ブルーバックス作品一覧

プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第3編 世界体系
プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第3編 世界体系
著:アイザック・ニュートン,訳:中野 猿人
ブルーバックス
アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を全3巻で復刊。 出版当時から難解と言われた「プリンシピア」を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。 最終巻となる第3編「世界体系」では、前2編で述べられた理論を、惑星、衛星、彗星などに適用し、太陽系内の諸現象が「万有引力」の法則によってまとめられる。 また、全巻の結びとして書かれた「一般注」では、「私は仮説をつくらない」という有名な言葉とともに、自家の神学が説かれている。 【本書の内容】 第3編 世界体系  哲学における推理の規則  現象  命題   月の交点の運動  一般注 訳者注 索引
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麺の科学 粉が生み出す豊かな食感・香り・うまみ
麺の科学 粉が生み出す豊かな食感・香り・うまみ
著:山田 昌治
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パスタ、うどん、蕎麦、ラーメン……。今や、さまざまな麺を毎日のように口にする、世界中で愛される麺。その秘密を、麺の素材の科学や調理の科学という視点で解き明かす1冊。つるっとした口当たり、もちっとした食感、ソースやたれと絡んで美味しさが引き立つ理由が、材料の性質や麺を作る工程で起こる化学反応からわかります。食品メーカーで研究を積んだ経験と、大学の研究室でさまざまな食品の風味や香り、食感などのデータを蓄積している著者ならではの、麺類をおいしくするコツの提案もたくさんあります。スパゲッティの時短調理、うどんの食感をよくするために身近なあるものを入れる方法、即席麺を高級料理店の味にする驚きの技などを、科学的な裏付けと共に紹介します。 第1章では、美味しさを作る素となる、小麦粉や蕎麦粉、片栗粉、タピオカ、米粉といった素材の性質などを科学的に解説します。また、その素材が麺になった歴史的背景などにも触れます。 第2章では、パスタ、中華麺、うどん、きしめん、冷や麦、素麺、日本蕎麦、ライスヌードルなど世界の麺について、麺の形状や性質、麺として作られていく過程で起こっている科学について解説します。 第3章では、麺のすぐれた栄養バランスについて紹介し、糖質、脂質、タンパク質、および微量栄養素が穀物ごとにどういう特徴があるのかを解説し、その特徴からおすすめの食べ方も提案します。 第4章では、科学的特徴と実験データから得られた、麺を美味しく食べるための裏技を紹介します。家庭でもすぐできる、簡単なコツばかりで、それを編み出すために使用した、香り、風味、うまみ、食感などを科学的に測定・分析する最新技術についても触れます。 第5章では、おいしさを追求するプロセスに必ずある失敗例を取り上げます。 【主な内容】 第1章 小麦粉、蕎麦粉、米粉――麺を作る粉の科学  小麦粉/蕎麦粉/米粉/片栗粉/タピオカ 第2章 こんなにある! おいしい麺いろいろ  素麺と冷や麦の違いとは?/各地のうどんときしめん/中華麺/パスタ/日本蕎麦/  冷麺は蕎麦粉から/ライスヌードル 第3章 麺の栄養学  三大栄養素と微量栄養素/タンパク質のアレルギー/遺伝子組み換え作物とは 第4章 科学の力で麺をおいしく  麺をおいしくゆでる/素麺をおいしく食べる/重曹のかわりを探して――うどんの食感/  かきまぜタイミングで即席麺をおいしく/チルドうどんと電子レンジ/冷凍麺のおいしさの秘密/  スパゲッティをゆでるとき塩を入れますか?/日本蕎麦の香りとのど越し/  ラーメンの脂をまろやかに ほか 第5章 麺の科学NG集  うどんだって蒸し調理で時短に?/麺をスープに、スープを麺に? ほか
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プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動
プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動
著:アイザック・ニュートン,訳:中野 猿人
ブルーバックス
アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を全3巻で復刊。 出版当時から難解と言われた「プリンシピア」を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。 第2編では、流体力学の諸問題が説かれている。 ニュートンはまず、抵抗が速度に比例するものとして、あるいは抵抗が速度の自乗に比例するものとして問題を取り扱った。ついで、重力の作用の下での流体の釣り合いについて論じ、流体内における波動の研究がこれに続き、それから惑星運動の原因とされたデカルトの「渦動論」の検討へと進み、二、三の簡単な命題によってみごとにこれを否定した。 【本書の内容】 第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動〕  第1章 速度に比例して抵抗を受ける物体の運動  第2章 速度の自乗に比例して抵抗を受ける物体の運動  第3章 一部分は速度の比で,また一部分はその自乗の比で抵抗を受ける物体の運動  第4章 抵抗媒質内における物体の円運動  第5章 流体の密度および圧縮 ; 流体静力学  第6章 振子の運動および抵抗  第7章 流体の運動,および投射体に働く抵抗  第8章 流体内を伝わる運動  第9章 流体の円運動 訳者注 索引
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トポロジー入門 奇妙な図形のからくり
トポロジー入門 奇妙な図形のからくり
著:都筑 卓司
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「本書は中学生およびその課程を履修されて、さらにそれ以上の学修をされている方や実社会に活躍する人たちに、トポロジーの内容の基礎を紹介するとともに、子息を持たれる親御さんたちに、マルと三角がなぜ同じか……という、最も基本の問題を解説することに意を用いた」(著者まえがきより) 誰もが単語は知っているけれど、多くの人はよくわかっていない「トポロジー」。『四次元の世界』『マックスウェルの悪魔』などブルーバックスで科学啓蒙書の傑作を数多く残してきた都筑卓司先生が、このトポロジーも数式をほとんど使わず楽しく解説してくれた伝説の名著が、ここに新書版として復活! まずは下準備として、片道切符を使ってどのように日本中を迂回しながら旅行するか、という話からはじまり、ジョルダンの定理、一筆書きとオイラー・グラフ、ケーニヒスベルグの橋、といった事例の解説を丹念に重ねた後、トポロジーの意義について解説。続いて日本地図の県ごとの塗り分けから多色問題について触れ、メビウスの輪の理屈を解説し、クラインの壺、カタストロフィー理論にまで到達。 旅行ブックのように楽しく読めて、それでも一通りの概念を知ることができる堂々たる入門書として、現代の読者に自信を持っておすすめできる一書です。 冒頭に『「%」が分からない大学生』著者の芳沢光雄・桜美林大学教授による解説つき!
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王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎
王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎
著:石浦 章一
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駐車場から掘り起こされた遺骨は、シェイクスピアが嫌ったあの国王だった!? 530年前の人骨の正体を見破った手法とは? 遺骨から判明した「思いがけない真相」とは? ミイラから採取したDNA鑑定で、ツタンカーメンの母親が突き止められた!? 「勝者の歴史」が覆い隠した「王家の真実」を、最新生命科学が解明する! 歴史と科学が出会い、科学が歴史を書き換える──。 【もくじ】 プロローグ 欺かれたシェイクスピア 第1章 駐車場から掘り起こされた遺体──行方不明だった国王の秘密 第2章 DNAは知っている──遺伝子で何がわかるか、何ができるか 第3章 リチャード3世のDNAが語る「身体改造」の未来──デザイナーベビーを可能にする24の遺伝子 第4章 「ツタンカーメンの母」は誰か?──ミイラに遺されたDNAからわかったこと 第5章 「エジプト人」とは何者か?──DNAが語る人類史 第6章 ジョージ3世が患っていた病──歴史は科学で塗り替えられる 第7章 ラメセス3世殺人事件──DNAによる親子鑑定の可能性とその限界 第8章 トーマス・ジェファーソンの子どもたち──DNAだけがすべてか?
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高校数学でわかる複素関数 微分からコーシー積分、留数定理まで
高校数学でわかる複素関数 微分からコーシー積分、留数定理まで
著:竹内 淳
ブルーバックス
 科学には、夢があります。 「自然界を支配する未知の真理を知りたい」、あるいは、 「人間の、生物としての能力を、はるかに超える知的能力や、物理的な力を手に入れたい」  これらの人間の抱く様々な夢を実現する手段が、科学技術です。高校生の時に、このような夢を持って、理系大学に進んだ方は数多いことでしょう。  ところが、大学の講義は、そのような学生たちの期待に必ずしも応えるものではなく、想定外に難しくて、講義を聞いてもよくわからないことが、少なくありません。特に数学の学習に、壁を感じる学生は少なくないようです。  「高校数学でわかるシリーズ」は既に10タイトルを数え、累計で30万部を超えるブルーバックス内のシリーズです。理学・工学を学ぶ上で必要な、また、教養として知っておきたい数学や物理学のトピックスを、高校数学を出発点として、分かり易く解説しています。そして 11タイトル目は、「複素関数」です。  複素数は、実数と虚数の組み合わせで表されます。複素数を変数とする関数が、複素関数です。  代数方程式の研究過程で発見された複素数は、代数学だけではなく、幾何学でも非常に重要な役割を果たします。さらに、波を表すことにたいへん便利な複素数は、量子力学をはじめとした物理学や、工学には必須の数学です。  本書は、「複素数とはなにか」から始めて、複素数の性質、複素関数の微分・積分、留数定理などを解説するとともに、「オイラーの公式」と「代数学の基本定理」も理解できます。
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地球をめぐる不都合な物質 拡散する化学物質がもたらすもの
地球をめぐる不都合な物質 拡散する化学物質がもたらすもの
著・編:日本環境化学会
ブルーバックス
かつて社会問題にも発展したダイオキシンに代表される化学物質による環境汚染だが、国を挙げた排出規制や環境技術の革新によって排出量は減り、問題は解決したように思われていた。しかし、近年、工業化の進展が著しい中国などの新興国や先進国の環境中に蓄積された化学物質が、大気や降雨、海流などを通じて、世界各地に拡散していることがわかってきた。 汚染はダイオキシン類にとどまらず、水銀やヒ素などの重金属、様々なプラスチック製品が微細に分解されたマイクロプラスチック、直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質PM2.5など多種多様に及ぶ。こうした化学物質は、排出源からはるか遠方の北極や南極などにも広がり、海洋生物や極地に住む原住民の体内には無視できない量の化学物質が蓄積されていることが明らかになってきた。第一線の環境化学の専門家たちが、様々な視点から「地球規模の化学物質汚染」についての深刻な状況を報告する。 まえがき プロローグ 地球をめぐる不都合な物質とは (国立環境研究所 柴田康行) 「第1部 人類が作り出した化学物質が地球を覆う」 第1章 世界に広がるPOPs汚染  海生哺乳動物の化学物質汚染と途上国のダイオキシン汚染 (愛媛大学 田辺信介、国末達也) 第2章 マイクロプラスチック「不都合な運び屋」 (東京農工大学 高田秀重) 第3章 水俣病だけではない「世界をめぐる水銀」 (国立環境研究所 山川茜) 第4章 古くて新しい不都合な物質「重金属」 四大公害病から越境汚染まで (静岡県立大学 坂田昌弘) 第5章 知られざるPM2・5 何が原因?どこからやってくる? (国立環境研究所 伏見暁洋) 「第2部 不都合な化学物質は、私たちにどのような影響をもたらすのか?」 第6章 メチル水銀が子どもの発達に与える影響を探る (東北大学 仲井邦彦) 第7章 化学物質が免疫機構に異常を引き起こす  免疫かくらんとアレルギー疾患 (摂南大学 太田壮一) 第8章 毒に強い動物と弱い動物 解毒酵素を介した化学物質との攻防 (北海道大学 石塚真由美) エピローグ 化学物質を化学物質をめぐる対立  (国立環境研究所 鈴木規之)
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プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第1編 物体の運動
プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第1編 物体の運動
著:アイザック・ニュートン,訳:中野 猿人
ブルーバックス
アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を復刊(全3巻)。 出版当時から難解と言われた「プリンシピア」を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。 “中世紀を通じて多くの思想家たちは、地上の現象と天空の現象との間に、何らかの神秘的な原因を付加することによって、はっきりとした区別を設けていた。ニュートンはこの思想を最も力強く打破したのである。彼は言う。「自然の物事の原因としては、それらの諸現象を真にかつ十分に説明するもの以外のものを認めるべきではない(中略)」と。こうして人間は、天にあるものは完全なもの、地にあるものは不完全なものとの永い間の信仰から解放され、すべての自然現象は合理的な因果律の同じ支配のもとにあることをしらされるのである。” (「訳者解説」より) 【本書の内容】 訳者解説 原著者の序文 定義 公理,あるいは運動の法則 第1編 物体の運動  第1章 以下の諸命題の証明に補助として用いられる諸量の最初と最後の比の方法  第2章 求心力の決定  第3章 離心円錐曲線上の物体の運動  第4章 与えられた焦点から楕円軌道,放物線軌道,および双曲線軌道を見いだすこと  第5章 いずれの焦点も与えられないときに,どのようにして軌道を見いだしたらよいか  第6章 与えられた軌道において,運動をどのようにして見いだしたらよいか  第7章 物体の直線的上昇および下降  第8章 任意の種類の求心力に働かれうつ回転する物体の軌道の決定  第9章 動く軌道上における物体の運動;および長軸端の運動  第10章 与えられた面の上での物体の運動;および物体の振動  第11章 求心力をもって互いに作用し合う物体の運動  第12章 球形物体の引力  第13章 球形でない物体の引力  第14章 ある極めて大きな物体の各部分へと向かう求心力の作用を受けるときの極めて微小な物体の運動 訳者注 ニュートン略伝 索引
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富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ
富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ
著:鎌田 浩毅
ブルーバックス
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、富士山の様相をも決定的に変えてしまった。 津波や原発事故に人々の目が奪われているなか、ある重大な異変が富士山で生じた可能性に、 火山学者たちはひそかに青ざめた。 いまや富士山は、いつ噴火してもおかしくない「スタンバイ態勢」に入ってしまったのだ。 しかも「そのとき」は、やがて起こる南海トラフ巨大地震の直後に来るおそれがある。 富士山が最後に噴火した1707年の「宝永の大噴火」では、そのわずか49日前に、 南海トラフ巨大地震(宝永地震)が起きていたのだ。 実は富士山と南海トラフには、地球科学的にみて密接な関係がある。 富士山の美しさも、恐ろしさも、南海トラフがつくっていると言っても過言ではないのだ。 2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に「令和の大噴火」が連動すれば、 西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、国家的な危機に陥るおそれがある。 私たちはこれにどう備えればよいのか?  『富士山噴火』(2007年)を著した火山学の第一人者が、2011年以降の富士山の大変動を大幅加筆、 巨大地震と巨大噴火の国でいかに生きるかについて、渾身の提言! 【本書の構成】 第1部 富士山噴火で起こること  第1章 火山灰 都市を麻痺させるガラスのかけら  第2章 溶岩流 断ち切られる日本の大動脈  第3章 噴石と火山弾 登山者を突然襲う重爆撃  第4章 火砕流と火砕サージ 山麓を焼き尽くす高速の熱雲  第5章 泥流 数十年間も続く氾濫と破壊  第2部 南海トラフと富士山噴火    第6章 地理と歴史からみた富士山噴火  第7章 「3・11」は日本列島をどう変えたか  第8章 南海トラフ巨大地震との連動はあるか  第9章 山体崩壊のおそるべきリスク  第10章 富士山の噴火予知はどこまで可能か  第11章 活火山の大いなる「恵み」 【著者について】 鎌田浩毅(かまた・ひろき)1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長等を歴任。京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。科学啓発に熱心な「科学の伝道師」としても活躍。
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2つの粒子で世界がわかる 量子力学から見た物質と力
2つの粒子で世界がわかる 量子力学から見た物質と力
著:森 弘之
ブルーバックス
世の中のすべては「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」でできている! 2種類の粒子を理解すれば、現代物理学のエッセンスがわかる! ■世の中を2つに分ける基準とは? 私たちの周りにあるすべてのものは、目に見えない小さな粒子からできています。ではこの粒子は何種類あるのでしょうか? ミクロな世界を記述する量子力学によれば、あらゆる粒子は「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」の2種類に分けることができるのです。そして、これらの粒子が示す性質の解明は、物理学の発展において避けて通ることのできない難関だったのです。 【本書の目次】 第1章 この世は粒子でできている 第2章 粒子か波か 第3章 すべての粒子は2種類に分けられる 第4章 量子力学の天才たち 第5章 ボーズ粒子と超流動 第6章 フェルミ粒子と超伝導 第7章 ミクロな世界から宇宙まで
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深海――極限の世界 生命と地球の謎に迫る
深海――極限の世界 生命と地球の謎に迫る
著・編:藤倉 克則,著・編:木村 純一,協力:海洋研究開発機構
ブルーバックス
極限ともいえる過酷な環境で、深海の研究を続けてきた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちが、深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりについて解説。深海生物だけでなく、海底下生物、生命の起源、地球外生物にまで及ぶ生命のことから、巨大地震後の海底変動から見えてきた地震のメカニズム、海底の鉱物資源や、地球温暖化との関係など、あらゆる「深海」がわかる1冊! 地球の表面積の7割を占める、人類にとって欠くことのできない海。その中でも「深海」は海洋のほとんどを占め、地球には深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりが多くあります。人類は水深約1万900mまで到達し、さらに深海の知識が深まり、重要性が明らかになってきました。 海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、極限ともいえる過酷な環境で、困難も多い深海の調査を続けてきました。実際に調査船に乗り、現場でサンプルやデータを採取している、研究者や技術者が執筆した、臨場感あふれた深海研究がわかるのが本書です。 第1章では、光も届かず、エネルギ―源も少ないと思われる深海の生物について、「しんかい6500」がたどった水深6300mでの調査の様子をまじえて紹介します。深海の生物だけではなく、さらに厳しい環境の海底下2.5キロの生物研究までにも迫り、深海研究でわかってきた、生命起源と地球外生命についても解説します。 第2章では、巨大地震の発生メカニズムに迫る深海研究を紹介します。調査船で、水深7000mの海底から海底下1000mを掘削して、地震を起こした断層からサンプルを得た様子を交えて、巨大地震で何が起きたのかなどについて解説します。 第3章では、水産資源、鉱物資源と温暖化などを軸に人類が深海からどのような影響を受け、また今後受けつつあるのか、を解説します。 2013年と2017年、国立科学博物館において開催された深海をテーマとした特別展には、60万人超の来場者があり、深海への関心が深いことがわかりました。その内容を科学的にさらに深く掘り下げ、深海からわかる地球、生命、人類の存続に関わることが理解できる1冊! 序章 深海の入り口 第1章 深海と生命 第2章 深海と地震 第3章 人類と深海
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今日から使えるフーリエ変換 普及版 式の意味を理解し、使いこなす
今日から使えるフーリエ変換 普及版 式の意味を理解し、使いこなす
著:三谷 政昭
ブルーバックス
複雑な波を単純な波に分解する技術。それは文明を陰から支える技術。一冊で、フーリエ変換の数学的基礎から多彩な実例までを学べる!
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世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法
世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法
著:板橋 繁
ブルーバックス
シリーズ累計10万部突破! 日本人の99%は間違ったスイングをしている! YouTube総再生回数7000万回突破! 飛距離「プラス50ヤード」、スコア「マイナス20」を最速で達成できる大人気メソッドが初の書籍化! クラブの設計・構造を最大限に活かす「世界標準のスイング」とは? 〈日本を代表するトップアマが大絶賛!〉 窪田一樹さん(日経カップ 企業対抗ゴルフ選手権2014、2018個人戦優勝) 「このメソッドなら、飛ぶ! 曲がらない! スコアメイクやコース戦略を楽しめるスイングです!」 中岡由枝さん(日本女子シニア選手権2016、2018優勝) 「板橋さんの教えるメソッドに変えていちばん変わったのは、右手の使い方です。板橋ファンが愛する『裏面ダウン』を習得して、球質のコントロールができるようになりました!」 〈日本人ゴルファーの常識〉→ぜんぶ間違っています! ・リストを返す ・ヘッドを走らせる ・トップをつくる ・クラブを立てて使う ・インパクトでアドレスを再現する 〈世界標準のスイング〉→世界のトッププロが実践し、欧米の名だたるレッスンプロが教えています! ・リストは返さない ・ヘッドは走らせない ・トップはつくらない ・クラブは寝かせてから振る ・グリップをヘッドより先行させる 【著者紹介】 板橋 繁(いたばし・しげる) Gold One Golf School ディレクターオブゴルフ 全米ゴルフ教師インストラクター協会日本支部(USGTF JAPAN)主席試験官。 日本体育大学大学院体育学修士課程修了。 専門はトレーニング論と身体動作学。 日本体育大学ゴルフ部時代は、同期の伊澤利光プロとともに活躍。卒業後は、日本体育大学ゴルフ部コーチ兼スポーツトレーニングセンターに勤務。オリンピック選手とプロゴルファーのトレーニング指導を担当。 日体大ゴルフ部男子部コーチ・女子部監督に就任。細川和彦プロや平塚哲二プロを指導する。 95年に渡豪。ジェイソン・デイの母校・ヒルズ学園高校ゴルフ部監督に就任。ジュニアゴルフの育成と数々の勝利に貢献する。 02年からは豪州のトップチームを指導するA Game Golf Academy日本人担当コーチに就任。 運動力学を主体にした独自のコーチング理論とメンタルコントロール論を確立し、ツアープロのコーチングも担当。
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いやでも数学が面白くなる 「勝利の方程式」は解けるのか?
いやでも数学が面白くなる 「勝利の方程式」は解けるのか?
著:志村 史夫
ブルーバックス
「数学」は人類史上最大の発明だ! 「ゼロの発見」はなぜ、画期的だったのか? “ほんとうの発見者”は誰か? 座標の発明に貢献した意外な生きものとは? 微分・積分が最速で理解できる、いちばん簡単な考え方は? 「ビジネス上の決断」や「人生の選択」で役立つ数学的思考法があった! そして意外にも、算数よりずっとやさしい!? おどろきのエピソード満載で語る、誰でも楽しめる「超」入門書。 数式アレルギーがあっという間になくなる!
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いやでも物理が面白くなる〈新版〉 「止まれ」の信号はなぜ世界共通で赤なのか?
いやでも物理が面白くなる〈新版〉 「止まれ」の信号はなぜ世界共通で赤なのか?
著:志村 史夫
ブルーバックス
ほんとうは驚くほど面白い物理の話。理科コンプレックスがあっという間になくなる! 肉屋の肉はなぜ美味しそうに見える? 人工衛星はなぜ地球を周回できる? 朝日や夕日はなぜ赤い?カウンター・パンチはなぜ強烈? 圧力鍋はなぜ短時間で煮える? 紫外線が皮膚がんを起こすのはなぜ? 宇宙船内は無重力状態じゃなかった! ──すべての答えは「物理」が知っている! 難しくて退屈なのは、「学校物理」のせいだった! 理科コンプレックスがあっという間になくなる! 肉屋の肉はなぜ美味しそうに見える? 人工衛星はなぜ地球を周回できる? 朝日や夕日はなぜ赤い? カウンターパンチはなぜ強烈? 圧力鍋はなぜ短時間で煮える? 紫外線が皮膚がんを起こすのはなぜ? 宇宙は無重力状態じゃなかった! ──すべての答えは「物理」が知っている! 18年間読み継がれた「学び直し」物理の最良書が、最新の話題を盛り込んでアップデート!
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植物たちの戦争 病原体との5億年サバイバルレース
植物たちの戦争 病原体との5億年サバイバルレース
著・編:日本植物病理学会
ブルーバックス
陸上植物が生まれてから約5億年といわれるが、その長い時間、植物と病原菌は生死をかけた「果てしなき戦争」を繰り広げてきた。スパイさながらの防諜戦、大量破壊兵器とそれを迎撃するミサイル、感染すると細胞がアポトーシスする「自爆機構」など、植物と病原体の分子レベルの闘いは、きわめてダイナミックである。本書では、そんな植物と病原菌の関係にフォーカスを合わせ、その驚くべき攻防の舞台裏を解説する。 序章 植物と病気と人間社会 第1章 植物の宿敵たち 第2章 植物病原菌はどうやって病気を起こすのか 第3章 植物はどうやって病気から自らの身を守るのか 第4章 植物と病原微生物のはてしなき「軍拡競争」 第5章 植物と微生物の寄生と共生をめぐる「共進化」 第6章 植物の病気から生まれた科学的な発見 執筆者(五十音順、括弧内は執筆担当部分を示す、略歴は2020年5月時点) 一瀬勇規(第3章 3─1、3─2) 岡山大学大学院環境生命科学研究科教授(遺伝子細胞工学)。専門分野は、植物病原細菌の病原性と植物の抵抗性研究 大島研郎(第6章) 法政大学生命科学部応用植物科学科教授(植物ゲノム医科学)。専門分野は、ファイトプラズマや植物病原細菌のゲノム解析および病原性メカニズムの研究 久保康之(第2章 2─2、あとがき) 摂南大学農学部教授(植物病理学)。専門分野は、植物病原糸状菌の感染器官形成や病原性の分子生物学研究 高野義孝(第3章 3─3、3─4) 京都大学大学院農学研究科教授(植物病理学)。専門分野は、植物病原糸状菌と植物の相互作用に関する研究 竹本大吾(第5章) 名古屋大学大学院生命農学研究科准教授(植物病理学)。専門分野は、植物の病害抵抗性機構、植物共生糸状菌の共生確立機構、病原糸状菌の病原性機構などの研究 柘植尚志(第2章 2─1) 中部大学応用生物学部教授。専門分野は、糸状菌の植物に感染する能力(病原性)とその進化に関する研究 中屋敷均(まえがき、序章、第1章、コラム) 神戸大学大学院農学研究科教授(細胞機能構造学)。専門分野は、植物や糸状菌を材料にした染色体外因子(ウイルスやトランスポゾン)の研究 増田税(第4章 4─2、第4章 コラム) 北海道大学大学院農学研究院教授(植物病原学)。専門分野は、植物とウイルスの相互作用に関わるエピジェネティクス制御の研究 吉田健太郎(第4章 4─1) 神戸大学大学院農学研究科准教授(植物遺伝学)。専門分野は、植物と病原糸状菌の相互作用における分子機構と進化の研究
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はじめての量子化学 量子力学が解き明かす化学の仕組み
はじめての量子化学 量子力学が解き明かす化学の仕組み
著:平山 令明
ブルーバックス
化学の本質は電子にあり! 量子力学に支配された電子が、分子の形を決め、色を生み出し、化学反応を引き起こす。量子力学によって電子の状態を求める「分子軌道法」の考え方を、自分のパソコンで計算しながら理解できる、量子化学の最良の入門書です。量子化学計算ソフト「Winmostar」の解説付き! 化学の本質は電子にあり! 量子力学に支配された電子が、分子の形を決め、色を生み出し、化学反応を引き起こす。 ●H2分子は存在するのに、なぜHe2分子は存在しないのか? ●DNAはどうして2重らせん構造を取るのか? ●水分子(H2O)はなぜ折れ曲がっているのか? ●物に色がついて見えるのはなぜか? すべての鍵を握るのは、分子の中にある電子だった! 量子力学によって電子の状態を求める「分子軌道法」の考え方を、自分のパソコンで計算しながら理解できる、量子化学の最良の入門書です。 量子化学計算ソフト「Winmostar」の解説付き! 【目次】 第1章 原子の成り立ち 第2章 原子から分子へ 第3章 分子軌道法から求められるもの 第4章 分子の構造を知る 第5章 電子の分布が分子の性質を決める 第6章 分子の色を知る 第7章 化学反応を予測する 第8章 半経験的分子軌道法計算プログラムを使った計算の実際 付録 水素分子の分子軌道とエネルギーを求める
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「超」入門 相対性理論 アインシュタインは何を考えたのか
「超」入門 相対性理論 アインシュタインは何を考えたのか
著:福江 純
ブルーバックス
名著『アインシュタインの宿題』を加筆修正し、ここに新書化! 「主なる神は老獪だが、意地悪じゃない」「世界が理解できるという事実こそ、ひとつの奇跡だ」「誰もが自分の時間の河を持っている」…アインシュタインの残した数々の言葉をモチーフに、相対性理論、ブラックホールから、量子力学、宇宙論までをやさしく解説。おもわず目からウロコが落ちる、世界でいちばん分かりやすい「アインシュタイン」本。 光量子仮説、E=mc2、ウラシマ効果、ブラックホール、宇宙の終焉……。あなたはアインシュタインの「問い」をどう説明しますか? 相対性理論入門書のマスターピースと名高い『アインシュタインの宿題』を加筆修正、決定版として新書化!  「主なる神は老獪だが、意地悪じゃない」「世界が理解できるという事実こそ、ひとつの奇跡だ」「誰もが自分の時間の河を持っている」…アインシュタインの残した数々の言葉をモチーフに、相対性理論、量子力学、宇宙論までをやさしく解説。 モリナガ・ヨウ氏のマンガとイラストも楽しい、おもわず目からウロコが落ちる、世界でいちばん分かりやすい「アインシュタイン」本。 【本書の目次】 第1章 あなたの時間、わたしの時間──相対性とはどういうことか 第2章 光と一緒に走る──光速度不変という原理について 第3章 エレベータの内と外──等価原理という考え方 第4章 なぜ星がみえるのか?──光量子仮説 第5章 時間と空間の統一──時空のダイアグラム 第6章 ウラシマ効果──同時性と時間の遅れ 第7章 最も有名なアインシュタインの式──E=mc2 第8章 時空のカタチ──曲がった空間 第9章 ブラックホールなんか怖くない──謎の天体の秘密 第10章 生涯最大の過ち──静止宇宙とビッグバン宇宙 第11章 アインシュタインの夢──世界の法則の統一と理解
電子あり
今日から使える統計解析 普及版 理論の基礎と実用の”勘どころ”
今日から使える統計解析 普及版 理論の基礎と実用の”勘どころ”
著:大村 平
ブルーバックス
理論から応用まで、一歩一歩着実に! 最近は強力な統計用ソフトが手軽に使えるようになり、統計解析が身近になりました。しかし、統計の「勘どころ」を押さえておかなければ、手法の選択を誤ったり、怪しい数字に騙されてしまったりします。本書はこれ以上ない丁寧さと、実用を意識した解説で、あなたを「統計達人」にします! 現代人必読の一冊です。 難しい数学は不要! 統計の意味も使い方も抜群にやさしく解き明かす。 理論から応用まで、一歩一歩着実に! 最近は強力な統計用ソフトが手軽に使えるようになり、なんとなく解析ができるようになりました。しかし……なんとなく数字やグラフを出せるだけでは、統計を理解したことにはなりません。統計の「勘どころ」を押さえておかなければ、手法の選択を誤ったり、怪しい数字に騙されてしまったりするでしょう。いま、かつてないほどに統計の重要性が謳われています。本書はこれ以上ない丁寧さと、実用を意識した解説で、あなたを「統計達人」にします! 現代人必読の一冊です。
電子あり
Web学習アプリ対応 C言語入門 スマホ・PCを使いスキマ時間で楽々習得
Web学習アプリ対応 C言語入門 スマホ・PCを使いスキマ時間で楽々習得
著:板谷 雄二
ブルーバックス
入門者向けに開発した付録Webアプリで効率的に学ぼう! C言語を学ぶと、どの言語にも共通する「本格的なプログラミングの知識」を習得できます。本書は、スマホやパソコンで使える付録Webアプリで、C言語の基礎を学べる入門書です。Webアプリでは、音声付き動画による解説をベースに、プログラムの実行や動作確認をしながら学習できます。スマホ片手にC言語にチャレンジしてみませんか? スマホやパソコンで使える学習アプリ付き! Webアプリだからインストール不要。すぐに使える! 入門者向けに開発した付録Webアプリで効率的に学ぼう! C言語を学ぶと、どの言語にも共通する「本格的なプログラミングの知識」を習得できます。本書は、スマホやパソコンで使える付録Webアプリで、C言語の基礎を学べる入門書です。 Webアプリでは、音声付き動画による解説をベースに、プログラムの実行や動作確認をしながら学習できます。スマホ片手にC言語にチャレンジしてみませんか? 【付録Webアプリのご利用に必要なもの】 ・常時接続のネット環境(ネット動画をスムーズに再生できる程度) ・スマホやタブレット、パソコン(ネット接続、音声再生が可能で、画面解像度がスマホでは640× 1136ピクセル以上、タブレットやパソコンでは1024×768ピクセル以上のもの) 【本書刊行前(2019年1月)に動作確認したOS やWeb ブラウザ】 端末の種類…OS(Webブラウザ) ・iPhone、iPad…iOS 12.1.2(Safari) ・Androidのスマホ/タブレット…Android 8.0/7.0/6.0(Google Chrome) ・Windowsパソコン…Windows 10(Microsoft Edge version:44.17763.1.0) ・Mac…Mac OS X 10.14.2(Safari version:12.0.2) ===== 上記より新しいバージョンでのご利用に不具合が生じることを確認した場合、本書の特設ページ(http://bluebacks.kodansha.co.jp/books/9784065147924/appendix/)で情報を公開する予定です。 電子版の刊行予定はございません。 本書は、ブルーバックス『見てわかるC言語入門Windows Vista対応版CD-ROM付』(2008年2月刊行)の内容をベースに大幅に増補、改訂し、付録の学習ソフトをWebアプリとして提供するようにしたものです。