ブルーバックス作品一覧

量子論の宿題は解けるか
ブルーバックス
量子力学の世界の不思議さが、いま私たちの目の前に現れる。
量子世界では、いくつもの状態が同時に重なり合う。遠く離れたもの同士が、“光よりも速く”情報をやりとりしているかのように振る舞う。常識に反するこれらの出来事は本当に起こるのか。シュレーディンガーやアインシュタインたちは、それに疑問を突きつけた。量子力学は、私たちの世界を揺るがしたまま、その問いを未解決の「宿題」として残してきた。それが、いま実験技術の進歩によって検証されつつある。「私たちの世界そのものが重ね合わさっている」という仮説を量子コンピューターをつくって確かめようという動きもある。欧州で研究者を訪ね歩いて探った量子論のいま。

パソコンで絵をかく
ブルーバックス
年賀状の虎の巻。今すぐ描けるプロのテクニック
「描けない理由」を徹底追及。誰でもうまく描けるテクニック満載のCGの入門書。
かけないあなたが、すぐかける!今すぐ使える、コンピュータお絵かきマニュアル。
「パソコンを使おうがなにを使おうが、要はセンスの問題だ!」と信じて、「絵をかくこと」を放棄しているあなた。人生で、きっと大きな損をしているはずです。まず、「絵をかく」ということを、もう1度しっかり考察してみましょう。すると、「絵がかけない」ということが、ちょっとした技術の問題だったことに気がつくはずです。
さあ、テクニックは、パソコンにまかせてください。ほら、「絵がかけない」理由はもうありません。あなたの人生に、また新しい楽しみが加わります。

複雑系を解く確率モデル
ブルーバックス
でたらめな中にも秩序あり。複雑な自然に隠された確率のルールとは何か。
部分的にはでたらめに見えても、全体的には秩序がある――確率モデルとは、自然現象をそういう世界としてとらえる。いっけん複雑で予測不可能な自然のふるまいも、じつは単純な確率のルールの無限の積み重ねの結果なのだ。だからそこには秩序が生まれる。するとその単純なルールこそが自然のメカニズムの本質ではないのか。カオス、フラクタル、自己組織化臨界現象といった複雑系科学の考え方と密接に結びついた確率モデルの魅力的な世界を紹介する。

元素111の新知識
ブルーバックス
元素解説の決定版!
●本書の3大特長
・エピソード満載!誰でも気軽に読めるおもしろさ。
・無味乾燥な化学物の列挙、表面的な知識の羅列を避け、なぜその元素がそういう性質をもつのか、なぜそのような用途に使われるのかを、やさしく、深く掘り下げて解説。
・生命と元素の関わりというこれまでにない視点を加え、銅、亜鉛、マンガン、クロム、コバルト、モリブデンなど、謎につつまれた生体内微量元素の働きについて最新知見を紹介。また、ヒ素、水銀、カドミウムなどはなぜ毒となるのか、プラチナや金になぜ抗ガン作用があるのかなど、1歩踏み込んでその分子レベルでのメカニズムも解説。

接着の科学
ブルーバックス
くっつく力は分子間の引力から生まれる!
私たちが日ごろ何気なく使っている接着というには、考えてみると不思議なことだ。物を貼り合わせると、ぴったりくっついて離れないのは、どんな力が働いているからなのか?接着力の源は接着剤と物の表面の分子同士が引き合う引力=分子間力だというが、その力はどのようにして生まれるのか?また、接着剤は水に弱くて剥がれやすいと思われているのに、ジャンボジェット機や宇宙船も接着剤で組立てられているという。一体どんな接着剤が使われているのだろう。古くて常に新しい接着剤の不思議をさぐる。

筆跡から性格がわかる
ブルーバックス
「筆跡」は「脳跡」――心の動きを描き出す。
筆跡、その姿と形は、とても不思議だ。しっかりした字、荒っぽい字、こせこせした字……。まるで人間の性格を形容しているようだ。実はその通り、筆跡には「その人らしさ」がにじみ出る。「話し方」や「歩き方」、「身振り」や「表情」は、すぐ目の前から消えてしまうが、筆跡はこうした人間の「表出行動」を記録にとどめる唯一のもの。では、いったい筆跡から何がわかるのか。そこには、複雑なパーソナリティを読み解く鍵が隠されている。本書は、長年の研究成果を踏まえた筆跡解読の書。「己を知り、他人を見る」――人間透視に必ず役立つはずである。

発想のタネになる科学の本
ブルーバックス
頭を刺激する、最新科学のおもしろトピック!
円周率の数字を音符にしたらメロディーになった!日食や月食が、株式市場の相場を決める?コーヒーの好き嫌いから、肥満体質や記憶のよしあし、果ては同性愛になる・ならないまで、すべては遺伝子が決めている!オスだけで子孫を残すバイオの新技術。モーゼも真っ青、磁場で水面を真っ二つにする話などなど、次から次へと読みたくなるおもしろい話題を満載。従来の常識や枠組みを超えて科学の新境地を切り開く最先端の発想が、あなたの頭を刺激する!

金属なんでも小事典
ブルーバックス
金属とはなにかがよくわかる!
「金属」と総称される物質の特徴とはなんでしょうか。金属光沢、丈夫さ、電気や熱をよく伝えるといった性質はどうして生じるのでしょう。いつ、どうやって金属元素はこの宇宙に誕生したのでしょうか。こうした物理的な基礎にはじまり、鉄やアルミニウムのような身のまわりにあふれた金属の精錬の原理から加工法、形状記憶合金やアモルファス金属などの先端素材の製法や応用技術、生活の中で重要な位置を占める金属製品の作り方、さらには生命と金属のかかわりにいたるまで、金属に関するさまざまな話題をひろってやさしく解説します。

エンジニアから見た植物のしくみ
ブルーバックス
植物のメカニズムを、エンジニアが解明する100mを超える杉、200mを超す海藻。単純と思われる植物も、生き残るメカニズムはエンジニアが驚嘆するほど巧みで合理的です。植物のソフトなパワ-に注目

理系のための研究生活ガイド
ブルーバックス
楽しくなければ成果もあげられない!
運動選手がオリンピック競技に熱中するように、全力を傾けるに値するロマン、それが“研究”なのです。すばらしい業績は、幸せな研究生活の中から生まれてきます。学生時代の成績は目立たなかった私が、今やドライアイの分野では日本の第一人者になれたのも、とことん研究生活を楽しんだから。その体験を若い皆さんと分かち合いたくて書きました。業績を生む“やる気”の育て方と研究を楽しむための心構えから、論文のまとめかた、留学の手続き、研究費の集めかたまで、研究生活のマル秘ノウハウを公開します。

小事典 パソコン・キーワード
ブルーバックス
実際に役立つポイントをついた解説で、本当に知りたいことが効率よく理解できる!
単なる言葉の言い換えでしかない用語集や、項目数が多いだけで意外に使えない用語集とは一線を画したキーワード集。関連する用語がグループ化されているから、まとまった知識を効率よく身につけることができます。500余りのキーワードを厳選し、それが実際のパソコンの世界でどのように使われ、どんな意味あいをもっているのか、実践的に幅広く説明しているので、頭から読み進めばそのまま入門書としても活用できる画期的構成です。

単位の世界をさぐる
ブルーバックス
単位は見かけの約束。産業社会の現場で重要なのは、それを確立する技術だ!
お金を勘定するのにも、ものの大きさを測るにも、その基準となる単位が必要。だが、単位や、それをある具体的な量で示したものである「標準」は、約束事であり、見かけ上の整合性をとったものに過ぎない。では、単位や標準はどう定められ、何に裏付けられているのか?量として測れるかどうかさえわかりにくい「硬さ」の標準作りに長年携わった著者が、その経験をもとに単位や標準の設定から、その維持・管理、普及や更新などに独自の視点を提供する。唯一のものとして権威づけされる単位から、再生できる技術としての標準作りへの転換を主張する。

脳内不安物質
ブルーバックス
不安・恐怖症はなぜ起こる、どう治す? 誰もが不安や恐怖と無縁ではないが、それが一過性でなく心身障害になる場合がある。現代人に多い不安・恐怖症の物質的原因を新しい知見で探り、治し方を紹介する。
不安・恐怖症やパニック発作には、ある物質が関係している!今も昔も私たちは、さまざまなことから不安や恐怖を抱くものだが、多くの場合、その不安・恐怖は一過性で、いつのまにか忘れてしまうものだ。ところが、最近のストレス社会を背景に、不安や恐怖に“とりつかれた”ようになる不安・恐怖症や、突然激しい不安が襲うパニック発作によって日常生活が困難になる人が日本でも増えている。こうした病的な不安・恐怖は心理学的カウンセリングを中心に治療が行われてきたが、現在ではいくつかの脳内物質と脳の機能障害が関係していることが明らかになり、治療法も変わりつつある。本書では、不安・恐怖症とパニック障害の物質的原因を新しい知見でさぐり、効果的な治し方を紹介する。

ヘリコバクター・ピロリ菌
ブルーバックス
胃の悪い人はピロリ菌を疑え!胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎などは、実はピロリ菌が原因で起こることが世界的に実証されつつある。とくに、従来、制酸剤などで治療されてきた胃潰瘍、十二指腸潰瘍は、ピロリ菌を除菌しなければ2年以内に60~70パーセントの人が再発するのに対し、抗生物質などを使ってピロリ菌の除菌に成功すれば2年以内の再発率は10パーセント以下という研究結果が世界中で多数報告され、その治療法が大きく変わろうとしている。
本書は、40歳以上の日本人の70~80パーセントの人の胃に感染しているというこのピロリ菌について、初めてその詳細を一般向けにやさしく、わかりやすく解説したものである。

ギネスとっておきパズル
ブルーバックス
これは手強い、イギリス生まれの中級パズルの傑作、ここにあり!ギネス社の大好評・数理パズルの第2弾登場!イギリスの著名なパズル作家2人がセレクトした論理・数理パズルの中級問題集で、入門編の『脳を鍛える数理パズル』(訳書・講談社ブルーバックス)の続編として刊行されたもの。古典的なパズルから新作までが幅広く採択され、巧みに配置されている。原書はいう――読者の脳力の限界を試すレベルであることを保証すると。さて、アナタの灰色の脳細胞はどこまで挑戦できる?

分子レベルで見た薬の働き
ブルーバックス
●人類はがんやエイズの薬を手に入れることができるだろうか?
薬は私たちの体の中で、どのようにして効いているのだろうか?かつて薬の発見は、長い時間と多くの犠牲の上に成りたつ、経験的なものだった。だから、非常に複雑な薬の働きを理解することはほとんど不可能であった。
ところが、20世紀終盤の今、生命現象を分子レベルで扱う分子生物学は、コンピュータという強力な武器を手に入れ、さらに化学と物理学を総合する形で生命科学として開花した。生命科学は、生命現象だけでなく、病気のメカニズムや薬の働きまでも、分子レベルで解き明かしつつある。新たに作製したステレオの構造図を駆使して、生命科学の最前線を紹介する。

Visual Basicで始めるプログラミング
ブルーバックス
●実際に体験しながら、Windowsプログラミングの基本をマスター。
Visual Basicの特徴は、市販ソフトのような見栄のよいプログラムが個人で簡単に作れてしまうところです。本書では、まずVisual Basicでプログラムを組むときの一連の手順を紹介。さらにメニューバーやボタン、テキスト入力など、いろいろなプログラムに応用できる基本ツールの使い方を解説し、最後にはActiveXコントロールやゲームの作成にも挑戦します。CD-ROMに収録したサンプルプログラムを使って、実際に体験しながら学べるので、初歩から無理なくマスターできます。

スポ-ツ障害を防ぐ
ブルーバックス
●健康ブームの陰で増える“使い過ぎ症候群”
健康に対する関心が高まるとともに、フィットネススタジオや市民マラソンが花盛り。しかしその一方で、運動のし過ぎで、肘や膝を傷めたり、疲労骨折したりする“オーバートレーニング症候群”の人が増えている。せっかく健康のためにはじめたスポーツなのに、これでは、過ぎたるは及ばざるよりなお悪い結果になってしまう。そこで、歩く、走る、泳ぐ、打つ、蹴るスポーツごとに、体の仕組みや生理に基づいて、傷めやすい部位とその予防法を解説しよう。

巻き貝はなぜらせん形か
ブルーバックス
身のまわりの物の形から何がわかるか?
シャボン玉がきれいな球形になり、ミツバチの巣や雪の結晶が六角形になるのはなぜなのか?巻き貝がらせん形になりマグロが流線形をとるのは……?ふと考えると私たちの身のまわりには、形の不思議さ面白さが満ちている。生物や雲や水、あるいは人工物といった物の違いを超えて形に注目し、横断的に見ると、そこには何か造形の原理や法則性がひそんでいるに違いない。そのような視点から自然の設計図を読み解こうとする「形の科学」は、今やカオスや人間の感性をも含めた新しい領域に踏み込んでいる。この科学の最新の姿を紹介する。

考える血管
ブルーバックス
血管は、単なるパイプではなかった! 急速に進展した分子レベル、遺伝子レベルの研究は、従来の血管像をあざやかに描き変えた。全身の細胞と情報をやりとりし、相互に影響をおよぼしあいながら能動的にふるまう、「考える」システムとしての姿が見えてきたのである。ノーベル賞学者が予言した「動脈硬化を進める遺伝子」の発見者が、最新の知見を引っ提げ、知られざる血管の実像をヴィヴィッドに語る。
血管は、単なるパイプではなかった! 急速に進展した分子レベル、遺伝子レベルの研究は、従来の血管像をあざやかに描き変えた。全身の細胞と情報をやりとりし、相互に影響をおよぼしあいながら能動的にふるまう、「考える」システムとしての姿が見えてきたのである。
たとえば、収縮しなければならないときは自ら収縮物質を生成する。肝臓などの臓器とは互いの存在に重要な因子を出して支えあう。さらには、がん、高血圧症、心臓疾患など、重い病気に重要な役割を果たすことが判明し、血管への注目度は日々高まっている。
ノーベル賞学者が予言した「動脈硬化を進める遺伝子」の発見者が、最新の知見を引っ提げ、知られざる血管の実像をヴィヴィッドに語る。