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豊臣秀吉(三) 異本太閤記
1978.02.24発売
豊臣秀吉(三) 異本太閤記
著:山岡 荘八
講談社文庫
竹中半兵衛との密約が成って、稲葉山城攻略に成功した藤吉郎は、信長の妹お市の方に恋慕したため、一転して伊勢高岡攻めを命ぜられれる。信長はお市の方を北近江の浅井長政に嫁がせて北の守りを固めるが‥‥。〈全六巻〉
花と波濤
1978.02.24発売
花と波濤
著:井上 靖,解説:福本 宏年,装丁:亀倉 雄策,装画:尾崎 良二
講談社文庫
紀代子を、秋の苔寺と広隆寺に誘った、中年紳士。ふと知り合った彼の素直で飾り気のなさに、彼女は、たちまち魅了される。2人の青年から求愛されている紀代子だが、思いは中年紳士につのるばかり。しかし、その彼を慕う女性が2人もいた。……古都を舞台に、3人の男女が織りなす愛の世界を、詩情豊かに描く長編ロマン。
電子あり
忍びの女(下)
1978.02.24発売
忍びの女(下)
著:池波 正太郎,解説:佐藤 隆介
講談社文庫
関ヶ原と二度の大阪攻めで豊臣家は根絶、徳川の天下となって、戦場を駆ける武士たちの世は終った。福島正則は幕府の謀略にかかり、老残の身を信濃に逼塞、忽然と現われた小たまの腕の中で、悔恨を胸に淋しく息絶える。豪雄福島正則の奮激の生涯と、彼を愛で、戦国の世を疾駆した天性の女忍者の活躍を描く傑作長編。
忍びの女(上)
1978.02.24発売
忍びの女(上)
著:池波 正太郎
講談社文庫
秀吉没後、諸大名の暗闘が募り、天下分け目の決戦は必至。豊臣家の猛将福島正則に接近した徳川方の女忍者小たまの探索が始まった。ところが、武辺一方の無邪気な正則をいつしか愛しく想うようになる……。覇権をめぐる男たちの野望がついに関ヶ原に激突。戦国の世を疾駆する女忍者の活躍を描く傑作長編。
菌類図鑑(上)
1978.02.21発売
菌類図鑑(上)
著:宇田川 俊一,著:椿 啓介,著:堀江 義一,著:三浦 宏一郎,著:箕浦 久兵衛,著:山崎 幹夫,著:横山 竜夫,著:渡辺 昌平
日本産・培養可能のカビ類約2 000種を中心に、形態・生態・生理・分布・遺伝・生化学等の基礎データ、さらには応用各分野の膨大な情報を総合し、それぞれの近縁種・基礎文献も記載した。200頁におよぶ総論は、これまで知られることの少なかった生態を中心に菌類に関する定本とすることをめざし、巻末の研究法・用語解説等とともに関係各領域の要望に応えた。上巻には変形菌・鞭毛菌・接合菌・子のう菌を、下巻には不完全菌ほかを収める。
食品化学実験
1978.02.16発売
食品化学実験
編:渡辺 忠雄,著:波平 元辰,著:橋本 俊二郎,著:山藤 圭子
「食品学」の実験編。食品学の実験を系統的に整理し、その基礎となる化学的操作の基本手技を懇切ていねいに指導すると同時に、栄養士養成の新カリキュラムに準拠してできるだけ新しい手法を入れるよう努めた。
量子力学を学ぶための解析力学入門
1978.02.15発売
量子力学を学ぶための解析力学入門
著:高橋 康
量子力学に手をつけるためにどうしても必要な古典力学の知識は、実は驚くほど少なくてすむ。抽象的で難解な解析力学を最少限に整理し、だれにでもわかるようにやさしく、しかも的確に手ほどきした入門者待望の書。
蜻蛉日記(上)全訳注
1978.02.08発売
蜻蛉日記(上)全訳注
著:上村 悦子
講談社学術文庫
平安朝最初の女流文学『蜻蛉日記』は、美貌と歌才をうたわれた作者が摂関家の錚々(そうそう)たる貴公子兼家に求婚されたことに筆を起こし、以後21年間の結婚生活を描いた作品である。夫に純粋な愛情を持ちつづけた作者は「三十日三十夜はわが許に」を希求するが、多情な兼家の漁色癖に悩み苦しむ。しみじみ蜻蛉のごとき我が身と観じて、閉ざされた貴夫人のはかない結婚生活をあえて公開し、世の女性の「例(ためし)にもせよ」と述べている。(全3巻)
今昔物語ふぁんたじあ
1978.02.03発売
今昔物語ふぁんたじあ
著:杉本 苑子,解説:武蔵野 次郎,装丁:亀倉 雄策,装画:村上 豊
講談社文庫
人の世の移りかわりは激しく大きい。しかし、変わらぬものは人の世が織りなす喜怒哀楽である。古今多くの作家を魅了し材をとらしめた、わが国最古最大の説話集『今昔物語』。その1200余編に著者独自の観点から立ちむかい、地獄と浄土の両極に揺れうごく人間の真の姿を今の世に問いなおす秀編16を収めた。
電子あり
ラテンダンス入門
1978.01.30発売
ラテンダンス入門
著:若林 政雄
ドキュメント 日韓ルート
1978.01.27発売
ドキュメント 日韓ルート
著:大島 幸夫,装丁:渡辺 千尋,装画:高 三権
未完への脱走
1978.01.27発売
未完への脱走
著:横尾 忠則,その他:灘本 唯人,その他:亀倉 雄策,装丁:横尾 忠則
講談社文庫
濡らされたいの
1978.01.27発売
濡らされたいの
著:宇能 鴻一郎,装丁:原 弘,装画:村上 豊
講談社文庫
芥川賞作家から官能小説作家へと進んだ大ベテランが独身OLの性生活を描いた、評判の「あたし」小説ーーあたし、初体験をすませたばかりの新入社員OLで、名前はユリ。いろんなことに興味がありすぎて、好奇心のカタマリみたいな女の子なんです。このあいだも、遊びに行った千葉の家で、義兄にハダカを見られちゃったり、夜は夜で義兄夫婦の声で眠れなかったり、とっても楽しかった。それに夏の海水浴。途中の電車の中や海の家で、男の人にネラわれちゃった。あたしって、男の人の欲望をとってもそそるみたい。いろいろと危険な目に会っちゃって、あたし心も身体もだんだん成熟してゆくんです。独身OLの性生活を描いた評判の「あたし」小説最新作。<「あげちゃいたいの」続編>
電子あり
あげちゃいたいの
1978.01.27発売
あげちゃいたいの
著:宇能 鴻一郎,装丁:原 弘,装画:村上 豊
講談社文庫
芥川賞作家から官能小説作家へと進んだ大ベテランが、現代っ子OLの性体験をあからさまに描いた官能長編。好評「あたし」小説ーーあたし、今年やっと成人式を迎えるOLなんです。名前はユリ、自分でいうのも変だけど、グラマーで美人、それにまだ処女なんです。そのせいかしら、新年早々満員電車のなかで、二人のチカンに前後をはさまれちゃった。もちろん会社の男性にもモテモテなんです。陰険な上役の課長には、新宿の飲み屋のお座敷で犯されそうになっちゃうし、スキーバスの中では、マジメ社員の鈴木さんのアレを見せられたり、もう散ザン。でも、あたし、心の中ではヒソカに楽しんじゃってるんです。
電子あり
地べたっこさま
1978.01.26発売
地べたっこさま
著:さねとう あきら,解説:神宮 輝夫,装丁:亀倉 雄策,装画・その他:梅田 俊作
講談社文庫
地べたっこさま(大地)が語る、民衆の怨念と仲間への限りないやさしさ――。児童文学界に新風を送った、ヒューマニズムあふれる民話風創作集。「かっぱの目だま」「おこんじょうるり」「首なしほていどん」「南蛮きつねつき」「赤ガラス大明神」など8編を収録。日本児童文学者協会新人賞・野間児童文芸推奨作品賞ダブル受賞。
電子あり
コンピューター殺人事件
1978.01.26発売
コンピューター殺人事件
著:藤村 正太,解説:山村 正夫,装丁:亀倉 雄策,装画:直江 博人
講談社文庫
電算機導入にからむ労使の対立が激化しているさなか、コンピューター室にボヤが発生し、監理課長が怪死、つづいて女性秘書が北陸の海岸で水死体となって発見された。運輸業界の苛烈な企業競争を背景に、突発した連続殺人の真相は? コンピューターの論理と微妙な人間心理の盲点をトリックに使った、傑作推理長編。 電算機導入にからむ労使の対立激化のさなか、監理部長が怪死、さらに女性秘書が……。運輸業界の苛烈な企業競争背景に突発した連続殺人。コンピューターの論理と人間心理の盲点をトリックに描く長編。
電子あり
李朝残影
1978.01.26発売
李朝残影
著:梶山 季之,解説:坂田 稔,装丁:亀倉 雄策,装画:山下 昌也
講談社文庫
電子あり
豊臣秀吉(二) 異本太閤記
1978.01.25発売
豊臣秀吉(二) 異本太閤記
著:山岡 荘八,装丁:亀倉 雄策,装画:川田 幹
講談社文庫
無名碑(下)
1978.01.25発売
無名碑(下)
著:曽野 綾子
講談社文庫
娘の死が妻を狂わせた。彼女を伴い、竜起は次の現場タイへ向う。炎暑、盗難、機械確保の不備、働かぬ現地労務者――工事は難渋を極める。昼は難工事に立ち向い、夜は妻を労わる。自然の猛威と妻への愛に苦悩し、なお誠実に生きる男の姿。意欲的な取材と豊富な資料をもとに、三年間の情熱を結晶させた傑作。
イギリス人と日本人
1978.01.25発売
イギリス人と日本人
著:P・ミルワ-ド,訳:別宮 貞徳,装丁:杉浦 康平,装丁:海保 透
講談社現代新書
イギリス人は、なによりもわが家をたいせつにする。彼ら一人一人が国王であり、女王であるこの城こそ、一羽の小鳥や移りゆく自然への愛を育み、ありふれたものの新しさを教えてくれる、人生の豊かな泉である。物質的繁栄とひきかえに、精神の荒廃を招いたわれわれ日本人が、彼らのコモン・センスから学ぶものは大きい。時流にまどわされず、ひたすら己れの道を歩むイギリス庶民のものの見方・考え方を、ユーモアとペーソスを混じえて語る、軽妙洒脱な英・日比較民族論。 父の手紙――こんにちの世界は、こんにちを代表する詩人T・S・エリオットがいみじくも名づけたように「荒地」の世界である。しかし、それだからこそわれわれは、時代の流れにさからって、残されたわずかばかりの、ますますもって貴重な土地をたいせつにすべきではないだろうか。その意味からして、私がいちばん尊敬する人物は私の父である。父が手紙でいっている気に入りのテーマを紹介しよう。「それが、一しずくの露のなかに宇宙を見いだし、手近なありふれたものの新しさを見なおす術なのだ。それができれば、不思議を求めて長いご苦労な旅をすることなどない。私は、アリといっしょに庭を横断するのでもけっこう楽しい。二羽のクロドリとかくれんぼをするのもいい。あの連中、じつにうまいものだよ……。」――本文より