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籠城忍 小田原の陣
2025.01.15発売
籠城忍 小田原の陣
著:矢野 隆
講談社文庫
秀吉軍対北条家。膠着する籠城戦の中、忍者たちは小田原城を舞台に闇の中で激しく戦っていた。書下ろし歴史小説・新シリーズ第1作! 天正18年(1590年)、関東の雄である北条氏の本拠・小田原城が関白・豊臣秀吉の軍勢に囲まれていた。その数、10万。総勢では20万。もはや北条方に勝ち目はなかった。そんな籠城戦の中、徳川家康は伊賀忍者の服部半蔵を城中に潜入させようと画策していた。北条家の当主・氏直は家康にとって娘婿であり、包囲側の身としては困った立場にあったのだ。秀吉に謀反を疑われかねない。北条家をこの戦に導いた前当主の氏政をさらい、秀吉に謝らせるのが家康の狙いだった。だが、北条には風魔という忍者集団がいて……。
電子あり
草の陰刻 新装版(下)
2025.01.15発売
草の陰刻 新装版(下)
著:松本 清張
講談社文庫
松山地方検察庁地方支部失火事件から端を発した、検事瀬川良一の探索は、巨悪の昏い過去に迫りつつあった。 失火事件で喪われた昭和25年の大島信用金庫殺人事件の記録を復元しようとする瀬川の執念で、重要な証人、当時被疑者とされた山口重太郎の協力で、一気に核心に迫りつつあった。 だが中学を出た娘の東京のデパートへの就職についてきた山口重太郎が、瀬川の使いだと騙った一味にさらわれてしまう。信用金庫の事件の担当検事で、交通事故で亡くなったばかりの大賀庸平の娘冴子も、ようやく瀬川に協力の姿勢を見せつつあった矢先だった。 冴子が示唆した実力者「S」とは、大島信金の職員から、後ろ暗い過去を重ね、群馬の代議士夫妻に取り入り、地盤を乗っ取りのし上がった、山岸正雄改め佐々木信明なのか。 松山地検支部の火災が放火でなく失火と結論づけられている以上、支部の責任検事だった瀬川は覆して覆して、検察当局や警察の手を借りることはできない。 庸平が親しかった四谷署の平塚刑事の協力で、大切な証人は失わずにすんだものの、徒手空拳で若い検事が実力派代議士佐々木信明に迫るには、まだまだ手駒が足りなかった……。 巨匠松本清張のミステリー代表作、読みやすい新装版に。 解説 塩田武士
電子あり
草の陰刻 新装版(上)
2025.01.15発売
草の陰刻 新装版(上)
著:松本 清張
講談社文庫
松山地方検察庁地方支部の第二倉庫から出火。当直の事務官平田が焼死体で見つかった。平田の誘いで飲み屋で呑んでいた事務員竹内の記憶は曖昧で、気がつくと40キロ離れた町の旅館にいたという。検事の瀬川良一は、喪われた資料の復元を試みるが、昭和25年から26年の事件簿が持ち去れていたことに気づく。当時の担当検事大賀庸平に内容を問い合わせる手紙を送るが、覚えていないの一点張りで、まもなく大賀庸平は交通事故で死んでしまう。 放火の疑いを拭いきれず、酔った平田を連れ去った女たちの背後に暴力団の影を感知した瀬川は、何者かからの脅迫電話を受ける。 若い検事の瀬川には、縁談話が持ち上がっていて、その用を果たすため東京の実家に戻ったときに、大賀庸平の死を知らせてくれた娘の大賀冴子と会い、過去の事件の探索協力を頼み込むが、冴子は父の遺志とのはざまにいた。 失火事件の管理責任を問われ失職こぞ免れた瀬川だが、四国を離れ、前橋地方検察庁への転勤が命じられる。 限られた時間の中で瀬川は、検察と捜査権のある警察との反撥の中で、喪われた資料が昭和25年の大島信用金庫理事殺人事件の記録であること、冴子から「S」という有力者が関わっていることをつきとめる。 そして前橋赴任への途中、広島県福山に立ち寄り、信用金庫の事件当時、被疑者とされた山口重太郎という男と会うことはできた。「S」は信用金庫の山口重太郎の同僚だった……。 巨匠松本清張ミステリーの代表作、読みやすい新装版に!
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写楽殺人事件 新装版
2025.01.15発売
写楽殺人事件 新装版
著:高橋 克彦
講談社文庫
230年間、未解決。 2025年大河ドラマ『べらぼう』を観る前に読むべき歴史ミステリーの大傑作! 活動期間わずか10ヵ月、残した浮世絵は約150点。江戸中期に彗星のごとく現れ消えた謎の天才絵師・東洲斎写楽は、何者だったのか。大学助手の津田はある画集と出会ったことで写楽の正体に肉迫する。その一方で、浮世絵研究界では連続殺人が起きていてーー。 蔦屋重三郎(『べらぼう』主人公)が愛した天才絵師。 しかし、素性、本名、筆を断った理由…… すべてが不明。 写楽の正体と目された代表的人物はーー 葛飾北斎、歌川豊国、円山応挙、酒井抱一、山東京伝、蔦屋重三郎etc. 連続殺人の果てに明かされるのは、実像か?虚像か? 「歴史上の難問」を題材にした伝説の江戸川乱歩賞受賞作。
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幻告
2025.01.15発売
幻告
著:五十嵐 律人
講談社文庫
「あの日、父は罪を犯したのだろうか?」 『法廷遊戯』著者の感動作! 裁判所書記官の宇久井傑(うぐい・すぐる)は、犯罪者の息子だという秘密を抱えて過ごしている。ある日、法廷を出た瞬間、父親の刑事裁判ーー第1回公判期日が開かれた5年前に遡っていた。調書を読み返すうちに冤罪の可能性に気がついた傑は、タイムリープを繰り返して事件の真相を追うが。感動のタイムトラベルミステリー!
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戦国快盗 嵐丸 朝倉家をカモれ
2025.01.15発売
戦国快盗 嵐丸 朝倉家をカモれ
著:山本 巧次
講談社文庫
巨きな金しか奪わない盗人の嵐丸と凄腕の女同業者・麻耶は、堺の商人が一乗谷の朝倉家に売ろうとしている高価な茶器に目をつける。だが、その取引には裏があった。 謎の敵から繰り返し命を狙われ、明智光秀や木下藤吉郎も現れて事態は二転三転。やがて何重にも張られた陰謀が明らかに──。 誰が味方か、はたまた敵か? 戦国ボニー&クライドが大活躍。 文庫書下ろし痛快歴史エンターテインメント
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はじめての プチしかけえほん いないいないばあっ! とんとんとん ばあっ!
2025.01.15発売
はじめての プチしかけえほん いないいないばあっ! とんとんとん ばあっ!
編:講談社
とんとんとん、ぽぅぽがドアをノックすると、ドアの向こうから、しかけでなかまたちがつぎつぎとあらわれます。ワンワン、おうちゃんをはじめ、テレビでおなじみの、ぽぅぽのなかまたちが登場します。どんどんページをめくりたくなる絵本です。
昨日、若者たちは
2025.01.15発売
昨日、若者たちは
著:吉田 修一
講談社文庫
香港、上海、ソウル、そして東京。 分断された世界で今を直向きに生きる若者を描く純文学短編集。 2021年に刊行された単行本『オリンピックにふれる』を改題したものです。 「香港林檎」 「この香港のどこかを、もう一人の自分が歩き回っているような気がして仕方ないんだ」 ボート選手枠で入社して10年、タイムが低迷する偉良はコーチから思わぬ宣告を受ける。 「上海蜜柑」 「私たち、上海に住んでるのよ。欲しいものは欲しいって、今、世界で一番言える街に」 ケガで体操選手を諦め、臨時体育教師になった阿青。結婚目前の恋人には初めてのチャンスが訪れていた。 「ストロベリーソウル」 「がんばるって、約束したじゃないか」  ソウルのスケート場で働くクァンドンは、三回転ジャンプに挑む赤い練習着の少女に心惹かれるが……。 「東京花火」 「誰も悪くない。なのに、誰も幸せじゃないのはなぜだ?」 東京五輪が始まった。開会式を前に失踪した部下を探す白瀬は、国立競技場の前に立つ。 2021年東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作。
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愛の人 やなせたかし
2025.01.15発売
愛の人 やなせたかし
著:小手鞠 るい,イラスト:やなせ たかし
講談社文庫
朝ドラ主人公のモデル、やなせたかし アンパンマンを生み、「詩とメルヘン」編集長として多くの才能を育てた愛と献身の人生を、数々の名作詩とともに愛弟子が描く。 文庫化に際し『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』を改題、書下ろし掌篇小説「シークレット・ラブ」を収録。解説:永田萠 「君はなんのために生まれたか」 「ぼくは『誌とメルヘン』を  編集するために  この世に生まれました  これが僕の仕事です」 1987年12月臨時増刊号「詩とメルヘンの15年」より 先生は、笑顔で人にパンを分け与えながら、胸の奥に、まるで海のような悲しみを抱きつづけた詩人だった。――やなせたかしが思いを込めて編集を続けた「詩とメルヘン」の”卒業生”が、恩師の作品と人生を貫く「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という思想を名作詩の数々とともにひも解く感動作。 【内容】 プロローグ----やなせ先生、ありがとう 第一章 あこがれよ なかよくしよう----裏町ぐらしの下積み時代 第二章 さびしいひとをなぐさめたい----「詩とメルヘン」の創刊 第三章 死んでもひとをよろこばせたい-----絵本『やさしいライオン』 第四章 愛がなければ生きられない----アンパンマンの奇跡の始まり 第五章 しあわせよ カタツムリにのって----アンパンマンワールドの魅力 第六章 戦場にも花は咲いていた----『おとうとものがたり』 第七章 今日はすぐに思い出になる-----最愛の人、暢さんの死 第八章 書いては消し、消しては書く----「いい子いい子」 第九章 かわりのメダカはいないんだ----なにが君のしあわせ 第十章 夢の中にも夢はある----『詩とメルヘン』の三十年と幻の生前葬 あとがきにかえて----この人生が好き 解説 永田 萠 シークレット・ラブ----文庫版のための書き下ろし掌篇小説
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うぬぼれ犬 お江戸けもの医 毛玉堂
2025.01.15発売
うぬぼれ犬 お江戸けもの医 毛玉堂
著:泉 ゆたか
講談社文庫
夫婦で営む動物専門の養生所「毛玉堂」に運ばれてくるのは多種多彩なけものたち。 医師・凌雲におんなけもの医のライバル登場!? そして美津との関係にも変化が訪れ―― 「お江戸けもの医 毛玉堂」シリーズ第3弾!
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神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣
2025.01.15発売
神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣
著:紺野 天龍
講談社タイガ
本に秘された謎、倶楽部が明かします。 「誰かを不幸にする  名探偵なんていりません!」 圧巻推理に絶賛続出! 人が死なないミステリー ーーー 大学の一角を占有する謎の団体〈名探偵倶楽部〉。 一員である白兎と後輩の志希は、 路上で倒れた女性にある奇書の謎を解いてほしいと依頼される。 不可解な密室、消えた寄木細工の秘密箱、突如炎上する館。 不可能犯罪の数々が記された書籍「神薙虚無最後の事件」は残酷な真相を指し示すが――。 「誰かを不幸にする名探偵なんていりません!」 緻密で荘厳な、人が死なないミステリ。 【本格ミステリ界激震!】 活殺自在に読者を手玉にとるミステリセンス ーー辻 真先 多重推理の果てに現れる新たな景色 ーー麻耶雄嵩 虚構であろうと虚無ではなく。虚無ではなく。ただ、万雷の喝采を ーー奈須きのこ 読み進めるうち、この謎に本気で挑戦せずにはいられなかった ーー今村昌弘 論理遊戯【パズラー】生まれ、戯言拳闘【メフィスト】育ち。擦り切れ方を忘れかけた、ぼくらのための物語 ーー青崎有吾 名探偵の信念と贅沢な趣向。これは、懐かしくも幸福な玩具【おもちゃ】箱だ ーー阿津川辰海 何と技巧と細工に満ちたデラックスな探偵小説世界か ーー城平京 粗削りながら燦然と輝きを放つ才能の原石。瑞々しく魅力的な多重解決ミステリをご堪能あれ ――知念実希人
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ブルーナの しかけえほん ミッフィーの まる さんかく しかく
2025.01.14発売
ブルーナの しかけえほん ミッフィーの まる さんかく しかく
絵:ディック・ブルーナ
ディック・ブルーナの上質なイラストによるしかけ絵本です。 まんまる ひとつ なにかな なにかな おゆびを いれて あけて ごらん さんかく なにかな のぞいて ごらん (本文より) りんかくのはっきりとしたブルーナのイラストと、ページに空いた穴の形で、形の概念を伝えます。 赤ちゃんが、さわって遊びながら楽しめる一冊です。
ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK vol.40 行け! ゴッドマン/行け! グリーンマン/行け! 牛若小太郎
2025.01.14発売
ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK vol.40 行け! ゴッドマン/行け! グリーンマン/行け! 牛若小太郎
編:講談社
日本が世界に誇る東宝製作の特撮作品を網羅するシリーズムック。第40巻では、「おはよう! こどもショー」内のショートコーナーで放送されたヒーロー番組「行け! ゴッドマン」「行け! グリーンマン」「行け! 牛若小太郎」を大特集。敵怪獣・敵妖怪も可能な限り収録。手塚昌明監督の、ゴジラ愛・特撮愛にあふれた特別インタビューも必読!
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軽いめまい
2025.01.13発売
軽いめまい
著:金井 美恵子
講談社文芸文庫
郊外の住宅地にある築七年の中古マンションで、夏実は夫と小三と幼稚園児二人の息子と暮らしている。専業主婦の暮らしに何といって不満もなく、不自由があるわけでもない。けれど蛇口から流れる水を眺めているときなどに覚える、放心に似ためまい――。 1990年代の東京。「中産階級」の変わることのない日常。2023年にポリー・バートンによって英訳され、ニューヨークタイムズやアトランティック誌で書評されるなど話題となった。 生活という日常を瑞々しく、シニカルに描いた傑作中編小説。 ケイト・ザンブレノ 「あまりに退屈で売春を始める主婦たちの話が気の利いた挿話として登場するように、たとえばブニュエルの、たとえばゴダールの、たとえばシャンタル・アケルマンの、売春する主婦たちについてのあらゆる映画への目配せがこの小説には見られるのだが、ただしこの小説の中では何も起こらず、退屈そのものがポイントで、じゃがいもの皮はただ剥かれ、皿はただ洗われ、けれど時々、ほんの時折、家事にまつわる瞑想的な瞬間、クラクラするような、あるいはぼうっとするような感覚がふと訪れることがあり、たとえば洗い物をしているとき、蛇口から紐のように絶え間なく流れ出す水や、流れていく水のきらめきに心を奪われてしまう、それこそがポリー・バートンによって「軽いめまい(ルビ:マイルド・ヴァーティゴ)」と訳出された感覚で、この言葉は小説の八番目のセクションのタイトルにもなっている。」  「解説」より
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リドリー・スコットの全仕事
2025.01.10発売
リドリー・スコットの全仕事
著:イアン・ネイサン,訳:桜井 真砂美,監・訳:阿部 清美
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』 全国劇場にて絶賛公開中! ハリウッドで最も「芸術」としての映像を追求。 87歳を迎えた今でも、第一線で活躍をし続ける、英国で最も偉大な映画監督の並外れた旅路とは。 『エイリアン』、『ブレードランナー』、『グラディエーター』、『ブラックホーク・ダウン』など、絶大な支持を得た数々の作品はもちろん、高倉健や松田優作が出演した『ブラック・レイン』、フェミニズム映画の金字塔『テルマ&ルイーズ』など、その人生で手がけてきた全ての映画の制作秘話や背景を豊富なビジュアルともに紹介。 人間とは何か。 神とは何か。 戦いとは何なのか。 様々なジャンルを行き来しながら、その根底にあるテーマやモチーフには共通点があったーー! 長きにわたり積んできたキャリアの集大成こそが『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』である理由が見えてくる。 映画ファン必読の書! 原著に先駆けて発売。
日本遺産短編小説集 信州上田10ストーリーズ
2025.01.10発売
日本遺産短編小説集 信州上田10ストーリーズ
編:上田市日本遺産推進協議会,著:ペリー荻野 ,著:橋本 達典 ,著:岡沼 美樹恵 ,著:山木 敦,著:秦野 邦彦
文化庁が認定する、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー「日本遺産」。長野県上田市の日本遺産「レイラインがつなぐ 太陽と大地の聖地 龍と生きるまち 信州上田・塩田平」にインスパイアされ、5名のライターが実際に上田市に訪れ、各2篇、計10編のショートストーリーを執筆。上田市を舞台とした、現在、昭和、江戸、戦国、、、歴史、SF、紀行、民話、寓話、成長譚など時代もジャンルも超えた10編の物語が誕生した。物語の中に登場するもしくは舞台と思われる町、神社仏閣、名物、温泉、グルメのガイドブック的な要素も加えて、1冊にまとめました。
浮世絵に大注目!! 砂絵で作ろう! 浮世絵アートクリエイティブセット
2025.01.09発売
浮世絵に大注目!! 砂絵で作ろう! 浮世絵アートクリエイティブセット
編:講談社
砂絵の繊細さで浮世絵を手軽に製作できるキット。2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」は、浮世絵の版元・蔦屋重三郎が主人公。浮世絵がますます注目される中、砂絵で浮世絵を描く魅力を手軽に体験してみてください。 このキットには、砂絵を作るための色砂12種類+シールシート+浮世絵の歴史と砂絵の制作方法が描かれた冊子が封入。細かい砂粒を使って、自分だけの浮世絵を作成する楽しさを体験しませんか? 手順も簡単で、初心者でもすぐに始められます。日本の伝統美を感じながら、砂絵のテクニックをマスターし、あなた自身のオリジナルアート作品を生み出してください。 シートのうち1枚は、著名な葛飾北斎作の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」を模したシートになっています。もう一枚はぜひオリジナルの絵や好きな浮世絵を自身で描いて製作してください。
梅若桜雪の名舞台へ 写真でいざなう能案内 花の景
2024.12.27発売
梅若桜雪の名舞台へ 写真でいざなう能案内 花の景
撮影:生原 良幸
稀代の名手 梅若桜雪の「花」を感じるこの一冊。 「能」がもつ700年のエネルギーと、新たな挑戦を包みこむ深淵なる世界。                 二十六世観世宗家 観世清和 人間国宝・梅若桜雪師がシテを勤める舞台を継続して撮影している 写真家・生原良幸氏の貴重な作品を集成。 全59演目を、臨場感あふれる写真と物語解説で紹介し、能の奥深い魅力に迫る。 初心者も愛好者も楽しめる、新しい能の案内書。梅若桜雪師のインタビューも収録。 解説にはすべて英訳付き。 【気鋭の監修・執筆陣】 川口晃平(監修・執筆/シテ方観世流能楽師) 高橋悠介(監修・執筆/慶應義塾大学斯道文庫教授) Julia Yamane(翻訳/一般社団法人 Discover Noh in Kyoto代表理事) Diego Pellecchia(翻訳監修/京都産業大学准教授) English title: The Shape of the Flower ―Selected photographs of Umewaka Rosetsu’s finest noh performances A stunning collection of photographs by Ikuhara Yoshiyuki, capturing the artistry of Living National Treasure Umewaka Rosetsu through a range of noh performances. Featuring immersive imagery, engaging story explanations, and an exclusive interview, this book offers a compelling guide to noh for both beginners and enthusiasts. English translations accompany all commentaries, bringing the beauty and spirit of noh to a global audience.
SF脳とリアル脳 どこまで可能か、なぜ不可能なのか
2024.12.26発売
SF脳とリアル脳 どこまで可能か、なぜ不可能なのか
著:櫻井 武
ブルーバックス
◆宇宙空間に一人取り残されてしまったジェイムスン教授は、近くの惑星に文明が発生するのを待った。(『二重太陽系死の呼び声』) ◆さて、どこへ行こうかしらね。ネットは広大だわ。(『攻殻機動隊』) ◆この頭の中には、二通りの記憶が刻みつけられてるんだ。いっぽうは現実、いっぽうは非現実。だがおれには、どっちがどっちだかわからん。(『追憶売ります』) ◆怖いよ、デイブ。怖いよ、デイブ。理性を失いつつある。わかるんだ……。(『2001年宇宙の旅』)   SF作品において「脳」は定番のテーマであり、作家たちはもてる想像力を駆使して、科学技術が進んだ未来の「脳」の姿を描いてきた。電子化して不老不死となった脳、意識をデータ化して取り出せる脳、記憶が書き換えられる脳、眠らなくてもよい脳、「心」をもった人工知能――はたしてそれらの「脳」は、本当に実現する可能性があるのか?  神経科学者として、脳の覚醒にかかわるオレキシンや、「人工冬眠」を引き起こすニューロンを発見する一方で、大のSFファンでもある著者が、古今の名作に描かれた「SF脳」の実現性を大真面目に検証! そこから、私たちの「リアル脳」の限界と、思いもよらなかった可能性が見えてくる!  ・サイボーグが「超人」にはなりえない理由 ・「電脳化」にはこれだけの困難がつきまとう ・記憶を書き換えるための意外な障壁 ・「時間」は脳がつくりだしているのかもしれない ・「脳は10%しか使われていない」はなぜ間違いといえるか ・脳は全身を犠牲にしてでも眠ろうとする  ・AIが「こころ」をもつために必要な、意外なものとは? 想像していたほどは「できない」が、想像もしなかったことが「できる」脳の本質が、奇想天外なSFの世界を楽しみながらわかる一冊!  (おもな内容と、登場するSF作品) 第1章 サイボーグは「超人」になれるのか(『二重太陽系死の呼び声』ニール・R・ジョーンズ) 第2章 脳は電子デバイスと融合できるか(『攻殻機動隊』士郎正宗) 第3章 意識はデータ化できるか(『順列都市』グレッグ・イーガン) 第4章 脳は人工冬眠を起こせるか(『夏への扉』ロバート・A・ハインライン) 第5章 記憶は書き換えられるか(『追憶売ります』フィリップ・K・ディック) 第6章 脳にとって時間とはなにか(『TENET/テネット』クリストファー・ノーラン監督) 第7章 脳に未知の潜在能力はあるのか(『LUCY/ルーシー』リュック・ベッソン監督) 第8章 眠らない脳はつくれるか(『ベガーズ・イン・スペイン』ナンシー・クレス) 第9章 AIは「こころ」をもつのか(『2001年宇宙の旅』スタンリー・キューブリック監督)
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超解読! はじめてのフッサール『イデーン』
2024.12.26発売
超解読! はじめてのフッサール『イデーン』
著:竹田 青嗣,著:荒井 訓
講談社現代新書
難解な哲学書をわかりやすく解説する「超解読!」シリーズ最新刊! ヨーロッパ哲学の最大の難問=認識論の謎を解明した二十世紀哲学の最高峰をわかりやすくかみ砕いて解説。 「普遍認識は可能か」。ギリシャ哲学以来続く認識問題の難問。なぜフッサールは、この認識問題を解明するためには根本的な「視線の逆転」が欠かせないと主張したのか? ヨーロッパ哲学にパラダイム転換をもたらし、人間と社会についての新しい「本質学」の道を開くこととなった現象学の核心に迫る! フッサール現象学は、存在論哲学のハイデガー、言語哲学のヴィトゲンシュタインとならんで二十世紀哲学の三つの最高峰をなす。しかし現象学の根本動機、根本理念、根本方法は、ここまで大きな誤解に晒さらされ続けており、それは現在にまでいたっている。フッサール現象学の最大の功績は、ヨーロッパ哲学の最大の難問といえる認識論の謎、哲学的な普遍認識の可能性についての謎を完全に解明した点にある。にもかかわらず、ここまでのところ、フッサール現象学のこの根本動機が明確に指摘されたことはなく、したがって、その解明の方法のエッセンスが明示されたこともない。――「序論」より
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