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1983.01.18発売
コロボックル童話集
青い鳥文庫
コロボックルの子ども、トコちゃんが活躍する「コロボックル空をとぶ」「トコちゃんばったにのる」などトコちゃんシリーズや、コロボックル物語4『ふしぎな目をした男の子』の主人公タケル君がテッちゃんという名前で登場する「百万人にひとり」などが読めるたのしい童話集。
「サンケイ新聞」(1970年)や「ワンダーブック」(1969年10月号)「きりん」(214~217号)「コロボックルカラー童話」(1~4)など、雑誌や新聞などに折々発表された、コロボックルの登場するみじかいお話たちです。
<A日本の名作 小学中級から すべての漢字にふりがなつき>
もくじ
コロボックルと時計
コロボックルと紙飛行機
<コロボックルのトコちゃん>
はじめに コロボックルのこと
コロボックル 空をとぶ
トコちゃん ばったにのる
コロボックル ふねにのる
そりにのったトコちゃん
<コロボックルとその友だち>
ヒノキノヒコのかくれ家
人形のすきな男の子
百万人にひとり
へんな子
あとがき 佐藤さとる
1983.01.17発売
ぼくは魔法学校三年生

1983.01.10発売
殺意の複合
講談社文庫
旧正月元旦の香港で、日本総領事館の高野が刺殺された。複雑な犯罪の匂いも漂う。同じ総領事館へ警察庁から出向中の佐島にも報告が届いた。佐島は友人・陳展望を呼び出して助言を乞う。陳展望は食通で、並はずれた推理力をもつ奇人である。香港を舞台に、魅力的な中国人名探偵を活躍させる、出色の推理連作集。

1983.01.10発売
ピラミッド社会の底辺から
講談社文庫
企業組織の力を個人の力として錯覚し、転落するエリート。通勤を急ぐあまり路上の病者を死なせてしまう、群衆という名の殺人者。身分をひた隠しして男性社員との恋を謳歌した、社長令嬢の誤算。――ビジネス社会の残酷な底辺でうごめき、出世や左遷、そして屈辱の日々を送る、サラリーマンの生きざまを考現し、痛烈に描破した、掌編小説集。

1983.01.10発売
美しい死刑
講談社文庫
過熱した受験戦争をめぐって起こる恐るべき犯罪。――名門の私立御濃高校教師の車のトランクに、犬の死骸が投げこまれていた。日経ずして、女性外務員殺人事件と問題の高校教師殺人事件が相次ぐ。だが、これらの事件には、不思議な女の影がちらついていた。はたして、3つの事件の共通項、接点の裏に隠された真相とは何か?

1983.01.10発売
男の博物誌 雨彦のサラリーマン講座(1)
講談社文庫
ヒラ社員必読、管理職必携の好エッセイ集。サラリーマン人生の運転免許証にして、会社という戦場で闘う戦士たちに必須の兵法書ーーサラリーマンは、男らしい仕事である。出世の競争もあろう、自分では選べない上司の理不尽なふるまいもあろう、無駄な会議も多かろう……。だが、愚痴を抑えて、ラッシュの電車にもまれ、少しばかりの酒にやりきれなさを託しつつ、今日も働いているこの健気な戦士たちを、男らしいと呼ばずして、何と言おうか?

1983.01.10発売
中核VS革マル(下)
講談社文庫
かつては高揚する学生運動をささえていたはずの中核と革マル。だが、果てしないその対立は、鉄パイプによる内ゲバ殺人へとエスカレートしていった。世界の社会運動の歴史においても稀にみる激烈で凄惨な両派の内部抗争の局面を、戦後の学生・労働運動の流れに遡って詳細に跡づける衝撃の実態レポート。
かつては高揚する学生運動をささえていたはずの中核と革マル。だが、果てしないその対立は、鉄パイプによる内ゲバ殺人へとエスカレートしていった。世界の社会運動の歴史においても稀(まれ)にみる激烈で凄惨な両派の内部抗争の局面を戦後の学生・労働運動の流れに遡(さかのぼ)って詳細に跡づける衝撃の実態レポート。

1983.01.10発売
中核VS革マル(上)
講談社文庫
血で血を洗う殺戮戦争を続ける学生や労働者たち。その覆面の下には、どんな素顔が隠されていたのか。高い理想と正義感から生まれたはずの“革命”運動が、両党派間の内ゲバ殺人に転化していった悲惨な歴史の逆説。いま困難な時代の転換期にあって、先行世代の軌跡を見詰めなおす綿密なドキュメント。

1983.01.10発売
まぼろしの城
講談社文庫
関東管領が越後に〔亡命〕して、世は下克上。要衝沼田城は越後の上杉と甲斐の武田の争奪の的となる。強大な大名の圧力を受ける沼田城の運命は……。時代の大きなうねりは各地の小さな城を呑みこんでいく。城を盗り覇権を争う武将たちの野望を背景に、沼田万鬼斎とその一族の凄絶な滅亡を描いた戦国雄篇。
1983.01.10発売
武田勝頼(一)陽の巻
講談社文庫

1983.01.10発売
ヒトラーの陰謀
講談社文庫
そのとき現場は巨大な密室だった――1933年2月、何ものかに放火され炎上したドイツ国会議事堂。政治警察は即日、犯人として共産党員を逮捕したが、奇怪な現場状況は20世紀最大の謎に……。成立後わずか1ヵ月のヒトラー内閣が秘密の目的のために仕組んだとされる事件の全貌を暴くノンフィクション。

1983.01.06発売
大学
講談社学術文庫
修己治人、すなわち自己を修練してはじめてよく人を治め得る、とする儒教の政治目的を最もよく組織的に論述した経典。修身・斉家・治国・平天下は真の学問の習得を志す者の熟読玩味すべき哲理である。

1983.01.06発売
アラブの歴史(下)
講談社学術文庫
名著、復刊。
第2次世界大戦後、近代西欧文明の世界支配に対して、アラブ世界が石油産業の発展を支柱とした政治闘争と社会改革を達成した事実は、彼らの歴史の新たな展開を物語る。進歩と混乱の20世紀が過ぎ、新時代を迎えた現在、不死鳥のように蘇る独自の政治・社会・文化的潜在力は、たんにアラブにとどまらず人類にとっての可能性でもある。精微なアラブ通史である本書は、新たな社会システムを考えるうえで貴重な示唆に富む1冊である。

1983.01.06発売
近世日本国民史 徳川幕府統制篇
講談社学術文庫
元和二年四月家康逝きて、慶安四年四月家光没するまでの三十七年、すなわち秀忠・家光の二代間に、徳川幕府はあらゆる方面において、中央集権の設備結構を成就。対皇室、対公家、対大名、対外国、対庶民、いずれも幕府中心主義、幕府安全第一主義、幕府至上主義から演繹せらざるものではなく、かつそれらはあたかも潮の押し寄するがごとく、歩一歩ずつ、すべての権力を江戸なる幕府の将軍に集注し来らしめたのだった。
元和二年(1616)四月家康逝きて、慶安四年(1651)四月家光没するまでの三十七年、すなわち秀忠・家光の二代間に、徳川幕府はあらゆる方面において、中央集権の設備結構を成就。対皇室、対公家、対大名、対外国、対庶民、いずれも幕府中心主義、幕府安全第一主義、幕府至上主義から演繹せらざるものではなく、かつそれらはあたかも潮の押し寄するがごとく、歩一歩ずつ、すべての権力を江戸なる幕府の将軍に集注し来らしめたのだった。

1983.01.06発売
古今和歌集(四)
講談社学術文庫
古今集は勅撰二十一代集の嚆矢であり、それ以後の勅撰集・私撰集の規範となった。平安時代の最も優れた歌一千余首を精選分類したもので、歌を通して平安貴族の情趣的生活を窺い知ることができる。

1982.12.17発売
銀河鉄道の夜
講談社の絵本
あの名作『銀河鉄道の夜』が、影絵に!
少年ジョバンニは、親友カンパネルラに誘われて《銀河のお祭り》へ。偶然、銀河鉄道に乗ることになった少年たちの行方は、運命は? 名作が美しい影絵に!

1982.12.17発売
ユングの心理学
講談社現代新書
「魂の医師」としてユングは、自己内部を深く凝視し、心の深奥、広大な無意識の領域へ踏みこんでいった。そこは、人間の喜怒哀楽の感情を生みだす源泉であり、心のあやういバランスを保つ力も存在している。忘れられたの断片〈影〉、内なる異性像〈アニマ・アニムス〉、母なるものの根源にある〈グレート・マザー〉、そして〈老賢人〉などのイメージは壮大な神話やファンタジーを創りだしつつ、日常のささやかな幸福や人間関係のドラマにも密接に関わっている。ユングの心理学は、生の根底、自己の未知なる内面への旅である。
ファンタジーの創造社――ユングの心理学では、病的な症状はただ治療しなければならない、過去の悪い思い出とつながるだけのものではない。そこにはすでに、これから生まれるべき、別の姿が、一つのヴィジョンとして含まれているはずなのである。病的な状態が生みだす妄想さえも、ユングは決して否定的なものとはとらなかった。あらゆる人間のファンタジーは、心の奥から生まれてくる想像力が形作ったものなのである。その背景には、揺れ動く人間の創造性があって、現実化されるのを待っているというのが、彼の考えである。――本書より

1982.12.17発売
酒の話
講談社現代新書
人類誕生以来ずっと、ひとは酒とともにかなしみ、よろこび、怒り、笑い、泣いてきた。一杯のビールから、一壜のワインから文化や芸術、政治が動き、歴史は変わっていった。まさに酒はわれわれの最良・最高の友である。いや、もしかすると悪魔の発明品かもしれない。風土や気候によって、世界の国々は特有の自分たちだけの酒を楽しんでいる。飲み方、うまさの秘密、早飲み、大酒飲みコンテスト、酔う酔わないの生理学まで、豊富なサカナを提供し、明日からのイッパイをさらに楽しくするおもしろ酒読本。
「酒はすべて悪徳のもと」――禁酒法が実施される前には、ニューヨークを例にしても、1万5000もの酒場が合法的にあったが、禁酒時代に入るとこれがなんと倍以上の3万2000もの地下もぐり酒場を生むことになる。また、禁酒時代に入るや、ハードリカー(ウィスキーのようなアルコール度の高い酒)が1年間に2億ガロン、ビールのようなソフトリカーになると6億8000万ガロン、ワインも1億1800万ガロン飲まれたと推測され、禁酒法以前に比べ10パーセントも増加している。禁酒法下でいかに酒が飲まれていたかを物語る好例に、摘発された飲酒運転の数があげられる。1920年の禁酒法最初の1年間に比べ、1927年1年間の酔っ払い運転の逮捕者は、実に467パーセントの増加となり、7年間で5倍近くもの逮捕者数となったのである。――本書より
1982.12.09発売
オフィスガールの寝室
文芸(単行本)
1982.12.08発売
たった一人の反乱(下)
講談社文庫