ブルーバックス作品一覧

左右を決める遺伝子
ブルーバックス
からだの左右・上下・背腹が決められていく道筋
動物は、たった1つの細胞から分裂を繰り返し、さまざまに分化して有機体としてのからだをつくりあげる。しかし、同じ細胞から分裂したのに、どうして、間違いなく一方は「右手」になり、他方は「左手」になるのだろう。なぜ心臓は左側にあるのだろう。最近、細胞分化の各段階で働く遺伝子の正体が、続々と明らかになってきつつある。生物界のキラリティーという、今いちばんホットな研究分野の、最新成果を紹介する。

がんとDNA
ブルーバックス
「がん発生のしくみ」研究の最前線
紀元前から、つい最近まで謎の病気であった「がん」。ついにがん発生のしくみが明らかになった。がんは遺伝子の塩基配列が変化(変異)することによって起こる遺伝子病だったのである。では、いったい遺伝子とは何だろうか? どうやって、遺伝子はおかしくなり、細胞はがんになって広まるのだろうか。
本書では、DNAの立体構造といった基礎から、DNAが何によって、どうダメージを受けるのか、そのダメージはどのように修復されるのか、そして、がんの発生、がん抑制遺伝子と免疫といった最新の知見を、わかりやすく解説する。

催眠の科学
ブルーバックス
ふしぎな心理現象の真の姿と、適切・有効な活用法を紹介!
催眠というと、テレビなどに「催眠術師」が出てきておもしろおかしく見せるショーを思い浮かべる人が多い。それだけにかえって、怪しげなものとして眉に唾をつけ、あるいは警戒してこれを見る人も多いだろう。実に催眠とは、きわめて正常でありながら、たいへん異常に見える心理現象である。今日ではこれは、精神医学に利用することはもちろん、学習指導やスポーツ選手のメンタル面の強化などに有効な援助法としても活用されている。本書では、その歴史から、方法、実際の場面、有効・適切な利用法までを紹介し、催眠の本質を正確にわかりやすく解説する。

酵素反応のしくみ
ブルーバックス
酵素はどのように化学反応を速めるのか?酵素は生物の体の中のようなおだやかな環境、つまり常温、常圧で中性に近い状態の中で、たくさんの物質の中から特定の物質(基質)だけを正確に見分け、数千万倍から数億倍という驚くべきスピードで化学反応を進行させる。なぜ、どのようにしてこんな働きをすることができるのか? 現代化学の最大の謎とも言えるこの酵素の不思議な働きをタンパク質の立体構造から平易に解説する。
酵素はどのように化学反応を速めるのか?
酵素は生物の体の中のようなおだやかな環境、つまり常温、常圧で中性に近い状態の中で、たくさんの物質の中から特定の物質(基質)だけを正確に見分け、数千万倍から数億倍という驚くべきスピードで化学反応を進行させる。なぜ、どのようにしてこんな働きをすることができるのか? 現代化学の最大の謎とも言えるこの酵素の不思議な働きをタンパク質の立体構造から平易に解説する。

どこまで解ける西洋の算法
ブルーバックス
数当て・念力・ピタゴラスの数……西洋算法に挑戦!
西洋の算法には、多種多様なものがある。数当てや念力のように楽しい題材をとり上げたもの、三角数や平方数のように不思議な数を調べるもの、組み合わせや確率のように日常生活に密着するもの、1次や2次の不定方程式の解法のように算法の真髄に迫るもの、……などである。本書は、代表的な古典を通して、その全貌を捉え、「問題・解答」の形式で、西洋の数学者たちが遺した驚異の足跡をたどる。これら先賢たちの思考回路は、読者にもきっと参考になるだろう。頭のトレーニングにぜひどうぞ。

音のなんでも小事典
ブルーバックス
音はふしぎな性質意外な使い道がある。邪魔な騒音は音で消し、水中では画像も音で運ぶ。コンサートホールは建築音響技術の粋。超指向性マイクロホンでマウンド上の投手と捕手の密談を聴き、雑踏の中の人には音のスポットライトで語りかける。微小世界を覗いたり、体の中をみたりすることもできる。さらに、外国語上達法や、音色の心理学、絶対音感や赤ちゃんが聞いている音の話など、音に関連する心理や生理までも追究し、徹底解説
その性質から先端技術への応用まで、音のすべてを語り尽くす。
あまりに身近すぎて普段は意識しないが、音には、ふしぎな性質、意外な使い道がたくさんある。
たとえば、邪魔な騒音は音で消し、水中では画像も音で運ぶ。コンサートホールは建築音響技術の粋。超指向性マイクロホンでマウンド上の投手と捕手の密談を聴き、雑踏の中の人には音のスポットライトで語りかける。微小世界を覗いたり、体の中をみたりすることもできる。
さらに、外国語上達法や、音色の心理学、絶対音感や赤ちゃんが聞いている音の話など、音に関連する心理や生理までも追究し、あらゆる角度から徹底解説する。

場の量子論とは何か
ブルーバックス
「物質」、「光」、そして「力」とはそもそも何なのかがわかる!
20世紀初頭、それまで波のように見えていた光がじつは粒子の1種であり、粒子である電子が波のような性質をもつことがわかった。そして、このような光や電子を統一的な立場から見る、量子力学を超える新しい理論が登場した。それが「場の量子論」である。この理論を使って自然界を見ると、物質も光もすべて、発生・消滅することのある粒子であり、力とは何らかの粒子の交換の結果であることがわかる。そしてその枠組みの中で、今日、強い力、電磁力、弱い力、重力という自然界の4つの力を統一する理論の構築が試みられている。本書は、現在、物理学の根本原理とされる「場の量子論」を、数式を使わず初歩から解説する。

実践グループウェア
ブルーバックス
共同作業を効率的に進めるパソコン活用法。パソコンLANをベ-スに、電子メ-ルやデ-タベ-スを組み合わせて仕事の連携と作業効率を高めるグル-プウェア。そのしくみと、導入・活用のポイントを解説。

バイオスフィア実験生活
ブルーバックス
これは20世紀の「ノアの方舟航海記」である。
バイオスフィア(生命圏)とは、バクテリアから人間にいたるまで、あらゆる生命体が太陽光と大気と水を利用して、死と再生を繰り返している閉鎖生態系である。地球というバイオスフィア1に住む人類のこれからの生き方を探るために、ガラスの建物の中に密閉されたバイオスフィア2が、アリゾナの砂漠に作られた。その中で男女8人の科学者が、水や食料はもとより、空気すらもリサイクルしながら、外部からいっさいの補給なしで暮らした。クルー自らが書いた、2年間におよぶその実験生活の臨場感あふれるレポート。

精神科医は何をしてくれるか
ブルーバックス
「こころの病なんて特殊なもの。精神科なんて関係ない」と思っていませんか。
精神障害は決して特殊な病気ではありません。誰でもかかる可能性がある病気です。
しかし、精神科に行きにくいことも事実です。なぜでしょうか。その理由は、精神医療に対する情報不足にあるのだと思われます。ですから、精神医療とは、どういう「こころ」の病に対して、どういう治療を行っているのかを知ることが大切です。本書は、実際に精神科に行った場合、どのような治療をしてくれるのか解説し、「こころの病気は、専門医である精神科医に行きさえすれば、治すことができる」というある意味では当たり前のことを明確にします。

データ分析 はじめの一歩
ブルーバックス
数値情報の持つ意味を読みとる、やさしい「記述統計」入門。
無味乾燥に見える数値情報も、上手に分析すれば、そこからは有効な情報、重要な傾向などを読みとることができる。
その考え方・手法である記述統計は、これまでは体系立てて語られることが少なかった。そこで、記述統計によるデータの分析を初歩から解説しよう。多彩な切り口の転換や、加工操作の工夫など、分析のコツとヒントをふんだんに盛り込み、理解して活用するためのエッセンスを語る。

物理定数とは何か
ブルーバックス
自然のからくりが見えてくる
物理の法則につきものの「定数」は、その発見と探究の過程で、さまざまな新しい知見を物理の世界にもたらしました。「熱の仕事当量」を求める取り組みからエネルギー保存の概念が生まれ、「アボガドロ定数」の精密測定の結果から原子の実在が証明されました。また、「リュードベリ定数」はミクロとマクロの世界を、「ボルツマン定数」は熱力学的世界と統計力学的世界を結びつけることに成功しました。本書は有名な12の物理定数を丹念に追いながら、これらの普遍数が支配する自然の本質を明らかにしていきます。

腰痛・肩こりの科学
ブルーバックス
意外に知られていないが、日頃の姿勢のよしあしが腰痛と肩こりに大きく関係している。したがって、人間の背ぼねや肩の仕組みを知り、それにマッチした正しい姿勢を保つことで、大半の人の腰痛・肩こりは防ぐことができる。では、私たちの背ぼねや肩はどのような構造をしていて、それが痛みやこりとどのように結びつくのだろうか? 本書では主な腰痛と肩こりの原因と治療法、防ぎ方を、簡単にできる腰痛・肩こり体操を含めて紹介
腰痛や肩こりを防ぐ「よい姿勢」とは?
誰もが経験する腰痛や肩こりは、今や国民病とも言える。重い頭や上体を支える肩や腰は常にストレスにさらされ、骨や筋肉、神経が複雑に関係するため痛みの症状も原因もさまざまだが、意外に知られていないのは、日頃の姿勢のよしあしが腰痛と肩こりに大きく関係していることである。したがって、人間の背ぼねや肩の仕組みを知り、それにマッチした正しい姿勢を保つことで、大半の人の腰痛・肩こりは防ぐことができる。では、私たちの背ぼねや肩はどのような構造をしていて、それが痛みやこりとどのように結びつくのだろうか? 本書では主な腰痛と肩こりの原因と治療法、そして防ぎ方を、簡単にできる腰痛・肩こり体操を含めて紹介する。

図解・できるパソコン接続
ブルーバックス
●これでOK──初心者からベテランまでのパソコン接続術
パソコンは買ったのだが、どう組み立て、どう使ったらよいものか、人に聞くのも気恥ずかしい。でも、本書がていねいにアシストするのでもう大丈夫。パソコンを使いこなすためには、接続技術が不可欠だ。周辺機器を電線とコネクタで結ぶだけではない。印刷、FAX送受信、AV、ゲーム、インターネットなどを活用するためには、プロパティやドライバを正しく操作してはじめて接続が完了する。Windows 95を中心にした図解ガイドで、周辺機器を増設して自分のシステムを構成しよう。そして、仕事と趣味に納得いくまで使いこなしてみよう。新しい時代をエンジョイするために!

マンガ幾何入門
ブルーバックス
笑って読めば、ヒラメキと思考力が身に付く!
本書は、「幾何=論証」という旧来の思い込みから脱して、ヒラメキ豊かな、柔軟で創造的な思考力を養うのにもってこいの幾何の神髄を味わってもらうための書です。ユークリッドやピタゴラス以来、幾何がどのように発展してきたかという流れや、エピソードなどもあわせて読み進むことによって、幾何の楽しさと考え方の本質がいつのまにか感得できます。

ゾウの鼻はなぜ長い
ブルーバックス
動物には不思議がいっぱい。
子ゾウはあの長い鼻が邪魔。鼻を踏んで転んでしまうことだってある。それなのに、なぜゾウの鼻はあんなに長いのか?
ライオンといえばたてがみ。オスのライオンを真横から見ると、驚くほど頭でっかちだ。では、たてがみはどんな役割を果たしているのだろうか?
ウサギの目が赤いのは血が透けて見えるから、ということは子どもだって知っている。でも、目が黒いウサギもいる。なせ?

誤診
ブルーバックス
自らの経験も含めた豊富な実例で見る医療ミスの実態!
たとえば虫垂炎と診断してお腹を開けてみても、5パーセント以上の確率で虫垂には異常がない。残念ながら、誤診は避けられないもののようである。しかしそれには、避けられたミスと避けられなかったミスとがある。超音波(エコー)やCTなどの診断機器がどんなに進歩しても、最終診断を下す医師に力量がなければ宝の持ち腐れである。多くの実例から誤診の原因を探り、これを避けるために、医療関係者や患者か持つべき心構え、さらには行政がなすべきことを提言する。

活性酸素の話
ブルーバックス
肌のシミからガンの原因としてまで話題になっている活性酸素だが、その割には正しく理解されていないようだ。「活性」とは何か、フリーラジカルとは何なのか?体内でどのように生成されるのか?なぜ老化やガン、糖尿病、アルツハイマー病からその他、若い人の美容と健康にまでかかわるのか?専門用語をなるべく使わず誰でも親しみやすい対話形式で語り、しかも、活性酸素の作用の本質がしっかりわかる初めての書
●その正体と病気との関係がよくわかる!
肌のシミからガンの原因としてまで話題になっている活性酸素だが、その割には正しく理解されていないようだ。「活性」とは何か、フリーラジカルとは何なのか?体内でどのように生成されるのか?なぜ老化やガン、糖尿病、アルツハイマー病からその他、若い人の美容と健康にまでかかわるのか?専門用語をなるべく使わず誰でも親しみやすい対話形式で語り、しかも、活性酸素の作用の本質がしっかりわかる初めての書。

マンガ パソコン通信入門
ブルーバックス
●主人公と一緒に体験。パソコン通信の基本とコツがよくわかる!
パソコンをいじったことすらない主人公・トオルが、彼女につられて始めたパソコン通信。しかし、彼女の背後には通信で知り合ったらしき男の影が見え隠れ。謎のライバル出現で、いやおうなくパソコン通信の世界にのめりこんでゆくトオルに明るい明日はあるのか!?
超初心者であるトオルの悪戦苦闘ぶりをとおして、パソコン通信のしくみと楽しみ方、セッティングからアクセスまでの方法とコツがマスターできます!

ウイルスがわかる
ブルーバックス
くるくると変異するウイルスその遺伝子に書きこまれた驚異のシナリオを読む!
ウイルスの本体はRNAやDNAといった情報の塊(かたまり)でしかない。生きた細胞に感染しなければ何もできないのだ。たとえてみれば、ウイルスがカセットテープで、感染した細胞がそれを再生するカセットデッキの役目をしているといえる。ウイルスの遺伝子にはいったい何が書かれているのか、どうやって変異してゆくのか、感染するとなぜ病気になるのか、殺人ウイルスやがんを引き起こすウイルスの正体とは?怖いけど不思議なウイルスの世界を案内する。