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2014.03.20発売
勝山心中
講談社文庫
湯女(ゆな)あがりながら、抜群の美貌と才覚で吉原随一の太夫となった花魁勝山(おいらんかつやま)には、人には言えない秘密があった。遊女の身で、男を受けつけられない煉獄の日々。ただ1人心を許した町奴(まちやっこ)の幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)も、水野十郎左衛門の屋敷で凶刃に……。明暦の大火、親友の謀殺。波乱に満ちた遊女の生涯を描く哀切の吉原絵巻。(講談社文庫)
この身体のなかには わっちはおりぃせん
湯女(ゆな)あがりながら、抜群の美貌と才覚で吉原随一の太夫となった花魁勝山(おいらんかつやま)には、人には言えない秘密があった。遊女の身で、男を受けつけられない煉獄の日々。ただ1人心を許した町奴(まちやっこ)の幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)も、水野十郎左衛門の屋敷で凶刃に……。明暦の大火、親友の謀殺。波乱に満ちた遊女の生涯を描く哀切の吉原絵巻。

2014.03.20発売
白洲次郎の生き方
講談社文庫
約束を守ること。安易な妥協を許さず自らのプリンシプルに忠実に生きること。それが真っ当な人間の条件である。終戦直後、吉田首相の懐刀としてGHQ相手に辣腕をふるい近代民主国家の礎を築いた男の素顔は、ユーモアとアイロニーに富む魅力あふれるものだった。現代に生き、未来を拓く本当のカッコよさとは!?(講談社文庫)
ダンディズムの真髄、男の品格を学ぶ。
約束を守ること。安易な妥協を許さず自らのプリンシプルに忠実に生きること。それが真っ当な人間の条件である。
終戦直後、吉田首相の懐刀としてGHQ相手に辣腕をふるい近代民主国家の礎を築いた男の素顔は、ユーモアとアイロニーに富む魅力あふれるものだった。現代に生き、未来を拓く本当のカッコよさとは!?

2014.03.20発売
ビューティ漢方道
文芸(単行本)
体の内側からキレイになる。たとえば肌の悩みを化粧で隠すのではなく、悩みが出ない肌質にする。あるいは、肩こりをマッサージで解消するのではなく、肩がこらない体質に変えてゆく。漢方にはそれができます。体の不調が心に影響を与え、弱った心がさらに体を悪くする……。この悪循環を漢方で解決しましょう。ストレスフルな現代を生きる女子たち必読の読みもの。「Voce」の人気連載、待望の単行本化!
からだの内側からキレイになる。たとえばオイリー肌に対して、脂とり紙で皮脂をとるのではなく、皮脂が過剰に分泌されない肌質に変身すること。あるいは、くすみやニキビ、目のクマを化粧で隠すのではなく、それらがでない体質に変えること。さらに、肩こりをマッサージで解消するのではなく、そもそも肩がこらない体質にすること。漢方には、それができます。
からだの不調は心に影響を与え、弱った心がさらにからだを悪くしてしまいます。その悪循環を断ち切るために、漢方で悩みを解決しましょう。
ストレスフルな現代を生きる女子たちにおくる癒しの読みもの。「Voce」の人気連載、待望の単行本化です。

2014.03.20発売
私のいない高校
文芸(単行本)
鬼才が放つあまりにも前衛すぎる学園小説。カナダからの留学生を受け入れた、とある高校での数ヶ月の出来事――。普通すぎるのに普通じゃない、物語という概念を徹底的に排除した、「主人公のいない小説」 (講談社文庫)
『これまで読んだ中で、もっとも不可解な小説』――豊崎由美氏
カナダからの留学生(でも英語が苦手)を受け入れた、とある高校での数ヵ月――。描かれるのは至ってフツウの学園生活のはずなのに、何かが、ヘン……。
“物語”の概念を覆す、本邦初「主人公のいない」青春小説!
わかるのに、わからない。わからないのに、愉しくてたまらない。愉しくてたまらないのに、説明できない。説明できないのに、おすすめしたい。
これまで読んだ中で、もっとも不可解な小説に驚愕&驚喜。「私」のいないヘンテコな小説を書いた青木淳悟は、私の大事な作家になりました。――豊崎由美氏(書評家)

2014.03.20発売
少年殺人者考
文芸(単行本)
少年たちは、少年ゆえに、罪を犯した。少年たちは、なぜ人を殺したのか? 李珍宇、永山則夫、酒鬼薔薇聖斗、光市母子殺害事件犯・・・。戦後史に残る少年殺人事件、彼らの残した言葉に迫る傑作論考!
少年たちは、少年ゆえに、罪を犯した。
少年たちは、なぜ人を殺したのか?
李珍宇、永山則夫、酒鬼薔薇聖斗、光市母子殺害事件犯・・・。戦後史に残る少年殺人事件、彼らの残した言葉に迫る傑作論考!
本書のテーマは殺伐たるものだ。しかし、私は犯罪や殺人といった事件そのものに格別強い関心があるわけではない。私の関心を惹くのは、事件そのものというよりも、むしろ、事件を起こした少年たちの「表現」、とりわけ彼らの言葉である。(中略)
彼らの言葉は、たいていは、事件の重大性に比してあまりに幼稚で凡庸だったり、妄想めいて意味不明だったりする。けれども、時折、鋭く尖った一句が私の眼を撃つことがある。そこには、拳銃や刃物によって噴出させるしかなかった彼らの閉ざされた心が、その秘密の内奥を露頭させている。私は、彼らの言葉を手がかりに、彼らの隠された内奥のドラマを読み取ろうと試みたのである。――<「はじめに」より>

2014.03.20発売
肉体について
文芸(単行本)
あの栞というのは、下の方に髪の毛の赤い子供が蹲ってなにかしている絵のついた栞のことだが(いまになってみると、それがにんじんのスケッチだということがわかる)、その栞が忘れられないのは、余白のところに、ペンでこんな文句が書いてあったからである。家庭は愛し愛される者だけで作れぬものであらうか。
おのれの自由にならない肉体を見つめ、人生を振り返る著者最後の小説。
少年の日の思い出を通して語られる家族、優しい光に満ちた日常。
あの栞というのは、下の方に髪の毛の赤い子供が蹲ってなにかしている絵のついた栞のことだが(いまになってみると、それがにんじんのスケッチだということがわかる)、その栞が忘れられないのは、余白のところに、ペンでこんな文句が書いてあったからである。
――家庭は愛し愛される者だけで作れぬものであらうか。――<本文より>

2014.03.20発売
陽だまり幻想曲
文芸(単行本)
中国人作家が新たなテーマに挑んだ意欲作! 6人兄弟を抱える隣家から、金曜の夜に届くのは、すさまじいケンカの怒号とそれに続くなまめかしい女の声…。となりの家族は「私」の理想なのか、それとも……。
夜な夜な聞こえるあの音。も、もももしかして(汗)
のどかな毎日×驚愕のセンセーション!
優しい夫と、もうすぐ3歳になる息子と暮らす「私」。「全てを一新して、生活を変えなければ」と思い立ち、パートをはじめ、新しい家に引っ越した。引っ越し先の隣家は、6人の男の子のいる大家族。ひとり息子のためにはよかったと喜ぶ「私」だったが、毎週金曜、隣家ではある出来事が起こるのだった……。
中国人留学生たちの「今」を描く「ピラミッドの憂鬱」を併録。

2014.03.20発売
見知らぬ人へ、おめでとう
文芸(単行本)
「……あの、むかし、日比谷で、いっしょにコンサート観ませんでしたか?」かつて1度だけ会ったことがあるふたりの女性の、十数年ぶりの再会……。過去をふりかえりたいわけではない。なつかしみたいわけでもない。いまのままでいいとも思っていない。だけど、あの頃となにが変わったの? 小さな願いをかかえて生きる、ふたりの女性の姿を追った表題作ほか、「野いちごを煮る」「天使」の2篇を収録。
ちょっとだけでも、なにかが変わればいい……。
ひとりぼっちの切ない気持ちを乗せて、東京の空の下、水上バスは走りだす。
OL、パート、派遣社員……。彼女たちのリアルを描く小説集
「……あの、むかし、日比谷で、いっしょにコンサート観ませんでしたか?」
かつて1度だけ会ったことがあるふたりの女性の、十数年ぶりの再会……。過去をふりかえりたいわけではない。なつかしみたいわけでもない。いまのままでいいとも思っていない。だけど、あの頃となにが変わったの?
小さな願いをかかえて生きる、ふたりの女性の姿を追った表題作ほか、「野いちごを煮る」「天使」の2篇を収録。

2014.03.20発売
マキリ
男はミイラとなり女の棲む黄泉へと向かう。即身仏伝承の残る山形を舞台に、男女のもつれ合う情念と因縁を、濃密な官能と斬新怪異な物語で綴るホラー恋愛小説。ベストセラー『モルヒネ』の著者が描く究極愛。
男はミイラとなり、女の棲む黄泉へと向かう――。
40万部のベストセラー『モルヒネ』の著者が描く“愛の究極”
即身仏伝承の残る現代山形を舞台に、男女のもつれ合う情念と因縁を、濃密なる官能と斬新怪異な物語で綴る、ホラー恋愛小説。
「なあ竜子、オレは死んでいるのか?」
新宿で殺傷事件に巻き込まれ、逃れるように、十数年ぶりに故郷山形に戻った騎寅。再会した幼なじみでかつての恋人・竜子は、騎寅の父・拓馬の妻となっていた。しかし、拓馬の不在が呼び水となり、嫌いで別れたわけではない騎寅と竜子は、再び体を重ねるようになる――。
「生きるために言いわけが欲しいなんていわないで」
講談社創業100周年記念出版

2014.03.20発売
空になりたい WANT TO BE THE SKY
文芸(単行本)
その瞬間、あたしはニンゲンであることを無意識に放棄して、地面に転がるただの石になった。見開いている眼に、空の青が飛びこんでくる。真っ白な意識はあまりにもピュアに、汚れも怖れも知らない無窮の宙の色にそまっていた。太陽の回りの光環がいくえにもにじんでいるのも、空の高みから降ってくるキラキラした光の粒子も、ひとつひとつくっきりと見える。
教室のすべてを敵にまわしても、きっと、生きていける。
1人対38人、徹底的なイジメの中で、17歳の女子高生・凛音は、たったひとりで戦いはじめる。著者渾身の書き下ろし長編小説!
その瞬間、あたしはニンゲンであることを無意識に放棄して、地面に転がるただの石になった。見開いている眼に、空の青が飛びこんでくる。真っ白な意識はあまりにもピュアに、汚れも怖れも知らない無窮の宙の色にそまっていた。太陽の回りの光環がいくえにもにじんでいるのも、空の高みから降ってくるキラキラした光の粒子も、ひとつひとつくっきりと見える。――<本文より>

2014.03.20発売
パリの猫の一日はとても長い
文芸(単行本)
パリで20年間雑誌の仕事をして、昨年フランスで生まれた、銀次という名の灰色の猫をつれて東京に戻ってきた。離れてみると、パリに対して並外れた思いを抱いていたことに気づいた……ともあれパリは淑女に似ている、というひとがいるが、淑やかな女なら、必ずいくつかの秘密をもっているものだ。たしかに私のみたパリには、この淑女の条件がそろっていたような気がしてならない。――<あとがきより>
Parisの恋愛はやっぱり世界一!
恋の哀しさ、生きていることの楽しさ、切なさ。素敵な気持ちがいっぱいつまった物語たち。
パリで20年間雑誌の仕事をして、昨年フランスで生まれた、銀次という名の灰色の猫をつれて東京に戻ってきた。離れてみると、パリに対して並外れた思いを抱いていたことに気づいた……ともあれパリは淑女に似ている、というひとがいるが、淑やかな女なら、必ずいくつかの秘密をもっているものだ。たしかに私のみたパリには、この淑女の条件がそろっていたような気がしてならない。――<あとがきより>

2014.03.20発売
日本風景論
講談社文芸文庫
常に斬新な批評を展開する著者が“風景”と呼ぶ微妙な位相。村上春樹の小説を中心に「まさか」と「やれやれ」論、坂口安吾、田中角栄、北一輝に共通性を見る「新潟の三角形」、“ディスカバー・ジャパン”と国木田独歩、志賀重昂を対比する「武蔵野の消滅」ほか、三島由紀夫、深沢七郎、吉本ばなな、大島弓子等、時代をとりまく日本的文化現象に焦点をあてた独創の8篇。著者の批評の資質と方向を示す初期評論集。

2014.03.20発売
随筆集 下駄の音
講談社文庫
師の風貌に欠かせぬ下駄の音。白夜の旅に想うさまざまな感慨――移りゆく四季の実感、生まれ育った故郷のこと、旅のこと、家族のこと、文学への想い……日常の一齣に、芳醇な文学の香りをそえて、人生への深く、暖かい視線で綴る、三浦哲郎の名随筆。随筆集『下駄の音』『一尾の鮎』より達意の名文66編を精選収録。(講談社文庫)
師の風貌に欠かせぬ下駄の音。白夜の旅に想うさまざまな感慨――移りゆく四季の実感、生まれ育った故郷のこと、旅のこと、家族のこと、文学への想い……日常の一齣に、芳醇な文学の香りをそえて、人生への深く、暖かい視線で綴る、三浦哲郎の名随筆。随筆集『下駄の音』『一尾の鮎』より達意の名文66編を精選収録。

2014.03.20発売
随筆集 春の夜航
講談社文庫
ささやかな生活の断片に人生の一齣をすくいとり、友人や家族、故郷、文学への想いを滋味豊かな筆致で綴る名随筆集。『せんべの耳』『春の夜航』より63編を精選。(講談社文庫)
人生への深く暖かい視線で綴る名随筆63編。
ささやかな生活の断片に人生の一齣をすくいとり、友人や家族、故郷、文学への想いを滋味豊かな筆致で綴る名随筆集。『せんべの耳』『春の夜航』より63編を精選。

2014.03.14発売
アトラス 海洋機構トリックアート(3)
太平洋上の実験都市「アトラス」で発生した「起きてはならない犯罪」。事件現場にたまたま臨場した警察官・瀬川は、友人の刑事、梶の死体に遭遇する。その瀬川のもとに、謎の女子高生が訪れ、行方不明になった友達を探すことを依頼した。瀬川と、女子高生・可奈子は、友人の家を訪ねる。友人の父は、アトラスを動かす新エネルギーを開発した科学者だった。二人を前にした彼のリアクションは、明らかに不自然なものだった。
千葉沖の太平洋上に造られた実験都市「アトラス」。完全監視システムを持つこの都市で、「起きてはならない犯罪」が発生する。被害者は、かつて存在したという「アトラス十三番目の区画」の住人なのか? アトラス警察に勤務する警察官、瀬川はこの殺人事件を契機として都市そのものの謎に引き込まれる。「嘘で塗り固められた街」が内包する秘密と、隠された目的。瀬川が最後に直面する、衝撃の真実とは!?

2014.03.14発売
アンの夢の家 赤毛のアン(5)
青い鳥文庫
美しい九月のある午後、グリン・ゲイブルスでごく親しい人たちにかこまれ、結婚式を挙げたアンとギルバート。
二人は、プリンスエドワード島のフォアウィンズ港に近い美しい海辺の小さな家で、新しい生活をはじめました。
その小さな白い家にアンがつけた名前は「夢の家」。
リンド小母さんをほうふつとさせるミス・コーネリアや、家主のジム船長、美しいレスリー・ムアなど、魅力的な隣人たちと出会い、新婚の一日一日をいつくしむように過ごすアン。
そして、夏のある日、だれもが待ち望んだアンの最初の赤ん坊が生まれて……。
繊細でかわいい挿絵、美しく読みやすい訳文で、小学生から大人まで人気の赤毛のアン・シリーズ。
<海外の名作 小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>

2014.03.14発売
アンの幸福 赤毛のアン(4)
青い鳥文庫
大学を卒業したアンは、幼なじみのギルバートと婚約し、プリンスエドワード島サマーサイド中学校の校長先生になりました。でも、よそ者に敵意を持つ同僚の教師や、町の有力者プリングル一族は、若い校長であるアンの悩みのたね。
アンは、学校に残って医学の勉強を続けているギルバートにあてて、仕事の悩みや新しく知り合ったレベッカ・デューや、「小さなエリザベス」などとの楽しい交流をユーモラスな筆にのせて、せっせと書き送ります。
アンのユーモアの才能は、ペンでもばつぐんに発揮されます。どんなことにもおもしろさを発見してしまうアンの才能は、校長先生になったって不滅なのです!
かわいいイラストと読みやすい訳文で人気の赤毛のアン・シリーズ。
<海外の名作 小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>

2014.03.14発売
アンの愛情 赤毛のアン(3)
青い鳥文庫
あこがれのレドモンド大学に入学したアン。
なつかしいアヴォンリーをはなれ、愛らしい「パティの家」で、友だちと暮らすことに!
きびしい勉強や華やかな社交生活、おさななじみルビーとの悲しい別れ、腹心ダイアナの結婚、
そして、いつも心に描いていた「うるわしの王子」そのもののロイとの出会い--。
大学生活をいきいきと描いた、3冊めのアン・シリーズです。
<海外の名作 小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>

2014.03.14発売
アンの青春 赤毛のアン(2)
青い鳥文庫
グリン・ゲイブルスでは、マリラが孤児のふたごをひきとることになり、子ども好きのアンは、大喜び!
腹心の友、"山彦荘"のミス・ラヴェンダーとの出会いや、
崇拝する作家モーガン夫人の来訪など、
忘れられないアンの毎日を描く、アン・シリーズ第2作です。
<世界の名作 小学中級から すべての漢字にふりがなつき>

2014.03.14発売
本がどんどん読める本 -記憶が脳に定着する速習法!
講談社+α文庫
「仕事の知識、スキルを高めたい。資格も欲しい。そのために、勉強する気は満々。でも、本が読めない。何とか本を速く、たくさん読めるようになりたい」という人々に、「内容をちゃんと理解しながら、自分に必要な知識を広く深く身につけ、仕事や資格取得にフル活用できる」速習法を伝授。「読字障害」を克服した著者が編み出した、実効性の高い読書法。※この作品は2009年4月、講談社より刊行されました。