要点をつかむための観光論にして、あなたの知らないもう一つの日本像を知るための文化論です。
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 北海道・東北の知られざる観光名所
第2章 関東地方の知られざる観光名所
第3章 中部地方の知られざる観光名所
第4章 近畿地方の知られざる観光名所
第5章 中国・四国の知られざる観光名所
第6章 九州・沖縄の知られざる観光名所
おわりに
執筆協力者一覧

歴史知識ゼロの僕がどうやって18年間歴史マンガ『センゴク』を描き続けられたのか?
星海社新書
なぜ「歴史知識ゼロ」から歴史巨編のヒット作が生み出せたのか?
連載開始時には無名に近かった武将・仙石権兵衛に「史上最も失敗し、挽回した武将」という鮮烈なスポットライトを当て、信長幼少期から秀吉の死、家康の台頭までの戦国時代史を総覧する歴史巨編漫画、宮下英樹の『センゴク』シリーズ。大ヒットとなったこのシリーズで、歴史学における通説を打破する新説を次々と採り入れ、青年誌における「歴史漫画」ジャンルの可能性を大きく切り拓いた宮下の連載開始前夜の歴史知識は、なんと「ゼロ」だった。そんな彼が、なぜ戦国時代というテーマを描き続けることができたのか? 初めて明らかにする歴史漫画作劇の極意を通じて、歴史とともに人生を歩むための秘訣をいま語り尽くす!
<2つの対談を収録!>
株式会社Cygames代表取締役社長 渡邊耕一×宮下英樹
『戦国大名とは何か!?』
漫画家(『新九郎、奔る!』)ゆうきまさみ×宮下英樹
『歴史を描く漫画を語る!!』
*本書目次より抜粋
『センゴク』シリーズの軌跡
はじめに
第1章 仙石権兵衛、走り出す!ーーいかにして『センゴク』の連載は始まったか?
第2章 世を渡り、出世を賭す武将たちの群像ーーあらゆる場面を歴史的に描くということ
第3章 花と実ーーよく生きるということ
あとがき

戦国史の新論点 平成・令和の新研究から何がわかったか?
星海社新書
戦国史の見方が変わる15の論点
歴史研究で新しい説が提起され、新説をめぐって論争となる場合、同時代に成立した書状、日記などの一次史料による裏付けを欠くことが多い。最近はテレビの歴史番組ではおもしろおかしい「トンデモ説」が唱えられ、批判も検証もされないまま世間に広まっていくことも増えてきた。原因は歴史研究のトレーニングを受けていない読者にとって、史料の中身はブラックボックスだからである。本書は、古くから言われてきた誤謬から、間違ったことが明らかになった新説、あるいは新説であっても明確に結論が出ないケース、さらに検討が必要なものまで、戦国史の15のテーマを掲げて、気鋭の執筆陣がその検証に挑んだものである。
*本書目次より
はじめに
論点1 「大名」論を問う 今岡典和
論点2 天文十二年に鉄砲が伝来したという説への疑問 長屋隆幸
論点3 松永久秀は足利義輝の殺害にかかわっていなかった 天野忠幸
論点4 武田信玄はなぜ父の信虎を追放したのか 須藤茂樹
論点5 明智光秀は医師だったのか 太田浩司
論点6 出雲尼子氏家臣の山中鹿介は忠臣だったのか 渡邊大門
論点7 織田信長と正親町天皇は対立していたのか 秦野裕介
論点8 三木城落城後、秀吉によるジェノサイドは行われたのか 金松誠
論点9 秀吉による中国大返しと「御座所システム」 渡邊大門
論点10 宗像才鶴女性説は正しいのか 花岡興史
論点11 千利休は切腹せず、生き長らえたのか 八尾嘉男
論点12 直江兼続は越後から年貢米を持ち去ったのか 田嶋悠佑
論点13 家康による前田利長の討伐計画は虚説なのか 水野伍貴
論点14 関ヶ原合戦の戦場は、「山中」か「関ヶ原」か 水野伍貴
論点15 戦国時代の蝦夷地は「日本」に含まれるのか 新藤透
おわりに

一流企業の入社試験
星海社新書
思考力を問う一流企業の入社試験を厳選収録&解説!
一流企業の入社試験では「ボールペンの市場規模は?」「駅の空きスペースを活用するには?」といった地頭を試す問題が数多く出題されます。そんな入社試験問題から世界的コンサルや巨大ITなどが出題した良問を厳選し、実際に内定を獲得した東大生の解説とともに収録しました。一流企業が求める思考力を養って志望企業に内定するための問題集として、またフェルミ推定やケース問題の力を鍛える頭の体操として、楽しみながら解いてみてください。巻末には人事コンサル・曽和利光氏への入社試験インタビューを収録し、企業が入社試験を課す意図などを語っていただきましたので、就活戦略を立てる上で合わせてお役立てください。
*本書目次より
はじめに
第1章 フェルミ推定
日本に空き家はいくつあるか?
日本に傘は何本あるか?
ボールペンの市場規模は?
地球上には何羽のニワトリが存在する?
日本にポイ捨てされたタバコの吸い殻は何本ある?
第2章 ケース問題
アナログ腕時計の年間売上を伸ばすには?
駅の空きスペースを活用するには?
動物園の来園者数を増やすには?
地方の空き家を減らすには?
化粧品メーカーの売上を伸ばす新たな戦略を考える
第3章 判断推理
メガネをかけた人はどこ?
お弁当のおかず
PK戦
暗号
おかわり無料の定食
第4章 課題解決型問題
母の日の新しいプレゼントとは?
渋谷駅周辺はどうすればきれいになるか?
第5章
入社試験を通じて見える「企業が求める人材像」 人事コンサルタント・曽和利光インタビュー
おわりに

戦国大名の家中抗争 父子・兄弟・一族・家臣はなぜ争うのか?
星海社新書
なぜ親子、兄弟、当主と家臣間で争うのか?
十五世紀後半以降、戦国大名が争った時代。大名たちは他国の大名と戦うだけでなく、一族や家中の敵と戦わなければならなかった。戦国大名は必ずしも絶対的な権力で家臣や領民を従わせているわけではなく、当主の一族や家臣の支持により成り立っていたからである。もしも当主が無能と判断されれば、新しい当主を擁立するために一族や家臣から謀反を起こされた。それが血を分けた親子や兄弟であっても、抗争は激しく非情なものとなった。本書は信頼できる史料や先行研究に基づき、なぜ戦国大名は身近な者同士で戦ったのか、時代の本質に鋭く迫る。
*本書目次より抜粋
はじめに
第一章 実子がなかったために起きた抗争
第二章 親子で主導権を争ったケース
第三章 当主と家臣の抗争
第四章 親が子を殺した事件
第五章 当主死後の後継者争い
第六章 兄弟間の抗争劇
おわりに

朝鮮王朝「背徳の王宮」 1冊でつかむ韓国時代劇の真髄!
星海社新書
これほどまでに「背徳」に満ちていた!
朝鮮王朝の統治の総本山であった漢陽(ハニャン/現在のソウル)の華やかな王宮……。そこでは国王を中心に、王族・官僚・女官がひしめいて壮麗な王朝文化が繰り広げられていた。一方で王宮は権力という魔物に魅せられた欲深い人間たちの巣窟であり、正義に背いて私欲に執着した行動をとる人が跋扈した。それゆえ、陰謀、非道、裏切りが繰り返される「背徳」の世界だったのである。韓国歴史ドラマの舞台としてもっとも多く取り上げられる朝鮮王朝500年の王宮で、国王・王妃・王子・側室たちはどのような人生を歩んでいったのか。歴史の運命に翻弄された王宮の人々の知られざる秘話を明らかにする。
*本書目次より抜粋
はじめに 朝鮮王朝の建国を飾った初代王妃の物語
第1章 禁断の宮殿で愛と欲望はどれほど壮絶だったか
第2章 朝鮮王朝を震撼させた悪女たちの所業を暴く
第3章 国王と王妃は虚構の中で何を嘆いたのか
第4章 怨みと裏切りと復讐の果てに何が起こったか
第5章 悲劇の連鎖で哀しみは終わらない!
第6章 史実を知るとドラマがもっと面白くなる
おわりに 背徳の王宮から遠く離れて何を思うのか
巻末特集「5大王宮の成り立ち」
1 王宮の一般的な配置状況
2 景福宮
3 昌徳宮
4 昌慶宮
5 徳寿宮
6 慶熙宮
朝鮮王朝の歴史年表
朝鮮王朝の歴代国王
朝鮮王朝の歴代王妃
資料
李成桂に関する人物相関図
粛宗に関する人物相関図
世祖に関する人物相関図
中宗と文定王后に関する人物相関図
光海君に関する人物相関図
純元王后に関する人物相関図
仁祖に関する人物相関図
英祖に関する人物相関図
首都の城内図

「地域おこし協力隊」は何をおこしているのか? 移住の理想と現実
星海社新書
移住者と地域住民がタッグを組んで、地域をおこすために必要なことは?
近年SNSでの炎上でニュースになることも少なくない「地域おこし協力隊」。都市部の住民が地方に移住し地域協力活動に従事するこの取り組みにおいて、地域住民と協力隊員のあいだでトラブルが多発しています。もちろん問題ばかりではなく各地で活躍する事例は多いことから、政府は2026年までに協力隊員を1万人に増やすという目標を掲げています。どうしたら急拡大している地域おこし協力隊を本当に地域のための制度として活用することができるのか。そもそも地域おこしって何を“おこす”のか? この制度に詳しく、協力隊員向け研修プログラムの企画・実施をしてきた著者が、都市と地方の両視点から語ります。
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 地域おこし協力隊はなぜ炎上してしまうのか
第2章 地域おこし協力隊とは その背景と制度「人的支援」の系譜
第3章 なぜ協力隊にばかり注目が集まるのか? 急拡大する地域おこし協力隊
第4章 協力隊は、何をおこすのか? 「地域振興」を再考する
第5章 地域自治の再生と人的支援の考え方 人的支援がもたらす影響の大きさ
おわりに