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1995.11.07発売
取引
講談社文庫
公正取引委員会の審査官伊田は汚職の嫌疑をかけられた。何者かの策略に嵌(はま)り事件に巻き込まれたのだ。ある所からの誘いによって彼はフィリピンへ行くことになる……。ODA(政府開発援助)プロジェクトに関する談合事件をマニラで調査する伊田の身に危険が迫る!期待の乱歩賞作家が放つ長編推理サスペンス。

1995.11.07発売
一方通行
講談社文庫
アリバイを見事に崩していく夜明の推理が光る! 妻が殺された時刻に、夫は夜明のタクシーの客だった。隠されたトリックを次々と暴き、元刑事のタクシー運転手が大活躍! ーー東京から九州まで、何とタクシーで! そんなバカげたことをした男の妻が殺された。殺害時刻を考えれば、その男を乗せた運転手の夜明日出夫は、重要なアリバイ証言者となるはずだった。が、そこは、さすが切れ者の元刑事。事件の裏に隠されたトリックをひとつひとつ暴き、真犯人を見事、追いつめて行く!

1995.11.07発売
性囚
講談社文庫
妻を亡くした弁護士・倉本は、親子ほども年齢の違う香織と出会い、セックスにのめり込みながら、愛を育んでいた。性獣と化しながらも、愛を誓う香織。だが、倉本は躊躇した。夢のなかで、亡き妻が現実の愛を翻弄するかのように、倉本に昴ぶりを与えていたのだ──。淫夢に惑う男たちを描く、勝目ワールド異色の短篇集! 官能小説の大家が追究した究極のエロスの宴。男はいくつになっても性獣なのか? <『性的風景』改題作品>

1995.11.07発売
銀行支店長
講談社文庫
バブル崩壊後の銀行業界は、いま未曾有の危機にみまわれている。都心の支店長を命じられた片岡史郎は、あらためて士気(モラール)の高揚、過剰融資の点検に追われる身となった。そこへ融資予定先の醜聞が耳に入る。どうしたものか。娘の登校拒否という家庭の悩みを胸に秘め、再建にむけて苛烈に闘いぬく男のドラマ。

1995.11.07発売
帰郷ツアー
講談社文庫
男たちには、生まれ育った故郷に帰れない理由があった。それぞれの思いをこめて、いま橋を渡っていく。ひとりひとりの笑顔の奥にある、数々のドラマが優しく紡がれていく……。という表題作ほか、心の琴線に触れる慈愛に満ちた珠玉の短編8話を収録。思わず心が震えてしまい、読む人の気持ちまで優しく豊かにしてくれる小説集。
男たちには、生まれ育った故郷に帰れない理由があった。それぞれの思いをこめて、いま橋を渡っていく。ひとりひとりの笑顔の奥にある、数々のドラマが優しく紡がれていく……。表題作ほか、心の琴線に触れる慈愛に満ちた珠玉の短編8話を収録。思わず心が震えてしまい、読む人の気持ちまで豊かにしてくれる。

1995.11.07発売
サンタクロ-スの秘密
講談社文庫
クリスマスを10倍楽しくしてくれるサンタの贈り物。クリスマスを迎える前の正統的盛り上がり方、サンタの正体、トナカイの秘密から、料理・ケーキのレシピまで、聖夜をもっと素敵にする、究極のサンタクロース・エンサイクロペディア。これさえあれば、今年のクリスマスを誰よりも幸せに迎えられるはず。

1995.11.07発売
歴史を彩った悪女、才女、賢女
講談社文庫
古代の女王・卑弥呼から、坂本龍馬の熱血の妻・お竜まで、忍従の生活に埋没せず、愛の選択と魂の自由を求めた個性的な女たち。身動きも不自由な時代の制約の中で、力の限り生き抜いて、人々に重んじられ愛された女たちは、どのような人間であったのか? 円熟の作家が共感をこめて描き出した、輝く26人の肖像。古代の女帝から江戸の町娘まで、強大な支配者と女たちの激しい愛憎の物語。時代を超えてよみがえる女たちの真実!
古代の女王卑弥呼から、坂本竜馬の熱血の妻お竜まで。忍従の生活に埋没せず、愛の選択と魂の自由を求めた個性的な女たち。身動きも不自由な時代の制約の中で、力の限り生き抜いて、人々に重んじられ愛された女たちは、どのような人間であったか。円熟の作家が共感をこめて描き出した、輝く26人の肖像。

1995.11.07発売
日本の詩歌 その骨組みと素肌
文芸(単行本)
日本の叙景歌は偽装された恋歌である
詩人の感性と知性が日本古典詩歌の独自性と魅力を縦横に語る。フランス読書界を知的興奮に巻きこんだコレージュ・ド・フランスでの講義テキスト全5講。

1995.11.07発売
天空の蜂
文芸(単行本)
驚愕のクライシス・サスペンス!
天空の蜂はいかなる毒針を刺そうとするのか!?書下ろし900枚!
前代未聞!原発を揺さぶる空からの脅迫。圧倒的迫力で描くクライシス・サスペンス
「爆発物を積載した超大型ヘリを高速増殖炉に墜落させる。それを防ぎたければ日本中の原発を即刻使用不能にせよ」──。「天空の蜂」と名乗る犯人が仕組んだ恐るべき犯行。超大型ヘリはすでに原子炉上空千数百メートルでホバリングを始めていた。だが犯人にも誤算があった。コンピュータによって遠隔操作されるヘリ内部には、子供が閉じこめられていたのだ。原発が、子供が、日本が危ない!!

1995.11.07発売
空ゆく雲を追いかけて
講談社文庫
雲、空、虹、いちえさんのさまざまなかたち。
流れる雲や空、いちえさんの温もりのあるまなざしを椎名誠さんの写真と一緒に。
気が向くと屋根に上って遠い花火や雷さまざまにかたちを変える雲や空を眺めます。そこはいちえさんのとっておきの特別席。かすかな花の香りやいろ、壊しい人の匂い、ここちよい話し声――見えるかたち、見えないかたちに寄せるいちえさんの温もりのあるまなざしを、椎名誠さんの写真に托しておくります。
1995.11.07発売
かんたん家計ノ-ト1996年版

1995.11.06発売
ソフトウェアの挑戦 仮想空間からの問いかけ
講談社選書メチエ
「ウィンドウズ95」をはじめ、ソフトウェアが社会を埋めつくしている。時間と空間を解散する〈仮想世界〉、ことばの壁と国境を取りのぞく〈ネットワーク〉……。一方で巨大に、複雑に発展していくプログラムを、人間は書き続けることができるのか?コンピュータとの未来へむけて、新たな「知」の出会いを提唱する意欲作。
【目次】
プロローグ
第一章 ポストモダンまでの道
1 遅れて参入したマシン
2 ポストモダンのパートナー
3 未来への協調
第二章 ソフトウェアの役割
1 コンピュータとはなにか
2 プログラム
3ソフトウェアをつくるには
第三章 ソフトウェアの構造主義
1 許されないミス
2 プログラミング以前
3 組織
4 階層構造の泣きどころ
第四章 現代への突破口
1 西海岸から吹いた風
2 アラン・ケイの夢
3 クライアント・サーバー・コンピューティング
4 ハイパー・メディアということば
第五章 電子情報社会の成立
1 分散情報ネットワーク
2 仮想世界への移行
3 離陸
第六章 未来への提言
1 ふたたびソフトウェア危機
2 現実世界への回帰
3 新たな「知のインターラクション」
エピローグ
参考文献
参考年表
あとがき

1995.11.06発売
太平記<よみ>の可能性
講談社選書メチエ
楠正成の物語。太平記よみの語りは、人びとの意識に、中・近世を通じ浸透する。忠臣か、異形の者か?語られてゆくにつれて正成はちがった顔を見せ、いつしか既存の神話、モラル、イデオロギーを掘り崩す。物語として共有される歴史が紡ぐあらたな現実。その奇妙なダイナミズを探る。

1995.11.06発売
ハイデガ-入門
講談社選書メチエ
『存在と時間』の独創的な問題設定が、哲学に新たな地平を開いた。ナチズムへの加担、「転回」……。秘教的ともいえる後期思想は、彼の限界を露呈する。今世紀最大の哲学者・ハイデガーを平明に説きあかす。

1995.11.06発売
こころの癒し方
健康ライブラリー
右を向いても左を見ても、ストレスがいっぱいの世の中です。会社がコンピュータを導入してから発作的に動悸がするようになったり、対人関係のストレスで軽いうつ傾向を示すビジネスマンが増えています。心理的ストレスが生まれてくる真因をさぐり、自分自身をコントロールする。豊富な治療例から、こころを癒し、元気になる方法を教えます。

1995.11.06発売
浜松方式でボケは防げる治せる
健康ライブラリー
人は一気にボケない。3、4年は続く軽い症状のあいだに周囲が手を差し延べれば、進行はくいとめられる。独自のテスト法で早期ボケをチェックし、脳リハビリで驚異的な治療効果を上げている浜松方式。そのノウハウを実例で紹介する。

1995.11.06発売
日本人の敵は「日本人」だ
無責任、無関心、冷酷な日本人をどう糾すか
自らを愚直者という筆者が、おかしな日本、歪んだ日本独善の日本を鋭くえぐり出し、ダメにしている日本人を斬り捨て、本当に公明正大な日本の良さを取り戻す正論

1995.11.06発売
小林カツ代の大根・かぶ大好き
講談社のお料理BOOK
大根はいいですね──。昔も今も滋味深く、目立たないけど無くてはならないものですね。じっくりこっくり時間をかけて煮た味は、大阪では「お大根の炊いたん」っていいます。私の子どもの頃はだいこんのんをはしょってだいこおろしとかいいましたが、現在はどうでしょう。大根が嫌いという人を少なくとも私の知る限りでは聞いたことがありません。みんなに愛されている大根ですが、そして1年中出回ってもいますが、じっくり煮ておいしいのは冬の大根、季節を問わずおろして、生でおいしいのは新鮮な大根。これくらいは知っておくと、なおいっそう味わいが違います。もしもおでんに大根がなかったら?もしも焼き魚に大根おろしがなかったら?大根は干してまで役に立ってくれます。おむすびの親友のたくあんや、おふくろの味の切り干しなど、どれだけ多くの料理があることでしょうか。ついでにといってはなんですが、かぶのおいしい料理ものせました。

1995.11.06発売
一葉の日記
講談社文芸文庫
一葉は、いつも庶民のなかにいた。そして、頭のなかでは、社会のありかたの不当さをいつも考えていた。(「人と時代」)一葉研究に没頭し伝記、評論を書き続けた作家・和田芳恵。全集の実務編纂に加わるなど基礎資料をもとに、樋口一葉16歳から死に至る25歳までの日記を丹念に分析し、一葉の全体像に烈しく迫って追随を許さず、畢生の仕事・一葉研究を集大成した作家評伝の白眉。芸術院賞受賞。

1995.11.06発売
東西文学論・日本の現代文学
講談社文芸文庫
世界に冠たる古典を持つ日本文学が、鴎外、漱石、横光らの学んだ外国文学で如何に若返り、今日の文学が形成されたか、新しい文学への試みとは何か。「森鴎外のドイツ留学」「夏目漱石の英国留学」「中村光夫のフランス留学」(『東西文学論』)、「石川淳」「梶井基次郎」「小林秀雄」(『日本の現代文学』)等々、熟知の外国文学を鍵に現代作家に則して展開する“卓見”。既成の日本文学観を超えた鋭くも豊かな文学エッセイ。