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2012.04.13発売
私の中の男の子
文芸(単行本)
雪村には19歳まで性別がなかった。小説家としてデビューした彼女は、周囲に“女性”として扱われることに何よりも戸惑い、それを次第にコンプレックスと感じるようになる。苦渋の果てに彼女が下した決断とは……!? 「FIGARO japon 」好評連載、働く全ての女性に届けたい意欲作
「FIGARO japon」の好評連載、待望の単行本化!
“性別を超える作家”雪村が拓く、新しい「人生の歩き方」とは?
「全ての働いている人が、性別を持つ人が、主人公の持つ違和感をどこかで覚えたことがあるだろう。山崎ナオコーラさんは、彼女にしかできない方法で世界を浄化していく。その誠実さ、妥協のなさに射抜かれる。」
作家・村田沙耶香さんも大共感!!
社会で働き、世界を生きるすべての女性に届けたい、著者随一の「生き方小説」!
もっともっと、仕事がしたい。だから私は、他人に異性を求めない――。
19歳で小説家としてデビューした雪村は、周囲から当然のように<女性作家>として扱われることに戸惑いを隠せない。性別なんて関係なく、作家として生きたい――。それからの雪村は、担当編集者の紺野と、仕事に意欲を燃やし出す。大学では時田という友人もでき、順調に仕事も増えてきた雪村だったが、またしても自分が<女性>であるがゆえの大きな壁が立ちはだかってきて……!?
※本書は「FIGARO japon」(阪急コミュニケーションズ)に2010年7月から2011年6月まで掲載されたものです。単行本化にあたり一部加筆・修正を致しました。

2012.04.13発売
秋田さんの卵
文芸(単行本)
K病院・内科病棟の十号室。謎の血尿で入院中、しかしそれ以外に取り立てて不健康なところのない木戸俊二は、同じようにヒマを持て余している内科病棟の患者たちと、他愛も無い世間話をして過ごしていた。そんな彼らの専らの話題と言えば、いまはもう廃止された“付添婦”の<秋田さん(本名不明)>のこと……。生と死が通り過ぎていく場所の、刹那的な日常を軽妙に綴った表題作ほか、幻の傑作「ボギー、愛しているか」を併録。
生と死が通り過ぎる場所での、刹那的な情景がじわりと泌み入る物語
「心って、冷えるときに、まわりのものも一緒に吸い込むんだ。悲しいことのほうが、よくしみるでしょうに――」(by秋田さん)
K病院・内科病棟。日常というレールから外れ、暇を持て余す入院患者たち。そんな彼らのもっぱらの話題と言えば、ちょっぴり謎めいた熟女、今はもうない<付添婦>の秋田さんのこと……。
K病院のある病室に出入りする、健康的でどこか色っぽい熟女、<付添婦>の秋田さん(仮名)。謎の血尿で入院中の木戸俊二は、同室の仲間と、そんな彼女を巡る他愛もない噂話をするのが唯一の娯楽。しかし、実は俊二には、秋田さんとのとあるエピソードが、行き場をなくした記憶としてさまよっていたのだった――。そんな折、俊二は秋田さんから意外な用件を頼まれることになって……。
表題作ほか、旧友の遺した金で哀しみを買う旅に出る『ボギー、愛しているか』併録

2012.04.13発売
徳富蘇峰 終戦後日記2 『頑蘇夢物語』続篇
中国から共産党の野坂参三が帰国し、食糧メーデーでは参加者が天皇に面会を求めて「米よこせ」と叫び、極東軍事裁判も始まり騒然とした1946年。蘇峰は貴族院議員を辞し、文化勲章も返上して熱海に蟄居、未曾有の敗北の原因を探り、役所や軍の腐敗を厳しく指弾した。勝てば官軍、負ければ賊かと東京裁判に疑問を呈し、昭和天皇の退位が必要と説く。マッカーサーの米国化政策から日本をどう護るべきか、復活の道を探る。
60年ぶりに初公開され、反響を呼んだ徳富蘇峰の日記『頑蘇夢物語』の続篇。
中国から共産党の野坂参三が帰国し、食糧メーデーでは参加者が天皇に面会を求める一方、極東軍事裁判が始まるなど、騒然とした1946年。貴族院議員を辞し、文化勲章も返上して熱海に蟄居した蘇峰は、未曾有の敗北の原因を探り、役所や軍の腐敗を厳しく指弾する。また占領軍、マッカーサーの純米国化政策より日本をいかにして護るべきか考察。新憲法案を批判し、勝てば官軍、負ければ賊かと東京裁判に疑問を呈し、日本独自の皇室制度を守るためにも、昭和天皇の退位が必要と説く。終戦後一年、未曾有の敗北から日本の歴史を再検討し、祖国の行く末を憂える蘇峰の心情を読みとる。

2012.04.13発売
徳富蘇峰 終戦後日記
明治・大正・昭和を通じた大言論人・徳富蘇峰。平民主義を唱道して論壇に登場、一転して帝国主義の使徒となった蘇峰は、戦後、戦犯に指名されたが、終戦直後からその心境を赤裸々に綴った日記を残した。玉音放送の3日後より記録された日記は、無条件降伏への憤り、東條、近衛など政府首脳や軍部への批判、超然たる態度に終始した昭和天皇への苦言と戦争の行方を読み誤った自らの悔悟が率直に語られてた第1級の歴史史料である。
明治・大正・昭和を通じて言論人として活躍し、近代日本の歴史に多大な与えた徳富蘇峰。肥後の若き民権家として登場し、平民主義の唱道者として論壇に確固たる位置を占め、一転して帝国主義の使徒となった蘇峰は、戦後、戦犯に指名された毀誉褒貶の激しい生涯を送った。終戦直後からその心境を赤裸々に綴った「頑蘇夢物語」と題する全14巻に及ぶ日記は、直孫の徳富敬太郎氏が、60年にわたって保管してきたが、没後50年を前に初めて公開された。玉音放送から3日後の昭和20年8月18日朝より記録された日記には、無条件降伏への憤り、東條、近衛など政府首脳や軍部の無策への批判、戦争中も超然たる態度に終始した昭和天皇への苦言、そして戦争の行方を読み誤った自らの悔悟などが、率直に語られている。第1級の歴史史料を発掘した注目の書。

2012.04.06発売
生きる希望を忘れた若者たち
講談社現代新書
年長者が最近の若者に感じる感覚のズレの正体とは何か? 「自分たちの側に彼らが成長してこない」という感覚の正体とは何か? なぜ若者が、「いま」だけを重視しているように見えるのか。宮台真司門下の俊英が、若者の感じているリアル、彼らのコミュニケーション作法から、1970年代後半以降の日本社会の変動と問題点を鮮やかに描き、「不確実で残酷な世界」を生きるための処方箋を示す。
年長者が最近の若者に感じる感覚のズレの正体とは何か? 「自分たちの側に彼らが成長してこない」という感覚の正体とは何か? なぜ若者が、「いま」だけを重視しているように見えるのか。宮台真司門下の俊英が、若者の感じているリアル、彼らのコミュニケーション作法から、1970年代後半以降の日本社会の変動とその問題点を鮮やかに描き、「不確実で残酷な世界」を生きるための処方箋を示す。

2012.04.06発売
「ヤクザと抗争現場」 溝口敦の極私的取材帳
講談社+α文庫
これがヤクザの本音だ!
「山口組 vs.一和会」抗争最中に出会った組長たちの意外な素顔。リアルすぎるヤクザ像の衝撃!
警察の「頂上作戦」に耐え、幾多の大抗争を乗り越えて、日本一の武闘組織に膨れ上がった山口組。その中核を担った歴代若頭の素顔とは? 空前の長期抗争となった「山一戦争」の最中、緊迫した最前線を訪ね歩き、肌で感じたヤクザの虚実とは? ……常に現場に立ち、山口組を始めとする生身のヤクザたちと接してきた著者だけが書き綴れたルポルタージュの数々。リアルタイムで記され、修羅場の匂いが立ち込めてきそうなその「取材帳」を、生々しいままに公開する!
※本書は1988年6月に三和出版より刊行された『「極道」いま』を大幅に修正し、改題のうえ文庫化したものです。

2012.04.06発売
分冊文庫版 魍魎の匣(下)
講談社文庫

2012.04.06発売
分冊文庫版 魍魎の匣(中)
講談社文庫

2012.04.06発売
分冊文庫版 魍魎の匣(上)
講談社文庫

2012.04.06発売
不動産投資「やっていい人、悪い人」──年収200万円時代に備える
講談社+α新書
「ボロ物件」でも高利回りは確保できる!
「持ち家派」より「一生賃貸派」が急増!
新しいタイプの「大家さん」でカネを稼ぐ!
知識ゼロで始める「副業投資」実践入門!
・職場の隣席に隠れた資産家が!?
・年収200万円時代がやってきた
・人生を会社に左右されないために
・人生のランニングコストを確保
・アジアの個人投資家が狙う日本
・年収デフレが招く投資のチャンス
・個人投資家の8割が「買い時」
・婚活と不動産投資は似ている!?
・物件価値を高める「管理のプロ」
【目次】
序章 成功する不動産投資家になれる人、なれない人
第一章 平均年収200万円時代を生き残る
第二章 不動産投資は本当に儲かるのか?
第三章 「空室率13パーセント」のリスクとチャンス
第四章 多様化したニーズに応える物件が足りない!
第五章 成功を手にするマネーマネジメント
第六章 幸運を呼ぶ「極上物件」の見抜き方
第七章 富を生み出す管理、吐き出す管理
【著者】
ながしま おさむ
不動産投資家倶楽部「EXCEED-X」主宰
不動産コンサルタント
1999年、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社
「不動産調査 さくら事務所(現:株式会社さくら事務所)」を設立

2012.04.06発売
落涙戦争
文芸(単行本)
大学二年生の翔太は、ある少女に声をかけられた。「あなたを泣かせにきました」報酬は三千万円。期限は一週間後の誕生日。見知らぬ少女と同居することになった翔太のもとに、次々と泣かせ屋が来襲する。イリュージョニスト、サングラスの男たち、そして殺し屋――。「こんな悲しい理由で泣いてはダメです」「でも」「命を懸けているのは、わたしです」新進気鋭の著者が書き下ろす、前代未聞のボーイ・ミーツ・ガール!
大学二年生の翔太は、泣かせ屋ホトトギスに声をかけられた。
「あなたを泣かせにきました」
報酬は三千万円。期限は二十歳の誕生日を迎えるまでの一週間。
「泣けなくてつらい人の気持ちなんてわかりません」
「僕も人にわかってもらえるなんて考えていない」
「ですが、その苦しみを取り除くことはできます」
見知らぬ少女と同居することになった翔太のもとに、次々と泣かせ屋が来襲する。
イリュージョニスト、袈裟姿の住職、サングラスの男たち、そして殺し屋――。
「こんな悲しい理由で泣いてはダメです」
「でも」
「命を懸けているのは、わたしです」
新進気鋭の著者が書き下ろす、前代未聞のボーイ・ミーツ・ガール!

2012.04.06発売
救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
震災に備えて列島を強靱なものに作り替え、東海道ベルト地帯を強化し、分散型の国土構造のもと地方都市を活性化――こうしてGDP900兆円のユートピアが生まれる! 日本は石油ショックのあと世界一の省エネ大国になり、阪神淡路大震災のあとは耐震設計が驚くほど進み、耐震技術についてもまた世界一の国になった――こうした日本の柳の枝のような、しなやかな強靭さ、すなわち「レジリエンス」をさらに磨きGDPを2倍に!
震災に備えて列島を強靱なものに作り替え、東海道ベルト地帯を強化し、分散型の国土構造のもと地方都市を活性化する――こうしてGDP900兆円のユートピアが生まれる!
日本は、石油ショックのあと世界一の省エネ大国になり、阪神淡路大震災のあとは耐震設計が驚くほど進み、耐震技術についてもまた世界一の国になった。バブル崩壊後は、多くの企業が莫大な借金を背負うことになったが、もの凄い勢いで借金を返し、逆に預貯金が有り余るような状況になった。東日本大震災後の電力不足の問題にしても、個人も法人も凄まじい勢いで節電に協力し、当初のほんの短い期間をのぞき計画停電は実施されなかった――これらの歴史的事実はみな、さまざまな外的なショックに対する日本の驚くべき対応力を意味するもの。この対応力こそが、「レジリエンス」(resilience)。
日本を救い続けてきた、この「レジリエンス」――柳の枝のような「しなやかな強靭さ」をさらに磨いたとき、GDPは2倍になる。

2012.04.06発売
推定有罪
冤罪を生み出した男、冤罪から救い出す女、無実の罪で収監された男、無実の人間を逮捕した男。
12年前に起こった幼児殺害事件の犯人として服役していた男は、冤罪だった――。
筆禍を起こしたジャーナリスト、警察のずさんな捜査を非難する弁護人、無実の罪によって長い年月を失った男、その男を刑務所に送り込んでしまった刑事、殺された少女の姉、この冤罪事件ですべてを失った男の娘、そして、12年前の真実を知る男。
それぞれが傷を抱えながらも、その事実と真摯に向かい合う姿を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。

2012.04.06発売
硝煙の向こうの世界 ~渡部陽一が見た紛争地域~
戦場カメラマン・渡部陽一が実際に取材して、見た世界の現実「今何が戦場で起こっているのか」をわかりやすく解説します。舞台は、イラク、アフガン、スーダン、チベット、ウイグル。政治・経済・民族・宗教的な要因をわかりやすく、そして教科書とは違う「今起こっていること」がわかる「世界の現実への入門書」です。
戦場カメラマン・渡部陽一が実際に取材して、見た世界の現実「今何が戦場で起こっているのか」をわかりやすく解説します。舞台は、イラク、アフガン、スーダン、チベット、ウイグル。政治・経済・民族・宗教的な要因をわかりやすく、そして教科書とは違う「今起こっていること」がわかる「世界の現実への入門書」です。特別編として渡辺陽一が見た東日本大震災による被災地・東北で感じたことも掲載。

2012.03.30発売
西ベルリンで見たこと 日本で考えたこと 【小田実全集】

2012.03.30発売
戒厳令の夜 上巻
映画雑誌社に勤める江間は、出張時に博多のバーで、「伝説中の幻の絵」といわれるパブロ・ロペスの作品を見かける。なぜここに? 大学で美術史を専攻した江間の血が騒ぐ。江間は福岡の大物国士に相談し、日本への流入経路について探索をはじめる。スペイン内乱にはじまり、ナチスのパリ占領、GHQの日本統治、さらに政界の疑獄事件へとつながっていく手がかり。舞台は筑豊からチリへ。壮大なスケールの歴史ロマン。
映画雑誌社に勤める江間は、出張のとき博多のとあるバーで、「伝説中の幻の絵」といわれるパブロ・ロペスの作品を見かける。ロペスは、地方の貧しい人々を描き続けた、スペイン画家だ。彼が国際画壇で無名なのは、50代後半まで一歩もスペインから出なかったことと、その作品が国外に流出しなかったことに起因する。なぜ、日本に? 大学で美術史を専攻した江間の血が騒ぐ。江間は早速、美術品に興味を持つ、福岡の大物国士・鳴海望洋に相談する。バーの絵が本物であることを確認した二人は、江間の学生時代の恩師の娘・冴子をも巻き込んで、パブロ・ロペス作品の、日本への流入経路について探索を開始した。謎の究明は、スペイン内乱にはじまり、ナチス・ドイツのパリ無血占領、GHQの日本戦後統治、さらに日本政界の疑獄事件へとつながっていく。筑豊の炭鉱から、タヒチ、チリ人民政府へと移ろう舞台。ドイツから流出したと見られる、幻のロペス作品は見つかるのか! 壮大なスケールの歴史ロマン。

2012.03.30発売
草食系男子「お嬢マン」が日本を変える
講談社+α新書
オンナ化する男子で日本はどこへ行く!? 飲まない、買わない、エッチしない。男子でも女子でもない、「お嬢マン」たちの驚くべき生態とは? 彼らはなぜ買わないのか? そしてどんなものなら買うのか?

2012.03.30発売
都会のトム&ソーヤ(10) ≪前夜祭(EVE) <創也side>≫
YA!ENTERTAINMENT
竜王グループのコンビニ「シャドウ」で、次期総帥へのテストも兼ねて売り上げアップを課せられている、創也。シャドウ商品券1000万円分を優勝賞金に『WATER WARS』を企画し、学校を舞台とした大規模な水鉄砲サバイバルゲームを始める。賞金を支払わないですむよう、内人に優勝せよと指令が下るが、栗井栄太も参戦するし、ジャパンテレビもからむし、混乱が混乱を呼ぶ。168時間シャドウ店内に立ち続ける卓也、傘ゴルフの戦いなど、サイドストーリーも見逃すな!

2012.03.30発売
「できない」が「やってみよう!」に変わる心理法則
講談社+α文庫
成功への「はじめの一歩」。それが軽やかに踏み出せる、逆転発想の心理術! 人生を変える技術!
望む人生をつくるために、変えるべきは「性格」ではなく「行動」!最先端の心理学理論から生まれたテクニックで、仕事、将来の目標、やってみたかったこと、恋愛まで、あなたの「思い」は確実に実現へと向かいます。「どうせ、やってもムダだ」「今からではもう遅い」「夢はかなわないから夢だ」……本書を読んで、そんな言い訳人生を卒業!

2012.03.30発売
安部公房の都市
文芸(単行本)
1960年代、高度経済成長期の到来。この急激な社会変化に作家の想像力はどう応答したのか。拡大しながら刻一刻と廃墟へ向かう東京で紡がれてゆく膨大な物語を、都市、満州、廃墟、過去・現在・未来の断絶、失踪、夢等の主要モチーフを手がかりに、人気政治学者が読み解く。