ブルーバックス作品一覧

古代日本の超技術
古代日本の超技術
著:志村 史夫
ブルーバックス
科学技術の温故知新-古代人は偉かった! 本書は、日本の古代(主として奈良時代以前)の先人たちの技術(匠の技)を、現代の科学・技術の視点から見直す試みといえる。現代文明を支えている先端高度技術(ハイテク)と比較しながら、古代人が自然をいかに巧みに利用してきたか、その優れた技術と智恵の数々を調べてみるのも興味深い。古代の日本が、木の文明、木の文化の国であったことが、自然を生かす方向に技術を発展させてきた。それらにまつわるエピソードからも、思わぬ新発見があるにちがいない。半導体研究者の著者は、どこに視点を置き、何を学びとったのだろうか。
消えた反物質
消えた反物質
著:小林 誠
ブルーバックス
なぜ宇宙は「物質」だけでできているのか? トップクォークの予言者として世界的に名高い著者(ノーベル物理学賞受賞)が、「CP対称性の破れ」という素粒子物理の衝撃的な知見をひっさげ、宇宙の物質優位という未解明の問題に挑む。(ブルーバックス・1997年6月刊) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
個人デ-タベ-スを作る
個人デ-タベ-スを作る
著:山形 庫之助
ブルーバックス
WindowsでもMacでも、データベースはこれ1冊で!! 「パソコンを何かに役立てたい」と思っている人は、迷わず個人のデータベースを作ってください。それには、世間で幅をきかせている表計算ソフトを勧める人もいますが、すぐに限界がきてしまいます。せっかくなら、データベースソフトを使ってください。 データベースソフトは、記録、検索、抽出、集計などの機能を持ち、販売データのグラフ作成や、住所データの宛名作成がかんたんに行えるソフトです。しかし、とっつきにくいのも事実かもしれません。そこで本書は、ソフトの応用機能の使い方だけではなく、どんなデータをどう入力すればよいのかを解説。「自分のデータベース」をどうやって作ればよいかがわかります。
オックスフォ-ド数学ミニ辞典
オックスフォ-ド数学ミニ辞典
著:マイケル・ウォ-ドル,訳:垣田 夫,訳:笠原 晧司
ブルーバックス
語句の説明では、堅苦しい定義を避け、わかりやすい実例をあげて、図やグラフを多用。教科書や参考書で出合う数学用語の意味が、「あっ、そういうことか」とすぐに納得できる。また、その用語がどのような文脈で使われるか、英語で何というかがわかる。 内容の範囲は、わが国の中学・高校から大学初年級にまでまたがっている。関連する物理や経済の用語も取り入れられており、広く数学教育や科学・技術関係の仕事にたずさわっている人々にもきわめて有用。
ペンギンたちの不思議な生活
ペンギンたちの不思議な生活
著:青柳 昌宏
ブルーバックス
皇帝たちは「おしくら饅頭」で寒さをしのぎ、アデリーは保育所でヒナを育てる。 冬はマイナス60度にもなる南極大陸を中心に、全種類が南半球にだけ生息する鳥・ペンギン。翼をフリッパーに変え、立って歩く姿はどことなくユーモラスだが、苛酷な自然環境に囲まれているため、彼らの生態はほかの鳥類とくらべ独特で、いまだ謎の部分も多い。南極の短い夏、恋に燃え、子育てに励むペンギンたちのユニークな暮らしぶりを紹介します。
アトピ-は治る
アトピ-は治る
著:西岡 清
ブルーバックス
なぜ大人も悩まされるようになったのか。 かつてアトピー性皮膚炎は、赤ちゃんの時に発症しても、3歳くらいまでにはよくなるのが普通でした。ところが日本では最近、思春期以降に発症する人が増えています。しかもとても治りにくくなっています。それは、現代の生活環境や習慣に、皮膚に対する思いやりが欠けていて、日常生活のそこここに悪化の原因が潜んでいるからです。 また、誤った食物制限や怪しげな民間療法、ステロイド外用薬に対するいわれのない偏見などが、症状をかえって悪くしています。誤解されているこの“環境病”を正しく理解していただきたいと思って、この本を書きました。
車選びの指針
車選びの指針
著:影山 夙
ブルーバックス
馬力、トルク、サスペンションの形式、ステアリング……。スペックの高い車が良い車だと思いがちです。こんなにたくさんの車があるのです。自分の車を選ぶ際、頼れるものは「構造」や「数値」になってしまうのも無理はありません。しかし、結果は……「こんなはずじゃなかった」……こんな車選びをした人は多いと思います。 では、車を作る技術者は、自分の車を選ぶとき、どのようなポイントで評価しているのでしょうか。「車の良し悪しは、構造の違いやスペックにはあらわれない。最後は、乗って評価するしかない」と思っているのです。コツさえわかれば、二分ほどで車の特性をつかむことができるようになるといいます。では、どこをどうチェックするとよいのでしょうか。まず、車をスタートさせるとき、動力性能をチェックすることからはじめましょう。
サッカ-ボ-ル型分子C60
サッカ-ボ-ル型分子C60
著:山崎 昶
ブルーバックス
ありふれた炭素がサッカーボール型の球になる!? 1985年、炭素原子60個がサッカーボールそっくりの美しい球状構造をつくるC60分子が偶然に発見された。後にノーベル化学賞受賞につながる発見のニュースは世界を驚かせ、研究のラッシュを引き起こした-ありふれた炭素が究極ともいえるシンメトリー構造をつくるのはナゼか、類似のものがあるのか、何かに使えるのではないか?現在は「フラーレン」と呼ばれる、この科学的ロマンに満ちた謎の多い物質は、意外なことに私たちの身近にある黒い墨や煤の中にも存在する。炭素が持つ多面的な姿にふれながら、C60をはじめとするフラーレンの最新像を紹介する。
身近な自然のつくり方
身近な自然のつくり方
著:藤本 和典
ブルーバックス
これからはじめる、ビオトープ入門。自然の復元をめざした環境づくり=ビオトープの必要性が叫ばれています。でも、何からはじめればよいのか、何ができるのか、そもそも本当に自然の復活などできるのだろうか、という疑問がみなさんの心のなかにあるのではないでしょうか。 身のまわりを見まわせば、わずかに残った自然のなかで、セミが羽化し、鳥たちは化学繊維やハンガーを使って巣づくりを営んでいます。限られた環境で窮屈に暮らす生き物は、つねに自分たちの生活圏を拡大しようとしています。ほんのすこし工夫してやるだけで彼らの好む環境をつくることができ、生き物たちはみずからそこへやってきてくれるのです。本書では、生態系の理解をふまえた、効果ある環境づくりを紹介します。
図解・わかるメカトロニクス
図解・わかるメカトロニクス
著:小峯 龍男
ブルーバックス
機械の特徴ある動きを支える、遊星歯車、リンク機構、空気圧制御、インバータ制御、熱電対、形状記憶合金、ペルチェ効果など、メカトロニクスの基本を楽しく図解。身近な機械には意外なアイデアがいっぱい! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・1997年4月刊) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
電子あり
万物の死
万物の死
編:小原 秀雄
ブルーバックス
5人の科学者が、私たち人間という存在とその死の意味とを、各専門分野から考察する。動物・植物・細胞・人間─自然を構成する〈生ある者〉に必ず訪れる死の実態とその意義、さらに太陽系と地球までをも含めた星や宇宙の避けられない終末を語り、自然にとって死とは何かを統一的に考える。
新版 アインシュタインを超える
新版 アインシュタインを超える
著:ミチオ・カク,著:ジェニファ-・トンプソン,訳:久志本 克己,監:広瀬 立成
ブルーバックス
10次元宇宙から4次元宇宙が分かれたとき、すべてが始まった! 原子を構成する陽子や電子、そしてクォークさえも極微のひも──「超ひも」からできているという超ひも理論は、アインシュタインの果たせなかった統一場理論を実現する夢の理論とも言われる。いったい極微の世界の理論がどうして広大な宇宙の生成と進化をも語る理論になりうるのだろう?量子力学や相対性理論誕生以来、物理学が追い求めてきた夢を語りながら、超ひも理論が描き出す素粒子から宇宙までの起源と構造、進化を概観する。
パソコン犯罪から身を守る
パソコン犯罪から身を守る
著:谷岡 康則
ブルーバックス
●パソコンユーザーの身近に潜む危険と犯罪! パソコンが普及し、コンピュータ・ネットワークが急速に広まりつつある現在、その便利さ以上に危ない側面も無視できなくなっている。それは今までになかった新しいタイプの危険性だ。悪玉ハッカーによる詐欺、個人情報の盗用、コンピュータ・ウイルスによる破壊行為など直接犯罪に結びつくものから、情報の流出や改ざんなど電子メールや電子マネーに内在する本質的な危うさまで、その範囲は多岐にわたる。まさにインターネット時代の影の部分といえるこうした危険と犯罪の正体を明らかにし、私たちが何に気をつければよいかを考える。
ゲ-ジ場を見る
ゲ-ジ場を見る
著:外村 彰
ブルーバックス
自然界のあらゆる力を統一するゲージ場。 「ゲージ場などという言葉は聞いたこともない」、「ゲージ場という言葉は耳にしたことがあるけど、よく分からない」という人が多いと思う。電磁気力や核力といった自然界のあらゆる力、そして、それらが引き起こす現象は、このゲージ場という共通の言葉で語ることができる。だか、そのような「場」は実在のものなのか、思考の上だけのものなのかという問題は、つい最近まで解決されなかった。このゲージ場を、電子の波を使って写真に撮り、目で見ることにより直感的に理解する。これが、本書の狙いである。
めまいは恐い
めまいは恐い
著:坂田 英治
ブルーバックス
めまい、耳鳴り、難聴の奥に潜む恐い病気。 たとえばメニエール病は、めまいを起こす病気の代表のようにいわれるが、実際には、それ以外の病気が原因になっていることのほうがはるかに多い。まっさきに疑われる内耳の障害に限らず、小脳の異常もめまいの原因になるし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病も引き金になっている。めまい、耳鳴り、難聴には実にさまざまな症状があり、たとえ一過性のものでも、その症状の奥に潜む真の原因を突き止め、きちんと治療しておかないと、時には重大な結果を招いてしまうこともある。
パソコンで見る複雑系・カオス・量子(CD-ROM付)
パソコンで見る複雑系・カオス・量子(CD-ROM付)
著:科学シミュレ-ション研究会
ブルーバックス
はじめてナットク!現代科学の最前線 21世紀を解く最大のキーワードといわれる「複雑系」だが、具体的には一体何を解明できるのか。また、規則があるのに未来の予測がつかないという「カオス」は、なぜ出現するのか。さらに、そこに壁があるのに通り抜けてしまうという「量子」の振る舞いも理解しがたい。パソコン画面で実際にシミュレーションをしてみれば、これら現代科学の最先端分野に対する我々の悶々とした思いは、ズバリ解消する。 本書のシミュレーションのプログラムは、添付のミニCD-ROMにすべて収録されているので、誰でもすぐにシミュレーションを実行できる。
「あいまいさ」の物理学
「あいまいさ」の物理学
著:ジュゼッペ・カリオティ,訳:宮崎 忠
ブルーバックス
世界は、秩序と無秩序が混在する「あいまいさ」に満ちている! 私たち人間が、事物を知覚し、認識する時は、無秩序な刺激の相互作用からある秩序を読みとっている。だが、身のまわりの世界は、一筋縄ではとらえきれない。 対称性とその破れ、情報とエントロピー、量子法則、散逸構造、相転移……。自然界と物質の構造、力の働きとそのふるまい、これらを追究してきた物理学の言葉で私たちの知覚現象を考えると、いったい何が見えてくるのか? 秩序と無秩序の間――「あいまいさ」を鍵に、芸術、音楽までをも視野に入れた、世界の新しいとらえ方に、イタリアの気鋭の物理学者が挑む!
現代のプラズマ工学
現代のプラズマ工学
著:堤井 信力
ブルーバックス
プラズマは人間が手にした“究極の道具”である 「プラズマとは何か?」と聞かれて、正確に答えられる人は少ないかもしれないが、稲妻や太陽はプラズマでできていると言われれば何となくわかるという人は多いであろう。放電によって気体が電離し、電子と正イオンが混在して自由に動き回っている状態の物質がプラズマであるが、このプラズマを電場と磁場でコントロールすると、最先端のエレクトロニクスや材料加工の分野では他に比べるものがないほど精密で有能な“道具”となる。それだけでなく、核融合炉などの熱源として、さらにはクリーンな公害処理の主役として脚光をあびつつある現代のプラズマ工学の最新の姿を紹介する。
8ヵ国科学用語事典
8ヵ国科学用語事典
著:久保田 博南
ブルーバックス
国際語の比較対照によるユニークな科学小事典 本書に収められている単語は、科学用語とはいえ、日常においても一般的に使われることばである。これら1つ1つの単語が、中・英・独・仏・西・伊・露語でどう表現されるか、比較してみるのも興味深い。日本語と中国語、英語とドイツ語というような見方をすれば、その類似性とともに異質性も見出せる。それらにまつわるエピソードから、思わぬ発見もあるだろう。各国の単語には、それぞれの民族のものの考え方も垣間見られる。付表の各国語による元素表その他、欄外英語の接頭語・接尾語など、実用性も兼ね備えたユニークな科学・技術の小辞典でもある。
脳のしくみとはたらき
脳のしくみとはたらき
著:クリスティ-ヌ・テンプル,訳:朝倉 哲彦
ブルーバックス
知れば知るほどますます不思議、脳と心! 例えば、漫画家の描いた単純な線画の似顔絵から、線では表しきれないような複雑な要素のたくさんある本人の顔だと、どうして認識できるのでしょうか? 生物の名前は言えても、道具などの無生物の名前は言えないというような言葉や記憶の障害がなぜ起こるのでしょうか? 騒音に近い大勢の人々の声が入り乱れる中で自分の名前だけが聞き取れるのはなぜでしょうか? 私達が日々、ほとんど意識することなくやすやすと営んでいる心の活動の背後にある脳の精妙なしくみとはたらきを、神経心理学から解明します。