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真理の詞華集 法句経
1975.11.18発売
真理の詞華集 法句経
著:友松 圓諦
さらばモスクワ愚連隊
1975.11.14発売
さらばモスクワ愚連隊
著:五木 寛之
講談社文庫
祇園女御(下)
1975.10.28発売
祇園女御(下)
著:瀬戸内 晴美
講談社文庫
巷は天変地妖に衆徒の強訴に脅え、侍は覇を競い殿上を争う。治天の君として、天下に君臨する白河法皇。王朝に咲いた大輪の花の面影はすでになく、山里にこもる皇后道子。この、交わることのない生涯を結ぶ宿命の糸は、数奇な人生を辿る祇園女御、あかね、傀儡子(くぐつ)の鷲丸、そして、皇弟三の宮たちの運命を手繰り寄せ、縺れてゆく。大治4年夏、法皇の崩御で物語は終る。 治天の君として、天下に君臨する白河法皇。王朝に咲いた大輪の花の面影はすでになく、山里にこもる皇后道子。この、交わることのない生涯を結ぶ宿命の糸は、数奇な人生を辿る祇園女御、あかね、傀儡子(くぐつ)の鷲丸、そして、皇弟三の宮たちの運命を手繰り寄せ、縺れてゆく。大治4年夏、法皇の崩御で物語は終る。
日本人の言語表現
1975.10.23発売
日本人の言語表現
著:金田一 春彦,装丁:杉浦 康平,装丁:海保 透
講談社現代新書
日本語は微妙なニュアンスと深い陰影に富んでいる。さらに日本人特有の話し方、書き方が、日本語をいっそう複雑で、むずかしいものにしている。本書は、古典から現代の歌謡曲、CMまで幅広い材料を豊富にひきながら、ことばの奥底にひそむ心理を明らかにしていく。著者ならではの鋭い指摘、軽妙で、エスプリにみちた文章、ことばに対する暖かい眼はものの見方、文化の特質まで射程におさめる。 いうな、語るな――日本で話さない方が評判がいいのは、実は男も同様である。昔中学校時代に読んだ漢文の教科書に、貝原益軒の逸事が出ていたが、どこかの渡し舟の中で、乗り合わせた1人の若造がとうとうと経書を講義するのを益軒は黙って傾聴したという話しで、その奥ゆかしさをほめたたえていた。古くは、『今昔物語』の『源頼信朝臣ノ男頼義馬盗人ヲ射殺ス語」に、源頼信の寡黙が源氏の棟梁としていかにもふさわしい人格であったかのように書かれている。明治時代には大山元帥が、近くは山本五十六が沈黙の英雄としてたたえられた。男は黙ってサッポロビール、というコマーシャルは、この精神から作られた。――本書より
他人を恐れず 日本人とアメリカ人の生き方
1975.10.20発売
他人を恐れず 日本人とアメリカ人の生き方
著:加藤 諦三,装丁:中原 収一
祇園女御(上)
1975.09.25発売
祇園女御(上)
著:瀬戸内 晴美
講談社文庫
藤原氏専横の世と武士擡頭の世の間に、束の間花開く院政をしく一代の専制君主白河法皇。その東宮のころにこの物語は始まる。延久元年、藤原道子は28歳で東宮妃として入内(じゅだい)するが、愛の日は短く、東宮の心は間もなく若い新しい妃、賢子に移ろってゆく。やがて数奇な運命の美女たまきが、法皇の寵を一心にあつめ、祇園女御とよばれるようになる……。王朝末期に生きた、女の愛と哀しみを、流麗に描く傑作長編。 藤原氏専横の世と、武士擡頭の世の間、束の間院政をしく専制君主白河法皇が東宮であった時、藤原道子は28歳で東宮妃として入内(じゅだい)する。東宮は間もなく若い賢子に心を移し、やがて運命の美女たまきが、祇園女御と呼ばれて一身に寵をあつめる……。王朝末期に生きた、女の愛と哀しみを、流麗に描く傑作長編。
バーバパパのいえさがし
1975.09.18発売
バーバパパのいえさがし
著:A・チゾン,著:T・ティラ-,訳:山下 明生
講談社の絵本
バーバパパ一家がすてきな家を見つけます バーバパパとバーバママが結婚して、7人の子どもたちができました。みんなで暮らせる新しい家をさがしますが、なかなか見つかりません。
バーバパパたびにでる
1975.09.09発売
バーバパパたびにでる
著:A・チゾン,著:T・テイラ-,訳:山下 明生,装丁:辻村 益朗
講談社の絵本
バーバパパはバーバママを探す旅に なんにでも変身できて、やさしいバーバパパ。でも、バーバパパには家族がいなくてさみしいのです。そこで、バーバママになるひとをさがしに世界旅行に出発します。
おくのほそ道
1975.08.28発売
おくのほそ道
著:松尾 芭蕉,その他:板坂 元,その他:白石 悌三
講談社文庫
旅に生き旅に死んだ俳聖芭蕉の、日本の紀行文学中の最高峰といわれる『おくのほそ道』。素竜清書本を底本とし、現代読者のために読みやすく表記を改め、随所に創見をとりいれた脚注補注と現代語訳を付した。巻末には近代の作家の筆になるゆかりの地の紀行随筆を数多く収め、類書にない魅力ある1巻とした。
元素とはなにか
1975.07.28発売
元素とはなにか
著:吉沢 康和,装画:梅田 英俊
ブルーバックス
この世界をつくるもの! 《ただいま106番!》元素の数はだんだんふえてゆく。 《核種という呼び名》原子核により分類された原子の種類―― 《メンデレーフの予言》彼の周期表の空席は埋められたが、その終わりは不明。 《元素の性質と周期性》それは原子の構造・電子軌道から説明される。 《元素の限界》どこまで重い元素をつくり出すことができるか? 《エキゾチック・アトム》100万分の1秒で消えるうたかたの原子――
天使が消えていく
1975.06.27発売
天使が消えていく
著:夏樹 静子,装丁:国分 正夫
講談社文庫
6月の台風の夜、ホテル玄海で泊り客の男が殺され、あいついでホテルの経営者蟻川国光も不審な死をとげる。そして、重症心臓疾患児ゆみ子の母、神崎志保の凄惨な死。婦人記者砂見亜紀子は、ゆみ子への愛にひかれて事件の真相を探る。3人の死をつなぐ鍵は?福岡を舞台のサスペンスに満ちた長編推理。
枯草の根
1975.06.27発売
枯草の根
著:陳 舜臣,装丁:三村 淳
講談社文庫
伯林ー一八八八年
1975.06.26発売
伯林ー一八八八年
著:海渡 英祐,装画:山野辺 進
講談社文庫
心狸学・社怪学
1975.06.26発売
心狸学・社怪学
著:筒井 康隆,装画:西 八郎
講談社文庫
心理学はむずかしい、社会学はややこしいという人のために筒井康隆が心をこめて贈る、面白くてタメになる反アカデミック・ドタバタ小説。犬と馬と豚の特徴を備えたSF作家の悲喜劇「条件反射」など、十四編収録。
病める岸
1975.06.25発売
病める岸
著:渡辺 淳一,装画:木村 茂
講談社文庫
美しいチフス菌の毒に魅せられ生体実験を行う医師、異型輸血による死がもたらした父子の真相、オリンピック候補の女子スケート選手が、実は男ではないかと疑念を持たれる事件等、いずれも何等かの病気か、病的状態で悩む人たちを主人公にし、私たちのおかれている今日的状況を描破した力作6編を収録。
社会科学の考え方
1975.06.04発売
社会科学の考え方
著:水田 洋,装丁:杉浦 康平,装丁:鈴木 一誌
講談社現代新書
人間にとって、社会とはなにか。知識とはなにか。そして人間とは、なんなのか。これらの問いに、社会科学はどのような方法で、どのように答え、危機に立つ現代社会をどこに導こうとするのか。ルソー、スミス、マルクスなどの方法や考え方も紹介しながら、つきつけられた課題と正面から取り組んだ、ユニークな社会科学入門である。 共通する思考様式――社会科学といっても、現実に存在するのは、経済学とか政治学とか法学とかいう個別社会科学の集合体=社会諸科学にすぎない。それにもかかわらず、社会諸科学に共通した問題・性格・思考様式というものが、あるのではないだろうか。さらに、すべての科学に共通したそういうものがありはしないか。人間は、社会をつくり、社会のなかで生活し、社会を変革する。かんたんにいえば、それが人間の生活なのであり、人間が自己を実現しようと永遠に努力する過程なのである。この過程で人間は、生きるために(人間らしく生きるために)、人間について考え、社会について考える。そういう思考が、社会科学を生むのである。――本書から
銀色ラッコのなみだ 北の海の物語
1975.05.28発売
銀色ラッコのなみだ 北の海の物語
著:岡野 薫子,装画:岡野 薫子
講談社文庫
ラッコを捕獲しようとする大人たちの企てから、銀色ラッコを逃がしてやるエスキモーの少年ピラーラ。雄大な北の海を背景に、自然と人間の相克を描く。サンケイ児童出版文化賞、NHK児童文学奨励賞受賞
殺意の演奏
1975.04.28発売
殺意の演奏
著:大谷 羊太郎,装丁:浅野 洋,装画:伊藤 方也
講談社文庫
金属とはなにか ―文明を支える物質のチャンピオン―
1975.04.24発売
金属とはなにか ―文明を支える物質のチャンピオン―
その他:E.M・ザビツキ-,著:C.B・クリャチコ,訳:木下 高一郎,監:斉藤 恒三,監:小坂 岑雄,装画:永美 ハルオ
ブルーバックス
豊かな生活はさまぎまな金属から生まれる! 《橋が落ちる》巨大な橋が崩れる!原因はなにか? 《ダマスク鋼の剣》その刃に触れた絹のハンカチは真っ二つ!切れ味の謎は? 《カメレオン金属》温度変化とともに構造が変化する! 《すずコレラ》スコット探険隊を死に追いやった金属の病気! 《期待されるアルミニウム文化》鉄文化をしのぐ2000種のアルミ合金! 《水より軽い金属》リチウムとマグネシウムが可能にする世界 《記憶する金属》もとの形を知っているニチノール合金! 《未来の金属》宇宙空間でつくられる金属に期待する
わが母の記
1975.03.11発売
わが母の記
著:井上 靖,装丁:川島 勝
文芸(単行本)
老いのかげにしのびよる宿命をおうて、独自の世界に生きる老齢の母―人間の究極の真実を疑視した話題の三部作を集成した愛蔵版作品集。収録作=花の下・月の光・雪の面。