講談社現代新書作品一覧

日本経済の構造転換
日本経済の構造転換
著:小峰 隆夫,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
外にはグローバル化・ボーダレス化、内にはリストラクチャリングに進展など、ポスト円高の日本経済は、大変身を遂げつつある。何がどう変わったか、これからどうなるかを綿密に分析。
AT&TとIBM
AT&TとIBM
著:那野 比古,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
世界市場の覇権をめぐる両巨人の激突を描く通信界の巨人AT&Tがコンピュ-タ業に乗り出し,IBMが逆に通信ネットワ-ク市場に参入.OSの統合と企業内通信網の市場をめぐる両雄の駆引・競争を解説.
自己愛とエゴイズム
自己愛とエゴイズム
著:ハビエル・ガラルダ,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
自分を愛さない人間が人を愛せるだろうか。自分を信じない人間が人を信じられるだろうか。家族、友人の港へ向けて大海を漂う小舟である自分。ロンリネスの淵に沈まぬよう真の自己愛が針路を示す。自己の自立への道を提示。 人の成功を喜べない――ナルシストは下からおとなしく自分を認めてくれる人とか、尊敬してくれる崇拝者とか、かわいらしく頼ってくれる人とかに対しては、非常に優しい。ところが、実力で対等な立場をとろうとする人間、あるいは、自分より上に上がった人間に対しては、別人と思われるほど厳しい態度をとる。つまり、自分が影響を及ぼす範囲の外へ一歩でも踏み出す子分は、許せない裏切り者になるのである。したがって、その瞬間から、ナルシストはその裏切り者をじわじわと押しつぶす計画を企て実行にかかるのである。――本書より
漢字の常識・非常識
漢字の常識・非常識
著:加納 喜光,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
「虹」はオスのにじ、ではメスのにじとは?夭折とは何歳までをさす?形・音・意味が一体となった文字の王・漢字の豊かな森に遊び、その蘊蓄(うんちく)を楽しむ。
輪廻と解脱
輪廻と解脱
著:花山 勝友,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
六道をさまよいながら永劫の転生を続ける人間。煩悩と苦しみに満ちた“迷いの世界”を脱けて、平安な“悟りの世界”にいかにして到達するか。古くて新しい仏教思想の核心を平明に解説する。 カバー絵「熊野観心十界図」(岡山・武久家蔵)解説――通常、地獄極楽図といわれるものの一つ。虹の架け橋様の半円弧は人生の坂道を表わし、人生の坂道を下り終えた人は、閻魔王の法廷で裁きを受ける。その下には、地獄・餓鬼・阿修羅の凄惨な世界が描かれる。画面のほぼ中央には、賽の河原に立って小児を導く地蔵がおり、その上方には、法会の卓と僧たちの姿、その右に、雲上の如来とそれを拝する僧、さらに卓の上方に、雲上の阿弥陀三尊や菩薩などが描かれている。
アジアのビッグビジネス
アジアのビッグビジネス
著:井上 隆一郎,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
躍進するアジアの大企業群のパワーを解明。めざましい発展をみせるアジアNIESとアセアン諸国のビッグビジネスを、その主流を占める財閥グループの沿革・事業内容・経営戦略などから多 的に紹介する。
ことわざの英語
ことわざの英語
著:奥津 文夫,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
Genius is one per cent inspiration and ninety-nine per cent perspiration.――天才とは1パーセントの霊感と99パーセントの発汗なり。誇張、省略、押韻など、さまざまな表現にたくされた、ユ一モアやアイロニー。実践場面への上手な応用法は?うんちくとノウハウあふれる、ことわざによる英語世界への道案内。 Forbidden fruit is sweetest.(禁じられた果実は一番おいしい)――このことわざの出典は、『旧約聖書』創世記2章にあるAdamとEveの話である。……ちなみに、「のどぼとけ」のことを英語でAdam's apple(アダムのリンゴ)と言うが、これは、アダムがりンゴを食べようとした時、天使が空から降りてきたので、アダムはあわててリンゴを飲みこもうとしたが、その時かけらがのどに引っかかってしまい、それ以来、アダムの子孫である全男性ののどがとび出して、「のどぼとけ」になったというわけである。……なお、アダムがリンゴを食べる前にイブはちゃっかり二つも食べてしまったので、女性は胸がふくらんだというJokeもある。――本書より
日本人の法感覚
日本人の法感覚
著:中川 剛,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
日本的現象を通して文化としての法を考察。義理と人情、タテマエとホンネ、内と外、恥の感覚など、日本人が法に対してどのような意識や感覚をもち、どのように行動するかを、憲法現象を中心にして論じる。
「ふり」の自己分析 他者と根源自己
「ふり」の自己分析 他者と根源自己
著:石田 春夫,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
仮面としての化粧・衣装。詐術としての「よい子のふり」。情動表現としての身振り・手振り。他者の視線を受け、自己の表層に浮かび上がる「ふり」の本性を探り、自己の統合を図る。 内部と外部――「ふり」は内部の外部化である。内部の生命的エネルギーは外部の動きとして現れることによって、それ自体を解放する。内部は外部に解放されながら、他者にひとつの意味を提供し、他者との関係のなかに自己を生みだす。「ふり」によって、自己は無意味と孤絶との暗やみから脱れ出て、他者の「ふり」と共鳴しつつ他者と世界を共有するのである。表情、身振り、しぐさ、言葉づかい、こうした「ふり」は、内部と外部との通路であり、自己を他者へとむけると同時に、他者を自己へとむけるものである。もし内部が内部としてのみとどまるなら、私は一個の木石にとどまるしかないであろう。私は私にとって即自的な意味しかなさず、他者にとっては無意味な、あるいは不気味な一物体でしかないであろう。――本書より
統率力
統率力
著:山田 雄一,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
部下をもったビジネスマンはなにをすべきか部下の力をどう生かすか。組織を先導するための情報収集とは。変貌する組織の中に生きるビジネスマンのあるべき姿を、統率力理論の検証と豊富な実例を通して探る
クラシックの名曲・名盤
クラシックの名曲・名盤
著:宇野 功芳,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
交響曲からオペラまで何を聴きどう楽しむか親しみ易いヴィヴァルディの「四季」、有名なベートーベンの「運命」「合唱」。根強い人気のモーツァルト、ブームのマーラー。名曲60をとりあげ名演・名盤紹介
正常と異常のはざま―「境界線上」の精神病理
正常と異常のはざま―「境界線上」の精神病理
著:森 省二,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
心に重い問題を抱え、精神的な健康と不健康の境界線上をさまよう人びとが増えている。苦悩を乗りこえ、健常な生活へと帰還する道しるべを提供する。 “境界不鮮明社会”の病理――最近の目まぐるしく変化する社会では、大人と子供、男性と女性、世代間の境界、社会的な役割、仕事と遊び、そして季節や昼夜など、ありとあらゆる面で”境界の不鮮明化”が起こり、正常と異常の区別がわからなくなっている。そのために、異常現象や心の病気が急激に増えているのである。こういう正常と異常のはざまについては、これまでにもたびたび論じられ、まさに20世紀後半における精神医学の中心テーマとなっていた。そこで、本書では、原点に戻って、現象的にも、病理的にも共通する「境界線」という視点を導入することで、正常と異常のはぎまを総括的に理解し、それぞれにある微妙な鑑別点や、本来の発達をベースとする治療的アプローチ、家族や周囲の者の留意点などについて述ベてみた。――本書より
シャ-ロック・ホ-ムズの履歴書
シャ-ロック・ホ-ムズの履歴書
著:河村 幹夫,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
名探偵ホームズはどこに生まれ今どこにいるのか。コカインを愛し、独身主義を通し、独特の犯罪美学を持つ偏屈探偵。絶頂期ロンドンに舞台を得たホームズの素顔を解読。 ウイスキーのソーダ割り――ホームズは「孤独な自転車乗り」事件(1895年4月)のさい、自分の代わりに事件現場に派遣したワトソンが気の利いた情報を集めてこられなかったと、不満をあからさまにロにしたので、さすがのワトソンもむっとして「それでは僕は一体どうしたらよかったと君は言うつもりなんだ」と突っかかったところ、ホームズは「君は現場から最も近くにあるパブに行くべきだったんだよ。パブというのはその近在のゴシップの集まる巣みたいなものさ。そこではパブの主人から皿洗いの女中にいたるまで、どこの誰のことでも、何のことでも教えてくれるものさ」といった――本書より
黄金の五〇年代アメリカ
黄金の五〇年代アメリカ
著:海野 弘,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
元気のあった50年代のアメリカの姿を活写モンローを象徴とする50年代アメリカは、経済、政治、文化、風俗まで世界の眼であった。多くのエピソードを通し、豊かな社会の活気のあるアメリカ文化を回顧。
一歩すすんだ英会話
一歩すすんだ英会話
著:東後 勝明,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
基本を自在に使いこなす東後英会話の中級編Yes,Noだけでは会話は続かない。一味違う挨拶から日本論まで、相手の真意をつかみ、こちらも言外の意を伝えて自在に英会話をあやつる、著者会心の中級編。
銀行と証券
銀行と証券
著:熊野 剛雄,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
金融革命と共に銀行と証券はいかに変るか。堅いイメージの銀行が債券や株式に立ち入り、リスキーな証券会社が貯蓄機関化したり、決済サービスに乗り出す。金融システムの将来の方向性をやさしく解説する。
「豊かさ」人間の時代
「豊かさ」人間の時代
著:井原 哲夫,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
モノあまり社会の人間行動の根幹をさぐる!豊かな社会からモノあまり社会ヘ.経済の変化は目まぐるしい.「ほめられたい欲求」という卓抜な視点から、現代社会の不思議な状況をあざやかに解きほぐした力作
神秘体験
神秘体験
著:山折 哲雄,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
講談社現代新書
幻覚、夢、エクスタシーなど神秘体験の全て高地の希薄な大気の中で、砂漠の孤独から人は幻を見、聴く。法悦を求めて死に対面するほど究極の修行に身をまかせた古今の事例を紹介しながら神秘の真随に迫る。
新学問論
新学問論
著:西部 邁,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
いま学問に何が必要かをラジカルに考える。高度大衆社会のなかで荒廃と閉塞に陥ったアカデミズムに再生の道はあるか? 学問の新しいあり方と、知識人の担うべき役割を説いて、「知」の怠慢を鋭くえぐる。
名訳と誤訳
名訳と誤訳
著:中村 保男,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
名訳の秘密をさぐり、誤訳の原因をたずねる翻訳には、原文に忠実でしかも美しく、という厳しい条件がある。豊富な実例とともに、名訳の名訳たるゆえんは何か、なぜ誤訳が生まれるのかをたずねる楽しい一冊