新刊書籍
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1997.07.22発売
レイア-ス(1)VC
中学卒業を間近に控えた同級生、光、海、風は、不思議な生物モコナに出会い、奇怪な出来事に巻き込まれていく。異世界セフィ-ロの侵略者が地球を滅ぼすために現れ、光たちに襲いかかって来たのだ。

1997.07.22発売
TVアニメ-ション・シリ-ズ 逮捕しちゃうぞ(6)
墨東署のハリキリ婦警コンビ、夏実と美幸。の活躍を描くコメディ-。今回は新たな登場人物を加えて墨東署がパワ-アップ。現在、テレビで好評放映中第19~22話をまとめたものです。

1997.07.18発売
枯草の根/炎に絵を
講談社文庫
乱歩賞受賞作と初期の傑作長編推理ーー乱歩賞受賞の処女長編でありながら、中国人名探偵・陶展文の活躍を、清新かつ簡潔で乾いた文体、独得のユーモア、優しく成熟した人間認識で描き、大人(たいじん)の風格を漂わせる『枯草の根』。余命いくばくもない異母兄の依頼で始めた父親の汚名晴らしに、産業スパイやドンデン返しを織りまぜて、完全犯罪を明らかにする、爽やかな『炎に絵を』。人間と人間の織りなす綾で読者を魅了する長編傑作推理2編。

1997.07.18発売
分子レベルで見た薬の働き
ブルーバックス
●人類はがんやエイズの薬を手に入れることができるだろうか?
薬は私たちの体の中で、どのようにして効いているのだろうか?かつて薬の発見は、長い時間と多くの犠牲の上に成りたつ、経験的なものだった。だから、非常に複雑な薬の働きを理解することはほとんど不可能であった。
ところが、20世紀終盤の今、生命現象を分子レベルで扱う分子生物学は、コンピュータという強力な武器を手に入れ、さらに化学と物理学を総合する形で生命科学として開花した。生命科学は、生命現象だけでなく、病気のメカニズムや薬の働きまでも、分子レベルで解き明かしつつある。新たに作製したステレオの構造図を駆使して、生命科学の最前線を紹介する。

1997.07.18発売
Visual Basicで始めるプログラミング
ブルーバックス
●実際に体験しながら、Windowsプログラミングの基本をマスター。
Visual Basicの特徴は、市販ソフトのような見栄のよいプログラムが個人で簡単に作れてしまうところです。本書では、まずVisual Basicでプログラムを組むときの一連の手順を紹介。さらにメニューバーやボタン、テキスト入力など、いろいろなプログラムに応用できる基本ツールの使い方を解説し、最後にはActiveXコントロールやゲームの作成にも挑戦します。CD-ROMに収録したサンプルプログラムを使って、実際に体験しながら学べるので、初歩から無理なくマスターできます。

1997.07.18発売
スポ-ツ障害を防ぐ
ブルーバックス
●健康ブームの陰で増える“使い過ぎ症候群”
健康に対する関心が高まるとともに、フィットネススタジオや市民マラソンが花盛り。しかしその一方で、運動のし過ぎで、肘や膝を傷めたり、疲労骨折したりする“オーバートレーニング症候群”の人が増えている。せっかく健康のためにはじめたスポーツなのに、これでは、過ぎたるは及ばざるよりなお悪い結果になってしまう。そこで、歩く、走る、泳ぐ、打つ、蹴るスポーツごとに、体の仕組みや生理に基づいて、傷めやすい部位とその予防法を解説しよう。

1997.07.18発売
機長のかばん
講談社+α文庫
この機長の飛行機なら安心して乗っていられる!!
機長のかばんを忘れることは、航空法違反になる。かばんの中には、安全に空を飛ぶためのチェックリストやマニュアルが詰め込まれているからだ。そしてパイロットたちは注意深く手順と規則をよく守り、空の安全と秩序を保っている。25000回余という飛行回数を誇った全日空の名物機長が、自らの経験をもとに空の魅力と安全な飛行のメカニズムを語る。東京国際空港を離陸して福岡空港に着陸するまでのフライトを例にとりながら、わかりやすく解説。

1997.07.18発売
大学病院の掟
講談社+α文庫
教授は殿様、患者は領民!?信じたくない話にガクゼン!!
教授が殿様なら、患者は領民。大学病院のシステムは、一般の領民のハッピーな暮らしのためにあるのではない。巨大ピラミッドの頂点に君臨する絶対権力者には、誰も決して逆らえないのだ。
「治療方針に文句があるならとっとと他の病院に行け!」と患者すらも叱りとばし、東大方式に従わないはみ出し医者は、容赦なく僻地(へきち)に飛ばされる、それが「掟」だ。今まで誰も書けなかった日本医学界最前線の真実の舞台裏を、熱血小児科医が赤裸々に明かす!!

1997.07.18発売
イギリス王室の強き妃たち
講談社+α文庫
政略結婚、不倫、離婚。自分に誠実に生きた女たち!!
自ら波乱万丈(はらんばんじょう)の人生を選択したイギリス王室の妃(きさき)たちは、何を思い考え、決断を下したのか!
チャールズ皇太子との離婚に踏み切り、新しい人生を切り拓(ひら)こうとしているダイアナ。2度の離婚を経て、本物の愛をつかみ、純愛に生きたシンプソン夫人。数々の激しい恋に陥りながらも、結婚よりも女王の座を選んだ野望の人エリザベス1世。
結婚、不倫、離婚。自分にあくまで誠実に生きた妃たちの強い生き方に興味津々(しんしん)に迫る!!

1997.07.18発売
ようやく恋がわかり始めた
講談社+α文庫
「恋」は先が読めないから「恋」。怖がらず、勇気を出して幸せに!!
恋愛は、相手の気持ちを知ることから始まります。恋をすることを怖がっているあなた、そんなに臆病(おくびょう)になることはありません。「恋」は先が読めないから「恋」なのです。だから、勇気を出して恋にドキドキしながら、幸せを勝ち取りましょう。男の人が何を考えているのか、この1冊でわかります!恋愛の迷信も不安も解消、本物の恋のゲットを!!
『恋愛の迷信』を改題、文庫化。

1997.07.18発売
マンガ 史記・列子の思想
講談社+α文庫
人生の成功者とは!? 多彩な魅力的人物の生き方は面白い!!
『史記』列伝から、戦国時代に国の実権を握った4人の政治家とその参謀たちの成功譚を、『列子』からは、道を究めた多彩な人物の逸話を収録。栄枯盛衰の世の中で、成功者となり、それを維持するためには何が肝要か!?その秘訣とは!? 世界のベストセラー漫画を新訳と本邦初訳で再構成したオリジナル文庫!!

1997.07.18発売
アジアロ-ド
小林紀晴、一年にわたる新たなる旅。
修行僧、娼婦、難民、学生、女優、老人、蛇頭、旅人……。今を生きるアジアの人間たちの声と汗。
『アジアン・ジャパニーズ』で大人気の著者の目に映ったいまのアジアの姿。

1997.07.18発売
新書アフリカ史
講談社現代新書
人類誕生から混沌の現代へ、壮大なスケールで描く民族と文明の興亡。新たなアフリカ像を提示し、世界史の読み直しを迫る必読の歴史書!
[「浮遊するアイデンティティ」の可能性]──エチオピアでは、単一のネイションを前提としない国家が成立した。1991年に政権の座についた新政府は、徹底した多元主義政策を推進し、93年にはエリトリアの分離独立を円満に承認した。94年に制定された憲法では、各民族に分離独立の権利を(名目的ではなく)保障した。国家は緩やかな統合体となったのである。これは近代市民社会の国家観と訣別した。新たな国家形態の実験でもある。こうした緩やかで単一でないアイデンティティは、実のところ、アフリカ社会が長年つくりあげてきた社会編成の原理でもある。それは柔軟で多元的なアイデンティティに基づく社会と言ってもよい。……
アフリカの柔軟で多元的なアイデンティティを評して、「浮遊するアイデンティティ」と呼んだ人類学者がいたが、単一のアイデンティティを強要する国家や民族という集団同士の殺戮や対立を忌避するためには、浮遊する柔軟なアイデンティティが必要となるだろう。アフリカ社会にはこうした可能性が秘められているのである。──本書より

1997.07.18発売
犯罪学入門
講談社現代新書
日常の平安をおびやかすさまざまな逸脱行動や組織の暴走……具体的事例をふまえつつ、常識ではとらえがたいその内実、法との関連、社会の対応など幅広い知識を提供する。
〔犯罪と法〕──レイブリング・パースペクティヴは犯罪が必ずしも絶対的なものではなく、相対的なものであることに着目した。人類の歴史を見ても、また異なる社会を見ても、ある時代において犯罪と定義されていたものが、そうでなくなったりする。さらに社会状況に応じて異なり、日常生活においては厳しく非難される殺人でさえもが戦場においては英雄的行為と見なされる。
レイブリング・パースペクティヴは、まず第一に、犯罪が犯罪とされるにあたっては、前提としてそれが法律によって禁止されていなければならないという、従来見逃されがちであった基本的事実を指摘し、法律が制定される過程を調査し、それが社会の集団の組織の間のポリティクス、勢力関係に大きく依存していることを検証した。──本書より

1997.07.18発売
はじめての一眼レフ
講談社現代新書
基本から応用テクニックまで、写真の腕をいかに磨くか。まずは日常の中に発見を求める「ご近所写真術」から始めよう。
〔「ご近所写真術」のすすめ〕──時間と金をかけて遠くに行かなくとも写真は撮れる!「近所」もまた写真撮影の現場として面白いし、刺激に満ちた空間なのだ。なにしろ、そこで実際に自分が暮らしているのだから、否でも応でも「わたしの日常」と向かい合わなければいけないことになる。それは文学でいう「私性」などという難しい世界に固執することではなく、明日を生きていくための、ささやかな実験のようなものだと思っている。
気軽に写真を撮り、その結果を見る。また撮る。そんな単純な繰り返しの作業の中から、「見る」ことの楽しさや驚きを発見できる。そしてそこにあるモノ、ここにいる自分自身をゆっくりと確認していける。近所を歩くこともまたおおいなる旅のひとつなのではないだろうか。──本書より

1997.07.18発売
精神医学とナチズム
講談社現代新書
ヒトラーに心酔したユング、ナチ党員だったハイデガー。現代思想史上に輝かしい足跡を残した「知の巨人たち」の知られざる暗部がいま明かされる。
〔「アーリア人」ユング〕──フロイトはユングのオカルト現象や宗教への興味に危険性を感じ、ユングはフロイトの性欲説一点張りの頑固さに辟易していた。1913年、二人の対立は決定的となり、ユングはIPV会長を辞任する。ユングは「一種の心理的危機に陥り、第一次大戦が終了するまでほとんど引きこもった生活をおくっていた」と多くの評伝は伝えている。
しかしながらまさにこの時期、永世中立国であるスイス国民のユングは、ドイツの敵国イギリス・フランス人捕虜収容所で衛生士官の軍務に就いていた。そのときの写真には、生き生きとした表情のユングがはっきりと写し出されている。──本書より

1997.07.18発売
鉄のおもいで
講談社の絵本
鉄のゲージツ家クマさんの絵本
鉄くずの山に集められた、鉄たちがはじめたじまん話。ちっぽけな話、気のなが~い話、勇ましい話……。「絵本作家」クマさんの久々の絵本!
●「泳がせておく これに限るのだ」──井上陽水
製鉄の町、室蘭近郊で生まれ育ったから、篠原勝之は還暦をまえにした現在に至っても、鉄に囲まれて暮らしているのだろうか、といった疑問自体が、あかぬけていない。そんな単純な推測を軸に、彼を分析しようとするような者は、たいがいは田舎者で、羞恥心というものが欠落している。
それでは、石炭を産する筑豊出身の俺の家の庭に、ボタ山がないと話がイナセでないことになる。
泳がせておく、これに限るのだ。クマさんは遊ばせておけば、楽しそうにしているし、ひいてはそれが、世のため、人のためになっているのだから。

1997.07.17発売
隋唐演義(中)
文芸(単行本)
隋から唐への移行期を大スケ-ルで描く中巻洛陽に千人あまりの美女を集め、大運河をつくった隋の煬帝も各地の叛乱でついに自害。隋は滅び、群雄並びたつ戦乱が続く。各地で英雄たちも奮戦し、唐の建国へ。

1997.07.17発売
隋唐演義(上)
文芸(単行本)
中国史上最高の面白さ!歴史物語の最高峰。 随の開祖楊堅(ようけん)は晩年酒色に溺れた末、皇太子楊広(ようこう)と重臣の楊素(ようそ)に謀殺される。楊広は即位し煬帝(ようだい)となるが、全国から1000人を超す美女を集め、遊びにふける。一方、秦叔宝(しんしゅくほう)、単雄信(ぜんゆうしん)ら在野の英雄たちも力強く動き始め、隋末唐初の歴史絵巻が幕を開ける!

1997.07.17発売
摘出
文芸(単行本)
脳死、臓器移植に迫る衝撃の書下ろし長編医学サスペンス。 松浪和夫さんは、乃南アサ、宮部みゆき、高村薫、帚木蓬生、天童荒太氏らの逸材を輩出した、日本推理サスペンス大賞の同窓生である。しかも、デビューしたのが20代半ばと、抜群に若い。当時のわたしの選評、「才能のきらめきは1番」「今後かならず出て来る人」は、間違っていなかった。昨今話題の、脳死をテーマにしたこの作品も、綿密な取材と巧みなストーリー展開に裏打ちされた快作で、今年後半の大きな収穫といえよう。──逢坂剛