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1983.07.11発売
うみのいろのバケツ
講談社の絵本
おんなのこのバケツは、うみとそっくりおなじいろ。うみのちいさないきものたちが、まいにち、あそびにやってきます。あるひ、バケツのなかからちいさなこえがして──。
1983.07.11発売
あおいふね
講談社の絵本

1983.07.08発売
朝ごとの花束
講談社文庫
いちごの酒、リラの木、レモンと蝶、森のお茶の会、星の小箱……など、鋭い感受性をやさしい心でつづった、小さなメルヘン童話集。毎朝、窓辺に届けられる、愛らしく清々しい花一輪のように、傷ついた心をなぐさめ、勇気や希望を起こし、また人生についてひっそりと語りかけてくれる好短編を、花束にまとめました。「朝風売ります」「記念撮影」など、朝の目覚めのようにさわやかで楽しい、いろどりもあざやかな童話83編。

1983.07.08発売
毒麦の季(とき)
講談社文庫
層雲峡の火祭りの日に清冽な渓谷でおこった事件、それは避けえないできごとだったのか。女を作った父に堪えられず、家を出ていった母。父のもとに残された達夫。幼い彼をそこまで追いつめたものは……。人の心の真実を見すえて痛切きわまりない表題作のほか、「尾灯」「喪失」「貝殻」「壁の声」の4編を収録。

1983.07.08発売
小説円投機
講談社文庫
外国為替相場で脚光を浴びたYENは、たちまち壮烈な売買戦の対象となった。こうした背景のなかで、それぞれ一流バンカーとして苛酷な人生を歩む同期入社の3人組。そのうち古海は、海外融資こげつきの責めを負って退社し、一匹狼のマネーハンターとして自立するが……。世界経済の変動と通貨投機をからませて現代をなまなましく描く出色の傑作長編。世界経済の支配者・ロスチャイルドとロックフェラーの死闘を日本側から描いた

1983.07.08発売
プラハからの道化たち
講談社文庫
現代史の結節点の陰に秘められた謎。元外交官の著者が描く江戸川乱歩賞受賞の問題作ーーソ連軍の戦車が、チェコ人民の自由を踏みにじって侵略してきた1968年8月、ひとりの日本人が、レーゲンスブルクの病院で自殺した。その死に疑問を抱いた義弟の川村は、原因調査に乗り出すが、そこには恐しい事件が待ち構えていた。民衆のせつないまでの自由への希求を描き、息もつがせぬ江戸川乱歩賞受賞作。

1983.07.08発売
真説宮本武蔵
講談社文庫
生涯60余度の仕合を重ね、一度も敗れを取ったことがないといわれる宮本武蔵。その兵法、技量の実態は? また相手はどの程度の人物であったのか?通説の裏に潜む実像、人間としての武蔵の真説に迫る好短編。表題作のほか、「京の剣客」「千葉周作」「上総の剣客」「越後の刀」「奇妙な剣客」の剣豪もの5編を収録。

1983.07.08発売
大山将棋勝局集
講談社文庫
優勝回数123回、勝局数は1000局を軽く突破。重厚無類の大山将棋の真髄を示す珠玉自戦記、巨人の足跡! ーー超人・大山康晴。優勝回数じつに120回以上、勝局数は既に1000局を超えた。常に棋界の先端に立ち、この道一筋の精進は50年の長きに亘る。重厚無類の戦法で確実に勝ちを制し、棋界に前人未到の金字塔をうち樹てたこの不死鳥は、いまなお新棋風の工夫に余念がない。大山将棋の真髄を披瀝する珠玉自戦記。

1983.07.08発売
IFの世界
講談社文庫
IF、もしも、万一……と考えたときから、想像力の翼が大きく広がる。SFはこの「イフ」を前提に、あまりにもうっとうしい日常生活から、時間や空間や異次元を軽々と自由に飛び越えて、人間の未来を示してくれます。さあ、本書で、架空の巨人・阪神戦から、クローン人間や大宇宙の神秘の問題まで、未知の世界を心ゆくまで遊んでみよう!

1983.07.08発売
千姫微笑
講談社文庫
東西の楔(くさび)として、豊臣秀頼に入輿した徳川家康の孫娘・千姫。乳歯のはえかわりを気にする花嫁は、時にわずか6歳。人質同然の生い立ち、愛されぬ妻の哀しみ。身籠ることすら拒否された嫁の境涯に、またしても大坂落城の悲劇が――。男たちの戦国の論理に心で抗した千姫の波乱の生涯と、その周辺の女人像を鮮烈にして艶麗に描く、傑作長編時代小説。
男たちの戦国の論理に心で抗した千姫の波乱の生涯と、その周辺の女人像を鮮烈にして艶麗に描く、傑作長編時代小説。

1983.07.08発売
日本共産党の研究(三)
講談社文庫
なぜ、共産党を支持できないのか。民主集中制という名の現在の宮本顕治独裁政治を批判する著者は、その源流である戦前の共産党成立から崩壊までの全歴史に遡(さかのぼ)って徹底的に解剖する。克明な取材による新事実を加え、政治と権力悪の本質に迫った企期的な通史。全3冊。第1回講談社ノンフィクション賞受賞。

1983.07.08発売
日本の中の朝鮮文化(1)その古代遺跡をたずねて
講談社文庫
古代朝鮮からの渡来人を考えずに、日本の文化は語れない。全国に分布する彼らの遺跡は、文化水準の高かったことを今に伝えている。ここに注目した著者の遺跡歴訪の旅が始まる。忘れられ或いは隠された真実を掘り起し、両国の歴史的関係を考察。「帰化人」史観の訂正を迫った衝撃の書である。第1巻は関東編。

1983.07.08発売
男の更衣室 雨彦のサラリーマン講座(3)
講談社文庫
午前9時から午後5時までの六法全書! 大学生の就職ガイド、フレッシュマンの研修テキスト・ブック、そしてミドルの愛唱歌集! ーーサラリーマン稼業は、天職である。なんとなく入社試験を受け、なんとなく課長になった、としてもである。「だいたい、わが社はだなァ」「あのデスねえ、あの課長はデスねえ」……。みんなヨイコである。みんな「会社思い」である。カイシャは、そういうヨイコたちに、もっとゴホービをあげなければいけない!

1983.07.08発売
中国怪奇物語 妖怪編
講談社文庫

1983.07.07発売
無名詩人
講談社文庫
人の出会いと別れにみる幸福と不幸。想像を絶する数奇な生涯を描く著者自選傑作短編ーー出会いと別れにみる、人生の仕合せと不幸。想像もおよばない数奇な生涯。目に見えない存在に翻弄される、運命的な人生を描く。夏休みの日記に、来る日も来る日も「こもり」とだけ書いた同級生の一生を深く悲しむ表題作のほか、老神父が近所の老人たちに聞かされた愚痴話を神に報告する「話し相手」など、13編を収録。

1983.07.07発売
歴史の光と影 歴史エッセイ集(2)
講談社文庫
茫々たる廃墟の中に、幾多の興隆と衰亡を、生と死を、井上靖の「詩魂」が捉えた歴史紀行。歴史への確かな目と抒情が織りなす名編ーー中国、韓国、ロシア、幻の王国・ヒッタイトの故地・アナトリア高原へ。藤原三代のミイラが眠る奥州平泉・大和へ……。古き美しきものの中に、そして霧に包まれ、茫々たる廃墟の中に、往古の繁栄と衰亡を、人々の誇りと哀しみを、生と死を、井上靖の稟とした「詩魂」が捉えた歴史紀行。抒情にみちあふれた名篇。
1983.07.07発売
ふしぎな目をした男の子

1983.07.06発売
近世日本国民史 田沼時代
講談社学術文庫
世にいう「田沼時代」とは、田沼意次が側用人ないし老中として実権を握っていた明和四年から失墜する天明六年に至る十九年間をさす。本書は、この間の幕政腐敗の因を賄賂の問屋意次の執政によるとしつつも、彼のオランダ癖が期せずして蘭学の恢弘を促し、前野良澤・杉田玄白・大槻玄澤らを輩出、山師平賀源内の活躍を助長、さらに工藤平助による北方脅威論に及ぶなど、時代を歴史の流れの中で据え開国気運の胚胎の必然を説く。
世にいう「田沼時代」とは、田沼意次が側用人ないし老中として実権を握っていた明和四年から失墜する天明六年に至る十九年間をさす。本書は、この間の幕政腐敗の因を賄賂の問屋意次の執政によるとしつつも、彼のオランダ癖が期せずして蘭学の恢弘を促し、前野良澤・杉田玄白・大槻玄澤ら蘭学者を輩出、山師平賀源内の活躍を助長、さらに工藤平助による北方脅威論に及ぶなど、時代を歴史の流れの中で据え開国気運の胚胎の必然を説く。

1983.07.05発売
モモちゃんとアカネちゃんの本(5)アカネちゃんとお客さんのパパ
シリーズ第5作。赤ちゃんだったアカネちゃんは、もうすぐ3さい。モモちゃんも、すっかりおねえちゃんです。ねこのプーとジャムのあいだに、かわいい子ねこが生まれました。それから、いろいろ楽しい事件がおこります。

1983.06.27発売
がんばれ!盲導犬サーブ
片足をうしなっても、目の見えない主人を、暴走車からかばおうとした盲導犬サーブのものがたり。
サーブの左前足のきずは、大きくひろがり、足は三ばいほどにも、はれあがっていました。
レントゲンけんさのけっか、骨はおれていないことがわかりましたが、しんけいが、40センチメートルにもわたって、ずたずたに切れていることがわかりました。事故のときの「ねじれ」がげんいんでした。
――(中略)――
「足を切断する、ということですか?」
と、河西さんが、しずんだ声でききました。
「それしかないでしょう。」
サーブは、黒くうるんだ目で、じっと河西さんをみつめていました。――(本文より)
日本図書館協会選定図書/全国学校図書館協議会選定図書