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おぼろ忍法帖(下)
2022.04.15発売
おぼろ忍法帖(下)
著:山田 風太郎,装丁:山崎 百々雄
講談社文庫
「将軍家病篤し」の報に、紀州大納言は今や藩を挙げて命運を賭すべく、魔界より甦った怪異の剣士を供に江戸へ向った。この天下覆滅の大陰謀に立ちはだかる柳生十兵衛! その秘剣をかざして天草四郎と対決するが、父但馬守が魔人として敵中に在ることを知り、彼の心は悩乱する。が、――魔剣士を操る森宗意軒の大陰謀は大詰に達し、遂に対決の時いたる! 月明暗き柳生谷で柳生但馬守と、伊賀は上野鍵屋ノ辻で荒木又右衛門と、波蒼き伊勢の船島で宮本武蔵と。――隻眼まなじりを決し、孤剣を抱いて馳せ向う柳生十兵衛! 壮絶無比の大死闘はいよいよ最高潮に。全3巻、完結編。
電子あり
おぼろ忍法帖(中)
2022.04.15発売
おぼろ忍法帖(中)
著:山田 風太郎,装丁:山崎 百々雄
講談社文庫
妖雲は紀州藩を覆った。天草一揆の首謀者・森宗意軒の忍法「魔界転生」により、魔人として蘇生した宮本武蔵、柳生但馬守、荒木又右衛門、天草四郎ら7人の剣鬼が和歌山城内に潜んだのだ。しかも紀伊大納言頼宣もまた魔界への転生を希い、忍体となる美女狩りを続ける。追いつめられた3人の美女は救いを剣の師・柳生十兵衛に求めた。 天下に冠たる大剣士の群れに対し、孤剣隻眼の十兵衛はついに起った! 西国札所第一番青岸渡寺で妙剣・田宮坊太郎と、怒涛逆巻く紀州三段壁で名槍・宝蔵院胤舜と、廃墟の道成寺で豪剣・柳生如雲斎と。――死闘の勝敗は果していずれに!? 疾風怒濤の全3巻。
電子あり
おぼろ忍法帖(上)
2022.04.15発売
おぼろ忍法帖(上)
著:山田 風太郎,装丁:山崎 百々雄
講談社文庫
心をこの世に残しつつ死の際に立った男が愛する女と交る――と、ひと月後にその女胎を裂いて男は再誕する。妖異凄絶の忍法「魔界転生」! 血風の中に甦る剣鬼たちは天草四郎を筆頭に、曰く宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生宗矩、柳生兵庫、宝蔵院胤舜、田宮坊太郎。背後でこれを操るは天草の乱に敗れた森宗意軒と、そして由比正雪。 彼等は紀伊大納言頼宣を唆かし、徳川の天下を潰乱に導くべく、魔人と化した「転生七人衆」を紀州に送り込んだ。これに対決しうるは隻眼の剣手、柳生十兵衛あるのみ。妖雲は腥気をはらみ、十兵衛を窺って紀州から柳生の庄に迫った。全3巻、痛快忍法小説。
電子あり
女の踏絵
2022.04.15発売
女の踏絵
著:梶山 季之
講談社文庫
東洋映画を背負って立つ、一枚看板の大女優・草壁三樹子は日本でも指折りの大富豪、一井男爵を父に、新劇女優・水田三重子を母にして生まれた。彼女は生まれつき淫奔で、志村プロデューサーと関係し、カメラ助手・白石次郎の子を生み、多くの男と浮名を流すのだった。しかし、二枚目スター・林光哉を知るや、三樹子は全身全霊で彼を愛し、同棲するようになった。そんな三樹子を、彼女の幼時からの忠実な下僕――「カシモド」は嫉妬の炎を燃やし、冷たく見つめるのだった。……。強烈な欲望に生きる奔放な女性を描いた問題作「白い炎の女」他3編を収録。
電子あり
藤あや子写真集『FUJI AYAKO』
2022.04.14発売
藤あや子写真集『FUJI AYAKO』
撮影:浅井 佳代子
写真集・画集
「NHK紅白歌合戦」出場21回を誇る日本一美しい演歌歌手の麗しき肢体を一冊に――。 引き締まったカラダを披露したビキニショットや人魚のように海と戯れる姿は全国民必見。 "セクシーでありながらカッコいい" 「色気」と「芸術」を見事に両立させた唯一無二の写真集。 ぜひ誰もが羨む「美の極み」をご堪能ください。 デビュー35周年記念特別企画。 藤あや子/ 1961年、秋田県生まれ。`87年デビュー、『日本レコード大賞美空ひばり賞』や『日本有線大賞』など数々の受賞歴を持つ。『NHK紅白歌合戦』には21回出場。平成の演歌・歌謡シングル売上ランキングTOP10に演歌歌手では唯一2曲がチャートイン、女性演歌歌手としては第1位となる。趣味は絵画、陶芸、書、ヨガ、キックボクシング、アコースティックギター、ゴルフ。特技は料理。秋田県『食彩あきた応援大使』、山梨県『北杜市ふるさと親善大使』。近年は保護猫の「マルオレ」との生活を綴ったSNSが話題となっている。南こうせつプロデュース最新シングル『夢のまにまに』、ベストアルバム『藤あや子 特選演歌 ヒット全曲集』が好評発売中
電子あり
おかあさんといっしょ あつこお姉さん 卒業記念写真集 笑顔と元気をありがとう
2022.04.14発売
おかあさんといっしょ あつこお姉さん 卒業記念写真集 笑顔と元気をありがとう
編:講談社
NHK・Eテレの国民的幼児番組「おかあさんといっしょ」のうたのお姉さん・小野あつこさんが今年度をもちまして、番組を卒業することになりました。在任期間は6年。長きにわたってうたのお姉さんを務めてきた、小野あつこさんの想いがぎっしり詰まった卒業記念ムックです。
電子あり
子どもに伝わる魔法の「ほめ方」「叱り方」 モンスター三つ子男子の母ちゃんが見つけた
2022.04.14発売
子どもに伝わる魔法の「ほめ方」「叱り方」 モンスター三つ子男子の母ちゃんが見つけた
著:島谷  留美
★「すごいね」「えらいね」は禁句です。 子どものやる気が育ち、親子の言い合いが激減する 最強の「ほめ方」「叱り方」ルール ★オンラインセミナー、個別カウンセリングは募集開始で即満席!  カリスマ言葉がけコーチの言葉がけメソッド初公開 ゲームばかりしている我が子にこんな言葉をかけてはいないでしょうか? 「いつもゲームばかりしてるんだから!」 テストで100点取ってきた子どもを 「すごいね!」とほめていないでしょうか? じつは、どちらも、子どものやる気をなくすNGな言葉がけです。 では正解は?  あるいは「学校に行きたくない」と子どもに言われたら? その答えが本書にあります。 この本の著者は、学級崩壊主犯者の三つ子男子を育てた経験から現在、多くの親子のコミュニケーションを改善するカウンセリングを行い、絶大な支持を集めている言葉がけコーチです。キャパオーバーで育児ノイローゼになりかけた「母ちゃん」が、育児の「もうムリ!」の極致から編み出した魔法の言葉がけルールを初公開。 「聞く力」「ほめ力」「叱り力」「話し合う力」「ずぼら力」「我が家のルール力」「親が大切にしていることを伝える力」。 ーー子どものやる気を育てて、みずから考えて行動する子どもへと成長させる方法をこの「7つの力」に分類して教えます。 このメソッドにより、著者は「勉強しなさい」と言うことなく、三つ子は、長男・私大医学部入学、次男・早稲田大学政経学部→総合商社入社、三男・米国大学留学→外資系コンサルティング会社入社と、みずから進む道を決められる子に成長。 子どもをつい怒ってしまったり、イライラ命令してしまう。 言うことを聞かない子どもとすぐ言い合いになってしまう。 かといって子どもとの関係はなかなか改善せず、「理想の親になれない……」と落ち込んでしまう。 幼児期、反抗期、受験期の子どもを抱え、子どもとのコミュニケーションに頭を抱えているお母さん、お父さんは必読です。 三つ子育児ならではのドタバタ奮闘記が盛りだくさん。「実録!三つ子事件簿」マンガ収録で、多胎児ママでなくても、「こんなに大変そうでもなんとかなるんだ」と気持ちがラクになるはずです。
電子あり
ディズニー・ピクサー はじめての プログラミング
2022.04.14発売
ディズニー・ピクサー はじめての プログラミング
編:講談社
講談社の絵本
『トイ・ストーリー』や『カーズ』、『ファインディング・ニモ』など、ピクサーのなかまたちと、プログラミングちえあそび! 論理的思考力と、クリエイティブな力が身につく!! ピクサーのキャラクターたちと、プログラミングのクイズにチャレンジ! プログラミングの基本となる「じゅんばん」「くりかえし」「じょうけん」の考え方を、 クイズを解きながら、楽しく身につけることができます。 クイズを解くだけでなく、オリジナルのキャラクターを考えてみたりと、 自由な発想を楽しむクリエイティブなコーナーも! パソコンやタブレットは必要ありません。 ピクサーのキャラクターたちと、本だけで楽しく学ぶことができるので、 小学校入学前の、はじめてのプログラミングれんしゅうに最適! 問題は、初級・中級・上級に分かれているので、 お子さまのペースにあわせて学ぶことができます。 A4サイズ/64ページ/オールカラー PC不要/5歳から
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国民とは何か
2022.04.13発売
国民とは何か
著:エルネスト・ルナン,訳:長谷川 一年
講談社学術文庫
「国民の存在は日々の人民投票である」―― この有名な言葉が見出される本書は、エルネスト・ルナン(1823-92年)が今からちょうど140年前、1882年3月11日にパリのソルボンヌで行った名高い講演の記録です。 文献学者として出発したルナンは、その手法を用いて宗教史に取り組み、コレージュ・ド・フランスの教授に就任しましたが、イエスを「比類なき人間」だと断言したことで物議を醸しました。その主張は1863年に『イエスの生涯』(邦訳・人文書院)として出版され、たちまち大ベストセラーとなって名を馳せます。 そんなルナンが、なぜ「国民」について論じることになったのか? そのきっかけは普仏戦争(1870-71年)での祖国フランスの敗北にあります。第二帝政の崩壊、パリ・コミューンの騒擾、そしてアルザス・ロレーヌの割譲といった政治的悲劇を目のあたりにした宗教史家は、にわかにナショナリストとしての顔を見せ始め、政治的な発言を積極的に行うようになりました。その白眉とも言うべきなのが、敗戦から10年あまりを経て行われた本書の講演にほかなりません。 振り返れば、フランス革命に起源をもつとされる「国民国家」の根幹をなす「国民」とは、いったい何なのでしょう? ルナンは、人種、言語、宗教、さらには利害の共通性、国境など、さまざまな要因を検討した上で、それらのいずれも「国民」を定義するには不十分であることを明らかにします。そうして至りついたのが「国民とは魂であり、精神的原理です」という主張でした。国民という「魂」を形成しているものは二つ――過去の栄光と悔恨の記憶、そしてともに生きていこうとする意志です。これら二つを現在という時の中に凝縮した形で述べた定義が、冒頭に挙げた「国民の存在は日々の人民投票である」だったのです。 本書は、フィヒテの『ドイツ国民に告ぐ』(1808年)と並ぶ「国民」論の古典中の古典として読み継がれ、アーネスト・ゲルナー『国民とナショナリズム』(邦訳『民族とナショナリズム』岩波書店)、ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』(邦訳・書籍工房早山)など、20世紀のナショナリズム研究を生み出す基礎になりました。その流れは、グローバリズムの進展の中で逆説的にも国民国家が存在感を増している今日もなお継続されています。 にもかかわらず、本書は日本では文庫版で読むことができずにきました。最適任の訳者を得て実現した明快な新訳は、現代世界を理解するために不可欠の1冊となるはずです。
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遺伝子とは何か? 現代生命科学の新たな謎
2022.04.13発売
遺伝子とは何か? 現代生命科学の新たな謎
著:中屋敷 均
ブルーバックス
2003年にヒトゲノムの解読が完了したが、これで「遺伝子」がわかったのかというとそうではない。DNAにコードされている遺伝子の構成が判明したことで、ヒトゲノムの複雑さがかえって判明してきた。また、DNAに遺伝子はコードされているが、それらは非コード配列やそのコピーである多様なRNAなどによって、たくみに制御されていることがわかってきた。「遺伝子」とは、それらの制御機構を抜きにしては語れないし、「遺伝子」の概念は新たなステージで考える必要があるのではないだろうか?  本書では、メンデルの実験から、ワトソン、クリックによる二重らせんモデルの発表など、「遺伝子」をめぐる科学史を追いかけながら、「遺伝子」の正体を問い続ける。ゲノムの解読は終わりではなく、「遺伝子とは何か?」という、古くて新しい問いとその答えをめぐる研究の始まりであることを明らかにする野心的な一冊。
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女人禁制
2022.04.13発売
女人禁制
著:鈴木 正崇
講談社学術文庫
男女同権はすくなくとも社会通念上は、あたりまえの前提となって久しい。 だが、日本の各地には、女性の立ち入りを禁止する聖域や、特定の神事には女性を参加させないという慣行が現在も存在している。 そして、大相撲の土俵についての「禁制」は、たびたび物議をかもしてきた。 「女人禁制」とはいかなる背景から生まれ、変化する政治や社会の中で受け継がれてきたか。 なぜ、時に激しい批判にさらされながらも、人々はそれを守ろうとするのか。 女性たちは禁制をどのように受容し、あるいは抵抗し、つくり変えてきたのか。 「差別」として批判をする人々と、「伝統」として守ろうとする人々。 この対立構図は、当事者達にとって調停不可能であり、今後も継続することが予想される。 本書では、文化人類学的分析を柱にしつつ、宗教学、民俗学、歴史学、国文学、社会学など様々の分野の成果を取り込んで、 暗黙の前提を覆し、賛成か反対か、伝統か差別かという二分法を乗り越える視点を提示するものである。 第一人者が、真の解決に不可欠な知見を、この一冊でわかりやすく示す! 【本書の内容】 学術文庫版の刊行に際して 女人禁制の現在―プロローグ 女人禁制への視角 大峯山の現状 山と女性 女人結界 仏教と女性 穢れ再考 あとがき 二十年の後に―学術文庫版あとがき
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オッサンの壁
2022.04.13発売
オッサンの壁
著:佐藤 千矢子
講談社現代新書
日本一の「オッサン村」ーー永田町の非常識、政治メディア の実態。 全国紙初の女性政治部長が克明に記す「男社会」のリアル。 なぜ、永田町と政治メディアにオッサンが多いのか? 幾多の「壁」に直面してきた政治記者が男性優位主義の本丸で考えた、日本社会への処方箋。 永田町 「驚きのエピソード」 ・総理秘書官の抗議 「首相の重要な外遊に女性記者を同行させるとは何ごとだ!」 ・夜回り取材時、議員宿舎のリビングで、いきなり抱きついてきた大物議員 ・いつも優しい高齢議員が「少しは休みなさい」と布団を敷き始めた……さて、どうする? 政治記者の「過酷な競争」 ・事実無根の告げ口をされ、梶山静六に激怒される 「あんたが漏らしたのかっ!」 ・空恐ろしかった一言 「女性で声が一人だけ高いから、懇談の場の空気が乱れるんだよ」 ・毎朝の「ハコ乗り」競争、夜の「サシ」取材……入浴時間を削って働く激務の日々 男性でもオッサンでない人たちは大勢いるし、 女性の中にもオッサンになっている人たちはいる。(本書より) 本書の内容 第一章 立ちはだかるオッサン 第二章 ハラスメントの現場 第三章 「女性初」が嫌だった 第四章 女性議員の壁 第五章 壁を壊すには
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人生百年の教養
2022.04.13発売
人生百年の教養
著:亀山 郁夫
講談社現代新書
自分の人生と戦い続けるためにーー老いてこそ真価を発揮する教養とは何か。 読書、音楽、外国語、老い……、ドストエフスキー研究の第一人者が多角的な見地から真の「教養」に迫る。 ●時を経た「再読」が、老いてからの可能性を教えてくれる ●教養人の知識は、つねに「哲学」に裏付けられている ●苦手なもの、嫌いなものこそ可能性の泉となる ●大江健三郎と村上春樹から考える「教養」の継承 ●難解な長編小説を読むコツは、冒頭三十ページの二度読み ●英語を学ぶことで失うもの、母語の唯一性 ●検索エンジンでの複数の語をぶつけあって生まれる「知」 ●豹変を恐れるな、隣人の「喜び」を模倣せよ ●老いをどう乗り越えるかーーエネルギー源としての「忘却」 本書の内容 序章   人は信念とともに若く 第一章  「教養」、すこやかな喜怒哀楽 第二章  少年時代 「私」という書物1 第三章  青春時代 「私」という書物2 第四章  「私は外国語が苦手」 第五章  モンタージュ的思考 第六章  実践の技法 第七章  俯瞰的思考 第八章  老いの作法 終章   大厄災時代に贈る言葉
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官僚の研究 日本を創った不滅の集団
2022.04.13発売
官僚の研究 日本を創った不滅の集団
著:秦 郁彦
講談社学術文庫
深夜におよぶ激務、たび重なる不祥事、「官邸主導」でゆがむ人事。近年では、官僚を志望する東大生も激減しているという。しかし、明治以来の政治・経済を動かし、日本社会の枠組を創ってきたのは、霞ヶ関のエリート官僚たちであり、そのパワーは今も不滅である。「官僚」とは、一体どんな人々なのか。その歴史と生態を、自らも官僚体験のある現代史家が、計量的・実証的に明らかにしていく。 明治初年の「官員さん」のうち、薩長出身者はどれほどの割合を占めたのか。華族・士族・平民の内訳は、どう推移したのか。上級官僚の実父はやはり官僚だったのか、あるいは軍人、商人が多いのか。帝大卒優位のなかに食い込んだ私学は? また、戦前の「革新官僚」と言われた人材のなかには、政党主導の戦後官僚社会であればたちまち弾き出されるような個性派や情熱家も多かった。毛里英於莵、奥村喜和男、菅太郎といった「奇才」や、女性官僚の第一号などの群像を紹介。 戦後は占領政策により「天皇の官吏から公僕へ」「中央集権から地方分権へ」と改革が進むなか、各省庁の「家風と作法」はしっかりと守られ、新たな「吏道」も探究されていく。 「文庫版のあとがき」として、平成・令和の変遷を加筆。〔原本=『官僚の研究:不滅のパワー・1868―1983』1983年、講談社刊〕
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攘夷の幕末史
2022.04.13発売
攘夷の幕末史
著:町田 明広
講談社学術文庫
日本人は誰もが「攘夷派」だった! 「尊皇攘夷vs.公武合体」という幕末史の定説を覆し、日本人の対外認識の原型を抉り出す、画期の書。 [本書の内容] 序 章 幕末のイメージと攘夷 第一章 東アジア的視点から見た江戸時代 第二章 幕末外交と大国ロシア 第三章 坂本龍馬の対外認識 第四章 攘夷実行と西国問題 第五章 攘夷の実相・朝陽丸事件 終 章 攘夷の転換と東アジアの侵略
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英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか?
2022.04.13発売
英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか?
著:新井 潤美
講談社選書メチエ
「上流」の人は‘Pardon?’を使わない?! ワーキング・クラスからアッパー・クラスまで、話し言葉から見えてくる英国階級文化の世界! カズオ・イシグロ『日の名残り』の執事スティーヴンズ、『ダウントン・アビー』の執事カーソン、そしてP・G・ウッドハウスが生み出した名従僕ジーヴズ。英国の映画や小説には教養にあふれ洗練された英語を話す執事がよく登場する。あの言葉遣いや話し方は、「上流の」英語なのか――? ‘Pardon’や‘toilet’といった日本人にも身近な英単語は、実は英国では階級の指標になってしまう言葉づかいだった! 「執事の英語」を入り口に、アッパー・クラスや、ロンドンの「コックニー」、ビートルズの登場で世界的に有名になったリヴァプールの「スカウス」などの訛りのある英語、さらにアメリカ英語に英国人が抱く微妙な感情やBBC英語、RP(容認発音)まで、著者自身の経験も交えつつ、話し言葉と「階級」が織りなす複雑で、奥深い文化を描き出す。 何気ない表現から見えてくる、もう一つの英語世界にようこそ! 【本書の内容】 はじめに 序 章 「礼儀正しい」英語はややこしい? 第1章 執事の英語が語るもの――「洗練された」ロウワー・ミドル・クラス 第2章 「U」と「non‐U」――何が「上流」で、何が「上流ではない」のか 第3章 アメリカの悪しき(?)影響――アメリカ英語と階級の複雑な関係 第4章 アッパー・クラスの英語と発音――『マイ・フェア・レイディ』の舞台裏 第5章 ワーキング・クラスの英語――魅力的な訛りの世界 終 章 標準的な、「正しい」英語とは?――BBCの試行錯誤 おわりに――「外国人」の英語 主な参考文献
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ぺんたと小春のはじめての歳時記
2022.04.13発売
ぺんたと小春のはじめての歳時記
文:有沢 ゆう希,協力:ペンギン飛行機製作所
「ぺんたと小春のめんどいまちがいがし」が大人気のぺんたと小春の歳時記が、登場!! フォロワー10万人突破! のTwitterで大人気のかわいい写真がいっぱい! 未掲載写真も多数収録!! お正月、節分、ひなまつり、端午の節句、七夕、十五夜、クリスマス……。 日本には、数多くの年中行事があります。 七五三が子どもの成長をおいわいするイベントであるように、伝統行事には、 世代をこえ時代をこえて伝えられてきた、たくさんの願いが込められています。 ぺんたと小春が、そんな行事の数々について紹介していきます。 小学校受験では「おうちで季節の行事を楽しんでいますか?」は定番の質問です。 季節のイベントに興味を持ち、楽しみながら体験できると学びにもつながり、 日々の暮らしがより色鮮やかになるのではないでしょうか。 「月の満ち欠け」「二十四節気」「各月の異称」など知識ページも豊富で、 ぺんたと小春の楽しい4コマまんがもついています! おこさまにとっての「はじめての歳時記」にぴったりの1冊です。
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小三治の落語
2022.04.13発売
小三治の落語
著:広瀬 和生
講談社学術文庫
2021年10月、落語家・柳家小三治が亡くなった。 古今亭志ん朝、立川談志と並ぶ日本が誇る話芸の名人は、寄席を主な活動の場とし、晩年、TVやCMなどでの露出はなかったものの、落語ファンからの圧倒的かつ、熱狂的な支持を集めていた。 それほどまでに人を虜にした、人間国宝「小三治の落語」とはいったい、何だったのか。 小三治の芸論、哲学、技術は? 彼は過去から何を受けとり、何を後に遺したのか。 50年来の落語ファンにして、30年に亘り小三治の高座を追い続けた著者による『なぜ「小三治」の落語は面白いのか?』(2014年に単行本、16年に+α文庫化)を改題、増補改訂。 第一章「小三治から見た近代落語史」は新規書き下ろし、 第二章「<小三治落語>の演目」は、追悼番組はもちろん、2022年1月時点で商品化されたすべての音源・映像や、過去に放映された高座91席に言及、大幅加筆のうえ、再検証を行った。 第三章「小三治インタビュー」の濃密な芸談はもちろん、 「柳家小三治」という落語家人生を総括しながら、現代落語史を解読する! 目次 まえがき 第1章 小三治から見た近代落語史 第2章 「小三治落語」の演目 第3章 小三治インタビュー     落語協会会長就任について      小三治「茶話会」会見にて あとがき 参考音源および参考映像 演目索引 *本書は、『なぜ「小三治」の落語は面白いのか?』(2014年単行刊刊、2016年 講談社+α文庫刊)を改題、新章を加えて加筆修正された、増補改訂版です。 内容一部抜粋) 落語って面白くて楽しいんだけどね、哀しいんですよ、どっか。(中略)『長屋の花見』にしたって哀しい噺だよ。哀しい噺なんだけど、それを、ああやって、楽しく、力強く、くだらなく、生きていくっていう、その凄さはね、『長屋の花見』を一席だけやって、一生かかってその一席をやる人がいたって、いいと思う。―――第三章「小三治インタビュー」より
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トントンとリッキのかいぞくせん
2022.04.13発売
トントンとリッキのかいぞくせん
作:やえがし なおこ,絵:松成 真理子
椋鳩十児童文学賞、新美南吉児童文学賞をダブル受賞した童話作家、やえがしなおこのかわいくて、ほっこりする山のくらしをえがいた新シリーズ。 1年生からひとりで読めます。 ●あらすじ 山のふもとにすんでいる、くまの子トントンは今日もげんきいっぱい! あそぶのも、おやつも大すき。そんなトントンのいえのよこに、どうやらあたらしいおともだちがひっこしてきたようで……? パワフルな絵とたのしい物語に、元気をもらえる一冊です。 一 ふねのなまえはくろひげまる となりの おうちに ひっこして きたのは、ちょっと かわった くまの 子 リッキ。 かいぞくせんの はなしを する リッキに トントンは びっくり。 ふたりは、なかよくなれるかな? 二 トントンは、どっちのみかた? かいぞくせん くろひげまるで、なかよく あそんでいたら、ふねに てきが!?  ふねから おりなさい! と おこる リッキ。 ところが、ふねに のって いたのは、トントンの ともだちの チッタと ポンで……。 トントン、どっちの みかた する? 『山のトントン』シリーズ第2作! ●著者紹介 ●やえがしなおこ 1965年生まれ。岩手県在住。『雪の林』(ポプラ社)で第15回椋鳩十児童文学賞、第23回新美南吉児童文学賞受賞。独特の作品世界が高く評価されている。 ●松成真理子 1959年生まれ。大阪府出身。絵本『さくらの谷』(富安陽子・文、偕成社)で第52回講談社絵本賞受賞。絵本をはじめとし、紙芝居や童話の挿絵も多数手がけている。
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なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論
2022.04.13発売
なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論
著:野村 泰紀
ブルーバックス
「宇宙論」は、ここ100年で非常に目覚ましい発展をとげています。これら直近100年の宇宙論の歩みを、最先端の発展までを含め、宇宙論や素粒子論、量子重力理論などを専門とする著者が、徹底解説。はじめての「宇宙論」として本格的な、そして現代的な宇宙論を知ることができるような1冊になっています。 人間の宇宙への興味は、古来より尽きることはありませんでした。実際、古代エジプトからインド、ギリシャに至るまで、様々な「宇宙論」が考えられ、それらに基づいた神話や哲学が発展してきました。にもかかわらず、現代の宇宙論につながる「観測に基づいた系統的な世界観の構築」が始まったのは、かなり最近、ここ400年あまりのことなのです。 理論物理学の最前線では、私たちの宇宙を超えた、その外側や生まれる以前などについても議論できるようになってきています。これらの驚くべき成果は、主に20世紀に入って起こった爆発的な物理科学の発展によってもたらされたものであり、それはアルベルト・アインシュタインをはじめとする多くの科学者の長年における仕事の結果として得られたものです。 現代の宇宙論で科学的に調べることができる、私たちの宇宙が誕生してから約10のマイナス30乗秒後といった宇宙の「超初期」について紹介したり、恒星や銀河、銀河団といった現在私たちが見る構造の起源が、このような宇宙の超初期にどのようにして作られたのか、理論的な説明や、それを確認するための観測についても触れていきます。 よく耳にする「ビッグバン宇宙」や「インフレーション宇宙」といった言葉についても理解が進むように詳しく解説しています。 さらに、近年理論物理学者の間で急速に受け入れられつつある描像である「マルチバース理論」を紹介します。この最新の描像によれば、私たちが全宇宙だと思っていたものは無数にある「宇宙たち」の一つにすぎず、それら多くの宇宙においては素粒子の種類、性質およびそれを支配する法則、さらには空間の次元に至るまで、多くのことが私たちの宇宙とは異なっているとされるのです。 私たちのこの宇宙が始まる前から寿命について、またこの宇宙の外側まで、壮大なスケールで語られる、わかりやすい最先端の宇宙論です。
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