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1996.10.18発売
スヌーピーののんきが一番(3)
講談社+α文庫
どうしてぼくはここにいるのか……とつぶやくスヌーピー。失われた愛の記憶の苦しさをシュローダーに切々と説くルーシー。学校に行きたくない理由を延々と言いつづけるサリー。ほろにがい思いも、あまずっぱい思いもいろいろあるけれど、みんな、ほのぼの生きている。そんな彼らといっしょに思いっきり「気持ちのリフレッシュ」をしてみませんか!?
PEANUTS(C)United Feature Syndicate Inc.

1996.10.18発売
おはよう寄生虫さん
講談社+α文庫
体内で5000匹にまで増える回虫、数メートルにもなる条虫……他人に寄りかかりながら暮らす「世の嫌われもの」も寄生虫研究60年の世界的権威の著者によるとファンタジックな生きものになる。朝、目が覚めると思わず心の中で彼らに「おはよう」と呟き、いつも夢にひょっこりと現われる。そして、彼らも神様から命を授かったこの世の住人であると慈しむ。「世界でただひとつの博物館」、目黒寄生虫館館長が世にも不思議な生きものたちの、コワくてのんきな素顔のすべてを明らかにする。

1996.10.18発売
アーモンド入りチョコレートのワルツ
いつ、終わってしまったんだろう?
絵空事みたいにしあわせだった子供の時間。
3つのピアノ曲からうまれでた 物語のワルツ。
13歳・14歳・15歳――。季節はふいに終わり、もう2度とはじまらない。シューマン<子供の情景>/バッハ<ゴルドベルク変奏曲>/サティ<童話音楽の献立表(メニュー)>3つのピアノ曲の調べから、きらめくような「あのころ」に語りかける3つの物語がうまれた……。
一時期、とてもひまで、時間だけがたっぷりとあり、その時間を有効につかおうという気分でもなく、ただ下手なピアノばかり弾いて暮らしていたことがあります。ピアノにはじまりピアノに終わり、明日もピアノだと思いながら眠るような毎日でした。
そうした日々のなかでふと、ピアノにちなんだものが書けたらどんなに楽しいだろう、と思いたったのがこの本のはじまりです。……(中略)…
結果はごらんのとおり、「3つのピアノ曲をもとにした3つの物語」となりました。――「あとがき」から

1996.10.18発売
ノ-トにかいたながれ星
小さいころ、いろんなノートをもっていました。さんすうのノート。かんじのかきとりノート。りかのかんさつノート。いたずらがきするらくがきちょう。大きくなるにつれ、こづかいちょうやでんわちょう、じぶんだけのひみつをこっそりかくにっきちょう。それから、それから……たくさんありました。おとなになったいま、ノートにつまった思い出が、わたしをおうえんしてくれているような気がします。――岡田なおこ

1996.10.18発売
ちいさなちいさな王様
この世の中のことは全て本当のことなのか?僕の人差し指サイズの小さな王様。王様の世界では大きく生まれて成長するにつれ小さくなり、しまいには見えなくなってしまうという。長きにわたって愛されてきた30万部突破のドイツのベストセラー小説。「いま、大人が読むべき絵本」と柳田邦男氏推薦。
長きにわたって愛されてきた30万部突破のドイツのベストセラー小説。
どうやら王様の世界では子ども時代が人生の終わりにあるらしい。僕らのところとは違って……。
おまえたちは、はじめにすべての可能性を与えられているのに、毎日、それが少しずつ奪われて縮んでいくのだ。それに、幼いうちは、おまえたちは、知っていることが少ないかわりに、想像の世界がやたら大きいだろう。どうしてランプに明かりがつくのか、テレビの画面に映像がうつるのか、理屈がわからないから、想像しなくてはならなかった。
「いま、大人が読むべき絵本」と柳田邦男氏推薦!累計30万部突破のロングセラー小説。

1996.10.18発売
生物海洋学入門
海洋環境と海洋生物を動的にとらえた入門書。海洋中の細菌から大型哺乳類までの多様な生物種の動態を、海洋学と海洋生態学の視点からまとめた総合的な入門書。理・水産系学生や環境系学生の教科書としても最適。

1996.10.18発売
トルコ民族主義
講談社現代新書
モンゴル高原に源を発した遊牧民は、いかにして世界地図を塗りかえたか。いま、再び歴史の主役に躍り出た民族の歴史と未来像。
二つの顔をみせる民族の問題――民族の問題をイスタンブルから、あるいはトルコから見なおしてみると、……分離的、遠心的な現象とは対極にある第二の局面があることに気づく。それは従来、違った集団として意識し、国も異にしてきた人びとが、地理的な近さ、経済協力の可能性、言語、宗教、文化、歴史などの共通性をてこにしながらたがいに絆を強め、関係を緊密にしていこうとする統合的、求心的な傾向である。……これは広域ナショナリズムと呼ぶことができるだろう。ザカフカスのアゼルバイジャン人や中央アジアのトルクメン人、ウズベク人、カザフ人、キルギス人などがトルコに接近したり、内戦で苦しんでいたボスニアのイスラーム教徒がトルコに援助を求めたりしていることなどがこれにあたる。――本書より

1996.10.18発売
観音・地蔵・不動
講談社現代新書
宗派を超え、教義を離れて日本人を魅了しつづけた守り本尊。貴族・武士・庶民それぞれの信仰を通して『日本仏教』の根源に迫る。
武士と地蔵――地蔵が戦場に現れて危急を救ってくれるという信仰も、武士政権が成立したこの時代には盛んだった。武士の危急を救う身代わり地蔵の説話としては、『太平記』に記す、壬生寺縄目地蔵の話も名高い。京で足利軍と戦った児島高徳勢が全滅したとき、武蔵国の住人香勾新左衛門高遠だけは囲みを破って壬生寺地蔵堂に逃げこんだ。すると1人の僧が現れ、自分の念珠を高遠の血刀ととりかえてくれた。寄手の兵は、念珠を持って祈っている高遠を参詣人と思い、血刀を持った僧に縄を打ってつれ去った。ところがこの身代わりの僧は牢から姿を消し、のちに壬生地蔵堂の本尊をみると縄目の跡が残っていたという。――本書より

1996.10.18発売
デカルト=哲学のすすめ
講談社現代新書
カントやヘーゲルが哲学を完成したのではない。近代哲学とはデカルトの到達した高みかすべり落ちる歴史だった。戦争、宗教、あるいは病いなど今日的課題に答えうる「哲学の王道」を読み直す。
思想を捨てる――私はさしたる困難もなく生き残ってきた。私は今もさしたる苦痛なしに生きている。ところが、悲惨な状態で生き残ってきた人がいる。こちらは恵まれた生活を送っているのに、ぎりぎりの生存をつづけている人がいる。この事態について真摯に考えようとすると、悲惨な生者に対してどのような態度をとればよいのかという疑問がわきあがってくる。とはいえ私は老いてゆくし、いずれ死んでゆく。人間の死が必ず非業の死であるなら、私もいずれ悲惨な状態で死にゆくことになる。この事態について思うとき、死にゆく者として生きている私を、晴朗に肯定する手だてはないのかという疑問がわいてくる。こんな疑問をたずさえて、デカルトを読んでいこうと思う。――本書より

1996.10.18発売
不安の心理学
講談社現代新書
だれもが経験するが、コントロールしにくい不安。心身の反応、思考や行動への影響などを多くの実例から探り、適切な対処のしかたに照準を合わせながら不安の本質に迫る。
不安と課題達成――不安によって動機づけられるのは、身体運動や生理的反応だけでなく、思考や想像活動なども動機づけられる。これらが、その時の外部環境や内部環境と関連して、課題の達成に複雑に影響する。したがって、適度な不安というのは、動物の場合ほど単純ではない。ごく軽い不安でも、課題の達成を妨害することもあれば、かなり強い不安が、一貫して課題の達成を促進することもある。不安の度合だけに着目するのではなく、動機づけられた個々の反応が、不安軽減の予期や課題の達成、ないしその予期とどう関連するのかをチェックすることが、不安と課題の達成との関連の理解には必要である。――本書より

1996.10.17発売
人生、飄々と。
鯰のように、仏のように、ゆっくり、ゆったり、生きなさい。
「――先生の周囲には笑いが絶えない。先生に接すると誰もが愉快になる。先生にお目にかかると、私なんか、自然と顔が綻(ほころ)んでくる」――山口瞳・推薦のことば

1996.10.17発売
警視庁刑事
文芸(単行本)
昔はですね、警察に協力すると見返りがあった。見返りというのは、たとえば交通違反などした場合、ある事件に協力して、そのとき知りあった刑事に連絡すれば、違反の紙を破いてくれる、といったような。人身事故とか重大事故は別として、スピード違反のようなものは被害者がいないわけですから。事件に協力したお礼に、免許証に署の警務係が署印を押すわけです。よく警察からもらった賞状は大事にしろ、というでしょう。軽微な違反を起こしたとき、賞状が物を言うわけ。1回だけ(笑)。今はもう駄目です。交通は交通、刑事は刑事ですから。交通はコンピューター処理だし。今しがた交通の罰金払ってきた人のところに、刑事が聞き込みに行ったって、誰が協力しますかね(笑)。昔は、警察はみんな一緒だと思っていてくれたんです。――はじめにより

1996.10.17発売
小林カツ代の すぐ食べたい!
講談社のお料理BOOK
すぐ食べたい!ときは、必ずおなかがすごくすいているときです。だからすぐ作れなくっちゃなりません。そんなときはどうぞこの本を開いてくださいな。──小林カツ代

1996.10.17発売
「史記」「諸子百家」素敵な悪党の知恵を盗め
中国悪党にみる乱世を生きぬく101の方策「羅針盤のないこの時代」をどう生きるか「史記」を教科書に、春秋戦国時代をしたたかにしなやかに生きぬいた「第一級の悪党たち」に生きる指針と知恵を学ぶ。

1996.10.16発売
サイレンカ-
講談社の絵本
●おうちの方へ
この本は、お子様にとってもっとも身近にあり、興味の対象である乗り物を、色・形・機能などのいろいろなテーマをもって比較させることにより、考える場を与え印象づける、従来にない新しい形の絵本です。巻末には楽しいクイズがあり、乗り物の再認遊びができるようになっています。

1996.10.16発売
ホスピス通信
終末期医療の現場報告
永六輔氏推薦
ここにも笑顔があります。ホスピスのスタッフやボランティアのさわやかな明るさは、生命の終わりの明るさを学ぶからです。僕も、それを、このホスピスで初めて知りました。
To live until you die comfort and choice.
――あなたが世を去る時まで、快適な状態の中で、あなた自身の選択で生きぬくことができるために。
この理念に基づいたケアであれば、どのようなところでケアがなされたとしても、それはホスピスケアと言えるでしょうし、この理念に基づいていないケアは、それがホスピスと言われているところでなされているケアであったとしても、ホスピスケアとは言えないだろうと私は考えています。(本文・山崎章郎「ホスピスの理念を求めて」より)
1996.10.16発売
無冠の華
文芸(単行本)
20名“無冠の花”の人生を描く短編小説集無名ながら優れた業績を社会に残した人物、著名な人物の意外な一面。在野の考古学者・塩野半十郎、離島の保健婦・荒木初子、政治家・伊藤正義などの魅力を描く。

1996.10.16発売
ソムリエを楽しむ
第8回世界最優秀ソムリエコンクールに優勝し、世界の頂点にたった著者が、「少しでも気軽に楽しくワインに接する」コツを伝授する。
「ワインを通して、食事を、そして食卓を囲む人と人とのコミュニケーションを楽しんでもらうためのアシスタント役であり、コーディネーター役である。」――(本文より)

1996.10.15発売
魔天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿
講談社文庫
父親は元警視庁幹部、東大・法卒、27歳の超美人&ナイスバディ警視・薬師寺涼子。唯一の欠点は「ドラキュラもよけて通る」性格の悪さ。通称「ドラよけお涼」とは彼女のことだ!そして、世にも奇怪な事件が、東京・湾岸副都心の巨大な複合ビルで連続する……。『創竜伝』の田中芳樹、渾身の文庫書下ろし作品。

1996.10.15発売
いちご(5)
青い鳥文庫
自分たちで作りあげてきた、“光の国いちご村”のバンガローが火事にあったいちごたち一家は、新たな出発を決意します。6年生になったいちごは、地元の中学校に転校した光と毎日いっしょに登校する楽しい日々がつづいていたのですが――。いつも前向きに、人を思いやり、明るくふるまういちごの前に、大きな悲しみが訪れます。好評“いちごシリーズ”の最終巻。