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1981.11.20発売
本覚坊遺文
文芸(単行本)
日本文学大賞受賞作『千利休』井上文学の最高峰
利休の侘茶の心と、その死の謎に迫る読者待望の意欲的本格長篇小説完成!
利休は、なぜ太閤さまより死を賜ったのか。なぜ一言の申し開きもせずに自刃したのか。その最期の心境は。そして利休の歩いていた冷え枯れた磧の道とは――。利休の死の謎に、いま、井上靖が鋭く迫る話題長編。

1981.11.18発売
発想法 リソースフル人間のすすめ
講談社現代新書
リソースフルresourcefulとは、発想の豊かさを表わす言葉である。語源的には「再び立ち上がる」「再び湧き出す」ということだが、転じて、どんな状況においてもアイデアが出てくること、つまりは、「汲めども尽きぬ知恵の泉(ソース)」をもつことである。リソースフルであるためには……、より深く豊かな泉をより多く身につけるには、どうすればよいのだろうか。まずなによりも、発想の源は自分自身の内部にある。みずからの独自で切実な体験を直視し、忘れず、みがきあげることを土台に、貴重な泉としての外国語習得、新鮮な目をもつこと、幅広い耳学問など、思いつきではない、柔軟な発想を生むための心がまえと方法を説く。

1981.11.18発売
読書の方法〈未知〉を読む
講談社現代新書
一度さっと読んだが何とも意味がわからない。読みつ戻りつ、考え考え何度も読んでみる。ついに言わんとすることがわかる。登頂のよろこびに似た感激の一瞬である。読書におけるこの“発見”を、現代人はなぜ忘れてしまったのか。予備知識のある内容ばかりを読んでいては、いつまでも発見はない。どうすれば〈未知〉のことを読み解けるのか。今まで一様と考えられてきた読みを、既知で読むアルファー読みと未知を読むベーター読みに分け、悪文の効用、素読の再評価、耳で読む法など、豊富なヒントを提示しながら、豊かな読書生活への方策をさぐった。
“一挙に本丸から攻めよ”――泳ぐのはたいへんだからといって、いくら畳の上で稽古していても、いつまでも泳げるようにはならない。水に入るのがこわいから、砂場で泳ごうか、などと言っているのでは話にならない。どうせ一度は苦しい目にあわなくては泳げるようにならないのなら、ひと思いに、まるで泳げないのを承知で海の中へ突き落としてしまえ。何とか泳げるものだ。素読にはそういう読者への信頼感をもっている。それと同時に、へたにやさしいものを読ませたりしていると、いつまでたっても、四書五経のようなところへはたどりつけまい、という考えもある。アルファー読みからベーター読みへ切り換えて、などといっていては、本当の読みができるようになるまでにどれほどの時間がかかるか知れない。一挙に本丸から攻めよ。それが素読の思想である。――本書より

1981.11.18発売
生命の化学
ブルーバックス
目まぐるしく変わる現代生化学
近ごろ、遺伝子工学の実用化が急速になされ、細菌やイーストに人間のタンパク質――インターフェロンや各種ホルモンを合成できるようになった。これは分子生物学の進歩の応用である。
しかし分子生物学は、生命の化学、すなわち生化学の基礎と技術を背景にして成立している。本書は生化学入門であって、かなり最新の知見まで盛り込んである。(訳者あとがきより)

1981.11.12発売
リンカーン
黒人どれいを開放し、政治をだれのために行うのかを、みごとに示した愛の政治家。国民のための愛の政治をおし進めながら、心ない男の凶弾に倒れたリンカーンの、はらんの生涯をえがく感動のリンカーン伝。

1981.11.12発売
田中正造
権力に負けず、自分の信ずる道を歩んだ鉄の意志の人。文明の進歩のかげで、見すてられがちな人々の命を守るため、地位も名もすてて立ちあがった田中正造の姿は、人間として生きる意味を教えてくれている。
1981.11.12発売
シュバイツァー

1981.11.12発売
豊臣秀吉
さむらいをゆめみた秀吉が、日本一の大名になった。それは、才能と幸運にめぐまれただけでなく、彼自身が、歯をくいしばって努力したからである。その苦難と栄光の生涯をみごとに再現した人間豊臣秀吉伝。

1981.11.12発売
ベートーベン
耳がきこえない!それは、音楽家にとって、死を意味するほどに苦しい。しかし、ベートーベンは、その苦難をのりこえ、すばらしい曲の数々を作りつづけた。大音楽家ベートーべンの苦難と栄光の生涯を描く。

1981.11.12発売
福沢諭吉
慶応義塾大学をおこした福沢諭吉は、子どものころ、大の勉強ぎらいだった。しかもいたずらがすきで、神さまのおふだに小便をかけたりしたという。その諭吉の信念をつらぬいて生きる、たくましい生涯を描く。

1981.11.12発売
ライト兄弟
大空への夢を、みごとにはたしたライト兄弟。そのかげには、兄たちを支えた妹の力があった。研究熱心で、いちずにつき進む兄たちと妹。ライト兄弟が大空への夢をはたすまでのひたむきな姿を生き生きと描く。

1981.11.12発売
ベーブ・ルース
少年たちにすてきな夢を贈った大ホームラン王。しかし、彼にも苦しみの日々があった。苦しみ、まよいながらも、野球への道をひたむきに歩んだベーブ=ルースの姿は、天才は努力で生まれることを教えている。

1981.11.12発売
一休
天皇の子として生まれた一休は、いつも質素に人々の幸せをねがって生きていた。いたずらずきで、かわり者おしょうといわれていたが、自然を愛し人の心の善を信じて生きた名僧一休の痛快な生涯を描く傑作。

1981.11.12発売
キュリー夫人
異国の都パリでの苦学時代。そのころの孤独を支えたピエールの愛。そして、愛する子どもたちの母として生きながら、放射能研究による2つのノーベル賞に輝くキュリー夫人の、ひたむきに生きた姿を描く。

1981.11.12発売
ヘレン=ケラー自伝
三重苦を克服し、たくましく生きたヘレンが、自分の生涯をしずかにふりかえった自伝。そこには、サリバン先生の厳しい愛に支えられ、想像を絶する苦難をのりこえたヘレンの、人間賛歌がみちあふれている。

1981.11.12発売
ナイチンゲール
傷病兵の看護に、全生涯をささげた愛の貴婦人ナイチンゲールにも、苦しみにみちた日々があった。しかし、強い信念に支えられたナイチンゲールは、母や姉たちの反対をおしきって、信ずる道を歩みつづけた。

1981.11.12発売
エジソン
いたずらっ子のわんばく少年が、ふとしたきっかけから、偉大な発明王への道を歩んでいく。人類史上に輝く、すばらしい発明にひめられた苦心をたどりながら、発明王エジソンの生涯を生き生きと再現する。

1981.11.12発売
野口英世
みんなに『てんぼう』とからかわれた清作少年が、やがて世界の野口英世となるまで、その苦難の生涯を支えたのは母シカの大きな愛である。見えない人類の敵――細菌を追った世界の医学者野口英世伝の決定版。

1981.11.11発売
コロンブス
未知の世界への希望にもえ、ヨーロッパに新しい富をもたらしたコロンブス。はじめは、人々にほらふき男とののしられもしたが、コロンブスは、みごとに新世界を発見した。その苦難と栄光の足あとを追う。

1981.11.11発売
魔法のベッド(2) 過去の世界での冒険
青い鳥文庫
しろうと魔女のプライスさんと、ケアリー、チャールズ、ポールの3人きょうだいが再会しました。「もういちどだけ!」そうねがって、魔法のベッドは、空をとびました。そして、ついたのは、ほんものの魔法つかいが火あぶりにされようとしている、過去の国だったのです……。