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1983.04.11発売
物理を勉強しなおす本
高校で一度は物理を勉強したはずだがという読者のために、物理のバックボーンを太く明確に貫いた入門書。エネルギー保存則を軸とし、数式の意味をできるだけ図解して、物理以外の学生にも十分理解できるよう配慮した。

1983.04.08発売
画文集 花の肖像
講談社文庫
四季おりおりに日本列島を彩る花の貌。比較的私達の眼になじみ易い花58種を選び、ボタニカル アート(植物画)の第一人者・太田洋愛の絵と、登山家で詩人・エッセイスト・哲学者と多方面に活躍の串田孫一が、その花の想い出を透徹した眼差とふくよかな抒情で綴る画文集。

1983.04.08発売
志賀直哉私論
講談社文庫
近代の日本文学史にそびえ立つ《小説の神様》志賀直哉。その知友、父母、祖父ら一族の人びとの過去へ遡りつつ、直哉との関わりのひとつひとつの襞を解きほぐして、作品の核心に迫る。のちには自分自身の一族をあつかった名作『流離譚』を発表するにいたるまでの著者独自の方法意識が書かせた、作家・作品論の白眉。作家が鋭い感性で作家を論究する、小説的評論=長編エッセイの魅力。

1983.04.08発売
雪に埋もれていた物語
講談社文庫
夫婦・親子などの関係の中に、さりげなく気高い人間の生き方を探求する傑作短編の数々。さりげなく輝かしい生き方を探る名作集ーー金沢の旧家へ、子連れで後妻に入った雛子。「よく出来た奥さん」の評判を得ている彼女に、一夜、晩餐のもてなしを受けた「私」は、他日、意外にも彼女の隠された顔を、実の息子から知らされる、という表題作。他に、「音戸の瀬戸」「初めての旅」「泥川の杭」「藤」など、男と女、夫と妻、親と子などの、人間関係を描いた10編を収録。

1983.04.08発売
江戸芙蓉堂医館
講談社文庫
幕府奥医師の娘・半井千鶴は、「薬師如来の再来」と噂される腕っこきの漢方医。愛らしい顔立ちに似合わぬお転婆で、巷の事件に片っ端から首をつっこんでは大車輪。倒錯、妄想、恋の病いに疝気の虫まで、見事な処方でさらりと解決してしまう。御殿山のお花見、両国の花火など、四季折々の江戸の風物を背景に、娘医者が大活躍する痛快時代小説集。美人でおきゃんな娘医者の花カルテ、江戸情緒あふれる7編。

1983.04.08発売
商社一族
講談社文庫
昭和60年、地球を異常気象が見舞った。ソ連、中国、インドをはじめ、世界は深刻な食糧危機に突入する。アメリカ穀物メジャーを舞台に、各国の存亡を賭けた血みどろの争奪戦が始まった。この日あることを見越して着々と手を打ってきた東洋物産の津島ら日本人商社マンの双肩に、一億の生命は委ねられた……。食糧パニックの危機を防ぎ、米ソなどの野望から日本を守る男たちの勇姿をえがく、企業情報小説の傑作。

1983.04.08発売
万年太郎
講談社文庫
万年太郎が九州から東京本社へ転勤になった。彼の評判はすこぶる悪い。酒と女にだらしなく喧嘩っ早い。これが彼に貼られたレッテルだ。しかし、それが大いなる誤解にもとづいたものだとは誰も知らない。いよいよ上京の当夜、太郎はさっそく噂を実証してしまう……。純情多感な快男児、颯爽たる奮闘を描く明朗長編小説。
万年太郎が九州から本社に転勤してくる。喧嘩早くて酒と女に目がないとの噂どおり、上京当夜、酒席で大株主の息子と大立廻り。女子社員は戦々兢々……。純情多感な好青年の颯爽たる活躍を描く明朗長編。

1983.04.08発売
匠の時代 第6巻
講談社文庫
人口補助肝臓、人工腎臓、人工血管。不治の病を癒そうとする医師と技術陣の不撓の努力。人工臓器の開発と取りくむ医師と技術陣ーー医療に最新技術を導入することで、難病に苦しむ患者を救う……。人口補助肝臓の開発に成功した倉敷中央病院とクラレ技術陣、人工透析装置に飛躍的前進を達成した東京女子医大「腎センター」と東レ、東大胸部外科医師の執念の人工血管の開発。患者と医師と技術者の、生命への挑戦をドラマチックに再現して描く。<全12巻>

1983.04.08発売
戌神はなにを見たか
講談社文庫

1983.04.08発売
ヨハネの剣
講談社文庫
世界最前衛赤軍の組織者の一人で、自らを「天草四郎の再来」と信じる男が組織の金を奪い、情熱の闘牛の国スペインへと逃走した。やっとのことで彼を見つけた追跡者の私に、彼は、「ぼくは救世主の到来を告げる預言者ヨハネの役にすぎなかった」と言う……。神に肉迫する研ぎ澄まされた超常能力に挑戦する表題作ほか、8編を収録。冒険、悪夢、スーパーヒーローなどなど、鬼才の「神の眼」が見た様々な世界!

1983.04.08発売
男の長電話 雨彦のサラリーマン講座(2)
講談社文庫
プロ・サラリーマンのための実践的戦略論。「サラリーマン受難の時代」を生きぬくための実用書。緩急自在の応用テクニック大公開! ーーサラリーマンが会社に売れるものは何か? 会社の人間と8時間もつきあい、酒を飲み、麻雀をして、揚句の果てに、ヨメさんまで会社の女をもらう。どうして、そこまで自分を会社に売るのか? エラくなるとは、課長になることか、部長になることか……。汲めども尽きぬ、サラリーマンの哀歓をともに語ろう、ご同輩!

1983.04.08発売
死の彼方までも
講談社文庫
愛とはかくも、もろいものだったのか。死病の床で夫の先妻利加(りか)が口にした1つのウソが、順子(じゅんこ)を疑惑の底へとつきおとした。夫への愛と信頼がくずれてゆく。幸せはもう取り戻しようもない。……表題作のほかに、「赤い帽子」等3編を収録。底知れず弱い人間の姿を、愛憎と死の局面から正視する力作中・短編集。

1983.04.07発売
ポプリの詩
花や葉や実など、自然の贈り物でつづるポプリの詩。さまざまなポプリとその香る仲間たちがたくさん登場します。詳しい作り方も載せました。日本ではじめてポプリを紹介した、著者ならではの作品がいっぱい。さあ、ご一緒にポプリを作りましょう。
1983.03.28発売
掘って掘ってまた掘って

1983.03.28発売
ノーベル
ダイナマイトを発明した科学者のノーベルは、地球上から戦争をなくしたいと熱望する平和を愛する人でした。そして、ノーベル賞がなぜもうけられたか、そのノーベルの愛と勇気の生涯を感動的に再現した傑作。

1983.03.18発売
小説―いかに読み、いかに書くか
講談社現代新書
人は、さまざまな体験や感動をもっている。それを小説にまとめあげられたら、どんなにうれしいことだろう。小説を読むのも、そこに共感する自己の投影をみるからであり、同時に、書く方法がわかれば、小説にしてみたいと、だれしも思う。本書は、日本の名作をとりあげ、読むことを通して、心理描写、文章表現のコツをつかみ、小説の発想を汲みあげる。
小説を書くために──小説は最終的には、あくまでも個人的なものだ。実際、才能や個性は一般化できない。たとえばドストエフスキーの才能、個性は普遍化できない。しかし、ここにそのドストエフスキーの次のような言葉がある。「われわれは皆ゴーゴリの『外套』から出てきた」つまり文学修業において、西欧先進国の文学に読みふけった彼が、いざ自分で小説を書こうとしたときには、やはりゴーゴリから、出発せざるを得なかったのである。自分たちの先輩によって書かれた作品の方法を、読みとると同時に、それを、いかに自分流に「変形」「発展」させるか、そこに、ドストエフスキーの小説家としての正統な文学的戦いがあった。──本文より

1983.03.18発売
現代天文学小事典
ブルーバックス
本書の特色
●現代天文学を12章に分け、ほぼ全般を解説している。
●各章独立に読み進むことができる読物形式の新しい天文学事典。
●それぞれの分野の第1線で現在活躍中の研究者が、天文学の最近のめざましい進展に重点をおいて執筆。
●通読すれば地球から宇宙全般にわたる最新の宇宙像が得られる。
●さくいんを利用すれば用語辞典としても利用できる。
●付録として、天文学の背景となる物理理論をも解説。
1983.03.16発売
しりたがりやのこぶたとうさぎ
講談社の絵本
1983.03.15発売
星からおちた小さな人

1983.03.08発売
曠野へ
講談社文庫
4人を殺害した暴力団員に下った判決は死刑。被告は、弁護人のおこなった控訴申立てを自らの意志で取りさげ、自分の生涯と犯罪歴を手記に残して絞首台に消えた。この〈潔い振るまい〉は何を意味するのだろう……。現実の殺人事件に取材し、さらに本人の手記を加えて構成、殺人犯の〈人間〉を追求した異色作。