嘘の真理(ほんと)

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電子あり

嘘の真理(ほんと)

ウソノホント

講談社選書メチエ

「なぜ嘘をついてはいけないの?」 21世紀のフランスを代表する哲学者ジャン=リュック・ナンシーが「これまでで一番難しい」テーマ、〈嘘〉について語った楽しい哲学入門!
自らの少年時代や身近な社会問題を例にあげながら、聴衆である子どもたちとともに嘘について考えます。「誰でも嘘をつくんですか?」 「良い嘘もある?」 「動物は嘘をつくことができる?」 「嘘は真実にもなりえますか?」 「他人が嘘をついているのを見抜く方法は?」……あなたならどう答えますか?
やわらかに、ときに茶目っけたっぷりに語られる「嘘の真理(ほんと)」は、「信頼」の問題へ、さらに著者が生涯をかけて考え続けた「共同体」の問題へと展開していきます。「嘘は根本的に、まさしく他人への関係なのです」。
ナンシーとその思索を明快に紹介した訳者解説とともに贈る、哲学への極上の招待!

【本書の内容】
嘘の真理(ほんと)
質問と答え
訳者による解説
訳者あとがき


ⒸRyosuke Kakinami

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2024年05月16日

ISBN

9784065347157

判型

B6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

ページ数

120ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2024年05月15日

JDCN

06A0000000000783319N

著者紹介

著: ジャン=リュック・ナンシー(ジャン=リュック・ナンシー)

1940-2021年。フランス・ボルドー生まれ。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。哲学者。主な著書に『無為の共同体』(以文社)、『神的な様々の場』(ちくま学芸文庫)、『自由の経験』(未來社)、『共同-体(コルプス)』(松籟社)、『ミューズたち』(月曜社)、『複数にして単数の存在』(松籟社)、『世界の創造あるいは世界化』(現代企画室)、『イメージの奥底で』(以文社)、『アドラシオン』(新評論)など多数。

訳: 柿並 良佑(カキナミ リョウスケ)

1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。山形大学人文社会科学部准教授。専門は、現代フランス哲学、表象文化論。主な著書に、『ジャン=リュック・ナンシーの哲学』(共編、読書人)など。主な訳書に、ルイ・サラ‐モランス『ソドム』(共訳、月曜社)、ピエール・ブーレッツ『20世紀ユダヤ思想家』第一巻(共訳、みすず書房)、フィリップ・ラクー=ラバルト&ジャン=リュック・ナンシー『文学的絶対』(共訳、法政大学出版局)など。

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