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気品ある女性のおしゃれ学
1991.11.18発売
気品ある女性のおしゃれ学
著:渡辺 雪三郎,装丁:箭内 早苗
気鋭服飾デザイナ-が語るオシャレの真髄!日本の上流階層に多くのファンをもつ雪三郎が,初めて若い女性のために書き下ろしたファッション教科書.さまざまなアイテムにふり回されない基礎が学習できる.
怒濤の人吉田茂伝
1991.11.18発売
怒濤の人吉田茂伝
著:寺林 峻,装丁:安彦 勝博
冷戦が終わり,いま吉田外交がよみがえる!吉田路線は二つあった.一つは経済大国となって実現したが,ポスト冷戦,冷たい平和の時代を迎えたいま,吉田外交の課題は終わっていない.吉田外交の本質を衝く
これからの「老い」―老化の心理学
1991.11.18発売
これからの「老い」―老化の心理学
著:詫摩 武俊,装丁:杉浦 康平,装丁:佐藤 篤司
講談社現代新書
自分はいま人生の行程のどこにいるのか。「老人」にはまだ間があると思っていてもさまざまな老化のサインが送られている。それらをどう受容し、豊かな高齢期をどう準備するか。人生上の自己確認、子・孫に対する姿勢、楽しみの創造、ぼけの予防など、よりよい加齢のための提言。 高齢者についての知識――各文章を読んで(略)チェックして欲しい。 (1)65歳以上の人の中で、90歳以上の人の占める比率は10%前後である。正・誤 (2)大多数の老人は70歳を越える頃からぼけ始める。正・誤 (3)少なくとも1割の老人は養護老人ホーム・特別養護老人ホームなどに長期に入所している。正・誤 (4)ほとんどの老人は自分の型にはまっていて、それを変えることが難しい。正・誤 (5)大多数の老人は社会的に孤立している。正・誤 (6)75歳以上の男性の約半分は1年間に1日も病床についていない。正・誤 (7)年間に死亡する日本人の約70%は65歳以上の人である。正・誤 (8)肉体的な力は老人になると衰えがちである。正・誤 (9)65歳以上で自動車を運転する人は若い人より事故を起こす率は低い。正・誤 (10)およそ8割の老人は健康で、ふつうの生活を送るのに差支えない。正・誤 (11)老人は何か新しいことを学ぶのに、若い人より時間がかかるものである。正・誤――本書より
デパ-トを発明した夫婦
1991.11.18発売
デパ-トを発明した夫婦
著:鹿島 茂
講談社現代新書
19世紀半ば、パリに産声をあげた、世界初のデパート〈ボン・マルシェ〉。衝動買いを誘うウィンドウ・ディスプレイ。演奏会、バーゲンなど集客戦術。〈必要〉から〈欲望〉へと、消費のキイワードを一変させた天才商人、ブシコーとその夫人の足跡を追う。 「白」の展覧会――大売出しの始まり――バーゲンの終わった1月下旬のある寒い日、売上げの落ち込みを回避する方法はないものかと思案しながら窓の外の冬景色をぼんやりと見つめていたブシコーは、空から降ってくる粉雪に目をとめた。その瞬間、「白」という言葉が頭にひらめいた。業界用語では、白(ブラン)とは、リンネルや綿布などの白生地を使ったワイシャツ、ブラウス、下着、シーツ、タオル、テーブル・クロスなどのことを指す。ブシコーは、暮れの大売り出しと年頭のバーゲンのあと、春物を売り出すにはまだ寒いこの時期に、季節商品とは関係の薄いこの「白物」を集中的に売り出すことを思いついた。かくして、2月の初め「エクスポジシオン・ド・ブラン」と銘打った「白物」の大売出しが始まった。それは、エクスポジシオン(展覧会)というにふさわしい、ありとあらゆる白生地商品のオンパレードで、店内の多くの売り場がこの商品の展示のために使われ、店内はまさに白一色の銀世界と化した。――本書より
精神病理からみる現代思想
1991.11.18発売
精神病理からみる現代思想
著:小林 敏明,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
離人症における自明性の解体、分裂病が示す自他認識のエポケー、失語症にみられるシニフィアンの交錯など、精神病理を題材に、現象学、フロイトから、ラカン、デリダへと至る、現代哲学にアプローチ。 意味=ロゴスを疑う――フロイトが自我に対して無意識をもち出してきたとき、すでにそれは、「純粋自我」とか「純粋な私」といった近代特有の思想的前提が、いかに疑わしいものであったかを告発しているのだ。同様にわれわれはまた、純粋な「現在」とか純粋な「意味」というものの存在根拠をも、根本から疑ってみる必要があるのではないか。……意味の純化はすでにひとつの暴力にほかならない。それはフーコーが見事にあばいて見せたように、いつか必ず「ヒューマニズム」の名のもとに、そのテリトリーに属さぬものを「病者」として抑圧監禁する、暴力的本性を露わにしてくることだろう。繰り返し言っておこう。われわれはハイデッガーやデリダやラカンのために近代批判や形而上学批判をするのではない。たんにその必要があるからそうするのだ。――本書より
故事成語
1991.11.18発売
故事成語
著:合山 究
講談社現代新書
人生禍福のとらえがたさを示す「塞翁が馬」、滅びゆく美しきものを惜しむ「佳人薄命」、政治的心理の恐ろしさを表わす「狡兎死して良狗烹らる」、恋人同志を結ぶ“赤い糸”の出典「月下氷人」。悠久の中国が生んだ風格ある言葉の森を歩き、人生の底知れぬ奥行を読み味わう。 故事成語の国、中国――中国は文字の国といわれているが、ある面ではそれを、故事成語の国といいかえることができるであろう。三千年の久しきにわたって、中国の人々は絶ゆることなく厖大な文籍の山を築いてきたが、それとともにおびただしい故事成語をも生んできた。旧時代の知識人は、文字通り故事成語の洪水の中を泳ぎまわるような生活を送っていたといっていいが、その伝統は今日でもなお脈々と生きており、知識人の条件の一つに、成語を自在にあやつることができるかどうかをあげてもいいほどである。故事成語こそ、まさに中国語の中の精華であり、またおそらく世界の多くの言語の中でも独特の風格をもった、中国語特有のものといえよう。故事成語はまた、いにしえの人々が悩み、苦しみ、喜び、悲しみ、愛し、争った実際生活の中から生まれたものであり、長い歴史の試煉にたえ、無数の人々の共感を得て生き残った中国人の霊魂ともいうベきものである。――本書より
教室ではおしえない地球のはなし
1991.11.18発売
教室ではおしえない地球のはなし
著:島村 英紀,装丁:プラスM
ブルーバックス
地球は豆腐のように軟らかい! 豆腐の上にパチンコの球を置いたら、どうなるでしょう。球は、自分の重さで豆腐の中に沈んでいってしまうはずです。では、どのくらい大きな鉄の球を地球の上に置いたら、地球の中にめり込んでいってしまうのでしょう。直径20キロメートルもあれば十分。東京でいえば、23区がすっぽりと覆われてしまうくらいの巨大な球です。しかし地球をタマゴの大きさにたとえたときには、仁丹の大きさどころか、そのわずか10分の1。こんな大きさの鉄の球を支えきれないほど、じつは地球は軟らかいのです。(本文より)
芸人魂
1991.11.15発売
芸人魂
著:マルセ 太郎,装丁:鈴木 成一
「マルセ太郎という芸人を御存知か。御存知ならば演芸の世界にかなりくわしいお方であろう。私が現在1番注目している芸人です」──色川武大 「色川武大さん、マルセが本を書きました。あなたの愛した芸人が、可笑(おか)しくて哀しい人々を鮮やかに書きました」──永六輔 ある月、お客が1人というときがあった。誇張ではなく、本当に1人なんだ。扉を開けてステージに出たら、たった1人の客がいた。誰かに侮られているような気分だった。それでも僕は何事もない風に、1時間半喋り演じた。演じる僕よりも、1人のお客さんの方が堪(たま)らなかったろう。有難う。いまもしこれを読んで、あのときの客は俺だよ、と名のってくれたら会いたい。──本文19ページより
パセリ・エイジ
1991.11.15発売
パセリ・エイジ
著:森谷 今日子,装丁:赤木 仁
文芸(単行本)
短大生たちのレズビアン感覚を描く青春小説いつも黒い服を着ていた謎めいた少女かなえ.食卓に飾られた青く苦いパセリを口に含んだとき,短大生愛子は男ともだちとは異質の危険を知る.新鋭作家の学生小説
今川義元
1991.11.15発売
今川義元
著:浜野 卓也,装丁:アド・ファイブ
桶狭間の戦いで信長にやぶれた悲運の武将.戦国時代,17歳で今川家をつぎ,やがて甲斐の武田氏,相模の北条氏と同盟をむすび,東海道筋を制した.京へのぼるとちゅう織田信長に破れた悲運の武将を描く.
明智光秀
1991.11.15発売
明智光秀
著:浜野 卓也
自分の城を追われ、放浪の旅をつづけながら、武芸と学問をおさめた明智光秀は、織田信長につかえた。光秀が、なぜ主君信長を本能寺におそったか、そのなぞの一生を描く。
若村麻由美ファースト写真集 花舞台
1991.11.15発売
若村麻由美ファースト写真集 花舞台
著:若村 麻由美,撮影:木村 晴,装丁:PENCIL STUDIO
写真集・画集
いま主役をはれる若手ナンバ-ワン. 本格的女優のファ-スト写真集.艶やかな着物姿ほか,バラエティに富んだ構成の本格的写真集である.16ペ-ジにわたり,ファ-ストエッセイも載せている.
ガイドブック日本の民話
1991.11.14発売
ガイドブック日本の民話
著:吉沢 和夫,著:米屋 陽一,著:樋口 淳 ほか,装丁:鈴木 邦治,装画:百鬼丸
民話は心のふるさと.そのすべてがここに.「猿蟹合戦」の猿は最後に死んじゃうの? あのお話に牛の糞なんて出てきた? そんなとき,すぐこの本を開いてください.日本の民話のことなら即座に分ります.
はじまりはセントラルパ-クから(下)
1991.11.14発売
はじまりはセントラルパ-クから(下)
著:I・ショ-,訳:平井 イサク,装丁:中島 かほる,装画:鳥居 禎子
講談社文庫
真実の愛とは何なのかを描く感動の長編小説平凡な教師の家族たちは,生命を救った大富豪のヘイズンから様々な援助を受け,外国旅行までさせてもらうのだが,そうした施しの結果として失ったものは何か?
はじまりはセントラルパ-クから(上)
1991.11.14発売
はじまりはセントラルパ-クから(上)
著:I・ショ-,訳:平井 イサク,装丁:中島 かほる,装画:鳥居 禎子
講談社文庫
幸せな愛・人生の姿を感動的に描く長編小説貧乏だが愛情にはあふれている一教師の家にある日突然飛びこんできた大富豪の男.この日を境に平凡な一家に潜在していた様々な人間と家庭の問題が浮上し始めた.
源頼朝(下)
1991.11.14発売
源頼朝(下)
著:咲村 観,装画:小林 秀美,装丁:岸 顯樹郎
講談社文庫
徒手空拳の頼朝が、なぜ天下を取れたのか? 金も力もなく、天下の形勢をよくみる眼だけで、乱世の覇者となる。平家討滅に大功ある弟たち――義経、範頼を非情にも粛清する。そして京都の公家をたくみに操縦し、権力の座を固めていく。頼朝をめぐる人々の動きを綿密に描き、波乱万丈の後半生を辿る歴史小説。 徒手空拳の頼朝が、なぜ天下をとれたのか?金も力もなく、天下の形勢をよくみる眼だけで乱世の覇者となる。平家討滅に大功ある義経、範頼を粛清する非情の権力操縦など、頼朝の後半生を綿密に辿る歴史小説
電子あり
源頼朝(上)
1991.11.14発売
源頼朝(上)
著:咲村 観,装画:小林 秀美,装丁:岸 顯樹郎
講談社文庫
父・義朝の野望が破れて後に固める頼朝の志とは? 新興武士団の力を背景に、権力の座をめざした父の行く末を、よくよく観た頼朝は、「武力だけでは、天下は取れない!」と悟る。乱世を舞台に、権謀術数が渦巻く闘いに身を投じた、熾烈な人間像を描く。伊豆の地から天下を窺う、頼朝の胸中には何が去来したか? 父・義朝の野望が敗れて後に固める頼朝の志新興武士団の力を背景に、権力の座をめざした父をよく観た結果、「武力だけでは天下は取れない」と悟る。乱世を舞台に策謀渦巻く闘いに身を投ずる頼朝の行方は?
電子あり
マンガ禅の思想
1991.11.13発売
マンガ禅の思想
監:野末 陳平,絵:蔡 志忠,訳:和田 武司,装丁:鈴木 成一
悟りとは何か? 無念無想とは! 凡人にはわかりにくい〃不立文字〃の世界にマンガで挑戦。 この本をマスターすれば考え方、生き方のヒントがコンコンと湧いてくる。 中国禅宗の開祖は達磨(ダルマ)と言われている人である。彼はもと南インドの禅僧で、6世紀はじめに海路中国に入り、各地で禅を広めたと言われる。その生涯は謎に包まれ、さまざまな伝説を残している。洛陽東方の嵩山の少林寺で、壁に向かって9年間座禅をつづけた(面壁9年)といい、一説に、その間に手足が腐ってしまって、われわれが今日、縁日などで見かけるダルマそっくりになってしまったという。 「以心伝心」という成語はご存じだろう。今日われわれはこれを、無言のうちに心が通じ合うこと、黙っていても気持ちを汲んでくれる意味に用いている。じつはこれは、達磨の説いたことだ。「以心伝心、不立文字」と成句になっている。深奥の理はことばなどでは表現できるものではないから、「心を以て心に伝う」、つまり、無言の教えによって悟らせる。また、経典には確かに釈迦の教えが記されているけれども、それによりかかっているだけでは釈迦の教えの神髄は理解できない。ことばの言外の意味を汲み取り、自分の血肉として消化する必要があるというものだ。――本文「解説」より抜粋
檻の中の姫君 クシアラ-タの覇王(3)
1991.11.12発売
檻の中の姫君 クシアラ-タの覇王(3)
著:高瀬 美恵,絵:麻々原 絵里依,装丁:山口 馨
講談社X文庫ホワイトハート
グラスタ-シャが誘拐した王女の今後は…魔族の美姫グラスタ-シャは,カランプ-ルへと旅立ち,王女リ-ズラインの家庭教師となった.その頃サラは,ミルスラ-ラの尼院から逃げだそうとしていたが…
電子あり
彫刻家の娘
1991.11.12発売
彫刻家の娘
著:トーベ・ヤンソン,訳:冨原 眞弓
ファンタジーの傑作『ムーミン』の作者の自伝的小説。 ほんとうに大切なものがあればほかのものすべてを無視していい。 するどい洞察力で周囲の世界を見つめ、自分の価値基準や真の芸術家としての姿勢を身につけてゆく幼ない少女――。自由・冒険・信頼・愛情、『ムーミン』世界の魂のルーツにせまる。