新刊書籍
レーベルで絞り込む :

2024.03.15発売
北緯43度のコールドケース
講談社文庫
第67回江戸川乱歩賞受賞作
待望の文庫化!
異色の女性エリートノンキャリが、組織の闇に翻弄されながらも、未解決事件(コールドケース)の真相にせまる。
新たなヒロイン、新たな警察小説、ここに誕生!
「読者を翻弄するストーリーテリングの技は新人離れしている」宮部みゆき
(読売新聞2021年11月21日書評)
「ミステリ好きなひとにとって、至福の時だ。ああ、このお話、読んでよかった」新井素子
(解説より)
博士号を持つ異色の警察官・沢村依理子。
北海道警察で現場経験を積む沢村は凍てつく一月、少女死体遺棄事件の捜査に加わる。
発見された少女は五年前に誘拐され行方不明となっていた島崎陽菜だった。
容疑者死亡で未解決だった事件は沢村を呑み込むように意外な展開を見せる。
第67回江戸川乱歩賞受賞作。

2024.03.15発売
揺籠のアディポクル
講談社文庫
孤立した無菌病棟に、少年と少女。
翌朝、一人だけになった。
☆☆☆
『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による
甘く切ない青春の痛みをまとった
本格ミステリ
☆☆☆
無菌病棟、通称《クレイドル》。
タケルと、コノハ、二人だけが入院する施設が、大嵐で貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。
不安と焦燥を抱え、日付を越えた深夜──。
コノハは胸をメスで刺され、死んでいた。
二人きりのはずの無菌病棟で、外気にすら触れられない彼女を誰が殺したのか?
震える結末!

2024.03.15発売
卒業
講談社文庫
シリーズ累計500万部突破の大人気BL小説《タクミくんシリーズ》(角川ルビー文庫刊)。
「祠堂(しどう)」の名を冠する男子校の生徒たちの群像劇でもある同シリーズは、原作挿絵を担当するおおや和美によるコミカライズ、3度の音声ドラマ(ドラマCD20枚以上)化、舞台化、6度の映画化を経て、今なお関連シリーズが意欲的に発表されている一大コンテンツです。
シリーズ最初の作品が発表されて30年以上となる現在も、「BLのバイブル」「BL小説の金字塔」として、また多彩なキャラクター陣の成長を見守る壮大な物語として、ごとうしのぶファンのみならず、BLファンからの絶大な支持を得ています。
「タクミくん」シリーズ最終巻では、葉山託生(タクミ)の恋人・崎義一(ギイ)が、祠堂学院で卒業を迎えることなく姿を消し、読者に衝撃を与えました。が、本作『卒業』では、その後の恋人たちの感動的な再会と、仲間による感動のサプライズの様子、また人気サブキャラクターたちの関係の深まりが描かれていきます。アラサーとなった主人公たちを描いた「崎義一の優雅なる生活」シリーズとの間をつなぐ重要な物語として、タクミくんファン必携の一冊となっています。
・イラスト/おおや和美

2024.03.15発売
わんだふるぷりきゅあ! きせかえマグネットBOX
講談社の絵本
「わんだふるぷりきゅあ!」の「きせかえマグネットBOX」が登場!
ドレスやワンピースなどをふんだんに盛り込んだ、きせかえ豪華版となります。
※主な内容
BOXの中には、マグネットシートが5枚入っていて、マグネットパーツが86枚ついているよ。
ワンピース、ドレス、アクセサリー、おすすめのコーディネートをさがしてね。
背景シートは2種類。マグネットをはって、遊んでね。

2024.03.15発売
逸脱刑事
講談社文庫
東京大学卒業のノンキャリ警察官の無紋大介は、都内の弁天代署の生活安全課で
派手な事件とは無縁な日々を送っていた。弁天代署に、本庁から女性キャリアが出向してくる。
この女性キャリア桐谷杏華のファッションが警察官らしからぬ派手めなスタイルで
署内がざわつく。その騒ぎのさなか、管内で数年ぶりに殺人事件が発生する。
衆議院議員の秘書がホテルで刺殺され、一緒にチェックインした女性の行方が分からないという。
あるきっかけから、担当外の無紋と杏華が「逸脱」捜査をすることに。
それほど役に立つとは思えなかった、無紋のこだわり性格とひとつのスキルが、
事件の背景に隠された特秘犯にたどりつく!

2024.03.14発売
地元の食通が薦める 加賀百万石・金沢が誇る名店
2024年3月、北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸する。それに伴い、その沿線の中心地として脚光を浴びているのが金沢だ。
コロナ禍からいち早く復興し、国内外から多くの観光客が訪れる日本有数の観光地である。また北陸三県の中核都市としてビジネス客も多く、23年度はコロナ前の訪問人口の年間1000万人に迫ると言われており、24年春の北陸新幹線延伸で、より一層注目を集めている。
金沢の観光資源は、兼六園・長町武家屋敷・近江町市場・ひがし茶屋街・21世紀美術館など数多いが、「飲食」は金沢観光のもっとも重要なコンテンツといえる。北陸の秋冬の味覚・越前蟹や豊富な魚介類を生かした寿司、また加賀百万石の食文化を今に伝える加賀料理や金沢おでん、治部煮、笹寿司と言ったバラエティーに富んだ食文化は全ての訪問者を魅了する。
更に茶の湯を愛した加賀藩伝統の和菓子、そして日本酒の銘酒の数々もまた秀逸である。それらを堪能できる名店を、本書では味・歴史・料理人・店構えなどの視点から厳選。そのため多少料金高めのお店も含まれるが、金沢にロングステイ、および頻繁に訪れる食通の観光客にとっては願ってもない内容となっている。
掲載店を選ぶ際には、地元の行政に携わる人物や、金沢の老舗ホテルの支配人など、地元の食通複数名からヒアリングを実施している。

2024.03.14発売
ViVimen まるごと一冊タイ イケメン THAI STARS Vol.2 SPECIAL EDITION
タイドラマで大活躍中のスター俳優たちを、ファッション誌・ViViが撮り下ろし!
BLドラマで人気のカップル10組がVol.1&Vol.2で紡ぐ、イケメン×イケメンの美しき共演は永久保存版です。各カップルのためにViViが用意したオリジナルコンセプトでのビジュアルと、ふたりの関係性にキュンとするインタビュー、大充実の読み物コーナーもお楽しみに。
【ViVi men まるごと一冊タイイケメンVol.2 ムックに豪華特典のついたスペシャルバージョン!】
<Vol.2 SPECIAL EDITIONの特典内容>
★ここでしか手に入らない、特別なポストカード5種
★豪華5カップルの映像特典 QRコード
最初から最後までずっと尊い、撮影ビハインドやふたりのコメント、バッグの中身などたっぷり収録!
※映像の内容はカップルにより異なります
★5カップル分合計35枚の誌面カット&アザーカットがダウンロードできるQRコード
ViViだけのビジュアルをスマホやPCにダウンロードしていつでも楽しめます!
<Vol.2の主なコンテンツ ※通常のムックと内容は同じです>
★TAY & NEW Mature MODE テイ & ニューのオトナモード/IZAKAYA talk!!!
★TIME TRAVEL ファッションでタイムトラベル
もしも過去に生きていたら?な妄想ファッション&ViViらしいファッションの2パターンで人気カップルを撮影!
#1 JOONG & DUNK meets '50s Rockabilly style
#2 JIMMY & SEA meets '90s Grunge style
★PERTH & CHIMON Bidanshi make-up 美男子ふたりがメイクで変身!
★EARTH & MIX Moonlight Touch 絡まるフタリ
★Vol.1&2より撮影裏オフショット/Vol.1未公開カットを大公開!
OFF & GUN/GEMINI & FOURTH/FIRST & KHAOTUNG/FORCE & BOOK/POND & PHUWIN/
TAY & NEW/JOONG & DUNK/JIMMY & SEA/PERTH & CHIMON/EARTH & MIX
★まだまだ……
撮影舞台裏マンガ/バッグの中身を大公開/可愛いタイ語講座/サイン入りチェキプレゼント etc.
とじ込み付録(1)
Vol.2スペシャルステッカー
とじ込み付録(2)
眼福ピンナップ
※各企画内容は変更の可能性がございます

2024.03.14発売
存在と思惟 中世哲学論集
講談社学術文庫
本書の著者クラウス・リーゼンフーバー神父(1938-2022年)は、フランクフルトに生まれ、1958年にカトリックの修道会であるイエズス会に入会したのち、1967年に来日して長年にわたり上智大学で教鞭を執りました。ドイツ哲学に深い造詣をもつばかりか、西田幾多郎をはじめとする日本の哲学思想に通じていた著者は、西洋中世の哲学・神学について研究し、あるいは教育するとともに、一般向けの講座を精力的に行って多くの日本人に親われました。
しかし、専門論文が多いこともあってか、一般向けの著作はほとんどなかったと言わざるをえません。古代から現代に至る西洋哲学全体に対する該博な知識と透徹した理解に基づいた知恵の結晶を多くのかたに触れていただく機会になることを願って、ここに学術文庫オリジナルの精選論文集をお届けします。
以下の目次にあるように、本書で中心的に選ばれたのは、著者にとって重要な研究対象であるトマス・アクィナス(1225頃-74年)をめぐる論考です。「言語」、「存在」、「神」という哲学にとっても神学にとっても最重要の概念を正面から取り上げ、トマスの論を精緻にたどるだけでなく、独自の読みを加えることで、そこに潜む可能性を最大限に引き出す――「思惟」というものの醍醐味がふんだんにつまった論考群は、読むたびに発見に満ちた宝と言えるでしょう。
惜しまれながら2022年に逝去したリーゼンフーバー神父の偉大な遺産を本書を通して知っていただけることを心から願っています。
[本書の内容]
中世思想における至福の概念
トマス・アクィナスにおける言葉
トマス・アクィナスにおける存在理解の展開
存在と思惟――存在理解の展開の可能性を探って
トマス・アクィナスにおける神認識の構造
神の全能と人間の自由――オッカム理解の試み
解 説(山本芳久)

2024.03.14発売
ポスト戦後日本の知的状況
講談社選書メチエ
本書は、前著『クリティック再建のために』(講談社選書メチエ)の「姉妹篇」であるとともに「日本篇」と言えるものです。
「クリティック」とは何か?――その問いに答える前著は、他方で現代日本におけるクリティックの不在という事実を突きつけてきました。本書は、その点にフォーカスを定め、「現代の日本において何故クリティックが定着しないのか」という問題を集中的に扱います。取り上げられるのは1900年前後からの日本の「知的状況」です。ただし、現実との関わりを抜きには不可能な「クリティック」の不在をテーマとする以上、日本がたどってきたここ100年余の歴史を無視することはできません。それゆえ、著者の言葉を借りれば、「本書の内容は「思想史」でもインテレクチュアル・ヒストリーでもない。知的階層ないし擬似知的階層の知的活動のうちのクリティックのみを追跡する」ことになります。
ここで分析される対象は、「知的階層の言語行為」すべてです。それを分析することは、必然的に「知的階層の(欠落を含めた)あり方」をも扱うことになります。つまり、「知的階層を構成すべき人々の言語行為全体」が問題とされ、その結果、「狭い意味の学術」の世界の外で形成された言論も取り上げられることになります。
本書の「結」で、著者はこう言います。「戦後期に課題として発見された地中深くの問題を解明しそのメカニズムを解体する方途を探るためのクリティックの構築が挫折し、そしてその結果今ではこの課題に立ち向かうための条件、つまり立ち向かう資質を潜在的に有する階層ないしこれを育てる環境それ自体、もまた失われてしまった」。
この「失敗」は著者自身も当事者の一人にほかなりません。それゆえ、著者はこう言うのです。「なるほど私はバトンを受け取り先へ渡すことには失敗した。ブレイク・スルーを担う極小の一点へ、私の仕事が結び付くものではない。しかし、責任の中には必ず、失敗について報告し申し送る、とりわけ、何故失敗に終わったか、失敗の結果どういう状況が後へ残っているのか、について考察を遺しておく、ということがある」。
本書は、まさにこの言葉を実践したものです。これは「失敗」の研究であるとともに、この国がたどってきた道程の記録でもあります。好むと好まざるとにかかわらず、未来はここから歩まなければならない。しかし、著者が言うように「本書が最も悲観的に見る部分にこそ希望があることも事実である」ことを、ぜひ多くのかたに感じていただきたい。その願いとともに、本書をお届けいたします。
[本書の内容]
第I章 与次郎
第II章 戦前期(一八九五―一九四五年)
第III章 戦後期(一九四五―七〇年)
第IV章 ポスト戦後期I(一九七〇―九五年)
第V章 ポスト戦後期II(一九九五―二〇二〇年)

2024.03.14発売
快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』
講談社選書メチエ
誰もがその名を知っているフリードリヒ・ニーチェ(1844-1900年)の代表作『ツァラトゥストラはこう言った』(1883-85年)――哲学史上に燦然と輝く古典であるとともに、ドイツが生んだ屈指の文学作品でもあるこの大著は、しかし本書の著者が手がけた新訳(講談社学術文庫)でも500頁をはるかに超え、いわば峻厳な高山に喩えることができるでしょう。
若い頃にチャレンジしたけれど挫折した……、いつかは読んでみたいと思っているけれど分厚さにひるんでなかなか手にすることができずにいる……。読破するにはあまりにハードルが高い、でも「あらすじ」を知っただけでは何も分からない。そんなかたのために、「声に出して読める訳文」を掲げた画期的な新訳を完成させた著者が立ち上がりました。
目次をご覧になっていただければ一目瞭然、本書はこの大著を順番に、ていねいに読んでいきます。しかし、そこにあるのは、しかつめらしい「哲学読解」ではなく、時には現代の事象に触れながら講義形式で進められる「快読」の実践です。「神は死んだ」、「永遠回帰」、「力への意志」、「超人」……ニーチェの代名詞となっている数々の概念は、なぜ、どのようにして生み出され、展開されたのか? 文学作品であるがゆえに即座には受け取るのが難しいその道程を、一歩一歩、現在位置を確かめながら前進し、はるか高みにまなざしを向けながら高峰を目指していく。そんな親切で愉しいガイド役と歩む至高の経験を本書は実現しています。
山にこもっていたツァラトゥストラは、なぜ下界に降りて自説を語り始めたのか? それは私たちにとって、どんな意味をもっているのか? コロナ禍の中で行われた講義を元にした本書は、「今だからこそ」読みたい古典を、「今でなければ」読めない古典として紹介する、他に類を見ない最良のガイドブックです。
いざ、高峰を目指して!
[本書の内容]
まえおき――「神は死んだ」から始まる物語
I 第一部を読む――超人思想と徳
II 第二部を読む――力への意志説とペシミズム
III 第三部を読む――永遠回帰思想と孤独
IV 第四部を読む――同情問題と子どもたち
あとがき――コロナ禍でのニーチェ講義

2024.03.14発売
理工系大学基礎化学実験第5版
理工系初年度学生が3時間以内に終了できることをめざしてテ-マを厳選した第5版。実験計画、研究問題も適切に指導。フルカラーでわかりやすい。

2024.03.14発売
近代日本の陽明学
講談社学術文庫
◇暴走する独善的正義 その思想的起源を暴く!◇
善意に基づく使命感。時としてテロリズムへと人を導いてしまう心性は、陽明学と水戸学が交錯しながらこの国の精神に組み込まれたものであった。
大塩平八郎にはじまり、井上哲次郎、三宅雪嶺、新渡戸稲造、そして山川菊栄と三島由紀夫へと至る系譜をたどりながら、日本の近代特有の屈折を読み解かんとする、新鮮にして驚くべき視点による思想史探究。
スマッシュヒットとなった選書メチエ版に、近代日本における朱子学・陽明学というより俯瞰的な視野による「増補」を加え待望の再刊なる!
【本書の内容】
学術文庫版序文
プロローグ―靖国「参観」の記
エピソードI 大塩中斎―やむにやまれぬ反乱者
1 「乱」と呼ばれて
2 陽明学ゆえの蜂起?
3 知己頼山陽
エピソードII 国体論の誕生―水戸から長州へ
1 藤田三代の功罪
2 『大日本史』の編集方針
3 自己陶酔する吉田松陰
エピソードIII 御一新のあと―敗者たちの陽明学
1 陽明学を宮中に入れた男
2 陽明学を普遍化させた男
3 陽明学をキリスト教にした男
エピソードIV 帝国を支えるもの―カント・武士道・陽明学
1 明治のカント漬け
2 武士道の顕彰
3 陽明学の復権
4 白い陽明学、赤い陽明学
エピソードV 日本精神―観念の暴走
1 ある国家社会主義者のこと
2 西洋思想で説く東洋の革命
3 碩学か幇間か
エピソードVI 闘う女、散る男―水戸の残照
1 水戸の血と死への美学
2 「青山菊栄」の戦後
3 「その日」まで
4 その日
5 アポロンが演じたディオニュソス
6 それから
エピローグ
増補
I 近代における朱子学・陽明学
II 亘理章三郎と西田幾多郎の陽明学発掘作業
III 中江兆民の自由論
IV 渋沢栄一の自由論
主要参考文献
あとがき
主要登場人物略伝
本書関連年表
索引
*本書の原本は、2006年に講談社選書メチエより刊行されました。

2024.03.14発売
岩橋玄樹1st写真集『Labneh(ラブネ)』通常版
写真集・画集
アーティスト・岩橋玄樹 1st写真集の通常版です。
日本とアメリカを拠点に活躍する岩橋が、撮影地として選んだのは中東・ドバイ。
近代建築を望むビーチ、異国情緒あふれるスーク、広大な砂漠、ホテルのベッドやバスルームで「誰にも見せたことのない岩橋玄樹」をたっぷりと解放しました。
挑戦を続けたくましく進化していく姿と、ふいに見せる繊細な仕草、そして、ゆるぎない熱き想い――。ハリウッドで活躍するRasha Mosaをフォトグラファーに迎え、アーティストとしてさらなる飛躍を遂げようとする「今」を記録したスペシャルな1冊となっています。
通常版とスペシャルエディション(特装版)では内容が異なります。スペシャルエディション(特装版)では、通常版の写真集と構成・掲載画像が異なり、さらに複数の豪華な特典を封入しています。あわせてお楽しみください!
【岩橋玄樹コメント】
「こうして、今の自分を1st写真集に込めて届けられることを幸せに思います。撮影地のドバイは、この企画が始まったときに、直感で『ここで撮りたい』と挙げた国でした。初めての地での撮影中は、普段生活しているアメリカや日本とはまったく違うバイブスを常に感じ、とくに広大な砂漠や歴史を感じるオールドスークの光景、中東の文化や食事からは強いインスピレーションを受けました。写真集タイトルも、現地で食べた『ある料理』の名前をもとに考えているのでその発表も楽しみにしていてください! この写真集で、新しい『岩橋玄樹』を感じていただけるはずです。ぜひ多くの方に見ていただけると嬉しいです」
【通常版特典】
ポストカード(全3種よりランダムで1種)、写真集発売記念イベント(200名様限定ご招待)参加抽選券1枚を封入いたします。
<著者プロフィール>
いわはし・げんき
1996年、東京都出身。
元King & Princeメンバー。2021年よりソロアーティストとしてアメリカと日本を拠点に活躍中。2023年3月、アメリカの芸能事務所・Three Six Zeroとのエージェント契約を発表し大きな話題に。単独ライブツアーなどの音楽活動はもちろん、自身がデザインを手がけるジュエリーブランド「TwO hundRED(トゥー ハンドレッド)」をプロデュースするなど、多岐に渡ったクリエイティビティを発揮している。

2024.03.14発売
帝国大学の誕生
講談社学術文庫
東京大学が「帝国大学」だった頃、すべては始まった――
「東大」出生の秘密を暴き、その虚像と実像を抉り出す!
*
明治19年の帝国大学の誕生は、のちの東京大学をも貫く基本性格を確立した歴史的特異点であった。エリート官僚養成、アカデミズムの独占的権威、立身出世・受験競争の頂点――伊藤博文、森有礼、井上毅ら設計者たちの政策的意図を辿りつつ、今日まで続く東大の本質とイメージの淵源を明らかに!
[目次]
第一章 帝国大学の出自――リヴァイアサンの生い立ち
第二章 帝国大学のモデル――ドイツの大学から学ばなかったこと
第三章 官庁エリートの供給源――工科系から法科系へ
第四章 出身と出世――上昇気流にのって
第五章 明治アカデミズムの体質――講座制と研究
第六章 もしも帝大がなかったら――批判的展望
あとがき
解説 科学史/大学史を超えた「学問の歴史」 石井洋二郎

2024.03.14発売
赤の女王の殺人
文芸(単行本)
島田荘司選第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作! あなたは二度驚かされる。
感動させられた。日常のうちに、意表を衝くミステリーを創って見せている。ーー島田荘司
松本市役所の市民相談室に勤務する六原あずさは、相談者の妻が密室から転落死する現場を目撃する。
被害者が死の間際に呟いた「ナツミ」を追って、刑事である夫の具樹は捜査を始めるが、なかなか手がかりを掴めない。
一方であずさの元には、施錠された納骨室でひとつ増えた骨壺や、高齢男性ばかりを狙うストーカーなど、不可思議な相談が次々と舞い込んでーー

2024.03.14発売
署長シンドローム
講談社ノベルス
周囲から「変人」と言われながらも、数々の難事件を解決に導いてきた大森署署長の竜崎伸也。
そんな『隠蔽捜査』でおなじみの竜崎が大森署を去り、後任として、キャリアの藍本小百合がやってきた!
ある日、管轄内の羽田沖海上にて、武器と麻薬の密輸取引が行われるという知らせが入ってーー?

2024.03.14発売
サロメの断頭台
文芸(単行本)
全ての謎が解けるとき、『サロメの断頭台』が読者を待つ。
天才芸術家の死、秘密を抱えた舞台女優、盗作事件に贋作事件、そして見立て殺人。
大正ミステリを描き抜く『方舟』著者の本格長編。
油絵画家の井口は、元泥棒の蓮野を通訳として連れて、祖父と縁のあったオランダの富豪、ロデウィック氏の元を訪ねた。
美術品の収集家でもあるロデウィック氏は翌日、井口のアトリエで彼の絵を見て、「そっくりな作品をアメリカで見た」と気が付いた。
未発表の絵を、誰がどうして剽窃したのか?
盗作犯を探すうちに、井口の周りで戯曲『サロメ』に擬えたと思われる連続殺人が発生してーー

2024.03.14発売
ブービーとはじめてのプレゼント
講談社の絵本
大好きなおともだち、リオンちゃんから、はじめて誕生日パーティーに招待されたブービー。お誕生日会というのは、歌をうたったり、ケーキを食べたりしてお祝いするのだそうです。リオンちゃんに、とっておきのプレゼントをあげようと、ブービーはプレゼントをさがしはじめます。子どもの「はじめて」にやさしく寄り添う絵本。
作・高畠じゅん子
1980年、兵庫県生まれ。同志社大学卒業。絵本作品に、『かわいこちゃん』(BL出版)、『いねむりおばあちゃんとぼく』(国土社)がある。また童話作品に、『ウサギのトリン きゅうしょく、 おかわりできるかな』『ウサギのトリン はじめての マラソンたいかい』『ウサギのトリン じぶんのきもち、ともだちのきもち』(小峰書店)がある。
「友人と、べつの友人へのプレゼントを探していたところ、自分もほしくなるくらいかわいいマグカップを見つけました。とはいえちょっと高かったので、買ったのはプレゼント用にひとつ。ところがお店を出たときに、いっしょにいた友人が私に袋を差しだしてくれたのです。なかには、そのかわいいマグカップが! プレゼントって、あげるのももらうのもうれしいものですね」
絵・高畠純
1948年、愛知県生まれ。愛知教育大学美術科卒業。『だれのじてんしゃ』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『オー・スッパ』(講談社)で日本絵本賞受賞。『ふたりのナマケモノ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞。『ピースランド』(絵本館)、「ペンギン」シリーズ、『オレ・ダレ』(講談社)、 『うし』(アリス館)など、多数の作品がある。
「子どものころのことです。近所にホッタさんというおばあさんがいました。ちょっとふくよかで、おだやかにお話する人です。ふだんはあまり会わないのですが、きまってクリスマスの夜に『こんばんは』といいながら、ケーキを1ホール、届けてくれるのです。まるでサンタクロースのようで、『子ども心がわかってる!』などと感じ、うれしかったなあ」
ふたりの共著には、『よいこはもうねるじかん』(BL出版)、『ブービーとすべりだい』(講談社)、『まじょがかぜをひいたらね』(理論社)、『おおどろぼうヌスート』(ほるぷ出版)、『なんでもかいけつ! テレビマンボルフ』(教育画劇)がある。
ちなみに、ふたりの名前が似ているのは、偶然です。

2024.03.14発売
航西日記 パリ万国博見聞録 現代語訳
講談社学術文庫
1867(慶応3)年、パリ万国博覧会が開催された。日本が初めて参加した国際博覧会であり、幕府は徳川慶喜の弟である昭武を公使として派遣した。使節団には幕臣となっていた渋沢栄一が随行。帰国後、渋沢は、外国奉行支配調役として同行した杉村譲(愛蔵)とともに、全6巻の詳細な渡欧記録をまとめ、1871年(明治4)に刊行した。
この記録には、フランスの繁栄を誇ったパリ万国博での見聞のほか、ナポレオン3世やイタリアのヴィットリオ・エマヌエレ2世、オランダ国王ウィレム3世ら欧州要人たちと徳川昭武の謁見、産業革命のただなかにあったイギリスの工業化や、政治・経済のシステムへの驚きなどが、生々しく描写されている。
従来、この日記は、渋沢の単著として扱われてきたが、近年の研究により、旅の前半を幕臣として同行し、後に明治政府の官僚となった杉村譲の日記と渋沢の日記から編纂・執筆されたものであることがわかってきた。こうした旧幕臣の体験と知識が、その後の近代化に大きく生かされたのである。
文庫化にあたっては、『世界ノンフィクション全集14』(筑摩書房、1961年)所収の大江志乃夫現代語訳を原本とし、「付録」として、一行の帰国の事情と帰国後の動向を記した、渋沢栄一談/小貫修一郎編著『渋沢栄一自叙伝』(渋沢翁頌徳会、1937年刊)の13章1節から4節までを収録した。

2024.03.14発売
だから殺し屋は小説を書けない。
文芸(単行本)
飛び散る骨、舞い上がる車、迫りくる刺客
「もう、たくさんだ」
美しき男たちが血で描く”愛の神話”
伝説の殺し屋・和尚に拾われ、自らも殺し屋となった青年・雨乞。
和尚への服従を誓う雨乞だが、唯一誰にも打ち明けていない隠し事があった。
それは、小説を書くこと。
盛夏のある日、駐在警官・藪池清を始末する命を受け、瀬戸内海の小島へと向かった雨乞は、小さな違和感を抱く。
依頼人の正体は?この男を殺す目的は?なぜこの場所で?
雨乞は真相を探るため、24時間の猶予を貰った。
人生を変える1日が始まるーー。