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たとえばの楽しみ
1996.11.05発売
たとえばの楽しみ
著:出久根 達郎
文芸(単行本)
「春と修羅」「せどり男爵数奇譚」「三四郎」「竜馬がゆく」「子供より古書が大事と思いたい」「日本文壇史」etc。 どのページから読んでも面白い!最新“書物エッセイ”134編。 題して、「たとえばの楽しみ」。ふと立ちどまって、たとえば何々であったら、とぼんやり思いを致すのも、また一興であろう、という、他愛のない意味である。書物にまつわるエッセイだけを集めた。すなわち私の日記を公開したようなものである。――「あとがき」より
ガンで死ぬのも悪くない
1996.11.05発売
ガンで死ぬのも悪くない
著:諏訪 邦夫
「ガンは恐い病気」なのか。著者は真っ向から異を唱える。人間の〈生〉を締めくくるとき、生物としての寿命、社会人としての寿命、さらに現代医療の限界性から、積極的にガン死を選択する理由を明快に語る。
ばかたれ、しっかりせ
1996.11.05発売
ばかたれ、しっかりせ
著:柿木 央久
奇想天外!斬新奇抜!「大阪名物くいだおれ」を創った男の汗と笑いの繁昌期
ニュ-トンの密室
1996.11.05発売
ニュ-トンの密室
著:吉村 達也
講談社ノベルス
箱根の美術館庭園に屹立する《ニュートンの密室》と題されたモニュメントは、高さ15m直径8mの黄金の円筒。その中で作者の女性彫刻家が刺し殺された。現場は密室。犯人の姿はない。唯一の脱出場所は15m上に開いた空間。万有引力に逆らわねば不可能な犯人消失の謎に、軽井沢純子と木原青年のコンビが挑む!
麦酒の家の冒険
1996.11.05発売
麦酒の家の冒険
著:西澤 保彦
講談社ノベルス
匠千暁(たくみちあき)達が迷い込んだ無人の山荘。家具も内装もないからっぽの室内にあったのは、1台のベッドと、なぜかクローゼットに隠された冷蔵庫の中にある、冷えたビールのロング缶96本とジョッキ13個だけ。誰が何の目的で? 匠千暁と仲間達はビールを飲みつづけ、推理に推理を重ねる。果たして真実に辿り着けるか?
絡新婦の理
1996.11.05発売
絡新婦の理
著:京極 夏彦
講談社ノベルス
レギュラーメンバー総出演。超絶の第5弾! 巷に横行する殺人鬼「目潰し魔」を捜索する刑事、木場修太郎は、かつての知人が事件に関係しているらしい事を知る。併発する事件の中心に存在している人物とは!?
砂漠の薔薇
1996.11.01発売
砂漠の薔薇
著:赤羽 堯
文芸(単行本)
まさか、妻が先に…… 終楽章を迎えた夫婦を襲った妻の“心”の崩壊。夫のささいな過去をなじり、冷えていく2人は、もう一度絆を求めて確認の地・アルジェへ。衝撃の恋愛巨編。 蔦が絡むように寄り添ってきたはずなのに、いつしか根が腐っていた……。同居期間が20年以上の夫婦の熟年離婚が、年々増える傾向にある。老境にさしかかった夫婦を襲う破綻。それは残り少ない時間が現実としてはっきり見える世代の夫婦にとって、人生最後の過酷な試練とも言える。本稿に登場するのも、老境にさしかかった夫婦である。長年連れ添いながら、会話が途絶えがちなふたりに忍び寄る危機。それに直面してはじめて、夫婦は限られた人生をどう生きるかを模索する。筆者はこの夫婦と“自分捜し”の旅に出てみた。――著者のことば
寛永の楔
1996.11.01発売
寛永の楔
著:加来 耕三
文芸(単行本)
「天草四郎を殺したのは誰か?」 いまだ揺籃期の徳川幕府を震撼させた切支丹一揆。だが、その裏には体制崩壊を狙う様々な意志があった!気鋭の歴史作家が暴く、真実の天草四郎の乱! 本書は、昨今の政治・社会情勢を横目に見ながら、幕藩体制の成立時期にすすめられた、「鎖国」という空前絶後の事態を、時代の流れを塞き止めた巨岩としてとらえることから始まった。この国家事業の遂行中に、天草・島原の乱は勃発している。なぜ、このような大規模の一揆が起き得たのか。あるいは、この一揆がもたらした結果は、「鎖国」とどう繋がり、後世になにを残したのか。――(あとがきより)
大江戸ボランティア事情
1996.10.31発売
大江戸ボランティア事情
著:石川 英輔,著:田中 優子
文芸(単行本)
無償の行為で江戸の市民生活は成立していた。 江戸の街は相互扶助、それも代価を期待しない行為で生活が成り立っていた面がいくつもあった。長屋、寺子屋、火消しなどを図版多数で紹介し、暮らしを活写する。
ヘルスサイエンスの英語入門
1996.10.31発売
ヘルスサイエンスの英語入門
著:清水 雅子,著:名木田 恵理子
体と心の健康を平易な英語で学ぶテキスト。メンタルな面に重点をおき、平易な英文を読みながら体と心の健康を学ぶ医療系学生のためのテキスト。スヌーピーのまんがやウィットに富むコラムも満載。
家なき子レミ(1)
1996.10.30発売
家なき子レミ(1)
編:講談社
講談社の絵本
スイ-ト・ドラッグ
1996.10.30発売
スイ-ト・ドラッグ
著:太田 靖之
文芸(単行本)
フィリピンを知り尽くした男の超絶アクション!! 麻薬逃亡犯の汚名を着せられた日本人コンサルタントがマニラのスラム街を疾走する――特異な経歴、圧倒的筆力の著者が放つ書下ろし冒険ロマン!
決定版 就職読本
1996.10.29発売
決定版 就職読本
著:西 功,著:赤羽 良剛
今までの就職常識は通用しない マニュアル本の時代は終わった 日本の社会、経済が大きく揺れる中、就職もまた革命的な変化をしつつある。今の時代、本当に「良い就職」とは何か。就職界を知り尽くしたふたりが指南する勝ち抜くための就職術。
いのち
1996.10.29発売
いのち
著:柳田 邦男
いかに生きるか、死ぬか。名医8人との対話医療の進歩は現場に人間性の欠如をもたらした。患者こそ最大の教科書という名医たちが、その矛盾を指摘し、病気と立ち向かう際の新たな勇気を喚起する対談集。
女は鍛えろ 男は太るな
1996.10.29発売
女は鍛えろ 男は太るな
著:鈴木 正成
イラスト付き解説「ダンベル体操の実際」 ●ダンベル体操スタンダードコース ●腰掛けてやるダンベル体操 ●ストレッチ体操 ●ダンベルを使わない筋肉づくり体操
王昭君
1996.10.25発売
王昭君
著:藤 水名子
文芸(単行本)
辺塞(へんさい)の風、数奇な美女の運命。 漢の後宮から匈奴(きょうど)の王に嫁した伝説的美女。比類のない生命の輝きを鮮やかに描く傑作! 黄濁した江の流れを、物心ついたときから眺めて育った。江水の岸に生えた葦の葉をそよがせ水草が風の揺れるさま、日に何度も水上を行き来する小舟の列を、飽かずに眺めた。少女は常々、自分を、生まれる場所を間違えた渡鳥の子だと考えた。葦野原の中で羽を休める日はあっても、長く1つ処(ところ)にとどまることはできない。空の闊(ひろ)さを恐れもせず、悠々と羽ばたいてゆく鳥になって、いつかはこの狭い、窮屈な場所から逃げ出したいと思っていた。淀むように静かな江の水音を聞きながら、少女はいつも、広いところへ行きたいと願った。やがて、少女の夢がかなう時が来た。──(本文から)
翼をもった女
1996.10.25発売
翼をもった女
著:加藤 幸子
文芸(単行本)
バード、あなたのように、私も旅をした 120年前、日本の「奥地」を旅した英国の女性旅行家イザベラ・バード。その足あとに〈私〉の人生を重ねて描く、 〈女〉を大地にしがみついて動きたがらない生物、と規定した理由は何だろう。もちろん自分が居心地よく感じれば、だれだって動きたくないけれど、そうでなければ私たちがより居心地よい場所を探しにいくことはごく自然である。そこが自分に与えられた世界でただ1つの場所ではないのだとしたら、なぜそこにとどまる必要があるのだろう。私たちが根を張っているところは、いうなれば自分という土壌なのである。──(本文より)
101の幸福なお菓子
1996.10.25発売
101の幸福なお菓子
著:山本 麗子
講談社のお料理BOOK
オーブンからただよってくる、焼きたてのケーキのおいしそうなにおい……。 そんな幸せな時間に会いたくて、きょうも、いつもと同じようにお菓子作りをつづけています。 おいしいものを食べているときは、みんなうれしそうな顔をしているけれど、この本も、スタッフたちの、「おいしいっ」という笑顔で始まりました。わたしにとっては、これが、何よりの励み。読者のみなさんの笑顔は、残念ながら見ることはできないけれど、お菓子を作ること、食べることを、楽しんでくだされば、こんなにうれしいことはありません。――あとがきより
C型肝炎と闘う
1996.10.25発売
C型肝炎と闘う
著:馬場 錬成
250万人のキャリアへ捧げる 働き盛りは病気と仕事をどう乗り越えたか? インターフェロンが効いた! もし、抗体検査が陽性となり、そのうえC型肝炎ウィルスが体内にいることが確認された場合は、専門医を訪ねて、適切な療法をとることをおすすめしたい。相手はウィルスという眼にみえない敵だが、適切な攻略法を講じれば撃滅することは可能だ。要は患者の心構えと、C型肝炎の専門医の選択である。肝炎を早い時期に発見し、専門医の選択さえまちがえなければ、完治することはけっして夢ではない。――「まえがき」より
星の国のアリア
1996.10.25発売
星の国のアリア
著:ひの まどか
文芸(単行本)
本格的オペラ小説 幻のオペラ《金鶏》復活とプリマ・ドンナ誕生のドラマ!指揮者・大野和士氏推奨「迫真的に描ききられている音楽家の“業”」 1905年、血の日曜日事件。この後に書かれたリムスキー・コルサコフの名作「金鶏」は、独裁者への風刺性が強いために、生み出された直後から、抑圧を受ける運命にあった。どうしても、この名作を自分の手で舞台にかけたい――。禁断のオペラに魅入られたロシアの人々は、地底で、奥深くちろちろと燃える火のように、この情熱をひた隠しにしたまま、いつとは知れぬ上演の日に向けて、準備を整えるのだった。そして、半世紀後の東京――。オペラとは何か。演奏家にとっては、人生そのものである舞台。作者のひのまどかさんが、演奏家であるからこそ、迫真的に描ききられている音楽家の“業”。華やかな舞台の裏側を知るうえでも、楽しめる小説である。――大野和士(フィルハーモニー交響楽団常任指揮者/ドイツ・バーデン州立歌劇場カールスルーエ音楽総監督)